『スマイル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
アラームがなる前にぱっちり目が覚めて
ふわふわの毛布から体を起こす
丁寧に淹れたコーヒーと一緒に
近所のパン屋さんのミルクフランスを頬張りながら
春が待ち遠しくなるピーチピンクのアイシャドウと
友人からの贈り物のリップを纏って
最後の仕上げで鏡の前でにっこり「スマイル」
今日も私に魔法をかけるの
スマイルといえばナット・キング・コールの
「スマイル」を真っ先に思い出す
坂本九の「上を向いて歩こう」もそれと似たメッセージを持っていると感じる
どちらも世界中で愛された曲だ
心が折れそうなときも、ひとりぼっちの夜も
それでも
笑顔でいよう、上を向いて歩こう
そうすれば空の上、太陽があなたに輝くさ
世界のどこかでそう伝えたい人がいて
世界中でそれを信じたい人がたくさんいるんだ
人間って切なくて素敵だ
[スマイル]
君の笑顔を初めて見たのはいつだっけ
君の笑顔に惹かれたのは
惹かれていると気づいたのは
いつだっけ
そのころころと忙しなく変わる顔を
いつまでも眺めていたい
その笑顔をもっと見せて
もっと もっと
ああ、そうだ。形に残したらいいんだ。
「ほら、こっち向いて!じゃあ撮るよ」
はい!スマイル!
2024/02/08_スマイル
今日も作る
嘘のスマイル
スマイル仮面をつけて、今日も1日過ごしていく。
面白くないことでも笑っておくと
みんなが優しくしてくれる。
だから今日もこの仮面を使う。
―なんか最近たのしいな
楽しいから笑うんじゃなくて
笑うから楽しいんだねって言ってみたり
スマイル
笑えない冗談。
笑えない出来事を思い出す。
笑えよ、何も分かっていないのに話しかけないで、私の事を理解してほしかっただけなのに。
どうしてこんな辛い思いをしなければいけないの?
母が死んで、それなのに笑えって、ムリだよ。
お前らにはわからないよね。
もう耐えがたい出来事から、逃げたくなったから。
ほら、笑ったよ。
スマイルを浮かべる人達と、笑うことしかできない私達。
「あと、スマイルを3つ」
「えっ?」
某ファーストフード店でのバイト中。
ある男性がさらりと述べたので、一瞬気づかなかった。
本当にこんなこと言う人いるんだ。
学生がふざけて頼むのは聞いたことがあるが、
今私の眼の前にいるのは、四角い眼鏡を掛けたスーツ姿のサラリーマンだ。
仕事帰りだろうか。
彼の視線は、ずっとスマホの画面に注がれている。
聞き間違いか。
私は注文内容を繰り返す。
「ポテトのLサイズをひとつ、烏龍茶をひとつ、スマイルを3つですね。」
「はい」
聞き間違いじゃなかった。
本当にこの親父はスマイルが欲しいというのか。
しかも3つも?
この変態親父め。
私は袋にドリンクの型紙と品物を少し雑に入れた。
「お待たせしました。ありがとうございました。」
私は笑みを一切浮かべず、声のトーンだけを上げて品を渡した。
彼はそそくさと品を受け取ると、店を出ていった。
レシートにはきちんとスマイル×3 0円と書いてやった。
するとすぐ彼は店に戻ってきて大声でこう言った。
「すみません、スマイルが入っていないのですが。」
「は?」
「スマイルはないのですか?」
「提供時のサービス的なものですので。」
「え、お菓子みたいなのじゃないんですか?」
あまりに彼が驚くので、私も一瞬疑心暗鬼になったが、
いやそんなもん0円で提供出来るほど経済的余裕は日本にあるわけない。
彼は自分の間違いと周りの視線に気づいたのか、酷く顔を赤くして帰っていった。
日本は今日も平和である。
不思議な魔法使いの国で
おてんば娘は踵を返しスマイルを浮かべた
今日は髪をひとつにくくり
お気に入りのワンピースは陽に
照らされ反射する度に陽光は瞬きを
繰り返す
ミラーは表情を次々と変える
女優のように慶びを称える
もう、あの人はいない
いない、愛などない
あれほど愛していても
勘違いだったようだ
いない、死んだから
私が失くしたから
いいのです、それで
いいのです、わがまま言いません
スマイル、スマイル、スマイル
愛などない
スマイル、スマイル、スマイル
わがまま言いませんから
スマイル、スマイル、スマイル
何も言いませんから
空気で居させて
くまさんのことぶき
悲しい顔より、笑っているほうが幸せになれるよ。
笑っているから幸せになれるんだよ。
#スマイル
テーマ『スマイル』
「俺だって面白けりゃ笑うよ」
いつもと違うその柔和な表情に、してやられた。
心臓は半分盗まれたといってもおかしくないくらいだ。彼から目を離せず凝視してしまう。煙草の煙を宙へと浮かす彼は、いつもなら何処か色気が溢れて見えるのに、こんなに子供っぽく笑うだなんて。
「え…え?」
「は?」
語彙は消滅。だってそりゃそうでしょ。いつもあまり笑わないことで有名な人が、こんなちっぽけなことで口を開けて笑うことが意外だったんだもん。彼だって人間なんだから笑うくらい当たり前のことなのに。
「お前って時々バカっぽくなるよな」
呆れ口調で煙草を消した彼は、いつもの仏頂面でわたしを置いて背を向ける。さっきの笑顔の欠片もない。
だけどわたしはその場でポツンと三十秒、いや一分。
嘘でしょ?いやいや、ないない。…でも。
数分前の彼の笑顔を思い出すだけで頬が途端に熱くなる。未だ鳴り止んではくれない胸の音もプラスされたら、自覚せざる追えない気持ちが生じるわけでして。
本当に恋ってどこに潜んでいるか、分からない。
1番楽しいと思えた時にその笑顔を見せてね
引きつってる笑顔なんて見たくないからさ、
僕、君の楽しそうな表情が大好きだからね!
スマイル
今日高校の倍率が発表されたけど、高すぎて落ちそうで怖いけど笑顔を忘れないで頑張る
スマイル
いつでも笑っていられる人は誰よりも強い
ブルースカイ。
2024/02/08㈭
空の話しではなく
招待制ではなくなったブルースカイ、始めましたか?
するなら今なの?
でもIDは?名前は?アイコンは?
と考えたら躊躇。
要は面倒くさい。
Xと同じにしているユーザーさんも
多いみたいだね。
保留かなあ、と思ったら
あ、時間管理して早く寝たいと
思ってるんだから、新しいことを
始めてどうするんだと落着。
必要なものは、必然的になるでしょう。
それまでは、距離を置いて。
そんな今日は
モッパン御用達なのか?の、
スーパーのロピアへ。
ロピアはヨーグルトの種類が
豊富だからたまに行きます。
ヨーグルト大好きなので。
はみ出し寿司っていうの?
ネタが出てる巻きずしも買った。
恵方巻の余韻のせいか
巻きずしを求めてる。
この数日、食べ物日記になってる。
口が卑しいからね。
おやすみ。
ハッピーバースデー🎉🎊
カメラにスマイル😊
スマイル
「俺のスマイル一つ千円でどう?」
『は?気でも触れたか?』
「ガチトーンやめよ?俺のガラスの心が砕け散る」
『ワイヤー入り強化ガラスの心が?』
「うん。粉っごなに爆発四散する」
『スゲェな俺の言葉の力。物理的に人殺せそ』
「言葉は簡単に人を物理的に傷つけるんだよ!だから用途容量を守って適切に使いましょう!」
『どこぞのCMにありそうな文言』
「その笑顔は本物ですか?心の涙に気づいてください。ちゃー↓らー↑」
『その涙はきっとオランダの涙』
「何それ」
『ggrks』
「またそんな攻撃力高い言葉使って!今充電5%なの!教えてシンユウえもん!」
『語呂わっる』
「それな」
『ほい。こんなん』
「うわー。爆発してる。やば」
『傷つけた側に自分を犠牲にして強めのカウンターを仕掛けるその在り方嫌いじゃない』
「こうやって争いの連鎖が起きるんだ。俺知ってる」
『歴史赤点がほざきおる』
「あーまた!なんか今日刺々しくない?」
『いつもの事だろ』
「それもそうか」
『んで、お前何?金欠なの?』
「話がやっと戻った。そーなんだよ!赤点取ったからお小遣い減額されちゃって!好きなゲームの新作出たのにー!」
『それで友達に金をたかるのか』
「うん。俺の笑顔が見られるなら安いものでしょ」
『千円払っても良いけど』
「マジ?!」
『その代わり俺がお前を笑顔にしたら一万くれよ』
「え、プロポーズ?」
『頭沸いてんのか』
「心に響くその言葉」
『それでも傷はつきません』
「そんな、大きなカブみたいな。最終的にはみんなで寄ってたかって俺に暴言吐いてくんのかな」
『それでも傷はつきません』
「俺の心強すぎない?無敵じゃん。どこか系の小説サイトで無敵、無双、チートってタグ付けされる奴だ」
『無敵強化ガラス製の心を持つ俺の異世界無双!〜俺を傷つけた奴はチート能力“オランダの涙”で爆発四散!今更謝ってももう遅い!お前ら全員吹き飛ばしてやるからな!〜的な?』
「あっははは!最高!百点!それっぽい!ん?…待って?これ俺犠牲になってない?敵と一緒に粉々になってない?自爆型の能力とか地獄じゃん」
『今笑ったな?わーい一万ゲット』
「しまった!」
『相棒の笑いのツボが想像以上に浅い。帰ったら速攻で爆笑動画漁って送りつけて荒稼ぎしたろ』
「ちょっと?!」
『あ、こないだ面白い動画見つけたから送るわ』
「テンションの温度差えぐ過ぎて風邪引いちゃう」
『引いたら看病しに行ってやるよ』
「親友がお粥で一人闇鍋してダークマター作り上げた時の恨みは忘れてないからな!病人を労われ」
『顔見に行ったら思いの外元気そうでつい』
「ついじゃねーよ!ついじゃ!あれのせいで熱上がりそうだったわ」
『そうって事は上がらなかったのか』
「次の日も学校休めると思ったのに!俺の期待を返せこの野郎!」
『すまんなぁ。あ、動画いる?』
「いる。お前の笑いのツボ、ホント謎だからどんな気持ちと表情でこの動画送りつけてんだろって想像するとそれだけで笑える」
『わーいまた一万ゲット』
「俺とした事が!」
《キャスト》
・相棒
新作ゲームは親友とお金を出し合って買ったらしい。
・親友
買ったゲームが思ったより面白くて前作を揃えようか検討中。
笑顔には、幸せホルモンの分泌やNK細胞の活性化など人にとって良い効果があるのは有名な話だ。
幸せも勿論必要だが、現在風邪に傾きかけてる我が身に最も必要なのは、後者の効能だろう。
脳の面白いところは、作り笑いと本物の笑いを区別していないというところだ。
形だけの笑顔で勝手に上記の物質が出るなんて、なんて良い作りだろうか。
人に見せるわけではないので、歯を見せてぐっと頬を持ち上げる。目は笑う必要はないので、見事に形だけの笑顔が出来上がる。
スマイル、スマイル。
これでNK細胞が活性化して、活躍してくれるというのなら多少間抜けであろうと、サイコパスみがあろうと構わない。
スマイル、スマイル。
折角の三連休、布団の中で療養する未来は全力回避しなければ…
おっと、口がへの字をかくところだった。
スマイル、スマイル。
彼はいつも暖かい笑顔を浮かべてる人だった。
誰にでも笑顔で分け隔てなく接している。
彼のいる場は穏やかで、彼はその笑顔でいろんな人と和やかな関係を築いていた。私も例外ではなく、彼の笑顔にいつも癒されていた。
そんな彼と少し仲良くなって、よく喋るようになった。彼は思っていたよりおしゃべりで、時々毒っ気のある言葉も吐くが、私が見る限りいつも明るい感情でいた。
そんな彼が、私の前で怒って、涙を浮かべた。
次に会った時彼はその時のことを気に病んではにかんで笑って、謝ってきた。
しかし、私は彼が暗い感情を見せてくれたことが、誰にも心の奥底を見せない彼が、その誰も知らない彼の一端を見せてくれるほど気を許してくれたような気がして、彼には悪いが無意識に口角が上がってしまうほど嬉しかった。
【195,お題:スマイル】
犬を拾ったんだ。
薄汚れててボロボロで、今にも死んでしまいそうで放っておけなかったんだ
抱き上げようと手を出したら、そいつ俺のことを噛んだよ。全然痛くなかったけど血は出た
家に連れて帰って初めて気付いたのが、コイツは犬じゃなかったってこと
まあ拾ったのが魔法の森付近だったから、薄々気付いてたけど
コイツは狼だ、それに多分結構上位の魔獣だろう
身体を洗ってやっても灰色が落ちなかったのは、コイツの毛色が元々灰色だからだ
何があってあんな人里近くに居たのかは分からないが、ひとまず保護することにした
まだ詳しい種類は分からないけど、人に変化出来るタイプならいろいろと便利だろう
「う"う"ぅ"ぅ"ぅ"~~」
「やっぱ昨日の今日じゃ無理か」
これからは不幸な目に合わないでほしいのと、笑って生きてほしいことから「スマイル」と名付けたが
"彼"はなかなか偏屈で頑固な性格だった、彼、というのは
人に変化出来る魔獣だったことから、ペットとしてではなく1人の人間として扱おう、という意思からきている
もともと野生で生きる種族だからだろう
彼はなかなかに野性的で、家を空けて戻ると核爆弾でも落ちたのか、と思うほどに家が滅茶苦茶に荒らされている
「そうしろ、と言うわけではないが、もう少し規模を縮められないか?」
「.........」
この奇妙な生活はいつまで続くのだろう
彼が野生に戻ろうという意思があるのならすぐにでも戻してやりたいとこだが
生憎彼の傷はまだ治癒しきってない、かなり時間が経ってる筈だが異様に治りが遅いのだ
未来が決めることをうじうじ悩んでもしょうがないが、部屋を散らかすのは勘弁してほしい
割れて散乱した花瓶を片付けながら、俺はふと思うのであった。
玄関を駆け抜けるお姫さま。
嬉しさでしっぽをフリフリ。
ピョンピョンと飛びついて
お出迎えする。
興奮が溢れ過ぎて
喜びの息づかいの
ハフハフしたスマイルは
100パーセント。
題「スマイル」
récit œuvre originale
28日目【スマイル】
「いつもニコニコしているね」
子供の頃は、褒め言葉だった。
何にも考えてなくて、ただ毎日マイナスやネガティブな気持ちじゃないから、ニコニコしてたんだけど。
大人になったら、いつもニコニコを「裏がある」やら「打算的」やらムカつく態度だと思う人がいることがわかった。
当の本人は、子供の頃からあんまり変わってなくて、マイナスやネガティブな気持ちを持ちにくい気質で、何にも考えてないだけなんだけど。
それが「嫉妬」になるなんて、考えが及ばなかった。
確かに、生まれてからマイナスやネガティブな気持ちを多く持つ気質だと、ニコニコは「そうなりたかったけど、出来なかった自分」を感じて、腹が立つんだろうな。
残念だけど、人を傷つけないニコニコなんて、この世には存在しないんだろうな。
だから、マイナスやネガティブにまみれて、ニコニコに嫉妬して文句を言う人のことは、気にしないべきなのだ。