『タイムマシーン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
過去への後悔も未来への渇望もないから
私はタイムマシーンには憧れない。
だから紅色のルージュを塗って
高い高いヒールを履いて
この時代のこの街を闊歩しているの。
タイムマシーンに夢見る時間があるなら
私は今を過去一にする努力をするわ。
『タイムマシーン』
〔子犬〕
「ねえねえ」
「んー?なーにー?」
「光速で移動してれば実質タイムマシーンでしょ?」
「相対性理論の話?実は相対性理論ってね・・・」
彼が隣でこういったような話をしてくれている時間がなによりも楽しい。
私の知らないこと、理解するのが難しい話だって一個一個説明してくれる。
同学年だとは思えないくらい博識でいろんなことを知ってる。
すごく難しい話をしてるのに、隣を歩く彼の目は少年そのもので、目の輝きはまるで子犬のよう。
高校生2人が住宅街を歩く。
ある人には恋人、ある人には先輩後輩、そしてある人には兄妹に見えるであろう、そんな距離感。
公園に向かう足取りは軽い。
「公園も楽しいけど、歩いてるこの時間がお気に入りなんだー」
とかは恥ずかしくて言えないけど、
公園が近づくと思わず歩くスピードを落としてしまう。
彼は歩幅合わせてくれて、また好きになる。
この時間が続けば良いのに…
そう思いながらまた質問する。
「ねえねえ、タイムマシーンがあったらどこお散歩いきたい?」
#タイムマシーン:11
タイムマシーンがあるのなら
前世の私に逢いに行く
前世もきっと日本人だっただろう
着物が大好きで
初見でお琴も弾けたし
小さい頃から和が大好き
もしもタイムマシーンがこの世にあるならば、
私はいつに戻るのだろう。
戻り過ぎたら、人生をもう一度やり直さなくてはいけなくなる。
だからといって、ここ最近に戻っても私の人生は変わらない。
あ、なんだ。めっちゃ良い方法あるじゃん。
そもそも私が生まれないようにすれば良いんだ。
「タイムマシーン」で行く世界は過去と未来
そこに映し出されたのは現実であり私たちである
過去にも未来にも、別にどこにも行きたくないのよね。
さっぱりした君らしい返答だった
タイムマシーンがあれば
あいつよりも先にあの子に出会うことができる
タイムマシーンがあれば
過去にあった出来事を無かったことにできる
タイムマシーンがあれば
未来のことが分かる
こんなずるい僕のことだ
どこかの猫型ロボットのようにはいかないのさ
タイムマシーンがあれば、
絶対過去の私に会いに行く‼︎
24歳にしよう
両親と縁切れって言いに行く
あなたにとって両親は足枷で、
あなたの人生を滅茶苦茶にするだけ
24の時点でも充分に傷つけられてるのに
あなたは親の言う事は絶対と24年間も洗脳されてるから気付かない
あなたの親は親が言ってる程たいした事ないどころか、世間からはゴミ扱いされてる事を思い知る事になる
あなたは親のために頭を下げ続けるし、
好きでもない男と寝る事にもなる
どんなに努力して仕事で結果出そうが、
親が邪魔をして会社にまで迷惑までかける
あなたは働く事すらできない
やりたい事なんて見つからずに死んで行く人も多いのに、あなたは見つける
でも全部、親に邪魔される
あなたは邪魔されても頑張ろうとするけど、全て、とにかく全て邪魔される
その内、やりたい事も生きる気力もなくなる
親のために普通に接するけど、
我慢の限界が来てぶちまける
親は今まで普通にしてたんだから、今まで通りにしろと言う
何をされても耐えろと言う
あなたの人生、本当に良い事なんて何1つもないよ
本当に何1つない
息してるだけだよ
だから、早く親を捨てて‼︎
良い事しか待ってないから
あなたが興味持つ事は全て間違ってない
あなたの人生で一番必要ないものは親
タイムマシーンがあればなぁ…
これを伝えに行くのに
タイムマシーン
乗ったつもりの三年日記
月の半ばは暗黒時代
タイムマシーン
「あのさ、タイムマシンに乗ってやって来た、って言ったら信じてくれる?」
君はそう言った。重苦しさの欠片もないような声で、口元には笑みを浮かべている。
「はい? 冗談でしょ?」
いつものようにからかわれたか、とそう聞き返せば、君はますます笑みを深めた。
「本当だよ?」
口元は確かに笑っているのに、そのたれ目がちな目がいつもより真剣な気がして、少しだけドキリ、とした。
「じゃあ、もしそれが本当だとして、未来からやってきたってわけだ」
「ほう?」
「だって過去にタイムマシンがあったら、今ごろみんな使ってるでしょ? だから君は未来から来たってこと」
「ま、そうだね。未来から来たよ」
「何のために?」
「……何のためだと思うー?」
「これって当てていいやつ? なんかパレちゃいけないんじゃないの、こういうのって」
「バレていいから話してるんじゃん。というか頼まれたんだよ」
「誰に?」
「このタイムマシンを作った人に。こんなもの作るなって、過去の自分に釘をさしておきたいんだって」
「それって、本当に私が聞いていい話か?」
「もちろん、だって君に頼まれたんだもん」
「え……?」
「タイムマシンは無事に完成する。でもね、それを披露する場で悲しい事件が起きたの。罪のない人々の命が奪われ、残された人々はこんなもの作らなければ、こんな日にはならなかったのに、と君を責めた。だから君は言ったんだ。『過去の私を止めてくれ』って」
頭がついていかない中、君の笑顔がこの場にはふさわしくなくて、なんだか身構えてしまう。
「だから君は私を送り込んだんだよ。人間ではないから、もしタイムマシンがうまく作動しなくても死ぬことはない。人間ではないから、君のこともあっさり殺せる。じゃあね、マスター」
「まっ!」
最後に君にマスターと呼ばれた瞬間思い出したんだ。小さい頃に描いた女の子のロボットの絵を。思えば、その絵の女の子もたれ目だった気がするが、流れ出る血がどんどんと思考することを奪って、いった。
テーマ:タイマシーン #71
勝瑠と別れた真とシャドウ。
彼らを待ち受けていたのは、とんでもない真実だった。
『なぁ、なんか嫌な予感がするんだが…』
「なにそれ」
僕はシャドウの言葉に返す。
『いや! あるだろ! 嫌な予感がする時!!』
「いや、シャドウにはないかな〜って」
『どんなバケモンだよ、俺は!!』
シャドウは僕にいつも通りのツッコミをする。
「…シャドウの嫌な予感。当たったな」
そう言った目の前にいたのは、首元にあの紫の紋章をした男だった。どうしよう、時を止めて逃げるべきか?
僕はそう思いながらもまだ、本調子ではないことに焦りを感じた。
「お前、もしかして…」
そう男に話された途端、時を止める。
『ハハッ。いい気味だぜ』
固まった男を見てシャドウは笑った。
「いや、違う」
ーーバリンっ!
何かが割れるような音がして、男が動く。
『うぉっ! コイツ!!』
シャドウは僕の方に駆けてくる。僕はいち早く反応したが、男の速さは尋常じゃなかった。
「や、めろ」
僕の頭を持って持ち上げる男。シャドウが何か言っているが聞こえない。
「やっぱりお前も、時止めのー」
『やめろ!!』
そう声が聞こえた。シャドウじゃない。でも聞き覚えのある声。
「あぁ…? お、お前は!!」
『兄さんごめん』
そう言って男の言葉を無視して僕の手を握る。それは、勝瑠だった。勝瑠の手には『閉ざされた日記』があり、それが勝瑠の手から宙に浮く。そして僕の手を握った反対の手で日記内を指差す。
すると僕たちは光に包み込まれた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
僕は息が上がっていた。そこは静かな路地だった。
第三の目を開け、時止めの能力を解除した。前まで簡単にやっていたことがこんなにも大変だなんて…。
『大丈夫? 兄さん』
勝瑠が言った。正直大丈夫じゃないが、さっきの男にまた見つかるんじゃないかという恐怖があり早く逃げないとという思いが勝っていた。
『兄さん。大丈夫』
何がだよ! そう思い勝瑠を見る。
『ここは数分前の過去だから』
勝瑠は意味がわからないことを言っている。
『だ、か、ら。ここはあの男と出会う数分前! ここにいればあの男と合わなくて住むから!』
そうはっきりと言った勝瑠。
『これが僕の能力。兄さんが時止めの能力を発動しているとき、僕は『タイムリープ』の能力開放が許可される。それも兄さんと手を握っていればの話だけどね』
タイムリープって…。タイムマシーンじゃないんだからそんな現実からかけ離れたことがあるか? そんなことを思ったが自分も人のことを言えない。
だって僕も『時止め』の能力を持っているからだ。
タイムマシーン。
タイムマシーンに
乗るなら
過去と未来
どっちがいい?
私は今が
一番幸せだから
タイムマシーンには
乗らない。
タイムマシーンがもしもあれば。
私は何度もそんなことを考えてきた。
過去に飛んで、未来を変えたい。そんな妄想は腐るほどしてきた。
だけど今一度冷静に考えてみて。
苦しんでいた過去の自分によりそって、私はあなたを理解できると話を聞いてあげたい。
苦しい胸のうちを共有して一緒に泣いてあげたい。
過去の自分と接するのはダメとか、未来を変えてはダメというよくある禁忌とか無視して、誰にも理解されない苦しみを受け止めてあげたい。
タイムマシーンなんかいらない。
「タイムマシーンがあったら、過去か未来かどちらに行きたい?」友人との会話で出てきたこの話題について、私の考えは今言ったとおりだ。
いや、「なんかいらない」というより、「別になくてもいい」だろうか。
やりなおしたいことだとか、こうなっててほしいことだとかはもちろんあるけど。でも、タイムマシーンを使った私は「過去に行った、過去を変えた「今」の私」もしくは「未来に行った、未来を変えた「今」の私」で、なんだか結局過去も未来も関係ないと思うのだ。
そう思ったからといって私の考えが「どうにもならないから」という諦観だとか、「どうにかなるから」という楽観的なものに偏るわけでもない。どこを切り取っても結局は「今」ならば、過去だ未来だとごちゃごちゃ考えずに、私は目の前にある「今」のこの瞬間を逃さないようにしたい。「今」を1つ1つ受け入れたい。刻みつけたい。
だからタイムマシーンは別になくてもいい。
『タイムマシーン』
「タイムマシーン」
小さな「私」を抱きしめに行こう
「大丈夫だよ」ってぎゅっとしてあげよう
抱きしめてくれる大人が一人もいなかったから....
タイムマシーン
「日日是好日」
毎日がいい日なので、今この瞬間を大切にしなさい
タイムマシーンがあったら、あなたはいつの時代に行きますか?
過去、未来、どちらを選びますか?
過去を変えたいと思う人も居れば
自分の未来を知りたいと思う人もいる
過去の悪い部分を変えて喜んでも、現在(いま)までに出逢った人と出逢えなくなってしまうかもしれない
未来を知った事で、現在の生きる希望を無くしてしまうかもしれない
過去や未来を変えようと動くことで
良いこともあれば、悪いこともある。
どうなるかは分からない
でも、過去の失敗は、あなたにとってプラスになる
自分の過去を1つのデータとして考え、検証してみてほしい
物事が上手くいかなかった時、不調だった時、どう考え、どう行動したか。その結果、どうなったか。自分の過去を振り返ってみるのです。
そして、現在を生きる事に本気で取り組んでほしい
現在だけを見て、現在の事だけを考える
現在を楽しんでほしい
過去を見つめるのは良い事だけど
その事で悩む事がないように。
現在を見て、現在の事だけを考え
全力で現在を楽しもう。現在を生きよう。
僕は如月柚音
家族も何もかも失った可哀想な少年だ。
この一言から分かる僕は自意識過剰だって?
さぁ、僕はよく分からないね。
ところで、僕の家族は事故で亡くなったんだ
僕の事を全員で守ってくれたよ
僕は1人だ
可哀想な少年だ
なんだ?雨?ちょっと雫が落ちてきてね笑
ん?僕の涙でしょって?
僕が泣くわけないじゃないか。
寂しくないのって?
寂しくないさ
ただずっとやり続けていることがあってね
タイムマシーンについて研究しているんだ。
そりゃ何に使うかは内緒だよ。
『 はあ、疲れた、自分の人生をそのまま小説に書くなんて僕は天才かぁ?』
僕の小説ももうすぐで完結だ。
早く戻らなきゃ
『 柚音ーご飯よー、早く降りてきなさいー?』
『 分かったぁ今行きまーす』
僕は自分のオリジナル小説ノートに残っている空白のページを閉じ、
なんとも言えない感情でリビングに向かった。
#タイムマシーン
意味が伝わるといいな、、はは
タイムマシーンに乗ったら元気な母に会いたい
母に会って
旅行に行きたい
買い物したい
ご飯食べに行きたい
いろんな話をしたい
ずっとそばにいたい
タイムマシーンがあったらいいのにな
ああいろいろ会ったなとつぶやく。私ももうすぐ亡きも者になってしまう。タイムマシーンがあっても戻りたいと
思う事は無い。
と、メモ帳に書く。
ときどき目の前が暗くなる事が・・・。
タイムマシーンって聞くと
自分の過去や未来を移動する
機械だと認識している
自分の人生を移動するんじゃなくて
ゲームの世界に行けたらいいのに
モブAとして世界を体験してみたい