『スリル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
爪を立てて そっと
縁をはじく
触ってはいけない
わかってる
掻いたのは無意識だった
めくれたところから
血がにじむ
/ スリル
生か死か。
私たちはそういう運命だったのだ。
生まれや生き方など何も知らずに
共に過ごしたあの幼き日々から。
最初から敵として出会えていたら
どんなに良かっただろう?
友として出会わなければ
どんなに楽だっただろう?
今向かい合って差し出すものが
刃ではなくお互いの手であれば
私はお前の手を握り
しっかりと抱きしめるだろう。
次に動けば全てが決まる。
静寂。
滲む汗。
互いの思いを殺し、
同じ刹那、踏み出した。
-スリル-
スリルといえば江頭登場!でおなじみ、布袋寅泰のセカンドシングル。
ベビベビベイビベイビベイベーのフレーズが流れれば頭に浮かぶあの曲
癖なのだろう
気がつくと君は
ベッドの隅で眠っている
寝返りを打てば
間違いなく落ちる
落ちそうで落ちない君を見る僕
スリル
騒ぎ出した声に合わせてささやかに足元を駆け抜けてなくしたものにも気づかないまま
『スリル』
八月三十一日、午後一時五十六分。
りゑ子の夏休みもあと半日もしないうちに終わる。
宿題はとっくに終えていたし、滅多にない“家族揃っての休日”なのだからどこか遠くのレジャー施設にでも連れて行ってほしいところだが、りゑ子はその日、父と母と弟のひこ彦とリビングで身を寄せ合うようにして、何をするでもなくじっとしているしかなかった。
庭に通じる大きな窓はカーテンが閉め切られていたが、キッチンの小窓からは絵に描いたような青々とした夏空が広がっているのが見えた。光線みたいな強い日差しが、りゑ子の顔を照らす。しかし、眩しさに顔を逸らす前に、時折何かが太陽光を遮って薄暗い部屋から光を奪っていく。
窓の外からは、一切の物音も聞こえてこない。
子育て世帯向けの広大な住宅地で、普段なら車の往来も多く、乳児の泣き声や小学生のはしゃぐ声が四六時中聞こえてくるような場所なのに、今日は町ごと死に絶えたようにしんと静まり返っている。
りゑ子とひこ彦を抱き寄せていた母が、時計を見て「そろそろね」と言って立ち上がった。テレビのリモコンを押したが、電源のついた画面は砂嵐しか映さない。母は緊張した顔のまま、ボタンを押して国営放送のチャンネルに合わせた。
殺風景な白いスタジオに、スーツの中年男が一人座っている。男の顔も母親同様に表情筋が硬直し、目は血走っていて、台本であろう数枚の紙を持つ手が小刻みに震えている。
甲高い電子音が鳴り、スーツの男がゆっくりと口を開き始める。父の大きな手がりゑ子の肩を強く掴んだので、思わず彼女は「痛いよ」と声を上げたが、すぐに母に「静かにしなさい」と叱られてしまった。
スーツの男は原稿を必死で目で追いながら、震えた声で読み上げた。
「国民の皆様、今年も『オミツギ』の日がやってまいりました。皆様には例年同様、指導者様のご選定が終わるまではくれぐれも外出しないよう、お願いを申し上げます。なお、今年の『オミツギ』数は、昨年の二倍である約三百五十世帯となっております。選出されました皆様は、なるべく抵抗せず速やかに捕食されて頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。」
そこまで言うと、スーツの男が禿げた頭を下げたと同時に画面は砂嵐を映した。
母が泣いている。父はよくわかっていない様子の幼いひこ彦を抱え上げて、圧し潰してしまいそうなくらい強く抱き締めた。
ふと、りゑ子は庭に出しっぱなしにしていた朝顔の存在を思い出した。
そうだ、毎朝観察日記をつけなくちゃいけなかったのに。今朝は庭に出ることもしなかった。水もまだ上げていない。今日まで丁寧に育て上げてきたのだ、枯れてしまっては困る。
りゑ子はキッチンの小窓を振り返り、陽射しの強さを確認しようとした。
途端に、小さな窓が闇に覆われ、リビングは真夜中と化した。
#スリル
お化け屋敷は、数える程しか行ったことは無い。
それも、乗り物に乗ってまわるのではなく、自力に歩いてまわるとなると、私の記憶では1回きりだ。
地元のお寺では、初夏にお釈迦様の誕生日の祭りをやる
地元の人は「おしゃかさま」とそのお祭りのことを言うが、釈尊降誕祭(花まつり)が正式な名前らしい
お釈迦様の誕生日は、4月8日なのだが、旧暦でやるので、私の子どものころ「おしゃかさま」は5月8日と9日だった。
その頃は、本当に大きな祭りだった。
屋台が境内のほかにも、近隣の車道が通行止めになり、お寺までの道の両側にも屋台が並び、幼稚園や学校が終わった午後に祖母や父親に弟と一緒に連れて行ってもらうのが楽しみだった。
でも、祖母や父から「何か欲しいものあるか」とは言ってもらった記憶は無い。イヤ、言ってくれたのかも知れないが、端から端まで魅力的な屋台を前に、なかなか「これ」と言えなかったのか、言ったが「ダメ」と言われたのか、もう記憶に残って無い。
いつも「金魚すくい」をして「綿菓子」を買ってもらって帰って来た。
ピンクや青のヒヨコは欲しいとは思わなかったが、リンゴ飴は食べてみたかった。
境内には、掘っ立て小屋の怪しさ満点の『見世物小屋』や『お化け屋敷』が建ち、おじさんの呼び込み口上に、子どもには怖いもの見たさで、心くすぐられたが、本当に怖そうで、自分から入りたいとは思えなかった。
ある年、幼稚園に入ったばかりだった弟が言ったのか、『お化け屋敷』に入りたいということになった。
看板に描いてある「ろくろっ首」などの妖怪の絵が気になってはいたが、「入ってみたい」と言ったところで、父が連れて入ってくれるとは意外だった。
お化け屋敷は、真っ暗闇で、3人で入った途端に人が出てきておどかされた。
それ以降、弟は父の左足のズボンにしがみついて顔を埋め、私は父の右わき腹に顔を埋め目をつぶったまま、引きずられるように歩いた。
父も、子ども一人なら抱き上げるなり、背負うなりできただろうが、二人の子どもでは、引きずるように歩くのが精一杯だったろう。
最後まで順路を歩いたのか、それとも入口に戻ったのかさえも、右わき腹に突っ伏していた私には分からなかったが、そんなに長い時間には感じなかったので、入口に引き返したのかもしれない。
私の初めてのお化け屋敷は、ただ
ただ、父のべルトにしがみつき、わき腹に顔を埋め、目を強くつぶり、引きづられるように歩いた記憶だけだ。
それ以降、お化け屋敷に入ったのは、高校生の遠足で遊園地に行った時までなかったし、歩いて入るお化け屋敷は、その後は一度も無い。
きっと、子どもが入りたいと言ったら私も父のように、子どもを引きずったり、抱き上げたりしながら、歩くのだろうなぁ、自分が本当は怖かったとしても・・・と思う。
今度、実家に帰ったら、あの時の事を覚えているか、父に聞いてみよう。
『スリル』
スリルは嫌い。
スリルを味わいたい、楽しみたいという人はご自由にどうぞって感じだが、巻き込まないでほしい。
たまに付き合うこともあるが、怖がってるのを笑われるのは解せない。
怖いのに付き合ってくれてありがとうって、感謝ぐらいしろ。
スリルとは、死ぬと思うけど死なないという狭間の事だと思う。絶望感とも近い気がする。例えばジェットコースターなど。
俺は今か今かと落ちるのを待っている。
ゾクゾクとしたこの独特のスリルは何度味わってもやめる事ができない。
叫ぶ準備をして、安全バーに掴まる。
その頃には既に頂上へと到達していたため、今度はゆっくりと傾いていく。
一瞬静まり返った後、一気に加速して落下していく。
"ワァアアア‼︎"
落下すると同時に、俺を含めた乗客全員が一斉に叫ぶ。
その声には恐怖というよりも歓喜の色が混じっていた。
ガタンゴトンと大きな音を立てて、コースターが終着地点へと着く。
"お疲れ様でした"
そんな声と共にバーが肩から外された。
#スリル
今はどうだか知らん。FE。ファイアーエムブレムってゲーム。当時1マップ始めたらクリアまでセーブがないシステムだったんだわ。途中セーブは出来るけど再開できるのは一度だけのパターンな。
で、闘技場ってのがあって。全キャラチート運用するのにカンストまで経験値貯めるんだけど「まだいけるはず」って調子こいてキャラが死ぬ。死んだら二度と復活しないシビアなゲームだった。
5時間とか消えるわけだ。大変スリルな遊びでした。
スリルより安心と安全を求めるようになったのは
いつからだろう
大切な人ができてからそうなるなら
自分は見つけられたってことで良いのかな
どれだけバレずに見ていられるか…
靴箱にいる君を眺めながら、
上を見られないようにそーっとバレずに、、
目が合うか合わないかのギリギリのライン
ドキドキな時間。
お題〈スリル〉
白くて、強くて、たくましい翼。
誰もが喜ぶ、女神様からの贈り物だった。
周りを見ると、みんな誇らしげに宇宙を羽ばたいていた。
なぜ私だけ、飛べない壊れた翼を貰ったのか。
すると女神様は私を優しく抱きしめた。
「私は飛ぶこと以外翼の使い道がわからないの。
あなたなら、何か思いつくかと思って、その特別な翼を
渡したの。」
スリル/
人生の中でこんなに楽しいことは無い
バレるのが怖い?
いいや、バレるかバレないかのキワキワを走るスリルが
たまらなく面白いんじゃないか。
メリットなんてないさ 笑
楽しめればそれでいい。
デメリットだらけのこの人生に
スリルという楽しみを入れただけで
華やかに見えたんだ。
ならそれでいいじゃないか。
大嫌いなジェットコースター
サスペンスドラマ
推理小説
街中を歩く瞬間、スリルを感じる
人々が交差するとき、
波のさざめきのように空気が揺れ、
交錯する。
交じり合う。
だけど、混じり合わない。
誰かが発した大きな声が、
体格のいい波の交じり合いが、
わたしにはちょっとしたスリルであり、
ちょっとビクビク。
そんな波乗りの仕方もあるのかもしれない
スリルについて考える
日曜の朝
薄曇りの空
気温はまあまあ
外は静かだ
みんなまだ眠っている
その間に
スリルについて考える
ほぼ空っぽの列車が
追い越してゆく
穏やかで軽い響き
やがてそれも消えて
空の彼方を
音もなく飛ぶ鳥の群れ
追いかけて追いかけて
小さくなって
どうでもいいか
スリルなんて
「やっぱ,ここだよね!!」
大きな声で上を見上げている彼女
「なんで僕を連れてきたんですか?」
僕は言う
「なんでって...好きだから?」
遡ること数日前
クラスのムードメーカーの彼女に対して
僕はただのクラスの委員長
絶対に交わることの無い関係のはずだった。
そんな彼女は突然僕に告白してきたのだ。
嘘コクの可能性ほぼないと言っていいだろう。
彼女が悪ふざけで
そんなことをする人でないことは分かっているし
頬が赤く火照ってる様子や耳が赤いところから
ホントに嘘では無いようだった。
「ねぇ,返事は?」
「あぁ,えっと...時間下さい。」
断ることも受け入れることも出来ずに流してしまった。
「ねぇ,遊園地行こう!!」
そんな彼女の言葉通りに
現在僕は彼女に連れられて遊園地に来ていた。
「ねぇ,あれ乗ろう!」
彼女が指差しているは
2本のアームでぶら下げられたゴンドラが
空中でグルグル回るという
基本のコンセントが絶叫以外のなにものでもない
乗り物だった。
どうしてスリルをお金で買う必要があるのか。
僕はそう思いながら
テンションが高い彼女に着いていく。
─────『スリル』
「スリル」
ワクワクするし
刺激的
たまにはいいなー