スリル』の作文集

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スリル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/12/2024, 3:49:38 PM

「ねぇ、死んでくれないかな?」
血塗れの姿。片手に包丁。これは俺が望んだ現実だ。

「真面目に生きなさい。甘えず、誠実に。贅沢はせず、謙虚に。」
小さな頃から、唱えられてきた言葉。確か、曽祖父からの言い聞かせだったはず。俺は、この言葉が嫌いだ。この言葉を言われると、まるで自分が怠惰のように思えてしまう。そして、そう思えば思う程に、脳が侵されていく。

俺の人生は、平凡なものだ。欲を言うことは許されずに育ったせいだろう。俺の人生同様、俺自身も平凡でつまらない人間になってしまった。きっとこれは、望まれる人生なんだろう。それでも、心の何処かでは何かが風化していくようだった。

俺が心の限界を知った時には、もう手遅れだったようだ。手には包丁が握られ、シャツに付いた血が冷たさを帯びていた。目の前には、空になった祖母の身体。俺はそれら全てに意識を向けた。瞬間、吐き気が込み上げてきた。そして、同時に喜びが染み渡った。俺は笑いながら吐いた。
「やっと、自由だ。」
掠れた俺の声が、解放を告げた。

「ねぇ、死んでくれないかな?」
俺は、実の父親に刃先を向けた。父は怒号をあげた。
「お前を、そんな奴に育てたはずはないのに。どこで間違えてしまったんだ。」
「そうだね。アンタらが育てて来た模範人間は、もう死んだんだよ。」
俺は父の喉に一突き。父は黙った。

きっと、俺の今の姿は、望まれないものだ。誰も望んではくれないものだ。しかし、俺にはその孤独が心地良かった。今まで味わった事のない、スリル。俺の人生が終わるまで、このスリルに飽きるまで、俺は自由に生きてやる。

11/12/2024, 3:38:38 PM

【スリル】


それが心地良い時期もあった

ドキドキと高鳴った胸も


今となっては

動悸となり

沈めるのに一苦労


わざわざ高鳴りを求めたあの頃を懐かしむ

11/12/2024, 3:28:51 PM

今日彼氏と別れた

彼は好きかどうか分からなくなったって

私は大好きだよ

実感が湧かない

何がいけなかったのかも聞けなかった

母に慰めて貰った

別れたのを認めたくない

母は見返してやれと言っていたが、彼のことが大好きだからそんなことはできない

1人になるのが怖い

喪失感に押しつぶされそう

今の私は泣くことしか出来ない



認めたくない

11/12/2024, 3:27:03 PM

【スリル】

 浮気や不倫といった不貞行為を行う理由に、スリルをあげる輩がいる。
 汚らわしい不貞の関係を、明るみに出されるか出されないかの際で愉しむのが興奮するのだろうか。そういった類のことを一切毛嫌いしている私にとって、それはなんとも理解し難いことだった。
 特定の相手がいるというのに、不特定の人間とまぐわうのはどういった心理なのだろう。性欲は人間を構成する重要な欲求であることは重々理解している。ただ、逆に支配されてしまっては、それはそこいらの獣と何ら大差ないではないか。
 スリルのために相手を裏切る、という行為もなんとも解せない。理由がなんであっても許せないものは許せないが、不貞行為に走る理由の中では特に訳がわからない醜悪なものだと常々思う。私が不貞を詰問して得られた返答が「スリルを味わいたかったから」であったなら、それを人間として見なすことはやめる。

「スリルがほしいならそう言ってくれたらよかったのに。十分愉しかったでしょ?」

 私は元人間だった肉塊にそう投げかけた。

11/12/2024, 3:26:35 PM

スリルのない世界って楽しいのかな?
虚無って楽しいのかな?
私世界世界私
僕は私を殺したい。
人間なのがイライラするんだ。
ボコボコになった様を見てこういってやるんだ。
お前のせいだ!

11/12/2024, 3:25:48 PM

スリル
毎日が、綱渡りの生活…ギリギリのラインで、生きている…子供の頃、ハラハラドキドキな暮らしをしている大人になりたい…そう願っていたのが、ある意味、叶ったのかも知れない…
この生活は、でも、決して好ましいとは言えない…出来るなら、ハラハラもドキドキもない、単調な生活を送りたい…

11/12/2024, 3:22:19 PM

スリル

 肝試し。いるはずのないものに自ら近づく、危険な行為。を何故コイツらはしようとしているんだ!
「なあ深夜4時ピッタリにだけ現れる廃神社があるんだって。行ってみよーぜ」
 にやりと笑って結真はスマホの画面を見せた。そこは隣町の山にあり、何人もその神社に迷い込んだらしい。だが一度入って出たあとは、もうその神社を見つけることはできない。一期一会な神社だという。
「ふらっと行くにしては遠くね?」
 と言ってもなんだか目をキラキラさせて、行きたそうにしている幸之助。
「チャリで行けばスグよ、ほら」
 見せられた立体マップの予想移動時間は30分。そこまで遠くなく、神社が出現すると噂の場所も山の麓に近い。難なく行けそうなのが判断を僕の鈍らせる。マップに神社など写っていない。噂が正しいわけもないし、とズルズル考え込んでいた。

11/12/2024, 3:18:01 PM

【スリル】


「このスリルが好きなんだよね!よっと」
そういう君はフェンスの向こう側の足場に座る
「落ちても知らないよ」
「平気平気私ってバランス感覚あるし余裕〜」
活発な性格の君はよく体に傷をつくっていた
大人しくしていればいいのに変に頭が回る君
そんな所も好きなんだけどね私も変わり者だな(笑)


ザワザワ
ヤバくない どうしてッ! ぅわ
(なんか騒いでるな何かあんの)
そこには真っ赤に染まる君がいた
足を滑らして転落したらしい
(ざまぁないね...)
手には私とオソロで買ったキーホルダー
そのキーホルダーは落ちた衝撃で壊れてしまっていた
大人しくしていればこうなることもなかったはず
君のその正義感は人を刺激するから
こうなるんだよ

11/12/2024, 3:07:29 PM

バンジージャンプも、お化け屋敷も、吊り橋も。
展望タワーも、モータースポーツも、ホラー映画も。

何かあっても大丈夫。
何かあってもなんとかなる。
そんな安心が保証されてるから楽しいのであって、そうじゃないものは危険なだけなのだ。

スリルとは安心が保証されている緊張感、なのかなと思う。


END


「スリル」

11/12/2024, 3:06:51 PM

スリル

私の高校は仏教校だった。宗派は浄土真宗であり、通常の高校にはない宗教の時間があった。体育館には宗教の式典が行えるように、ステージの壁面には親鸞聖人が隠れている。どういう仕組みでそれが表に現れるのか知らないが、普段は一般的な体育館のステージとして化けていた。

学校の怪談といば、定番はどこになるだろう。
私が実際耳にしたものは、体育館前通路の大きな鏡、普段生徒が使用しない位置にあるトイレ、階段下の掃除用具室。そして、一際意外だったものがある。
それは、家庭科準備室と繋がった、「多目的室2」


執筆途中
ホラー
実体験なので、思い出して途中で怖くなってきた。
もっと明るい時に続きを書こう

11/12/2024, 3:05:35 PM

スリル 11.12

「心霊スポット行かない?」

突然、咲希がそう言い出した。
私達は普段学校でも、私を含めた3人で仲良しグループで行動している。
そのうちの1人が咲希だ。

結局ほか2人が行きたそうだったので私もOKした

当日行ってみると、やっぱり妙な悪寒を感じた。
長めのトンネルがあるのだが、奥に行けば行くほど、鳥肌がたっていく。
何処後の「スリル満点!ジェットコースター」だの、アスレチックだの、そんなのより怖かった。
ここに来ることがホントのスリルを感じた気がした。

トンネルをぬけた先で写真を撮ろうと言うことで、4人で撮った。
みんなで、「これ、人みたいじゃない!?」など、心霊写真ではないかなど、話していた。
まあ、ほとんどが それっぽく見えるだけ のモノだと思うが。

その後、帰ってきて撮った写真を改めて見てみた
そこにはトンネルと、私達4人の立っている姿がしっかりと見えていた。
そして、拡大してみると手の様なものが見えた気がしなくもない。

まさか、ほんとに心霊写真が撮れた
…なんてね

11/12/2024, 2:59:00 PM

「スリル」
ちょっとお題関係ないとこ多いです👉🏻👈🏻

今日、学校で朝のホームルームのときに、すきぴが血だらけで教室入ってきたの!!

なんか、顎と胸と首の真ん中くらいから血出てて、制服は血だらけで敗れてんの!
顎からはポタポタ血垂れてるし、胸は血で染まってるし。

もうほんとびっくりしちゃって

え?なに?どうしたの?怖っ!
みたいな感じにクラス全体がなっちゃって、

ふつうにすきぴ、自分の席に座るから余計怖くて。

そのあとバタバタしながら保健室の先生と担任と副担任が教室に入ってきて、保健室に連れてかれて、即帰宅してました。

それで、さっき心配でライン入れたら、自転車通学中にカーブでスリップして、顔からぐしゃゃゃって言ったらしい。

顎を12針と胸を4針縫ったらしい💦

胸の辺りは自転車のハンドルにぶつけて、ちょっとえぐれてたらしい、、

ほんと大事に至らなくてよかった😭🌀

ちょっとスリルな経験をしたすきぴでした

11/12/2024, 2:50:28 PM

前の席の男子と、真反対の同じ列にいる女子が目と目で会話している。後ろの席の無力な私。儚く散った恋心がまた火を灯しそうだけど、あのときめきは戻らないとわかっている。けど、なにか心に残るあの感覚。2人をみるとムカつくし。なんなのよ、
今日も明日もその次の日も、小さな嫉妬心であなたの椅子を蹴るの。バレないようにね、スリルも楽しまなくちゃ。もうちょっとだけ構っててよ、おねがい

11/12/2024, 2:43:41 PM

『スリル』

 中年の僕はもう、生きるのがしんどくなってきた。ブラック会社の仕事は理不尽な事ばかりで、家に帰れば一人ぼっち。生きたくない、消えてしまいたい――そう思った僕は、出勤を黙って放棄して、砂浜に立っていた。そして、海へ海へと、足を進めていく。生きる意味がないし、このまま、ゆっくり沈んでしまおう――。
「おーい! そこのお兄さぁーん!」
 海に飛び込もうとした時、遠くから誰かが僕を呼んだ。派手な格好をしており、ギャルっぽい見た目の女性である。
「ねぇねぇ、お兄さん。これからあたしと楽しいとこに行かな〜い?」
「……いえ、行かないです」
 女性を無視して、僕は海へ。すると、女性が僕の腕をグッと掴んできた。
「ほら、お兄さん! はっちゃけられるとこ、あたし知ってるから! 海よりもいーとこっ! ほら、こっち行こ!」
 女性にグイグイ引っ張られ、僕はそのまま車の助手席に突っ込まれる。出ようと思ったところで彼女は素早く運転席に乗り込み、すぐに運転開始。完全に逃げられなくされた。
「あ、あのっ……降ろしてください……」
「だーめー。お兄さんといーとこに行きたいもーん」
「なんで、僕なんかと……」
「なんでって。フィーリングで決めた事に、理由とかあるー?」
 女性は楽しそうに言い、しばらく車を走らせる。その後、到着した先は、どこかの山奥だった。
「ちょっと。なんでこんなところに……」
「んふふ。まぁまぁ、こっちこっちー」
 女性に引っ張られて連れてこられたのは、古くて長い吊り橋。普通に乗ったら、崩れてボロボロにしてしまいそうだ。恐怖で僕が唾をごきゅりと飲み込むと、女性は僕の腕をがしっと掴んできた。
「な、何のつもりですか……!」
「お兄さん。あたしがちゃーんと腕を掴んでるから、逃げちゃやだよ?」
 女性はそう言うと、僕を吊り橋へと連れて行った。足を踏むだけでギシリと不穏な音が鳴る吊り橋は、僕に血の気を引く恐怖に陥れた。
「い、いやっ! ちょっと、待ってって!」
「このくらいでビビらないでよ〜。ほら、ほらぁ〜!」
「待って、ちょっと! 揺らさないで!」
 女性はケタケタと楽しそうに吊り橋を揺らす。揺れると不穏な音が余計に聞こえてきて、さらに怖くなる。一方の女性は、完全に僕のリアクションを楽しんでいるようだ。しばらくは彼女に振り回されながら渡り、到着した頃には、僕の魂は抜けかかった状態になった。
「どーよ。吊り橋って、結構スリル満点じゃなーい?」
「スリルを通り越して、死にかけたから! 揺らすなんて何を考えてるの!」
「えっ、怖かったぁ? ……んははっ。お兄さん、海にダイブしようとしてたのに、吊り橋から落ちるの、怖かったの?」
 女性に言われ、僕はハッとする。そうだ、僕は人生が苦しくなったから、消えようとしていた。それなのに、どうして吊り橋に怯えていたのだろう。吊り橋から落ちれば、すーっと消える事が出来るのに。
「……お兄さん。心がまだスリルを感じているのなら、生きたい気持ちが残ってんだよ」
 女性はニカッと笑い、渡ったその先へと僕を引っ張る。そこでは滝が勢いよく流れており、景色としては良いものだった。滝が、僕の黒ずんだ心を洗い流すようだ。
「綺麗だ……」
 語彙力のない僕から出る感想は、小並なもの。それでも、女性は「でっしょー!」と喜んでくれた。
「あたしね。心が疲れた時は、いつもここに来るの。途中のスリルを乗り越えた先にある、絶景の景色! 最高じゃない?」
「スリルはいらないけど……景色は、良いかな」
「んふふ。お兄さん、まだ時間ある? あたし、他にもいーとこ知ってるんだよね。一緒に出かけよーよ!」
「……スリルがないところがいいな」
 僕がそう言うと、彼女は「え〜っ!」と驚きつつも、笑顔を見せた。スリルは嫌だけど、生きる意味を見つけてくれた事には、感謝している。

 ――今も、ずっと。

11/12/2024, 2:42:26 PM

日々スリルが転がる毎日だった
天気のようにコロコロ変わる機嫌に怯えていた

鼻血が出るまで殴られ続けた新婚旅行
身重の身体を、傘や、ハンガーで殴られ
必死に縮こまっていたリビングの冷たい床
性欲のはけ口にされ、肉便器だと罵られた
機嫌を損ねて風呂に呼び出された日は
頭からお湯をあびさせられたことも、あったっけ

あの時、トイレに隠れて警察に通報しなければ、
私は…娘は…今ここにはいなかったかもしれない
あんなスリリングな生活、二度とごめんだ

11/12/2024, 2:42:00 PM

【スリル】

きみが大丈夫って散々言い聞かせてくれたから

次が決まってなくても足を踏み出せる

どんなことが待ってても

きみの力で乗り越えられちゃうから

全部適度なスリルにしか感じられないくらい

毎日楽しく過ごせてるよ



2024-11-12

11/12/2024, 2:40:29 PM

スリルを味わうのもたまには良い
でも程々にしておくこと

11/12/2024, 2:39:38 PM

お題《スリル》




嘘をつき続けるのは美しい毒で、日常を甘く、時に痛いほどの絶望と虚無感で麻痺させる。



スリルは快楽《スパイス》。


スリルは劇薬《ポイズン》。



一生溺れて、一生抜け出せない幻想。

11/12/2024, 2:37:38 PM

みんなにバレないようにあの子と夏祭りに行ったり
授業中に机の下でコンボを重ねたり
補導されないように身を隠しながら公園でだべったり

こんなドキドキが学生生活を彩っていたんだ。

(スリル)

11/12/2024, 2:35:40 PM

(題目しらず)

赤ちゃんの頃から我慢してばっかりだ 笑

家に風呂がなく公衆浴場に通っていた。
私を洗った後、母自身が洗う時間を設けるため
近所のおばちゃんが私を湯船につける。
あれが嫌だった。

理由は知らないが嬉しそうな顔して
湯船からおばちゃんが手を伸ばしてくる。
底に足もつかない体は
お湯でぬるぬるとした感触に変化した肌に
全身が包まれる。

他人の体にぬるぬると…
あれが本当に嫌だった。

嫌な顔をすると大切な人(母)の立場を悪くする。
それで泣きわめくなんてことはしなかった。
赤ちゃんだって気を使う。

言葉などの伝達手段を持ってないからか
嫌な気持ちを伝えようという発想さえなかった。
泣きわめかないなら、我慢するほかない。
迷惑をかけてはいけない。

全身はぬるぬるして気持ち悪い。
せめてもの安心感?で、体を洗う母親を
じっと見つめるしかなかった。

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