アグリーセーターとは、欧米で母親や祖母が子どものために編むクリスマスモチーフのセーターを指す。赤や緑のどぎつい配色、鎮座するサンタやトナカイたち。
プレゼントされて着ざるをえない子どもたちの悲哀を込めて、アグリー(ダサい)セーターと呼ばれる。
日本でいう「おかんアート」を彷彿するが、こちらは一応実用品である。
欧米ではもはやジョークのネタになっており、ホリデーシーズンには大人もあえて身につけて楽しむ。
現代では手編みをする人が少ないので、アパレルメーカーがわざわざセンスの悪いセーターを作って売り出している。イケてるアグリーセーターを考えているデザイナーがどこかにいるのだ。
最近、その文化は日本にも入りつつあるらしい。しかし、まだまだ浸透していないうえ、日本人の性質上「お洒落のつもりだったら突っ込むのは失礼」と気を遣われて、ただそこにいる派手なセーターの人になる可能性がある。
ちなみに12月の第3金曜日はアグリーセーターの日となっており、今年は12月15日である。
『セーター』
11/25/2023, 1:42:22 AM