『スリル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
スリルとは。今生きているこの瞬間がスリルだと思うがそんなことは分からない。
我々には、もう明日は来ないかもしれない。隕石が降ったら。車に跳ねられたら。突然通行人に刺されたら。階段から落ちたら。駅で突き飛ばされたら。
でも、これだけは分かる。人生がスリルだ。
スリル。
そんなもの、要らない。
この人生から ソレを消し去りたい。
経験した あの気持ちは
一生 消えることはない。
だから わたしは
いま しずかに戦っている。
【お題:スリル】
#33『スリル』
お昼休み、友達とお弁当を食べながら恋バナ。彼が近くにいるというのに、なんてことだ。あんまりはぐらかし過ぎるとノリ悪いなって思われちゃうし、だからといって全部全部答えたら本人にバレちゃうし。……バレるのもいっそアリ?うーん迷っちゃう。
#スリル
怖いのは苦手
スリルと聞いて
思いついたのが
布袋寅泰さんでした。
年を感じます
スリル
スリルを求めて訪れた所は、人里離れた山の中。奥に奥にと車で行くと、車一台が辛うじて通れる、小さなトンネル。ここは霊が出ると有名な心霊スポット。
大学二年生の男二人と、女二人の四人。飲み会で意気投合して、心霊スポットの話になり、予定を設定して、今日ここまで来た。
都会では熱帯夜が続く毎日だが、ここは肌寒い。
「ね〜ここやっぱりヤバくない?戻った方がいいんじゃない?」
「スリルのある事したいって言ったのは、お前たちだろ。ここまで来て戻るのかよ」
そう言われると何も言えなくなり、車は前進する。
トンネルに入って直ぐに一瞬、何が前を横切る。恐怖で固まる。そして次の瞬間。パタパタパタパタとフロントガラスに無数の手形。最後にバックミラーに髪の長い女性の顔。
それから私達はどうやって帰って来たのか、記憶がない。恐怖と帰って来られた安堵の中、それぞれの家に辿り着き。シャワーを浴びるため裸になる。ふと、鏡に写った自分の背中。その中央にくっきりと誰かの手の痕がある。私はそのまま、意識を失う。
目が覚めたら病院のベッドだった。背中の手の痕はなくなっている。その後は何も起こらなかったが、私はもう二度とあの場所には行かない。そして、二度と語ってはいけない事だと感じ、一緒に行った友達ともあの時の話はしなかった。他の三人も同じで、誰も口に出すことはなかった。
皆さん、スリルを求めて危険な場所に行くのはやめましょう。
そっとしておかなければいけない所は、そっとしておいてあげるのが一番だと思います。
人生何が起こるか分からない
不確かな未来をただ必死に生きてるだけ
もうそれだけ十分スリル
刺激のない毎日は
つまらないけれど
スリルはいらない
スリルを味わうのは
物語の中だけでいい
#スリル
#28
#スリル -59-
スリル
スリルが欲しかったのは、守られていた頃。
退屈な日常を維持する大変さなんて思いもしなかった。
(日常で冷や汗をかくことって結構あるのに!)
今は普通でいいよ。守りたいものがあるから。
ほんの少しのトキメキさえあればね。
#86
「スリル」
この毎日をなんとか保っているだけで
精一杯です。もうそれだけでスリル
スリルを楽しめる人っていいよな。俺は緊張しいでコミュ障気味だからそういうのに気軽に挑戦できて楽しめる人が羨ましい。
それはそれとして今日はジャンプの発売日だから感想を書くか。
最初に見たのは鵺。昔のギャルゲーみたいなのりの回。多分どんな漫画にもあるはっちゃけ回だな。
鵺は前にもこういう話を書いてたな。この独特なのりが年を取ってからちょっと苦手になったけどネットだと評判みたいだな。
今回は新隊員がどんな人なのかと先輩が次回どんなことになるのかという二つのヒキで終わり。漫画がうまいじゃねぇか。
個人的に一番楽しみにしてるままゆう。打ちきりにならないかが心配だけど最近はいい感じだし将来性はありそう。
しばらくは仲間集めして時々敵のちょっかいをどうにかするのが続くのかな。
この作品は今のところ男キャラがちょっと弱いかな。その辺どうにかできたらと思うから新しい勇者が男だし期待だな。
新連載組はカグラバチが一個抜けて画力あるように思える。今週とかいい感じだったしこれも打ちきりはなさそう。
読み切りは悪くなかったけどぴんと来るものはなかったな。ワンピは大御所だけあってやっぱり過去編はクオリティ高い。キルアオも中々いい感じだったな。
とにかくままゆうが続いてくれることを願うよ俺は。
しかし昨日から急に寒くなった。もう冬が来るんだな。
スリルとフリル念願の年借りると降りる自分の力で一発かましてりるりる満ちる
眼を見る
手の 指の動きを追う
一瞬先の
君の空気を 求めるものを全身で感じ取る
一音一音の
その強さを リズムを タイミングを
最高の音楽を ともに織りあげていく
違う楽器を奏でる君との
このスリル 奇跡のようなハーモニー
「スリル」
#247
それは、私がもっとも恐れるもの。
やりすぎというほどの計画を練り、万全を期してもその心構えを持つのが私一人では意味のないもの。欲しがる怖いもの知らずもいるもの。
断崖絶壁。後ろには魔物がうじゃうじゃいて、そいつらをご丁寧にも一匹残らず刺激してくれた級友(正しくは友人の友人である)はニヤニヤと楽しそうに笑みを浮かべていた。大きめの石をひとつ、崖の下に投げてみると着地音がしない。こまったなあ。私はこまっているんだけれどなあ。と、振り返る。
「…たのしそうだね」
「いや全然! おしっこちびりそう!」
「きったな」
「チカゲちゃんてやっぱ俺のこと嫌いよねえ!?」
「…わたし、飛行魔法苦手なんだよ。体もだけど意識が軽すぎて上手く制御できないんだって先生が言ってた」
つまり、級友(以下略)がここを飛んで逃げようと提案した場合、私は途中で彼とはぐれることになる。いやだなあ。この悪魔のことよく知らないけれど、仲間内での会話を聞いている限りだと私、置いていかれる気しかしない。
どうしようかなあ。もう一度そいつのことを見ると、そいつは私の想像よりも人懐っこく笑って言った。
「重くなれば飛行が安定するってこと?」
「物量だけの話じゃないよ、精神的にも、飛びきらないとって意識が軽いんだって」
「いややから、重くしたらいーんやろ?」
「簡単に言うじゃん…」
簡単でしょ。魔物の唸り声が近づいてきた。
あまり期待はしていない、期待はしていない。でもこの悪魔はロボロの仲間だから、あいつほどじゃなくても狡猾なはず。
「言ってみて」
「チカゲが俺を抱えて飛べばいい!」
ロボロ、友達は選びなさい。私はおかあさんか?
いつの間にちゃん付けまで消えてますがそれは?
「うい! 時間ねーぞ!」
リスク。こまった。これだとこいつもリスクを負うことに…いや続き回って魔物を怒らせたのはこいつなんだけど。採算的にはボコられてイーブンなんだけど。でも私まで? まじで?
両腕を広げて担ぎあげられる気満々のそいつの手を引いた。
せめてせめてせめて、なにか意趣返しを。と思ったのはこのときの私の驕りだったと思う。地に足を踏みしめて平均よりは低めで細めの身体を横に抱き上げる。「え゙」と悪くない声が聞こえた。
「大事なものって思い込めないと、効力落ちちゃうかもだから」
「お前これ誰にでもやんなよ!? 無双よ!?」
「誰にでもできるわけないじゃん、ロボロ仕込み。『そこそこの体格差なら覆せる体技心技の合わせ技やで』あと意外だから不意打ちキュン(?)があとから効いてくるんだってさ。知らんけど。」
「似てきたなあ!?」
無事奴らのバトラ室に戻り、次にこんこんと説教を受けたあと、部屋へ入ってきた鬱先生をみて「さっきの! やってみ!」と言われ試してみるとものの見事に失敗した。鬱先生はひょいっと空に放り投げられたあと無惨にも床に叩きつけられて萎んでいる。どこがとはいわないが。かわいそうだ。
「………え!? 悔しい! いつものくだらねえ攻撃はバチコリ当たってるのに」
納得いかない、とする私にトントンさんが話しかけてきた。
「浮かす魔法やろ? 」
「う、うん…」
「ほなチカゲがいちばんに安定して浮かせられるんはキントキくんやなあ。ほかは要練習」
腕をバタバタと振りながら去っていく豚さんの姿に、対して付き合い長くないんだけどな。わたしの性格傾向がしっかりバレてしまっているようだ。犯人かあ。犯人ね。はいはい。
わたしは席を立つと、荷物をリュックにまとめて背負った。
「なん? もう出るんか。ロボロ待ってかんの?」
「ロボロを探しに行くの! 文句言ってやんなきゃ」
べいべべいべべいべ…」
「何を言ってるんですか?」
「いや、何か呼ばれたような気がしておれはフォロワじゃないんだけど」
「そういうメタネタは外でやってくださいよ、所で部長、このスリルなんですけど1匹いくらで売りますか?」
「スリル?こないだ二束三文でアマゾンから仕入れたやつ?いいよ君の適当で」
「雑だなぁ販売促進部部長でしょ、部長」
「そういう君はただの派遣だけどね」
「派遣差別しないでくさい、このスリル、本当に売れるんですかあ?」
「売れるよ。スリルは味とか手触りとかビジュアルじゃない。薬効だからね」
「こんなもんになんの薬効が?」
「まず危機感を感じる、心臓が痛くなる。すぐさま席を立ってその場所から逃げたくなる。効きすぎるとその場で失神、トラウマに長年悩まされる者もいる」
「麻薬じゃないっすか!ここブラック会社だったんですかダメですよ反社は規約に違反してるんです!」
「でもねえ、売れるんだねえ…実際、人間の役にも立つの。薬効だから。毒物でも。」
「じゃあ薬効の方を、」
「まず生きてて良かったという謎の実感が得られる。生きている=自分は何がしかの選ばれし者という根拠のない自信、ご飯が美味しい、たまたま隣にいた女性が美人に見える。もしかして人生ってそんなに悪く無いんじゃ無いかという根拠のない幻想に溺れる。下手すると新しい職に転職したりアーティストに身を落としたり、はたまた結婚したり子供を作ったりする」
「微妙に違法な気がします」
「でも売れるしねえ…まあサタンが喜べば地獄も潤うって言う、それは商業主義の宿命だから」
「ベルゼブブほんとに仕事と人間好きですね」
了
恐怖や緊張を感じて興奮すること
これを1つの単語で表せる
ヤバいもエモいも、そんな存在になれるだろうか
#スリル
19年間続けた仕事を、2回目のうつ病の悪化により42歳で退職した。
最後の方は、職場に着くなりしゃべると涙が出るような有様で、院長に退職理由を話す時も泣きながら「もう(こんな風になるんで)無理だと思って」としか言えなかった。
1回目のうつ病の時も休職を許してくれなかった人だから、私の退職理由もきっとわからなかったに違いない(別にそれは構わない)。
送別会はしないでくれとお願いし、仲良しの看護師さんにしか辞めることを伝えず、忘れもしない9月15日はいつもと同じように「お疲れさまー」とさっさと帰った。もう二度とここには来ないと思うと、心底嬉しかったのを覚えている。
そして、辞めてからも心身ともにボロボロで、フラッシュバック等、色々と大変だった。
回復の兆しが見えたのは、仕事を辞めて2年ほど経った頃だった。
仕事を辞めてからはハロワに通ったり、就職活動をしたり、パートで働いてはうつ病が再燃して辞めたりを繰り返し、旦那さんに「もう少し休みなよ」と言われて流石の私もダメだこりゃと思って気が抜けたのだ。
何もしないと決めてから、心に余裕が生まれると、また何かしたくなる。
そこで、車の免許を取ることにした。
今は旦那さんと2人暮らしだけれど、ゆくゆくは私の実家で二世帯暮らしになる。それに父親には免許を返納してもらいたい。
昼間の足になるには私が車の運転ができなくては。
免許は合宿免許で取ることにした。
ネットなどで情報を集め、新潟県の某教習所に決めた。
合宿免許プランは女性だけで、宿泊も女性のみ(つまりは通いは男性もいるけれど、合宿中は教官やスタッフ以外の男性とは一緒にならない)。男性嫌いの私にピッタリじゃん。
かくして、40も半ばのおばさんが14泊15日の合宿に挑んだのだった。
生来の真面目さと心配性から、学科の勉強は合宿前にあらかた済ませてきていた。過去問やアプリでほぼ満点を取れるようにしてから行ったのだ。
なので、学科の方は、入校翌日には第一課程合格の判子をもらい、仮免も一発合格、第二課程に進んだ翌日に卒業までに合格しなければいけないテストもすぐに合格した。
さて、問題は乗る方ね。
前述の通り、私は真面目で心配性であり、かつ、「きちんとしていたい」という気持ちが強い。
相手の意図をきちんと汲みたい意思が強すぎて、どうしても教官の注意を聞きすぎる。というわけで、相性が悪い教官とは本当にことごとくダメだった。
胃薬を飲みながら仮免までヒーヒー言いつつ頑張りった。
コースどりをするためであろうか、嫌いな教官が「左〜!」「左〜‼︎」と言うたびにビクビクしていたのを思い出す。「左に寄れ」なのか「左に寄りすぎている」なのかわからない上に、「そうしないためにどうすればいいか」を教えてくれないからパニくる。
一転、路上に出てからは別の教官に「真ん中を走れていいですね」と褒められたから、場内では真ん中過ぎていたのかしら??
教習場の中でこちゃこちゃ運転していた時は怖さしかなかったけれど、路上は楽だった。
海山教習で弥彦山や海岸線を走ったのは楽しかったし、嫌いな教官に当たらなかったし、仮免で一緒に合格した人といつも一緒だから安心だった(同日入校が私だけで同期がいなかったの)。
そんな中、高速道路の教習があった。
教官曰く、「高速道路は信号とかなくてスイスイ走れるから路上より楽しいって言う人と、速いから怖いって言う人がいる」らしく、「スリルを求めるタイプかどうかわかるよ」とのこと。
スリルかぁ。私は遊園地の絶叫マシンとか嫌いなんだよなぁ。
高速道路は合流が一番怖い。下道で走っている時速の倍近くをぐいっと出さなければならないし、そもそもそんなに速く走ることなど人生で初なわけだ。
しかし、高速道路教習は教官がいい先生だった上に、「そこでグッと踏んで!」と言ってくれたので、躊躇なくアクセルを踏みまくり、うまく合流できた。
高速道路上では、「100キロまで出して良いところだから、100まで踏んでみましょうか」と促され、100までは出した(すぐに緩めた)。
「どう?100キロ出すと楽しいですか?」
教官にそう聞かれ、私はこう答えた。
「自分の体が速い速度で移動することには興味がないようです」
爽快感とか、興奮などは全然感じない。ただこの瞬間がはやく終わってほしい(運転を代わってほしい)だった。逆に恐怖もそんなになかった。責任を負い続けたくないという気持ち。だって、こんな高速で移動している時にハンドル操作とか誤まったら、私だけでなく他の人たちも死んでしまうから。
一緒に教習を受けた人とも、「免許取っても高速は乗らない」「あたしも」なんて話し合った。
あまりに心配性でゆっくり運転するもんだから、「ああああ!止まっちゃうから!もっと踏んで!」と言われたことならある。それを悩んで、一番優しそうな教官に相談してみた。
すると「車の免許を取ると、その心配する気持ちを忘れてしまうことが多いんですよ。安全であること、周りを気遣うこと、それらは運転歴が長いと忘れるものですから、今の気持ちを忘れずにいてくださいね。車はスリルを楽しむ乗り物ではありませんから」と言われた。
この言葉は免許を取ってから毎日乗るようになった今でも覚えているし、運転に慣れた人ほど危ないと自重している。
スリルは好きか嫌いか。高速道路教習では嫌いだなと思った。心が波立つのは得意ではない。
あ、でもね。私、高いところはものすごく好きなの。揺れる吊り橋とか下が透けてる東京タワーの一角とか。それはなんて言うか、スリルってのとも違うかな?だって怖くないものね。
いやいや、でも、平穏が一番ですよ。
2023・11・13 猫田こぎん
のんだの のんでないの?
5秒まえのわたし
あたまがかゆくてむいしきに
こりこり掻いてしまうみたいに
なかみがいたくてむいしきに
ぽりぽり飲んでしまう薬
びょうきをしてから あたまがうっすらぼやけていて
なにしてたかよくわすれるけど
あれしたいこれしたいいつできるかなって
あたまがいっぱいがんばっているから
心ころころ転がって
ここにあらず
ふたつぶの痛み止めは
にかいも飲んだらふーらふら
ごみぶくろをのぞきこみ
のんだの のんでないの?
10秒まえのわたし
二階にとことこ走るねこ
追いかけていっしょにねそべって
きづいたらくすりはおきざりで
めがさめたら目の前で
きみのくるくる澄んだ瞳が
わたしをのぞき込んでいた
濁ったきもちも少しだけ
とことこ晴れてくそんな午後。
じかんがぐすり
ねこぐすり
--くすりのじかん
スリル
人生にスリルって必要だと思いますか?
そりゃぁ、退屈はつまんなくて嫌ですが、だからってわざわざ危険に飛び込む必要はないと思うんです。
だって何もしてなくても、危険とかドタバタは向こうからやってくるじゃないですか。
その時が来たら柔軟に、臨機応変に対応すればいいと思いますよ?
まぁこれは私(みけねこ)の考えなので他の考え方と比べて、自分に合った方を選ぶなり、自分なりに考えたりしてくださいね。
スリルな恋って実際にあると思う?
私はそんなカタカナの軽い恋ではなく、
日本語の様に重い恋をした。
情熱的に。刺激的。
❀❀✿✿❀❀✿✿❀❀✿✿❀❀✿✿❀❀✿✿
私には、ずっと好きだった人がいる。
ちかくて、遠くて、でも恋い慕っていた人。
「千佳子(ちかこ)ドライブするか?」
「うん!する!」
私は大学4年生。もう内定を貰っているため、割と時間に余裕がある。そんな私を誘ってくれたのは、私の従兄弟、みえ姉さんの恋人、桂馬(けいま)さん。
私とみえ姉さんは姉妹のように仲がいい。
けれど、みえ姉さんが桂馬さんを連れてきた日から、私の中の何かが音を立てて崩れて、変わったのを感じた。
私は、桂馬さんの事が好きだ。
「大学は?もう単位とか平気なのか?」
「うん。もう大丈夫。」
「そっか、偉いな〜」
私とみえ姉さんは、3つ年が離れている。
桂馬さんも、みや姉さんと同い年だから、
桂馬さんとも3つ年が離れている。
「ねえ、桂馬さん。みや姉さんとは上手くいってる?」
「うん。いってるよ。」
私は、刺激的で情熱的な恋をしていると言ったものの、そんなもの微塵もしてない。
私は桂馬さんの事が好き。
でも、桂馬さんは私の事なんて見てない。
いつか、この寂しさが爆発して思いっきりぶち撒けてしまう時が来るのだろうか?
これから私は、どうなるのだろう。
車の振動に身を任せながら、私はまだみえもない先のことに思いを巡らせる。
好き、好きなのに。
好きです。愛しては、恋い慕ってはいけない人。