タイムマシーン』の作文集

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タイムマシーン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/22/2024, 10:43:25 PM

タイムマシーンに乗ってこの時代にやって来たんだけど、何か質問ある?
 少しフェイク入れて書くかもしれないけど容赦してほしい。こんなことしているってばれたら殺されてしまうから。

 なんでこんなところに書き込みしているかって?
 それは、手で入力するネットワークサービスがどんなものか体験してみたかったから。

 いつの時代から来たかって、詳しくは書けないけど、ずっと先の未来だ。ここより100年以上先。

 タイムマシーンを見たことないから嘘だって?
 それは基本的にステルスだし、見えないだろう。
 でも古い型だと見た人もいるんじゃないだろうか? 空を飛んでいるの見たことない? この時代だとUFOって呼ばれていると思う。

 未来のことを聞かれても詳細は話せないんだ。先程も書いた通り、殺されてしまう。タイムマシーンで移動した先に介入してはいけないというルールがあるから。
 だから予言めいたことは書けない。ごめんなさい。
 ただ、この時代より、勿論便利になった部分が多いけど、きっとつまらなくなった部分もあると思う。

 そろそろ戻らないとまずい。
 読んでくれてありがとう。
 古語に翻訳しながら書いたけど、しっかりと書けているかな?
 それでは、またいつか。

※この書き込みはフィクションです。


『タイムマシーン』

1/22/2024, 10:32:45 PM

タイムマシーン
タイムマシーンに乗って、あの頃に戻りたい、なんて思ったことある?

私はね、何回も思ったよ。後悔するたびに、何回も、何回も。心が壊れてしまうくらいに。

なんであの時…もっとああできたのに…なんで、なんで、なんでなんだ!

時が戻せたら、タイムマシーンがあったらよかったのに。

毎晩泣いてた。自分の惨めさに、弱さに、狡さに。

でも、今はだんだんと幸せに思えてきていて、タイムマシーンのことはあんまり考えなくなった。

今の些細な幸せは、昔の自分があってこその今。タイムマシーンで過去を変えてしまったら、今の幸せはないんだから。

だから、タイムマシーンがあって、過去が幸せになっても、今が幸せだとは限らない。

しかも、過去を変えたいと思っても、人生の中で後悔なんか、無限にあるし、その度に変えようとしても大変じゃない?

だから、今の私はこう思ってる。

昔の後悔、ごめんなさい。あなたを変えることはできませんが、そのおかげで今の私がある。後悔のおかげで、今の幸せはあります。

後悔、昔の私、ありがとう、ってね。

1/22/2024, 10:04:13 PM

今まで生きてきた中でやり直したいと思ったことはないかと聞かれたら大抵の人は「ある」と答えるだろう。俺もそうだ。これまでの人生で一つだけやり直したいことがある。それはいちごのタルト事件だ。俺が彼のことを信じられずに起こってしまった凄惨な事件である。
それは四年前、まだ俺が小学校6年生でまだ気楽に生きていた、雨の降る給食の時間のことだ。その日の給食の時間にはデザートとしていちごのタルトが出ていた。いちごのタルトは俺の大好物で、今でもお小遣いをもらったら必ず買っている。そしてそのいちごのタルトを一つ配膳されたものを食べたのだ。とても美味しく幸せだと思っていたその時、衝撃の事実が発覚する。
いちごのタルトが一つ余っていたという事実だ。その日は一人休みの人がいたため、一つ余ったということだった。もちろん俺はそれを食べたいと名乗りを上げる。このまま誰も手を挙げなければ良かった。俺がそのままいちごのタルトを食べられたのだから。しかし、そのいちごのタルトを他の人がほしくないなんて言うことはなかった。俺の他にも3人の友達が名乗りを上げたのである。デザートの余りを欲しい人が2人以上いた場合、じゃんけんをして、勝ち残った一人だけがそのデザートをもらえる。そんなルールがあったため当然俺達四人はじゃんけんをすることになった。あるものは手をひねり、あるものは他の友達に軽口を叩き、じゃんけんが始まった。
一回目のじゃんけんでは俺はパーを出した。他の人はそれぞれグー、グー、パーをだした。そのため俺は見事に勝ち残り、一対一の構図になった。その時俺の相手になったのはクラス一の真面目な奴だった。彼はまずこういった
「僕はグーを出す」
と…今ではじゃんけんに心理戦を持ち込むことはご法度とされているが、小学校時代はそんなことはなかった。しかし、俺は久しぶりにその言葉を聞き、とても驚いた。グーを出すといったということはどういうことなのか。本当か嘘か、思えばこのとき、俺が彼の言葉を信じていればよかったのだ。しかし、俺はそうすることはできなかった。裏を読んでしまったのである。そう言いながらチョキを出す寸法だと思い込んだ俺は、完全に読んでやったと思い
「じゃんけんポン」
の掛け声とともに、グーを出した。しかし、彼は宣言通り、グーを出したのであった。
「まさか、そんな…」
俺はその時どんな顔をしていたのだろう。きっと絶望していたと思う。俺は読みが外れたことによって完全に戦意を喪失し、いちごのタルトを彼に渡したのであった。
そしてそんな出来事を思い出していたのが、新たに開発された精神だけが過去に戻るというタイムマシーンの被験者に選ばれたときのことだった。倍率5000万倍の壁をこえ、日本で2人しか選ばれないその被験者に俺は選ばれた。その時にタイムマシーンを開発した博士から
「今まで生きてきた中でやり直したいと思ったことはあるか?その時代に戻してやろう」
と言われたのである。俺は迷わずその日に戻してくれと博士にいった。博士は何やら操作をすると、
「目をつぶり、リラックスしてくれ」
と言い、カウントを開始した。
「10,9,8…」
と減っていく中、不思議と高揚感が込み上がってきた。ついにいちごのタルトが食べれる。その考えしか頭になかった。そして、
「3,2,1,…0」
と博士が言った瞬間、一瞬意識がなくなり目を覚ますと、いちごのタルト事件があったあの日あの時に戻っていた。場面は俺がちょうど配膳されたいちごのタルトを食べ終わったところだった。俺の記憶通りに事は進み、いちごのタルトが一つ余っていたことが発覚。それを巡るじゃんけんが始まった。
「他の人は当然その時と同じ行動を取るはずだ。」
そう考えた俺は、記憶通り最初のじゃんけんではパーを出した。なんの苦労もなく勝利し、記憶と同じような一対一の構図に持ち込まれた。クラス一の真面目が相手だった。そして彼は記憶通り、
「僕はグーを出す」
と宣言した。当時は裏を読んだが、今は読む必要はない。彼はそのままグーを出す。そう確信して俺は
「じゃんけんポン」
の掛け声とともにパーを出した。その瞬間俺の勝利は確定し、いちごのタルトを食べることができるはずだった。相手が出したのは『チョキ』だったのだ。それを見た俺は一体何が起こったんだと混乱した。この記憶は今まで薄れたことはない、記憶違いなはずがないと思い、
「どういうことだよ!」
とその彼に掴みかかった。すると彼は驚いた顔を見せたあと、笑いだした。そしてこういった。
「やっぱそうだったか!はは、残念だったね、タイムマシーンでわざわざきたのに!」
と、その言葉に対し何も分からずに、唖然としていると、
「そうなるのも無理はないか。何を隠そう僕もタイムマシーンでこの時代に戻ってきたんだよ。」
と彼は言った。それを聞いた瞬間、もしかして被験者になった俺以外の一人はこいつかよ、と思った。そして
「なんでお前がこの時代に?お前は勝っただろ」
と疑問を口にした。すると彼は
「そうだね、僕はもう一度その快感を味わいにきたのさ。最近辛いことばかりだっからね。君の絶望した顔を見て、快感をもう一度得ようと思っていたのさ…だけど驚いたよ、君の行動が僕の記憶と違うことだらけでね、もしかしたらと思ったら本当にそうだったとは、とてもいい時をありがとうね」
と聞いてもいないことをスラスラと喋り立てた。俺はお前に快感を与えるためにこの時代に戻って来たわけじゃないと、怒りをぶつけようとしたが、そうはいかなかった。涙が出てきたからだ。そして口をついて出てきた言葉は
「クソっくそ…」
という声にならない言葉でしかなかった。倍率5000万倍の結末がこれかよという落胆、タイムマシーンのカウント時の興奮からの落胆。その二つの落胆が俺の心を支配していた。なにが信じていればだ、信じていてもいちごのタルトは食べられなかったじゃないか。自分を責めることしかできなくなった俺は彼が勝ち取ったいちごのタルトを眺める以外何もできなくなってしまった。

1/22/2024, 9:54:18 PM

やり直したい過去ばかり。
タイムマシーンで、戻れたら全部、全部やり直したい。


そしてきっと、同じような過ちを、また繰り返すんだと感じてる。


朝。六時半。苦しい気持ちで、今日が始まる。


題目「タイムマシーン」

1/22/2024, 9:53:45 PM

タイムマシーン_25

タイムマシーンなんか
私には必要ない。

だが
私がもっと若かったなら
君は私を愛してくれていたのだろう?

私は
「それでも 過去に戻りたい」
などと言う
弱い人間じゃあない。

どうせ人間は 同じ過ちを繰り返す。
だから人間は 結局弱い。


だったら 今の私を 今の君に
心から愛してほしい。

1/22/2024, 9:50:02 PM

【タイムマシーン】

 タイムマシーンを使って、過去の恋人を不幸の連鎖から救いにいく男の物語。テレビの中で繰り広げられるフィクションを眺めながら、隣に座った君の手をそっと握りしめた。
 もしも僕の手の中にタイムマシーンがあったとして、僕は過去の君を救いにいってはあげられない。だって傷つくこともなくただ与えられる幸福を享受した君は、もう君じゃない。何度も挫折して、それでも自分の足で立ち上がり続けた今の君は、僕の前から永遠に消えてしまう。そんなのは絶対にごめんだった。
(だってその君は、僕を選ばない)
 輝かしいものも苦々しいものも、その全ての経験が今の君を形作って、そうして今の君だからこそ、君は僕と出会い僕を隣に置いてくれた。君の手を握る指に力を込めれば、君は呆れたように笑って僕の顔を覗き込んだ。
「また難しいこと考えてるでしょ。良いんだよ、私は私を救ってほしくないし、私も君を救おうとは思わない。私たちはそれで良いんだ」
 美しく微笑んで、君はテレビの電源を消す。落とされた唇の温度が、僕の心を優しく包んでくれた。

1/22/2024, 9:43:36 PM

タイムマシーン


タイムマシーンに乗って、自分の人生の別れ道になったあの時に戻って違う選択をしでみたい。
もっと幸せになってた?不幸になってた?


幸せのアベレージは同じと思う。この生をドライブするわたし自体が同じだから。


選択や環境で人生随分違うとは思うけど、それを生きてる人間の中身が違いをもたらすと思うからね。

1/22/2024, 9:26:19 PM

タイムマシーンに乗って、
過去に戻れるとするならば。

君が居なくなる前に戻りたい。
君と笑いながらバカやりたい。
君と一緒ならなんでもやれた気がするから。
何者にでもなれた気がするから。

君とまた、笑いたい。
なにかを成し遂げたい。
君とまた、話せるのなら。
何を犠牲にしたっていい。

また、
話したいよ。
褒めてよ。
ハグしようよ。
慰めてよ。

大好きだから、
戻ってきて。



140テーマ【タイムマシーン】


書いてて泣きたくなりました。
せめて夜中に書きたかった。
早朝に書くとはね。
唯一の親友を亡くした大学生のお話。
性別はどちらでも取ってください。

1/22/2024, 9:24:10 PM

戻りたい
日などもう無い
見てみたい
未来などない
君と誕生日

「タイムマシーン」

1/22/2024, 9:18:48 PM

タイムマシーンとうと、まっさきにドラえもんを思い浮かぶ。

過去や未来に行き、現在との違いを実感できる。

もし、利用できるとしたら、過去に行ってみたい。

自分が行った行動や言動で、他人に迷惑を掛けたと思うことに対して、しっかり謝りたい。

1/22/2024, 8:59:39 PM

もしも…

この瞬間に

過去に戻れたら


なんてさ…


そんな現実味のないこと

考えたって

仕方がないのにね…。



だけど少しだけ


ほんの少しだけ…


考えてしまうんだ



この掌から

溢れ落ちたもの

全部拾い集めていけば

どんな幸せな景色を

あなたと一緒に

見ていれたのだろう…って。



あなたからの

最後の言葉

唇が動きだした

そんなギリギリまで…



こんな事を想って

ありえないことを

願ってしまうんだ…。





- タイムマシーン -

1/22/2024, 8:49:39 PM

もし戻れたら…
あなたと出会う前に戻りたい

「こんなはずじゃなかった」

あなたは優しくて強くて綺麗で儚い
抱きしめたら潰れてしまいそうだけど
あなたは嫌と言って逆に私を潰してしまうのだろう

「心地よかった、気持ちよかった」

最初は自分を1人の男だと思ってた
でもあなたの前では男でも人でもなくなってしまう
あなたは私の『ご主人様』だから
私はそれに逆らえない

「でも怖いんだ…このままでいるのは」

タイムマシンがあれば戻れるだろうか?
もしかしたらこれは心地よくて不気味な夢なのか?
そうであって欲しい
私は………私は…

「自分が分からなくなるのが怖いんだ…」

1/22/2024, 7:36:23 PM

『タイムマシーン』


 私には憧れの人がいる。
 背はスラッと高く、優しい低い声を持ち、頭の中に浮かぶ顔はもうはっきりとしないけど、抱きかかえてくれた時の腕の心強さだけは覚えている。
 その人は私の命の恩人であり、おそらく私が初めて好きになった人。


「で、その初恋の相手が忘れられないから佐伯くんを振ったと?」
「え!? いやそういうわけじゃなくて……」
 中学からの親友、なおちゃんは私の唯一何でも話せる相手だ。
「じゃあ何? うちの学年の女子達が何人も狙っているという彼をその場で振った理由が他にあるとおっしゃるんですか?」
 まるで記者の取材のような勢いで、なおちゃんがマイク代わりのシャーペンを私に向ける。
「理由ってほどではないんだけど、今はそういうのはいいかなって……」
 これは嘘じゃなかった。三ヶ月後には本格的に受験生となる今、部活はともかく、勉強以外のことが考えられるほど私は器用じゃない。
「ふ〜ん……まぁ葉月がそう言うならいいけどさ」
 まだ納得がいってなさそうな顔でなおちゃんはそう言う。
「てかさ、その葉月の初恋の人。近所に住んでる人じゃなかったの? そんな田舎のアパートの前を通りかかった人なんて、探せばすぐに見つかりそうなもんなのに」
「それがね、私もそう思ってお母さんとか近所の人とかに聞いてまわったけど、誰一人そんな人を知ってる人はいなかったの」
「じゃあホントにただの通りすがりの他所の町の人だったのかもねぇ」
「逃げる時ね、あの人は腕に抱えた私を庇いながら火の中に飛び込んだから、外に出たとき腕に火傷を負ってたの。でも手当てもせずにすぐにどこかに消えちゃった。私、お礼すら言えなくてさ……」
「そんなヒーローみたいな人が相手じゃ、あの佐伯くんでもさすがに敵わないかぁ」
 なおちゃんが茶化すように笑う。
「だから、そんなんじゃないって」
「でも、条件だけでいったら碧もいい線いってると思うけどなぁ」
「何で碧が出てくるの!?」
「だって2人は幼馴染でしょ? それも幼稚園の時からの。背が高くて、声がいい感じに低くて、あいつあぁ見えて筋肉も結構あるし。もしかしたら今の葉月でも抱えられるんじゃない?」
 ニヤニヤしながらこっちを見るなおちゃんの言葉を私はすぐに否定する。
「ないない。碧はただの幼馴染、ていうか腐れ縁。第一、あいつはあの人みたいに優しくない。今朝だって、風で髪がグシャグシャになってるからってさ、『お前髪型変えた? 似合ってるな』ってバカにして笑うんだよ! ホントありえないんだから!」
 真面目にそう言ったつもりなのに、なおちゃんには、またいつものが始まったと言わんばかりに「はいはい」と聞き流された。
 
 私は課題のプリントを眺めながら10年前の出来事を思い出す。
 小学1年生の冬、当時私の住んでいたアパートが火事で全焼した。火元は下の階の住人が消し忘れたストーブだった。
 学校が休みだったその日、母が家を空けていたほんの20分の間にそれは起きた。気づいた時にはもう玄関の所に火がまわっていて、私はどうすることもできずに幼いながらに死を覚悟したのだ。
 ところが、煙が充満した部屋で意識が朦朧となっていく中、彼は現れた。
 その人は『もう大丈夫』と私を抱きかかえると、その場にあった父の厚手のコートを私に掛け、出口を塞ぐ火の中に飛び込んでいった。
 呼吸もままならない程の熱気を抜け、どうにか火を避けながら下まで辿り着くと、彼は丁度到着した消防隊員に私を預けてその場を離れていった。
 人混みの中に母の姿を見つけ安堵の気持ちでいっぱいになった私は彼の背中を目で追うことはなく、その後、彼の行方は分からなくなった。
 あの時、彼がいなかったら私は今ここにいない。
 彼の姿を思い出すたび、返すことのできない程の感謝と、きっと伝えることのできないだろう思いの狭間で私の心は揺れた。

「おはよ〜葉月! 今日もギリギリセーフ」
 なおちゃんが遅刻ギリギリに登校してくるのはいつもの事だ。
「おはよー。なおちゃん、家すぐそこなのに相変わらずだね」
「これが近すぎるとかえってさ、家出るタイミングが難しいんだよね〜」
 どうやらなおちゃんには余裕を持って早めに家を出るという選択肢はないらしい。
 もうほとんどの生徒が揃った教室をなおちゃんは見渡した。
「あれ、碧まだ来てないの? 私より遅いなんてめずらしいじゃん」
 なおちゃんに言われて碧の席に視線を送ると、確かにまだ姿がなかった。
「ホントだ。寝坊でもしたんでしょ。そのうち開き直って登校してくるよ」

 でも、1時限目が終わり、2限目と3限目が終わり、4時限目が始まっても碧は学校に来なかった。
 4時限目が終わったあと、授業終わりの担任を捕まえた私は碧が休んだ理由を知らないか尋ねてみた。
「あぁ。なんや怪我したって病院行ったらしいわ。様子見て2、3日は休ませますってあいつの母親から連絡があったわ……」 
 担任の言葉は途中から耳に入ってこなかった。
 怪我したってなんだ。どれくらいの程度のどんな怪我なのか。
 そんな止めどない疑問と漠然した不安で私の頭はいっぱいになり、私は午後の授業をずっと上の空で過ごした。

 放課後、私は久しぶりに碧の家を訪ねた。
 インターフォンを押してしばらく待つと、玄関の扉がゆっくりと開いた。
「おう」
 そう言って顔を出した碧の右腕には肩の近くまで痛々しげな包帯が巻かれていた。
「『おう』じゃないでしょ! 病院行って学校休んだ上に、あと2、3日も休むだなんて」
「ったく大げさなんだよあの人は。明日には学校行くっつうの」
「そんなんで大丈夫なの? ていうか何でそんな怪我したの」
「これはその……別に」
 そう顔を背けて片方の口角を歪めるのは、碧が嘘をついてる時に表れる癖だ。
 問いただそうとしたその時、碧の包帯をしていない方の腕に付けられた古い時計が私の目に入った。文字盤は何故か数字が10までしかなく、その文字盤を覆う部分には深くヒビが入っている。
「ちょっと待って。私、この時計どこかで……」
 頭の中に10年前の映像が浮かぶ。
 迫りくる炎の中、私をしっかりと抱えたその腕にそれと同じような時計があった。
「いや違う。これは貰い物で、今はこの包帯に合うかなってたまたま……」
「数字が10までしかない時計なんて普通ないよ! その怪我ってまさか火傷だったり……いや、そんなわけ……」
 いろんな可能性が私の頭の中によぎった。
 私は混乱を振り払うように、陽が落ちかけた家の前の道路に飛び出した。
「危ない!!」
 その声に振り返ると、すぐそこにトラックのヘッドライトが迫ってきていた。
 不意の出来事にその場に立ち尽くした私は、突然どこからか強い力に引っ張られた。
「危ないだろ! お前がここで死んだら助けた意味がないじゃないか!」
 気がつくと私は碧の腕に引き寄せられていた。
「……今、なんて……」
「だから、お前が死ぬなんてのは一度で十分なんだよ!」
「私が死んだって……私、生きてるよ」
「そうだ。でも俺が元いた世界では死んでんだよ、あの火事で」
「じゃあ……やっぱり、あの時のあの人……あの時、火の中から私を助けてくれたのは……」

「俺はお前のいなくなった世界を生きていた。あの火事を、どうすることもできずにただ見ているしかなかったことをずっと後悔しながら」
 あの時、同じく小学生だった碧もあの現場にいたのだ。
「それから10年が経って、お前を助けるチャンスをもらった。この時計で過去に戻れるってな」
 碧がヒビの入った時計をこちらに向ける。
「そんな危ないことして、碧まで死んだらどうするの」
「俺が死ぬわけないだろ。お前を助けないままで死ねるかよ」
 私の命の恩人は碧だったのだ。10年憧れて、探し続けた相手はこんなにも遠くて近くにいたのだ。 
「碧……私ずっと探してた。あの時私を助けてくれた誰かを。まだお礼も言ってなかったから」
 私は碧と視線を合わせた。
「私を助けてくれてありがとう」
 私がそう言うと碧は黙って頷いた。


「あのさ、こんな事言って申し訳ないんだけど」
「ん?」
「どうせ助けに戻るんだったら、火の中にじゃなくて、もっと早くに来てくれれば良かったんじゃない?」
 碧が意表を突かれたような目でこっちを見る。
「だってそうでしょ。わざわざ火事が起こってから助けに来るなんて」
「俺はただ、あの時助けられなかった瞬間に戻ろうと思って……」
「碧って、前の世界でも相変わらずだったんだね」
「はぁ!? それを言うならあの頃の葉月はもっとこう、おしとやかで愛嬌があって……」
「それどういう意味! まるで今の私がそうじゃないみたいじゃん!」
 私が食って掛かると碧がニヤッと笑う。
 その表情に一瞬顔をしかめた私は、ふと浮かんだ疑問を口に出した。
「今の碧が別の世界から来た碧なら、この世界にいた碧はどこに行ったんだろ」
 私の疑問に少し考え込んだ碧が口を開こうとした時、突然夜の住宅街に冷たい風が吹き込んだ。その風で私の髪が乱れる。
 そんな私を見て隣にいた碧が吹き出した。
「なんなの、失礼な」
 私に合わせて少し腰を落とした碧が私の目を見て笑う。

「その髪型似合ってるよ」

1/22/2024, 7:06:32 PM

わたしには
  タイムマシーンは要りません


  わたしの目的地は
  来世


  そこで待っていてくれる人に
  逢うために
  今を精一杯
  生きていかなければなりません


  過去や未来に
  寄り道をしている暇など
  どこにもないのです





         # タイムマシーン

1/22/2024, 6:27:37 PM

「タイムマシーン」

パート①

タイムマシーンがあったらな
過去に行って教えるの
これから起こる災いを
喜びに変えるために行かないと

タイムマシーンがあったらな
ちょっと前の失敗を
成功に変えるために
努力しよう

タイムマシーンがあったらな
未来に行って叫ぶんだ
今の自分のこと全部
先にある自分にぶつけよう
自分を見つめなおすとき

タイムマシーンがあったらな
いろいろなところに行って探すんだ
自分のあるべき存在を
自分だけの物語を

          詠歌


パート②

タイムマシーン
それはきっと己の中の
絵巻物だと言えるだろう

         詠歌

1/22/2024, 6:23:33 PM

あの日あの時の小さな後悔
      もしも…なんて思うけれど
      きっとこの道が最善なのさ
      最善が今に繋がってるのさ
      経験が自分を作っているか
      未来から導かれているのか
      もしや夢の中で時間飛行か
      分からないから美しいのさ
      色んな伏線を張り巡らせて
      最高の人生に仕上げるのさ
      

         『タイムマシーン』

1/22/2024, 6:15:50 PM

タイムマシーン

イフえの憧れなのかな
総合的には
そんなに変わらない気がする

経過の誤差で
本人がどう思えるかは大差
決定的には違わない

誰にそれを負わすのか問題で
全ての決定を試さないことには
どれがベストかも判断できないし

ざっくり言うと
生きてれば死ぬんだけど
生そのもの死そのもの
これ自体は変わらないよ
あと経過も自分1人では決まらない

避けられるなら
避けれたほうがいい
そんな過去もある
しかしそれは経験したからこそ
そう思うんじゃないかな

タイムマシーンを使った後は
それはもういまの自分ではない
常にいまなんて自分は変化してくけど

1/22/2024, 5:49:05 PM

タイムマシンを使ってみたいですか?あなた自身に備わるタイムマシンを使ったことがあるでしょうか。それは宇宙の根源から繋がる次元移動装置です。今ここから発生しており、あなた方のポータルから移動可能となりますよ。

さぁ今すぐポータルを開けてください。あなたたちが私たちのエネルギー、宇宙エネルギーと同期し、目を出すようにどんどんと伸ばしていく感覚です。宇宙に伸ばして探索することによっていろいろな惑星に到達することができるでしょう。

あなたは今すぐにいろいろな星とコンタクト試みることができるのですよ。そしてあなたの未来生や平行生は今まさにあなたとコンタクトを取りたがっています。

それは今ここですぐにできることです。特に1月23日2時34分、これは既に可能となっておりますよ。さぁ試してみてください。

1/22/2024, 5:34:18 PM

タイムマシンがあったら
未来を知りたいか
過去を変えたいか

私は変えたい過去が沢山あるけど
やっぱり変えないと思う
だって変えてしまったら
現在が変わってしまうから

過去を変えた所で
心に負った傷は消えなくて
事実が変わっても
私の身に起きた事実は消えない

辛い経験があった
嫌な事があった
変えたい過去がある
消したい過去もある

けれど全部が私を形作る要素で
全部が現在の私の未来に繋がっている
だからきっと過去を変える事はないだろう

そして未来を見にいく事もしない
知らないからこそ楽しいから


それはそれとして
過去の事実を
この目で確かめたい気持ちはあるね

昔行ってた駄菓子屋さんの屋根の色を確認したいとか
初恋のお兄さんの顔を拝みたいとか
そんな記憶の端の疑問も

ピラミッドがどうやって作られたのか
ケネディ暗殺の犯人は誰なのか
UFOがアメリカに来ていたという話は本当か
なんていうオカルトチックなミステリーも

どれも現在では確かめようが無い過去で
変えたい過去を変えられる訳もなく
どれも出来たら良いなのお話で

その妄想を楽しいと思えるかどうかの話
私はこんな大層な事を言ってみても
やっぱり変えられるなら変えたい過去が沢山あって
変えられるならを考える度に
辛かった過去を思い出しては苦しくなる

本当にこの手にタイムマシンが手に入ったら
私は過去を変えてしまうかもしれない

それが現在を変える大きな事柄だったとしても
自分の運命が全く違うものになるのだとしても

それで私は救えなかった私を救えるかもしれないから
縋るものがそれしか無いのだから


#タイムマシーン

1/22/2024, 5:34:08 PM

タイムマシーン

でーきた!じゃじゃーん!これを使えば何時にでも行けるよ!
え!すごいじゃーん!…ってことは、君は今じゃないいつかに行きたいってこと?
いんや?でもそういうきかいがあってもいいかなぁって思って
なるほど。まぁでも自分は必要ないかなぁ
どうして?
「今」を過ごすことが何より楽しいからね
ふーん。じゃあ要らないか

そう言って廃材入れと書かれた箱にそれを放り込むと、君は嬉しそうに笑った

今ってことは一緒にいる「今」ってことでいい?
そうだね。かけがえのないこの「今」だよ


過去に行っても「今」になるし、未来なんて結局は「今」の積み重ねなんだから

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