『ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
薄暗くて蒸し暑い
誰もいない公園でジャングルジムに登る
小さく見えていたけど意外と高い
涼しい風が吹いて
ふと空を見ると
醜い私を
肯定するかのように
三日月が光っている
【ジャングルジム】
右側から登る
左側から登る
手前側から登る
向こう側から登る
好きなところから登る
そして天辺で
笑い合おう
〜ジャングルジム〜
小さい頃は、憧れだった。
てっぺんまで上るのが、一種のステータスで。
何度も危ない目にもあった。
怪我をしたことだって、一度や二度じゃなかった。
でも、どうしてか止められなかった。
”ジャングルジム”は、きっと大人への憧れと、厳しさだったんだろうな。
ジャングルジム
#ジャングルジム
夕暮れ
ひとり
家路に向かう友達を見送って
いちばん星を待ってた
ジャングルジムのてっぺんは
僕の夢見る世界の一部
暮れてゆく街並みに
帰るはずもない人影を待っては
寂しくない…寂しくなんかないと
自分に言い聞かせてた
あれから何故だろう
待つことを諦めてしまう…
あの日見上げた空も星も
さして変わりはないはずなのに
自分だけが変わってく
もう上がることもないジャングルジムも
街の風景の一つになってしまった
小学生の頃は外で遊ぶのが大好きで、休み時間にはよくグラウンドに行ってた。ジャングルジムに登ったりしてたっけ。嫌なこともたくさんあったけど、こうして振り返ってみると本当に楽しかったな、小学校。あの時と比べたら、結構成長できたかな。きっとできたよね。
ジャングルジム……。
ジャングルジム。まるで、自分の人生のようだ。
中は透け透け、入口も出口も決まっていない。
そんな面白味の無い人生にしたのは、あのゲス女だ。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
ジャングルジム……。
草も木も無いジャングル。迂闊に入ると、他所の子の蹴りが頭に炸裂する。
ルール無用の悪党(ママ友)が、「うちの子の邪魔をしないで!」と言ってくる。
それが、ジャングルジム。
小さい頃
外に行くのが
嫌だったなあ
だって
人がいるんだもん
気の強い子
いじわる言う子
だから黙ってた
そしたら
何もしゃべらない子って
言われた
ジャングルジムも
うえまで登ってみたよ
でも
楽しさが
分からなかった
そうだったんだね
今はどう?
今?
とっても楽しいよ!
いろんな人いるな〜
と、眺めては
自分の気持ちに
素直に生きているよ
え?
心境の変化のきっかけ?
君だよ
ありのままの僕を
引き出してくれて
“ありがとう”
ワンダラウンド オレンジ色の猫の物語
オレンジ・キャットを知ってるかい?
知らない?
そりゃそうだろう。オレンジ・キャットは夢の世界に住む死神なんだから。
オレンジ・キャットは、身体が名前の通りオレンジ色なのさ。だけど、身体は普通のサイズの猫なんだけど、顔は恐ろしいほど醜い。これはオレンジ・キャットを見た人の心の穢れを写し出しているからなんだってさ。
死神というのはだな、その猫を見た者は夢の世界に永住したくなるんだな。だけど夢って覚めるから夢だろう? だから二度と目が覚めないように現実世界で死のうとするんだ。
オレンジ・キャットは現実世界で死んだ人間の魂を夢の世界へ連れて行くんだって。
そこで、永遠に覚めない夢の世界の住人になるんだ。最近となり町の女子高生が自殺したニュースは知ってるだろ? 遺書に『オレンジ・キャットが呼んでる』って一言だけあったらしい。
オレンジ・キャットは心を病んだ人間の夢に現れるそうだぜ。
お前もメンタルヘルスにはご用心。
じゃ、俺バイト行くからさ。
バイト先?
ピザ屋だよ。俺ピザ生地をクルクル回転させるのが特技なんだぜ?
今度店に来いよ、オレンジジュースも用意してるからさ。
夜。あなたは彼と連れ立ってこの夜を歩く。手を引いて歩き、手を引かれて歩いている。あなたか彼が公園へ行こうと言う。あなたか彼がブランコに乗ろうと言う。あなたか彼がジャングルジムに登ろうと言う。あの日あなた方は分かたれてしまって、真ん中は消え去ってしまって、愛だけがその役割を引き受けている。懐かしさや思い出と呼ばれるものたちのいくらかは、冷たく硬い手触りと錆びた鉄の匂いをしている。
見下ろしてくるてくるあいつが嫌いだった。
赤い帽子に白のTシャツ。活動的な少年ぽさまで輪にかけて嫌な気分を増長させた。
『お前、いっつも暗いのな。明るいこと考えね〜と早く歳とるぜ』
お前に関係ないだろって何度思ったことか。
『下ばかり見てると危ないから上見て歩けよ』
友達の多い人気者のお前とは違うんだ!!
こんなことが多かった。
だから、今。
何が起きているのだろう?
どういうことなのだろう?
赤く回る赤色灯。
鉄の強い香りと散った赤い桜の花弁と君の帽子。
突き飛ばされた方向からでも見える君の白い顔。
止まる世界と停まる車。
誰かが近くで喋ってる。
君に手を伸ばす。
ジャングルジムの上から聞こえていた。
君の声はもう聞こえない。
お題:ジャングルジム
ジャングルジム登ってみたかった記憶がある。
ジャングルジムに登りたかった、でも歳上のお兄さん達が頂上にいた。
僕はいつも頂上にいる人をジャングルジム下から見ていた。
ジャングルジムも近年は見かけない。
そもそも公園の遊具も全然見なくなった。
危険な遊具として排除や老朽化で遊具も少しずつ消えているようだ。
いつか見つけたら登ってみようか?
あっでも、見かけて登った一言はきっとこう言うんだろう。
「うわ、ジャングルジムめっちゃ熱いな」
昔に比べて外の気温も上がった。
後どれくらい子どもたちは外で遊べるのだろうか?
今の子ども達と僕が幼い頃の外での遊び方は違うのだろうな。
そもそも外で遊んでるのかな?
いつも仕事ばかりで、そんな小さなことにも見なくなっていた。
そんな事もわからなく、なるほど僕はジャングルジムやブランコやシーソーにも興味が無くなってたのだ。
あぁ人はこうして大人になっていくのかな。
ジャングルジム
危険?
公園の遊具はなくなってる
危険が、先にくるのがなんだかねぇ
経験を奪って、文句だけ言うだから
たいへんやなぁ
子供の頃幼なじみの子と
ジャングルジムに登った
あの時はたくさん笑ったな.......
今何してるだろうか....?
久しぶりに会いたいな。
幼なじみに
いつだって、キミは私の先を行く。
小さい頃からそうだった。
補助輪なしの自転車も、逆上がりも、平仮名を覚えるのも、レギュラーに選ばれるのも。
全部全部、私より先に達成してしまう。
ジャングルジムもそうだった。
2段目に足をかけて半べそになる私を置いて、キミはスルスルと1番上まで登っていく。
「良い眺め!」と笑うキミが羨ましくて、妬ましかった。
あれから何年もたったけれど、私は今だにキミと同じ所まで行けないようで。
懐かしのジャングルジム。
老朽化だの、子どもが落ちると危ないだのと、今度撤去されるらしい。
3段目に足をかける。手汗が止まらない。怖い。
うん、一生無理だな。
それでもいいと思えるくらいに、私は大人になっていた。
子供の頃、一緒に登ったジャングルジム。
君は早く登るなり
「早く来てみろよぉ〜!」と言うので
「待ってぇ〜!」と
私はそれを追いかけるよぉに登った。
すると空一面が夕陽が綺麗で
私は「うわぁぁぁ〜!綺麗っ」と
上から見る景色に感動して
一緒に見るから余計に綺麗なんだなと
あぁ、私はこの子が好きなんだな
ってドヤ顔をする君を
ドキドキしながら見つめていた♡
それから10年が経ち…
私たちは20歳。
今でも相変わらず仲が良い。
無意識にドキドキさせられる…
ずるいなぁ〜もぉっ♡///
なんて思いながらも幸せ。
君を見ながら微笑む私が居る。
ジャングルジム。
幼い頃はあって遊んだ記憶があるけれど
今では見かけなくなった遊具だ。
自分の手足をめいっぱい使って
自分の力で空に近づけるのが嬉しかった。
幼いながらに許される高さは
大した高さではないはずなのに
当時の私にとっては随分高く感じた。
あの感覚はきっと子供だけの感覚なのかもしれない。
本当にそうなのか試してみたいところだけど
近所の公園にジャングルジムはない。
それに、大人がジャングルジムにいるのもなかなかシュールというか異常な光景だ。
結局、ジャングルジムがあったところで試す勇気もない。
幼い時の思い出としておくのが良いのかもしれない。
…あぁ、だから子供だけ(許された)感覚となるのか。
電話
それは
便利で
淋しいもの
それは
不便で
頼りないもの
そしてそれは
あなたと
わたしを結ぶ
細くて脆い
ひとすじの糸
声だけですか
逢えないのですか
# 声が聞こえる (285)
近所の公園にあったジャングルジムから落ちてから怖くててっぺんまで登れなくて登れないままジャングルジムが無くなっててっぺん登れずみたいなのことあってねつか公園の遊具ほぼ苦手だったなシーソーも鉄棒も苦手だったな
ジャングルジム
最後に上ったのいつだっけ
そもそもジャングルジム
どこにあるかな
この先の人生
まだ可能性あると思う?
ジャングルジムにチャレンジする
勇気とか残ってますかねワタシ
ゆっくりと
一つ一つ
灯りが消え
聞き慣れた
騒がしい朝の音が
近づいてくる
忘れていたかった
日常を連れて
叶わない約束を
沢山しよう
あやふやな二人は
いくつもの夢を口にした
あの夜
私に見せたいと
送ってくれた
空からの夜景
綺麗だと呟く
大好きだった
君の優しい声
もう聞く事は無い
分かってた
夜が明け
美しい夜景も
朝に溶け入って
消えるように
何もかもが
いつか覚める
夢だったの
「夜景」