『ハッピーエンド』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
幸せとは、誰かの涙の上で成り立つものである。
誰か忘れたけど、教えてくれた人がいた。
私の物語がハッピーエンドで終わってしまうなら、他の誰かの物語はきっとバットエンドになってしまう。
それなら、私は幸せにならない方がいいのだろうか。
誰かにとってのハッピーエンドの為に、私はバットエンドを目指さなくてはならないのかもしれない。
そんな考えの人が沢山居たら、物語をハッピーエンドで終わろうとする人も、いずれは居なくなってしまうのだろうか。
自己中心的な人は、いつまでもハッピーエンドを目指すのかもしれない。
#ハッピーエンド
久しぶりにページを開いてしまった。
儚く、届かずに終わった。
そんな結末のお話。
その続きを、
書いてみたくなった。
今ならまだ、
間に合うかな。
やっぱり
幸せだなって感じられるような
そんなお話がいい。
万年筆を手にとって。
書き換えてみようと、思う。
窓からは桃色。
柔らかい日差しと春風。
そんな芽吹きの季節だけれども。
自分次第で、変えられるから。
だから、書いてもいいの。
自分の納得のいく、最高の続きを。
#16
ハッピーエンド
あ~もう、どいつもこいつも面倒くさい
毎日毎日、体調不良でフラフラをアピールするあいつ
口を開けば「あーなんか調子悪くて」が口癖でかまってちゃんのあいつ
すぐ子どもが熱を出して、「すみませーん」と帰っていくあいつ
大丈夫でしょうか、間違ってないでしょうかとやたら心配ばかりのあいつ
なにか問題が発生する度に「前の職場ではこんなこと考えられないです」とやたらと前職の話ばかり出してくるあいつ
昼過ぎ、必ず「眠い...」「眠い...」を連発するあいつ
ほっんと毎日この繰り返しで、嫌になる
だけど今月でおしまい。
それぞれがそれぞれの場所へと戻ることになっている。
面倒くさいやつらばかりだったけど、これで結局ハッピーエンドかな。
幸せとはなんだろう。
幸せなんて、どんな境遇だから、とか何をしたから、とかどんな風な容姿をしているから、どんな仕事だから、誰かに愛されているからそんなことでは決まらない。
結局自分自身の心次第なのだと、生きてきて思った。
一般的に見てどんなに恵まれている人であろうと本人が満足しなければ幸せではなく、
逆に言えば全く恵まれていない人でも本人が幸せと思えば幸せなのだ。
そんなわかりきったことをいつまでも何度でも反芻する。
恵まれている方なのだとは思っている。
良い友人に恵まれ、安定した職につき、貯金もそれなりにある。
趣味も充実しているし、いつでもどこにでも行ける自由がある。
それなのに、それなのに私はふと虚無感や焦燥感に苛まれるのだ。
私のやっていることに意味なんてあるのか、何をやったって中途半端で意味なんてないのではないか、もっと能力が高くなければいけない、同年代の同期はもっと素晴らしい職につき、必要とされている。
もっと人としてセンス良く、面白くなければならない。私より優れている人間なんて掃いて捨てるほどいる。
そんないつまでも無くなることのない黒い塊が、胸の中に常にある。
でもこんな黒い塊を、私は意外と好きでいる。
これがあるから私はより賢く、より美しく、より技能を高くしようと向上していけるのだ、時折その気持ちが暴走しすぎて荒野のように荒れ果ててしまうが。
それはある意味幸せなのかもしれない。
こんな黒い塊を捨て去って、全てに満足し何も向上せず過ごすことが幸せなのか、それともこの焦燥と虚無感を抱えて時折成長した自分を認めては苦しみ続けることが幸せなのか。
さあ、どちらがハッピーエンドなのだろうか。
【ハッピーエンド】
【ハッピーエンド】
どんな物語にも必ず終わりがくる
それが良い終わり方なのかはたまたあまり良くない終わり方なのか
私は良い終わり方
言うなればハッピーエンドと呼ばれるものが好きだ
まぁ大半の人がバッドエンドなどよりハッピーエンドの方が好きだと言うだろう
最近はハッピーエンドでは終わらないもしくは考え方によってはバッドエンドになりうるものが増えてきたように感じる
私は少し悲しくなった
確かに多様性の世の中ではあるし表現の仕方も自由
それでも私はご都合主義でも良いから夢を見ていたい
フィクションだからこそハッピーエンドで終わらせたい
人生も1つの物語のようである
終わり方は約束されてはいないけれど
それでもいつか終わりがくる
自分の人生の終わりがハッピーエンドなのかバッドエンドなのかは正直自分次第
シナリオなんてないから
悔いのないように1日1日を大切にしていきたい
自分が紡ぐ言葉を
自分の行動を
振り返った時に後悔しないように
少なくとも周りの人の人生のハッピーエンドの1部になれるように
バッドエンドの1部にならないように
私はハッピーエンドが好きだ
バッドエンドになんか絶対にさせない
「ハッピーエンド、てなんやろな?」
「そうやなぁ。人生の最期の瞬間に『楽しかったなぁ』て思えたらハッピーエンドなんちゃう?」
「人生の最期かぁ。どんな状況やったらそう思えるやろな」
「んーベタやけど死ぬ瞬間、お前の顔見ながらやったらええな」
「それはお前はハッピーかも知らんけど、残された俺アンハッピーやん」
「んーほんなら…いや、お前が先に死ぬのは嫌やな。やっぱ見送るより見送られたい」
「ズルやん!」
「あ。わかった」
「なに?」
「どっちかがこの世に居らんくなっても、さみしないくらい、一緒の思い出作り続ければええんちゃう?」
「まぁ確かにあーだこーだ分からん未来に思い馳せるよりかは建設的やな」
「ほんなら今日は何しよか」
ハッピーエンドは一緒に作るもの。
【お題:ハッピーエンド】
『ハッピーエンド』
もし何一つ不自由なく安全に過ごし
寿命を全うできることがハッピーエンドだというのならそんなものはいらない
それよりももっと劇的で何が起こるかわからない
そんなふうに生きていたい
結末がすぐそこだとしても構わない
ハッピーエンドのために今を生きているわけではない
今を楽しむために生きているのだ
誰もが願ってる。
大切な人と他愛もない話をして笑い合える、
ただそれだけの時を過ごしたい。
望むのはそれだけ。
辛いことも苦しいことも、
この先にきっと光があるのだと、
強く信じているから乗り越えられる。
たとえどん底に突き落とされそうになっても、
1歩1歩、踏み出せる。
絶対に幸せな未来にしてみせる。
生きる幸せを噛みしめて、
明日への希望を持てるように。
お題【ハッピーエンド】
ハッピーエンド
(本稿を下書きとして保管)
2024.3.29 藍
ハッピーエンド
ラブストーリーは、絶対ハッピーエンドがいい…それが口癖のきみは、一日中百面相だね…不安そうな瞳になったり、急にニコニコしてみたり、いつの間にか怒ってたり…そんな、掴みどころのないきみが、迚も可愛いくて、心配で、手放せない…きみのハッピーエンド、僕に任せて欲しい…って云う勇気が欲しい…
あの人の未来に私が居た春よエンドロールは意外と長い
[ハッピーエンド]
勇者が死にました。
魔王戦終盤。時が止まり、周りの仲間も敵もみんな動かなくなったそこに、青白い光。テロップのようなそれを見上げて、また失敗したと思う。
これで何度目だろう。レベルが足りずに負け、HPを回復し忘れて負け、仲間の蘇生を忘れて負け、負け、負け……その度に、はじまりからやり直す。
「今回もダメかぁ」
時が止まっている間は、何故か自分だけ動ける。それがどうやら、この世界の仕様らしい。だから、また一からやり直すために呪文を唱える。すると、魔王も仲間も敵も、みんな一気に光に包まれて消えて、自分ははじまりの村から三つ分ほど進んだ街へ戻される。
時は動き出し、全ての経験値がゼロの状態から、再び物語が始まるのだ。
また、勇者がこの街へ来るのを待たねばならないのだ。
「バッドエンドでも良いから進んでくれりゃあ良いのに」
勇者が死んだって、他の奴らが生きてたら魔王くらい倒せるだろう。どうしても「全員生きててハッピーエンド」に向かいたいこの世界と、自分は相性が悪いのである。
ハッピーエンド
昔から、好きな映画はバッドエンドだった。
衝撃的なラストが印象的だったからだろう。
「カッコーの巣の上で」なんかは典型的だ
ジャックニコルソンの怪演が印象的だ。
このラストシーンを見るために、2時間も映画館にいたのかという想いだった。
けれど、心には重く存在し続けていた。
ハッピーエンドな映画は覚えていない。
観たときは、楽しかっただろうが、印象的ではない。
満足して帰っただろうが、忘れている。
自分の人生は、ハッピーエンドでありたい。
結果を忘れても、幸せに幕を下ろせるなら。
そうありたい。
ハッピーエンドって人によって違うと思うんだよな。
ある人のハッピーエンドが別な人にとっては
バッドエンドだったりする事もあるのかもしれない。
物語の終わりはいつも
ハッピーエンドであると信じてる。
ハッピーエンドなんていらないよ。
喧嘩したってすれ違ったって、ずっとエンドマークなんてつけずに君といたいから
『ハッピーエンド』
ハッピーエンド
物語の中でぐらい、いいじゃん!!!!!!
今朝は、どしゃ降りの雨
おまけに風もものすごい
傘ごと吹き飛ばされてしまいそう
家から出てまだ5分なのに、パンツもびしょびしょだ
こんな日に仕事だなんて、ツイテナイ
しかも、バスはお決まりのように遅れて来るときた
今日はツイテナイ日確定
ところが
職場に着いたら
限定でしか買えないパンを頂いた
いつも自分の機嫌で当たり散らしてくる上司が、私の仕事を誉めてくれた
こちらの勘違いでミスしそうになった仕事も、別の先輩がフォローしてくれて、ミスしなくて済んだ
家に帰って、ネットで買い物をしようとサイトを見たら、なんと2000円オフのクーポンが届いていた
とってもお得に買い物が出来て、ほくほく
振り返って見れば、ツイテナイ日もハッピーエンドだ
ハッピーエンド。
幸せな終わり、
幸せが終わる。
ハッピーエンド
とても欲しいときがある
どこにあるんだろう
どうしたら こっちだよ!って気づいてもらえるのかな
ずっと努力してきたのを見てきた
いろんな思い のみこんで 過ごしてきたよね
あなたに
ハッピーエンドを届けたい
どうか
どうか・・・