『セーター』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
つらいよ
会いたいよ
呼んでも
呼んでも
あなたには届かない
「セーター」
首回りがイガイガする
なんかモッタリ太って見える
とかなんとか言いながら
彼女の編んだセーターを着ている友よ
…手編みのセーターって…最近のDKに
対するプレゼントにしては…なんか重くねぇ?
彼女も今時のJKなのに。
え?羨ましいだけだろって?……(無言)
「セーターは、うん、ぶっちゃけ静電気が恐ろしくてここ数十年着てねぇのよ……」
ところでその、セーターを脱ぐ際の静電気、ネット情報によると数千から数万ボルトらしいな。
そもそもクローゼットに今回の題目に合致する衣類を入れていない某所在住物書きである。
仕方がないので、ネット検索から、物語のネタを引っ張ってこようと画策したは良いものの、そもそも何の検索語句と合わせようか想像ができぬ。
「サジェスト検索も、おしゃれとか干し方とか、洗濯とかくらいしか出てこねぇ。……クソダサセーターの物語でも書きゃ良いのか?」
多分俺には少々難しいが?己の提案に己自身でツッコミを入れて、ため息。
今日も相変わらず物書きは途方に暮れる。
――――――
昨日、最高24℃で微妙に溶けてた職場の先輩が、今日はケロッと復活して、
だけどなんだか、夢見が悪かったらしくて、朝からすごく不思議そうな、寂しそうな、なんかエモそうな顔をしてた。
「どしたの?」
本日、先輩の部屋でいただく食費&調理費節約のシェアランチは、私が買ってきた半額豚こま肉と先輩が用意してた半額サラダを使った、コンソメ鍋。
タマネギは勿論だけど、意外とパプリカとかレタスとかからも出汁が出てて、おいしい。
シメはオートミールをブチ込んで、低糖質チーズリゾット風の予定だ。
「言っただろう。夢見が悪かった」
諸事情で今月最初に買い替えた冷蔵庫の鎮座するキッチンから、おいしそうなリンゴと柿と梨と、それからクリームチーズを持ってきた先輩。
夢の内容を聞く私に、ため息ひとつ吐いて言うには、
「セーター脱いでバッチバチの状態で、金属製のドアノブを掴まなければならない夢を見た、とかどうだ」
「顔に『この夢を実際に見たワケではありません』って書いてる」
「コレはコレで、悪い夢見ではあるだろう」
「なんかバチクソ変な夢とか?」
「変といえば、たしかに、変だった」
「怖い怪獣に襲われた?今の歳で?」
「デザートは、私の実家から来た果物に少しチーズを載せるやつで、構わないか」
「出た先輩の伝家の宝刀、話題チェンジ」
さくり、さくり、さくり。
リンゴと柿と梨が、半分の半分の半分の、そのまた半分、8等分のウサギさんか半月みたいに切られて、その上に白いクリームチーズが、ちょこん。
さわやかな、甘い果物の新鮮な香りが、鼻先で咲く。
ランチのお鍋食べてる途中だけど、どうにも待てなくて、勝手に梨チーと柿チーのひと切れをつまんだ。
「あっ。こら。つまみ食い」
甘くて、しょっぱい。
濃ゆいフルーツヨーグルトみたいな清涼感が、豚こま肉とコンソメで幸福だった口の中を、一気にデザートコースに模様替えした。
「分かった」
「ん?」
「先輩の実家から、果物と一緒にセーターも送られてきたけど、クソダサセーターだったって夢だ」
「……それもそれで嫌だな?」
セーターも怪獣も、変な夢も、どうでも良くなってきた私は、しょっぱい豚こま食べてサッパリな果物食べて、ちょっと野菜挟んでまた豚こま食べて。
バチクソに優勝な余韻に、じっくり浸った。
「ミカンもいけるかな。冬はミカンじゃん」
「ミカンは……私はクリームチーズより、カマンベールを合わせたいな。試食の店員がジャムを付けていて、美味かったんだ」
「かまんべーるに、じゃむ……?」
お肉と、野菜と、チーズと果物。それからジャム。
その日のシェアランチは、ワインか甘口ビールあたりが有っても良さそうなメニューと話題で、
だけど真面目な先輩の部屋にお酒のストックなんて無いから、
最終的にノンアルコール、強炭酸水で我慢になった。
『セーター』
「セーター」より「ニット」のほうが聞き馴染みがあり、「セーターとニットの違い」を調べたところ、ニットは素材で、セーターはニット素材から作られたトップスとのことでした。
黒のタートルネックは、1枚あると便利ですよね。
「手編みのセーターを作ってみたい」という願望は長年持ち続けていますが、編み物が苦手なため、マフラーしか作ったことがなく、願望は願望のままです。
「なんか似合わない」
「部屋にある服でいちばんあったかそうだった」
「でも似合わない」
「お前の口はそれしか言えねーの? なら黙ってろ」
わかった。黙るよ。
黙って背中から抱きしめた。家のクローゼットの匂いかな。嗅いだことがありそうな匂い。ずっと押し込められてたんだろうな。
「おい、じゃま。はなれろ」
「……」
「おーい…くそっ…はなれろ…」
「…」
「あーもう…なんか言えよ」
黙ってろって言われたし。
2023/11/24 セーター
作りたかったけど、ダメだった。
それが最後になるなんて、思わなかった。
セーター
セーター
セーターを買う時の条件がある。
・薄生地で軽いこと
・首まで詰まりがあること
・アウターが白なので、色味ある生地であること
・予算4000円以内であること
秋になると新しいセーターを購入し、
寒くなるとガンガン着倒す。
暖かくて軽くて機能的。身近な存在。
私にとってセーターは『冬のTシャツ』である。
セーター。暖冬と言われてるだけあって昼間ならセーターでも十分だな。
ただ俺が外出するのは基本深夜と早朝だからセーターじゃ寒くて死ぬ。
しかしセーターか。俺セーターというか上からかぶる上着が好きじゃないんだよな。
Tシャツはいいんだけどその上に着るのは基本パーカーだ。だからセーターって一枚も持ってない。
考えてみれば自分のことだけどよくわからないな。Tシャツは着るのにセーターとかは嫌ってのは。
多分服の厚さの違いなのかな。Tシャツは薄いから頭を通してもいいけどセーターは厚いから頭を通したくないとか。
まぁ服の話はこれで終わりにするとして今日からは寒くなりそうだ。
前も同じようなことを思った気がするけど今日からは本格的な冬がきそう。
私が1番好きな服はセーター。
冬にならないと着られないけど、デザインがかわいくて大好きだ。
セーター
去年、天然ウール100%を自分で洗ったら、黄ばむ(と言うより焦茶ばんだ)は、縮むは、延びるは、着れなくなった。ウール羊さん御免なさい!
カシミヤ山羊のセーターを、美人で可愛いくて性格の良い女子高生と、お揃いで着て、素手でお手々を繫いで、
黄葉する街路樹の路を歩きたいな!
セーター服を脱がせないで!
徳博🤭
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ありがとう号 67作目
7.セーター
寒いな。白い息がでるくらい寒い季節になってきた。
いつもパーカーしか着ない僕に
君はセーターをくれた。お揃いのパーカーらしい。
すごく嬉しかった。
だから僕は毎日そのセーターを着た。
クリスマスの日。
僕は君とデートをすることになっていた。
集合場所10分前に来て君を待っていた。寒いと身体を震わせながら君の姿が見えるまで胸を弾ませていた。
君が遠くから走ってくる姿が見えた。
僕は「可愛いなぁ」って思いながら君が来るまで待っていた。だが君は、僕のところまで来なかった。
交通事故だった。僕は涙が止まらなった。
セーターを見る度に君を思い出す。
君のすぐ顔にでてしまう可愛いところ、少し低いけど優しい声。全部愛おしかった。
「君とずっと一緒にいたかったなぁ…」
今でも冬になったら
君からもらったセーターを着ている。
君を思い出すように。
[あー!このお洋服かわいい!]
[真夏が好きなワッペンついてるわね。いいよ。カゴにいれて]
[やった~!ありがとうママ!]
遠い昔の記憶が、夢によって思い出される。
あの時はセーターを買ってもらったんだっけ。確か6歳ぐらいのとき。
懐かしい気持ちに浸っていると、
[ママー!このお洋服スッゴク可愛い!]
私の娘が、そのセーターを着て駆けつけてきた。
なんだか暖かい気持ちになり、涙が滲んできた。
[ママ大丈夫?]
[大丈夫よ。心配ありがとね]
すると娘が私の引き出しを漁り、1枚のセーターを渡してきた。
[ママとお揃い!あったかいよ!]
[……ありがとう]
私を娘を抱き締めたのだった。
お題[セーター]
アグリーセーターとは、欧米で母親や祖母が子どものために編むクリスマスモチーフのセーターを指す。赤や緑のどぎつい配色、鎮座するサンタやトナカイたち。
プレゼントされて着ざるをえない子どもたちの悲哀を込めて、アグリー(ダサい)セーターと呼ばれる。
日本でいう「おかんアート」を彷彿するが、こちらは一応実用品である。
欧米ではもはやジョークのネタになっており、ホリデーシーズンには大人もあえて身につけて楽しむ。
現代では手編みをする人が少ないので、アパレルメーカーがわざわざセンスの悪いセーターを作って売り出している。イケてるアグリーセーターを考えているデザイナーがどこかにいるのだ。
最近、その文化は日本にも入りつつあるらしい。しかし、まだまだ浸透していないうえ、日本人の性質上「お洒落のつもりだったら突っ込むのは失礼」と気を遣われて、ただそこにいる派手なセーターの人になる可能性がある。
ちなみに12月の第3金曜日はアグリーセーターの日となっており、今年は12月15日である。
『セーター』
#111 セーター
私は寒かった。
しかし同じ部屋にいる人は平気そうに見えた。
暖かくして欲しいと思ったが、何と言えば良いのか分からなかった。
ふと外を見ると、
セーターを持った人がいた。
その人は私に気づくと話しかけてきて、着せて欲しいと頼めば着せてやると言った。
少し迷ったが、私は言う通りにした。
そして今までいた部屋を出た。
初めて着たセーターは暖かい。
置いてきた人の顔は、見なかった。
新しい部屋は、なんとなく狭かったけど、寒くないのが良かった。
私は言われるままに過ごした。人肌の温かさを知った。
そのうち、セーターがくたびれてきたので、新しいのが欲しいと言ったがくれなかった。
セーターを返し、私は部屋を出ていくことにした。
外は、これまでになく寒かった。
だけど部屋が寒いのも、
草臥れたセーターを着るのも嫌だった。
仕方ないので行くあてもなく歩き続けた。
---
セーターをセーターとして書けない件。
セーターのメンテナンスは欠かさずにしましょう。
穴があいたって、毛糸を使えば繕うこともできます。
過去の交際相手が学生時代に着ていたセーターを、くれると言うのでもらって着た経験が元ネタ。
セーターを着ると
より冬を感じることが出来る
セーターは冬には外せない代物だ。
セーターについて考えてみた。
けど防寒具、ファッション、経済、見栄え位の要素しか思いつかなかった。
下2つは、どうでもいいけど、
上2つは、あったほうがいいと思う。
毛糸で作られた防寒具兼ファッション。
素材は3種類植物繊維か動物繊維、化学繊維のどれか。
一概にどれがいいとか決まってないけど、それぞれの使用状況とお財布の中身と相談の上で決めたほうがいい。
そうしなくては、洗濯の時に後悔すると思うから。
セーターに
纏わる話しなんて
何もない
セーターに
特別な思い入れも
思い出も
何もない
強いて言うなら
黒のハイネックのセーターが
よく似合っていた
あのひとのことぐらいしか
思いつかない
だからね
まだ駄目なのよ
いまだに
わたしの頭の中は
あのひとに占領されているから
セーターでも
何でも
あのひとに結び付いてしまう…
# セーター (330)
寒い。
寒過ぎる。
ほんとは
家に籠もって
服を着込んで
毛布に包まっていたい。
でも
あなたとの
デートだから。
可愛い
ニットと
スカート
コートを着て
足元は
タイツに
ブーツ
カイロは
必需品。
オシャレは我慢
じゃないけれど
どうせなら
可愛いく
いたいじゃん?
#セーター
セーター嫌いな君が
セーターを着てるのを見て、僕は驚いた。
「どうしたの?いつもは着てないじゃん」
「いや、なんとなく着てみようかなーなんて思って
どう似合ってる?」
少し恥ずかしそうに言う君が
可愛くて
「似合いすぎてる」
なんていつも素直に言えない僕も
素直に言葉が出てしまうほど
好きが溢れてしまった。
これからの冬、
彼女のセーター姿がたくさん見れることが、
嬉しくて僕は本当に楽しみになった
─────『セーター』
「とろみって何だよあんかけじゃねえんだからよ、って思ってたけど」
私の腹を撫でながら彼が笑う。
柔らかくしなやかな手触りを堪能するように、大きな手は何度も白い生地の上を行き来する。
「くすぐったいよ」
微かに身を捩ると、もう片方の腕が伸びてきて私を捉えた。
「気持ちいいよな、確かに」
「自分で着ればいいのに」
「うーん、なんか痒くなるからそれはやだ。それに口実だから」
「口実?」
「こうやっていちゃつくための」
腹と背中を撫でていた手が、いつのまにか頬に来ていた。ちゅ、と軽く唇が触れて。
私と彼は笑いながら、ソファに沈んだ。
END