ススキ』の作文集

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ススキ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/10/2024, 10:49:42 PM

ススキの穂を振りつつ遊んだ幼き日

何も知らずにただただ駆け回ってた

ススキの穂を引き抜くのが楽しくて

次々と採っていた

たくさんのススキを抱えて

持って帰っては

母にこんなにどうするの!?と

言われていた記憶がある

今はそんなススキ野原は

滅多に見られなくなった

何も無いただの野原で遊ぶ

それが贅沢なことだと

今になって知った





「ススキ」

11/10/2024, 10:44:05 PM

ススキ


秋になると
病院にススキが飾ってあった気がする
外に出られないあの場所には
いつも季節の草花が飾ってあった

綺麗だし
四季を感じられるのはいい事だと思う
ただそれって
知らないと気づけないんだよな、とも思う

サクラやススキが季節と結びついてない人は
どんな風に見えるのだろう

11/10/2024, 10:43:18 PM

あ 月が黄色
い 何してんだろ、うさぎ
あ そりゃ餅つきでしょ
い 餅、食べるの?
あ …いや
い こっち見てるとか
あ ?
い お地球見
あ の、お団子?
い そ

『ススキ』

11/10/2024, 10:39:06 PM

〜ススキ〜
ススキがなびく
ススキからすを一つとると
スキ
なんか可愛らしいな
人生の楽しさなんて
たくさんあるし、見つけるのは難しいかもだけど
結局それを楽しむかは自分次第
ちょっとした事でいいんだと思う
すすきからすをとるとすき!
それぐらいでいいんじゃないかな
だいすすき!
だいすき!

11/10/2024, 10:36:52 PM

色があるようでないような
ふわふわと空に舞っていきそうな
青空に黄金色に輝くきみを見ていると
なんでもできそうな気がする

#ススキ

11/10/2024, 10:31:23 PM

いつの間にか伸びてきて
道に顔を出すススキは
夕日に照らされて
黄金に輝く波を打つ


11.10 ススキ

11/10/2024, 10:28:59 PM

『枯尾花』

 秋も終わり吐いた息が白く染まり始めた寒さの中、僕はある人の墓の前にいた。
 彼女、僕が一目惚れして初めて付き合った女性の墓だ。こうして墓を目の前にしても、まだ生きていたあの頃がつい昨日のように思えて仕方がなかった。
 お供え物を置くと墓の前で目を閉じて手を合わせる。山に近いからか人工的な音は聞こえず、墓地の周りの枯れかかったススキが冷たい風を受けて鳴らすガサガサという音だけが響く。そんな中で目を閉じていると、脳裏に彼女との想い出が浮かんできた。

 彼女は優しい人だった。
 デート中に遊園地で出会った迷子の子供を優しくあやして、母親が見つかるまで遊んであげていた。きっと君との子供ができたら親バカになると思うな、だって子供は好きだけど好きな人との子供ならもっと好きになるだろうから、と将来のことを語っては微笑んでいた。
 そんな彼女に、僕も子供が好きだから二人揃って親バカで子供に呆れられるかもね、と苦笑しながら返した。今の幸せな生活が続いて、子供ができて、子煩悩になって、そんな将来を二人で思い描いてはくだらない会話を繰り広げていた。そんな毎日が本当に幸せだった。

 彼女は残酷な人だった。
 死の間際に彼女の手を握って死ぬな、死ぬな、と絞り出すように言うしかできなかった僕に向かって、もっと素敵な女性を見つけて幸せになってね、と言った。彼女が僕を好きな人と言ったように僕の好きな人は彼女しか居ない。
 彼女以外の女性を見つけて幸せになるなんてできそうにないのに、それでも彼女の願いだと叶えないといけない気がして。その言葉は僕にとっては呪いの言葉に等しかった。

 彼女の死から1年。自分の気持ちはあの時から全く整理できていない。彼女だけを愛したい自分と、愛しているからこそ彼女の願いを叶えたい自分との間で板挟みになって生きる毎日は本当に辛かった。

「僕は君だけを愛しているのに。」

 あの時彼女に返せなかった言葉をぽつりと零しながらゆっくりと目を開く。いつの間にか風はやみ、辺りは自然の音も聞こえない静寂に包まれていた。
 また、来るね──小さく呟いたその言葉だけが寒空の下に響いていた。

 墓参りを終えて帰路に就く。冬に似合わない少し暖かい風が吹いて、まるで別れを告げるかのように参道の脇のススキが穏やかに揺れていた。

 ふと吹いた柔らかな風に揺らめいた 尾花に君の面影を見た

 ──お題:ススキ──

11/10/2024, 10:21:06 PM

サッカーの
君が脳裏に
浮かばなく
なったと気づいて
どれだけ経った?

11/10/2024, 10:16:11 PM

ススキ

さみしそうに揺れている…
何かあったの?
だいじょうぶ?
1人じゃないよ

そばにいるね
ススキさん…

11/10/2024, 10:09:47 PM

ススキ だったもの

私の見てる世界は美しくて鋭利
似てるから冬が来ると怖くなる
私の中身と世界の間にある膜が薄くなって
冷たくしちゃだめなところが凍ってしまう

11/10/2024, 9:50:26 PM

今までススキとは縁がなく、お月見に飾るねこじゃらしみたいな植物というイメージしかない。調べたところ、お月見する十五夜にススキを飾るのは、秋の収穫の感謝と翌年の豊作を願い稲穂のかわりに供えるためらしい。神様の依代ともなっており悪霊や災いから守ってくれるんだとか。縁起の良い植物だったのね。ねこじゃらしとか言ってごめんなさい。

11/10/2024, 9:29:14 PM

ススキを見るともう秋なのかと思う
太陽に照らされ辺り一面はキラキラと輝く綺麗だ
とても暑かった夏が秋へ変わっていくことがすこし切なく思う

11/10/2024, 8:58:53 PM

今日から仕事だけど
ガチでやる気出ねぇわww
近いうちに生活保護でもとるか

11/10/2024, 8:26:06 PM

あちこちに散らばっていた
      ピースがひとつのカタチを
      作っていくようにカチリと
      音を立て大きくなってゆく
      可能性はいつも無限に有り
      あなたはそれを信じること
      心配の種は時折邪魔をする
      道を切り拓いてゆく準備が
      整ったであろうその時には
      安心して送り出すがいいと
      教えてくれた日が昇る前に

11/10/2024, 8:10:34 PM

ススキが揺れる
つられて君の髪も揺れる
君を見て
僕の心も揺れる

11/10/2024, 7:59:55 PM

今年の秋はちゃんとした秋だった。て書いたら、なんか変に思うかもしれないけど、寒いわけでも、暑いわけでもなく丁度良く、秋の長雨で、秋晴れで、日本に四季が戻りつつあると思う。

11/10/2024, 7:55:39 PM

ススキ



怖いほど美しい満月が、
夜の静けさを照らします。

せっかくの月見だからと、
お団子とススキを、
供えた、貴方。

お月見には、月餅や西瓜を、
供えるのでは?
私がそう問い掛けると、
貴方は驚いた顔をしました。

月見も花見もないほど、
遠く、文化も違う、
異国に流れ着き、
ほんの少しだけ、
似た出身の貴方と出会って。

少し似ていて、少し違う。
お互いの故郷の文化が、
どこか不思議で、懐かしくて。

月明かりに映る、
ススキの影が、
寂しげに揺れているのを、
静かに見つめていました。

今、私の隣に貴方がいることは、
儚い奇跡だと感じて。

だから私は、
この夜を、心に刻み、
そっと貴方に寄り添うのです。

11/10/2024, 7:47:11 PM

ずっと奥に進んで行っていました。上かも下かも左かも右かも、どこへ行くのかも分からずに。下はびちゃびちゃしていていて、偶にきほう玉がパチンッ!と弾けて頬に投げつけられます。歩いていく度に土は私の足を受け入れてくれます。徐々に。歩ける足が有りながら、考えられる思考がありながら、健康的な愛い体がありながら、自分の思ったことを実行できる環境がありながら。面倒なので何もしないという真っ白で真っ黒で愚かな行く末を土は受け入れてくれる。どんなにカラーを募った人でもいつかは土となり石となり山となる。皮膚が爛れきった頬は綺麗だとは言いきれんでしょう。ワサワサ、態々掻き分けてやってここまできてやったのです。大量たるものをエイャ!ホイヤ!とこの手で嬲り倒して。まだ二十代半ば、学もなく、知恵も無く、行動力も無く、無作法にしょぼくれた後悔と言うなの今はなき幸福に紛れ込んだ失敗を使い自分を正当化し、微動だにしない自分を慰める。先日唯一のバイトを隠退した。なけなしの金は滞納していた家賃諸々と親への仕送りで消えた。今後の人生のお共は土です。公園です、宙ぶらりんと頑張って浮かぶブランコの上に人は足を置き、体重をかけ、ギィギィと悲鳴をあげさせます。ああ、かわいそう。まああ、かわいそう。かわいそうに。かわいそうーーーーー!……人は可哀想だという人の言葉に非常に敏感で可哀想がっています。他人を可哀想だと見下す感が嫌いなんだと。ハン、無差別に人を見下すバカがよく言う。人は何かに必ず潜んでいる。もちろんススキも。

11/10/2024, 7:12:29 PM

ススキ




春の七草は粥にする
秋の七草は観賞する

花びら持たぬ悲しい花は
風になびいて涙をためる

白きススキは実を揺らし
過ぎた遠い日、行きたがる

月がフフフと笑うから
それ見たネズミもつられてる

白いススキもゲラゲラと
笑うみたいに見えてくる

そして私も泣きながら
まんじゅう投げて
パクンと食べた

11/10/2024, 7:08:09 PM

これはまだ私が幼少の頃、祖父母の家に遊びに行ったときにあった出来事でございます。

 祖父母の家は大きな河川のすぐそばに建っていて、その河川にはこれまた大きな広場がありました。
 そこはとても広くよくご老人の方がゲートボールしていたり、小学生ほどの年齢の子が野球やサッカーなどの球技で遊んでいられるような場所でした。
 小さなベンチが等間隔にぽつぽつとあるだけの、それこそ公園と呼べる場所でこそありませんでしたが、当時の私は走り回るのが大好きで、そんな私にとってはかっこうの遊び場でございました。ですから、祖父母の家に行く度に私は真っ直ぐ河川の土手を渡ってそこに行ったものです。

 その広場なのですけれど、少し不思議なものがありました。
 それは、大きな森のような場所。少し歩けば川に行き当たるような場所には不釣り合いに思うような、そんなところでございました。
 川沿いに続くその森は木々がひしめき、そのうえ周囲を私の背よりも高いススキが覆っているものですから外から見ても森の中が薄暗く鬱蒼とした場所になっているのは想像できます。なにより、ススキの隙間から見える森の先の暗いこと。私はその広場の中でその森だけがどうも好きなれず、いえ、苦手でございました。

 そんなある日の事。私はふっと思い立って森にそって歩いてみることにしました。
 高い高いススキの横を歩き、時折横を見やってススキの隙間から森の中が見えないものかと思いましたが、厚いススキの壁はピッタリと間を閉じておりとても見えたものではありませんでした。

 そんな森の終点に行き着いた時。森に、入り口があるのを発見いたしました。
 木々の終わり、ススキの壁もなくなった頃古ぼけて読めたものではない看板と、素朴な木材で作られた木の道が森の中へと続いていました。
 私は似たような木の道を学校で見たことがありまして、そこは小さな川の流れる自然豊かな場所でした。
 そこがお気に入りの場所であった私は興味を惹かれその木の道の上にそっと足を置きました。木はきし、と軽い音を立て少し地面に沈み込みました。
 あの薄気味の悪い森の中に入れるのだという高揚感と、森の中はどうなっているのだろうという好奇心が私の背中を押して、日は傾きかけていましたがこのまま先に進んでみようとさらに一歩を踏み出しました。
 木の道は真っ直ぐ森の中には続いておらず少し曲がりくねり小さな小川を抜けてから森に入るようでした。
 先ほどまで自分がいた場所とは一変したそこに、興奮とそれに並び立つくらいの恐怖を感じていた時です。

 ガサ、と背後で音が鳴りました。
 
 ガサ、ガサ、ガサ…音を立てているのはあの私よりずっと背の高いススキです。
 最初は森の近くですし鳥か、あるいは猫かと思いました。しかし、妙なのです。
 小さな動物が揺らしたにしては、音が大きいように感じました。もっと、大きな…何かがススキの中にいる。
 ゾクリ、と背筋が凍りました。まだどこかで所詮動物だろう、気にせずに好奇を誘う森の中に進もうと考える私もおりましたが、どうにもその音が気になるのです。
 音は変わらず続いています。ガサ、ガサとなるススキを私はジッと見つめてどこで、何が揺れているのか確かめようと思いましたがどうにもわかりません。
 私の目に映るススキの壁は、依然として静かなままでどうにも動けずいた私の頭に最近読んだ怖い漫画が蘇ってきました。
 日常に潜む怪異に魅入られたら最後、死ぬまで付きまとわれるというそれは私の心に恐怖を深く打ち込んでおり、もし目の前で起こっているこれがそうなのだとしたら、ススキの向こうの何かはあの『怪異』なのではないか。
 そう思うと暗い森が私の恐怖心を一斉に煽りだし、心の中で森に入るなという警鐘がガンガンと鳴らされ出しました。もういてもたってもいられず、私は急いで森から抜け出し真っ直ぐ祖父母の家に帰りました。

 以来私は、祖父母の家に行ってもあの広場に行くことを避けるようになりました。
 というよりも、あの森に少しでも近づきたくなかったのです。
 それは、大人になった今でもそうです。祖父母の家に頻繁に行くことはなくなりましたし、より近づかなくなった、ともいえます。
 しかしたまにはと祖父母の家に顔を出しに行った際は、あの広場を見下ろせる土手を散歩する事が多く、自然とあの森が目に入ります。
 そこは、昔と何も変わりません。未だススキの厚い壁が森の中を押し隠し続け、薄暗く鬱蒼とした森の神秘を守っています。

 しかしあの森の、あのススキの中にいたのは怪異の類だったでしょうか。

 あの森での話を一度母にしたことがありましたが、母はひどく顔をしかめ「中に入らなくて良かった」「夕方にあんな薄暗い場所に近づくな」と言いました。
 今思えば、あれは怪異などという不確かなものではないでしょう。仮に動物にしたって危険ですし、本当にあのまま森に進まなくて良かったと思います。
 あそこは、本当に暗い場所でした。時刻が夕暮れだったのを差し引いても暗すぎるほど。それに、その時刻になると人もほとんどいなくなります。実際、私はあの時一人で周囲に人の気配はありませんでした。
 あの中で何があっても、私は誰にも助けてもらえなかったでしょう。 
 …それを、私以外の誰かが知り、誰かが森に入るのを待ち潜んでいたのなら…。

 今も、あの森を見るとすぅっと血の気の引く気がいたします。






きょうのテーマ『ススキ』

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