『ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
公園でジャングルジムで遊んでいる子どもを見て
自分が子どもの頃は
ジャングルジムが凄く大きく見えたっけ
登るのが怖くてだけど楽しくて
ゆっくり登っていくのを思い出したら
なんだか人生と同じだなって思ったんだ
緊張する
怖くもある
だけど楽しくもある
ジャングルジムをゆっくり登るように
人生もゆっくり進みたいなと思った
ジャングルジム
子供の頃によく遊んだジャングルジムに登る。
記憶にあるほど高くない。
思い出の景色は大人になると小さく見えるというのは本当のようだ。
しばらく周りを眺めていると、数人の人が近づいてきた。
大人も遊びたいよななどと考えていると声をかけられた。
子供が遊べないから降りろとのこと。
ベンチに移動し遊んでいる子供を見ているが、不審な目で見られている。
暇を持て余しているだけなのだが。
これ以上あらぬ疑いをかけられぬ内にこの場を去ろう。
近所に公園なんか無くて、だからこそ小学校で集まることが多々あった。
ブランコ、鉄棒、そしてジャングルジム。
どれも触れたのは低学年の時だろう。
全員でドッジボールをしたり、鬼ごっこをしたり、遊びも段々と変化していった。
今の子供は家でオンラインゲームをしているらしい。自分もかつてはしていたのだが、外と中のバランスが取れていた気がする。
今はそんな過去が愛しい。愛しくて、懐かしくて、美しくて、ちょっぴり切ない。
あの頃に戻りたい。
今の自分を見たら、昔の自分は悲しむかな
【ジャングルジム】
ジャングルジムがない公園が増えてきたのはいつ頃だったでしょうか?
私のきょうだいは昔、ジャングルジムから落ちましたね。
しかも下手な落ち方をしまして前歯を破損。
いやあ、乳歯で良かったよね、本当に。
昔もきっと、ああいった怪我をする子供が少なかったわけではないと思うのですけどね。
騒ぐ保護者が増えた?
子供ひとりがより大事にされている?
どちらもありそうな気がします。
『ジャングルジム』
幼い頃、彼は公園のジャングルジムのてっぺんが好きでよく登っていた。するすると軽やかに登っていき、細い鉄の棒にしばらく腰掛けて遠くを見るのだ。
対して僕は臆病で、てっぺんまではいつも行けなかった。だけど彼の近くにいたくて、真ん中あたりまで登ってしっかりと柱を握りながら、平気なふりで希望に満ちた夢の話を聞いていた。
本当は、勇気がほしかった。
同じ景色が見たかったんだ。
「一緒にてっぺん取ろう。お前とならできる気がするんだ」
大人になった彼は相変わらず眩しかった。
差し伸べられた手を見つめて僕は目を細めた。
「僕もそう思う」
握った手のひらは熱くって、鉄の匂いがよみがえるようだった。
最後に遊んだのは、あなた達よね。
懐かしい、今、思っていたところなの。
この数年が一年のようだと。
早く仕上げないとね。
しっかり届いています。
あなたに感謝しています。
私が甘いですので、きっちりやります。
鳥肌が立ちました。
このきっかけを久々に思い出しました。
エンジンはかかっています。
また、違った交流が始まる。
隠れても君の傍居る星月夜
ジャングルジム98
また来週月曜日
ハートが900個になりました。
ありがとうございます。
僕はジャングルジムで遊んだ覚えがない。改めて考えると、何で遊んでいなかったんだろうと。え、今から遊べばいいって?流石に怖い。
もう一つ、遊べない理由がある。単純に、ジャングルジムを置いている公園が滅多にないのだ。最近、危ないから。という理由で減らされているらしい。怪我人が出たら困るのは分かるが、幼い頃から慣れ親しんだ遊具がなくなっていくのは悲しい気もする。
この調子だと、滑り台も無くなりそう……。もしかしたら、その頃にはバーチャルも普及して、公園という物もなくなっているかも。
世界はどんどん変わっていくなあと感じる。ジャングルジムを通して、こんなことを学ぶとは思わなかった。いつまでも同じ世界だと思わないことだな。
ジャングルジム
今、現在…あの鉄格子を渡り歩く事はできない。
10キロくらい痩せたら大丈夫かな?
その前におばちゃんがジャングルジムで遊んでたら怪しいね。
あ そこまで行ったらさ…
い ま、そうなんだけど
あ 先行っちゃえば?
い いや、ルートとかさ
あ もう少しでしょ、頂上
い ま、ね
あ 上で待ってるのは?
い 一緒に上りたいんだよね、なんか
『ジャングルジム』
ジャングルジム。
ジャングルというほど不規則ではない。
四角に登るだけ。
遊び方はよくわからない。
ただ、思い出そうとすると子供の頃の記憶に簡単に辿り着く。
今はもう懐かしむのは登るより簡単だ。
「ジャングルジム」
幼き頃、ジャングルジムから見た景色は
今でも忘れない
小さな時にしか味わえないあの気持ちを
大人になった今でも鮮明に覚えている
天辺まで上ると
掴まるところがなくて
心もとなくて
大きく腕を伸ばす
雲をつかまえたら
落ちなくて済むかな
………ジャングルジム
ジャングルジムでの鬼ごっこ、
追いつけそうで追いつけない。
捕まりそうで捕まらない。
瞳を輝かせて遊んだ あの頃。
懐かしい友の顔、
1日があっという間だったなあ…。
「ジャングルジム」とかけまして
「ボランティア」と解きます。
その心は「全身/善心」を使います。
ジャングルジム
幼い頃はよく遊んでいた気はする
いつからかこの本やぬいぐるみばかりの部屋に閉じ込められていて、誰かと遊んだ時期の記憶は曖昧だ
それでも最近は…
最近はあなたが色んなことを聞かせてくれるから外の世界を知れて楽しい
ジャングルジム
子どもの頃、ジャングルジムのてっぺんに登ってはしゃいでいたあの子。
仲間に揉みくちゃにされながらのやんちゃな笑顔が眩しくて。
私はそんな遥か頭上のあの子をことある事に見上げていたっけ。
足が速くて、運動会では毎年リレーのヒーローだった。
あの子が授業中にふざけたとき、叱った先生の顔がどこか嬉しそうだったのは、私の気のせいなんかじゃなかったはず。
あの子が大声で私の名前を呼ぶたびに、
うしろからポニーテールを引っ張るたびに、
通りすがりにペンケースを持っていくたびに、
私が俯いて何もなかったふりをするのは、あの子が嫌いだったからじゃない。
周りのみんなから注がれる私への視線が痛かったから。
ある夏の終わり。
すっかり陽が落ち切ったある日。
あの子はうちのチャイムを押した。
不機嫌に黙って差し出された透明なプラスチックの箱。
そこには、私が好きなキャラクターの消しゴムが詰め込まれていた。
「くれるの?」
そう聞いた私に、あの子はコクリと頷いた。
「〇〇くん、お父さんのお仕事の都合で海外に行くことになったらしいわよ。あなた仲良かったから寂しくなるわね。」
後日、母の口からそう聞いたとき、あの子はもうすでに旅立ったあとだった。
小さな町の公園でジャングルジムを見かけるたびに思い出すのは、あの子の陽に焼けた笑顔と懐かしさ、それと胸を刺す微かな痛み。
あの時のジャングルジムの少年は今も元気にしてるかな?
お題
ジャングルジム
ジャングルジム
ジャングルジム
1番上
特等席
夜に1番星
見つけた
なな🐶
2024年9月23日2206
幼い頃は怖がりで
親も過保護だったので
ジャングルジムは登れなかった
小学校中学年になってやっと
上まで登れるようになった
あの時は気持ちよかったなあ
それから私は活発になっていった
「昔はよく、弟と一緒に公園で遊んでたんだ」
公園の前を横切ろうとしたとき、唐突にそう言った彼は、普段はそこまで自分のことを語らない。いつも周りの奴らの話をニコニコしながら聞いて、時には笑い、時には優しくアドバイスをする、みんなのお兄さん的存在なのだ。
そんな彼が語る、恐らく俺にだけ聞かせてくれるのであろう彼の小さい頃の話。
「へぇ。ブランコ押してあげたりしてたのか?」
「してたしてた。お互い小さかったから、力的にもそうだけど普通に危なくてちょっとしか押してあげられなかったんだよね」
少しずつ幼い頃の思い出を語りながら、公園に入っていく彼。その足はブランコではなく、ジャングルジムの方へ向いていた。
「でも一番遊んだのはジャングルジムだったなぁ。最初は弟が登るのを手伝ってたんだけど、だんだん登るの上手になっていって、ある日突然“どっちが早くてっぺんまで登れるか競争しよ!”って言われてね。流石にわざと負けたの。でもそのうち更に登るのが早くなっていって、本気を出しても勝てなくなっちゃった。あの子、ジャングルジムの才能あったのかな?」
「なんだよジャングルジムの才能って」
ジャングルジムを通して、まだ小さい頃の弟の姿を見ているのだろうか、彼の目はみんなのお兄さんではなく、たった一人の可愛くて仕方がない弟を見守るたった一人の兄の目だった。
「やっぱお前良いお兄ちゃんだな」
「そー?まあそう思われるのは嬉しいよ」
「そーだよ。俺もオニーチャンだけどそこまで弟に構ってやったことねえわ」
「構ってあげたら?喜ぶんじゃない?」
そうだろうか。絶賛反抗期中の弟を思い浮かべる。……うん、間違いなくウザがられる。でもまあ、本気で嫌われている訳でもないし、何より俺がその気になってきた。
「早く帰って、構ってやるかー」
「お、頑張れお兄ちゃん」
そう言って彼はジャングルジムから離れる。コンビニに寄らせてもらって、お土産も買っていこう。待ってろよ弟よ。俺だって、お前のことが可愛くて仕方がないお兄ちゃんなんだからな。
嘘だって言う奴もいるけど、この話はマジ。
裏山にある公園のジャングルジム。あのジャングルジムに登ると、声が聞こえてくるんだ。何の声か解んないし、何を言っているのかも解んない。でも、その声は確実にこっちに話しかけてくるんだ。
その話をよく耳にするようになったのは、まだ暑くてしかたがない、秋とは名ばかりの頃。その頃、すでに同じ学校の何人かが "声" を聞いていたらしく、校内ではかなり噂になっていた。"ジャングルジムに登ると声が聞こえる"。噂が広まっていく過程で自然とついた尾鰭により、いつしかそれは "宇宙人の声" ということになっていた。
そうなると、自分も聞いてみたいという子どもたちが件の公園にわんさか押しかけるようになり、放課後のジャングルジムはいつも鈴生り状態だ。斯く言う自分も、放課後に休日に、仲間数人と一緒に公園へ行っては、ジャングルジムに登った。しかし、何度登っても声が聞こえることはなかった。他の子どもたちも同様だったようで、次第に公園へ行く子どもの数も減っていき、日常に戻ろうとしていた。
そこで何故か、妙な探求心が出た。 "声" の噂を辿って、声を聞いた本人たちから話を聞こうと思い付いたのだ。仲間で話し合い、手分けして当ることにした。
噂を辿った結果、3年女子1人、2年男子2人、1年男子1人、1年女子1人が声が聞こえた当人だった。話を聞くと皆一様に「ジャングルジムに登ったら、声が聞こえた。何がキッカケかは解らない」という答えだった。ただ、2年男子2人が「2人で同じ所をグルグル周っていたら急に聞こえた」と言っていたのが引っ掛かった。
―――宇宙(そら)からの便り[序]
#72【声が聞こえる】【ジャングルジム】