『ココロオドル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#ココロオドル
原っぱで、こころちゃんが踊っているよ。
半泣きで両手をふって、足を交互に踏み鳴らして。
草むらにはバッタがいっぱい。
こころちゃんはバッタが大嫌い。
こころちゃんとバッタが、ぴょんぴょん跳ねている。
意地悪したこと、許してあげる。
早くこっちへ逃げておいで。
ココロオドル
45分の待ち時間
チン!
中にあるのはホクホクの焼き芋
全然相場はわかっていない
とりあえず値引き中のでっかいサツマイモを買って
ノンフライヤーに入れといた
ほんのり甘くて食べ応えがあり
ココロオドル
「ココロオドル」
嬉しい事
ワクワクする事
良い事がある時
小さな幸せに感謝。
題 ココロオドル
弾む心
そう、だって今日は彼氏とデートだから。
嬉しくてくるくる回ってると、道行く人にジロジロ見られた。
いーんだもん。
そんなことでこの私の心の高揚は止められない。
「こーら、またくるくる踊って、迷惑だろ」
頭に手のひらの感触がすると思ったら、後ろから彼氏が呆れたように私を見つめてた。
「だってぇ」
私はそう言いながら、彼氏の手の上に私の手を重ねる。
「デート嬉しかったから、ついつい体が動いちゃって」
「うん、知ってる。初デートの時踊ってる人がいると思って、近づいたらアカリでびっくりしたのなんの」
彼氏はなぜか遠い目をしている。
「ココロオドルと、ついつい体も動きたくならない?!幸せすぎて」
「うーん、理性が勝つかな、僕の場合。というか、ほとんどの人はそうだと思うけど」
「そうなんだ」
ちょっとガッカリ。
みんな、楽しい気持ちを体で表現できたらお互いにどんな気持ちかわかり会えると思うのに。
私が落ち込んだ様子なのをみて取った彼氏は取りなすように言葉を付け足してくれる。
「ま、まぁ、でも、人が、周りにいないとこなら踊ってもいいよ。僕しか見てない所なら」
「そうなの?迷惑じゃない?」
ついつい心の赴くまま踊っちゃってたけど、実はすごく迷惑がられてたのかな?
今更ながら不安になって、私は彼氏を見上げる。
「迷惑になるほど動いてないし、正直、僕の前で踊る分には可愛いと思う」
普通にストレートに言われて、私は表情を止めてしまう。
「え・・・あ・・」
「あれ?嬉しくなかった?アカリなら、絶対に喜んで踊りまくると思ったのに、止める準備してたのにな」
「カーイートー?」
おどけたような口調で言うカイトを軽くにらむ。
「そんな私、踊り狂ったりしないもん、それに・・・そーゆうのは反則だし」
「何が?」
面白そうな顔でカイトが尋ね返す。
「だから、そーゆーストレートな表現は喜びより照れの方がきちゃうから・・・」
私がもごもごいっていると、カイトは笑顔で不敵に私を見つめる。
「なるほどね」
「な、なによ?!なるほどって」
その態度がなんとなく面白くなくて聞き返すと、
「じゃあアカリの踊りを止めたい時は、大好きって沢山言えばいいわけだ」
「カイトっ、そういうのを手段にしちゃだめだと思うの・・・」
私はからかわれてるのはわかってるのに動揺を止められない。
「うん、でも手段じゃないから。大好きだよ、アカリ・・」
「カイト〜!もうっ!!恥ずかしい〜!!!」
私は動揺のあまり手を振り回してしまう。
ガコンっ
派手な音がして、こぶしはカイトの顎にヒットした。
「いたたっっ」
カイトがうずくまって、私はあわてて駆け寄る。
「大丈夫?!」
「うん・・・なんとか・・・いや、でも、アカリはストレートな表現だと暴れ出す、と、攻略はまだまだだな」
涙目のカイトに、私は何も言えなかった・・・。
逆境に「ココロオドル」
そう思い始めたのはつい最近のことである。
自分の中で何が変化したのか、最近考える。
思っていたのとは少し違った社会人、頼りない上司、残業の時間に対してあまり進まない業務。
だが「ココロオドル」
実は自分は変化はしていなくて、単に取り組む内容が自分の好きな事柄だからなのか。
好きな事じゃない、興味が無いことに対しても自分の中で好きなこと、興味がある事として変換しているのか。
自己分析は難しい。自分の都合のいいように捉えられてしまう。そこから離れて自分を客観視することは非常に困難である。
そんな事を考えながら帰路に就いている今、ココロオドル。
【ココロオドル】
このタイトルを聞いたら某SDガンダムのOPである神曲が再生されるので投了
「ココロオドル」
急遽明日はお休みになった。何をしようかな?
いつもは家事とか、仕事の日に出来ない雑務とか、とにかく何かやらなければならない事に追われるけど、でも明日は。
予定のない、やらなければならない事のない休日。
自分の為だけに使える日。
何をしようかな?
一人映画?一人カラオケ?美術館や博物館もいいな。
ピアノを弾きまくるのもいいし、好きな音楽を聴きまくるのもいいかも。
どうしよう、何か考えるだけで心躍るし、ウキウキが止まらない。
多分、こうやって考えてる時が一番いい時間なんだよね。
だから、もう少し考えて、この時間も楽しもう。
そして、明日はもっと楽しもう!!
『ココロオドル』
今日はたまたま1本前の電車に乗れた。おそらく信号で、ひとつも引っかからなかったからだろう。1本前の電車に乗れるだけで、座れるし、駅から走らなくていいし最高だ。毎日これに乗れたらいいのだが、何故か朝はギリギリの行動をしてしまう。なんて考えながら、イヤホンを取り出し耳につける。せっかく座れたし、単語帳でも見ようかな〜と鞄から取り、ふと前を見ると、綺麗な顔をした子が小説を読んでいた。制服を見る限り、同じ学校なのだろう。窓から浴びる朝日がまるで後光のように指している。背筋を伸ばし、少し伏せ目で本を読む様は、女神のようだった。ついじっと見てしまっていた。彼女はニコッと笑い、再び視線を本に戻す。きっと私は明日から、1本はやい電車に乗るだろう。そう確信した。
【初めての】
10時過ぎ。
列車に乗っている。
人が少なくなった車内は時折揺れる。
私は外の景色を眺めながら、色々と考え事をしていた。
私は家出中。
これから東京に行くのだ。
ここまで何とかやってきたものの、これからどうしようかというあてもない。
それどころか、私は今日の寝床すら考えずに家を飛び出してしまった。
さっき調べたら、ネットカフェなどは午後10時以降利用できないみたいだ。
しかも東京都の条例で、18歳未満は午後11時から午前4時までは外出してはいけないらしいのだ。
終わった。
確実に終わった。
このままじゃ補導されて終わりだ。
今からでも引き返そうか。
今ならまだいける。お母さんにもバレない。
などなど思いながらも、電車にゆらり揺られて2時間経ってしまった。
正午前、品川駅。
遂に、遂にやってきてしまった。
初めての東京。
やっぱり凄い。
カッコいい。
歩いてるだけでカッコいい。
心を躍らせながら構内を歩いていると、通行人にぶつかってしまった。
「あ、すみま…」
すみません、という暇もなく、相手は去ってしまった。
東京の人って、冷たいのかな。
2時間ずっと考えて、私は何をするか決めた。
オトウサンが生前入院していた病院に行ってみようと思う。
オトウサンの日記の内容は病院でのことが多い。
きっとオトウサンのことを知るヒントになるし、担当医の人がいれば色々と聞くことができるかもしれない。
でも、こういうのっていきなり行っていいのかな。
アポ無しって失礼かな。
そんなことを考えながら、私の足はまた電車乗り場へと向かっていた。
ちなみに、オトウサンが入院していた病院は知らない。
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2008/05/10
目黒区の総合病院に入院することになった。
しばらく休めば、また家族に会えるだろう。
お医者さんからも「適切な治療を続ければ治る」と言われているから。
しばらく会えなくなるけど、お互い元気で。
声だけ
指先だけで
あなたを感じる
ココロオドル
O-6721番は汎用性家事サポートロボットである。サタケテクノロジーの主力商品だ。掃除や洗濯はもちろん、料理や公共手続きや各種料金支払いもできる。1台あたりは平均年収の2倍ほどで割高だが、自家用車とどちらか迷った末に購入されるほど普及している。経済の低迷で賃金が下がり、老後まで現役で働く人が多い中、家事一切を肩代わりしてくれる機械なんて、あって損なことはない。製品名が「ナニー シグマ」なせいか、「ナニ」と呼ばれることが多い。
14歳のカオルは最近いつも苛立っていた。両親の言う事も先生の教え方もニュースから知る社会情勢も、何もかもが気に入らなかった。友達とはそれなりに気を使って付き合ってはいたが、本心を知らせ合うこともほとんどなかった。
「ああ、なんかないかなぁ!」
と苛立って声を荒げると、ナニが近寄ってきた。
ナニーシグマには家族の感情サポートの機能もある。
「カオル、ドウシマシタ?」
カオルはナニには刃向かえない。仕事に忙しい両親は、ほとんどの育児をナニに任せてきた。子育てを担うことも多いナニーシグマは、子供の精神的ショックを防ぐために、外装は15年以上保つように定められていた。カオルにとって、ナニは実の両親以上に両親だったり
「アナタハ チイサイトキカラ ソウデシタネ。ナニカ キヅツクコトガアレバ イライラトコエヲアラゲテ。ナニカアッタノ?」
殆ど泣き顔になっていたカオルは、ナニに訥々と訴えた。先生に態度を注意されたこと、庇ってくれると思ったていた友達に顔を背けられたこと、本当の友達なんていないんじゃないかと危惧していること。
ナニは何も言わずに聞いていた。やがて
「ココロオドルオンガクヲカケマショウ」
ロボットの心が躍る音楽って、なんだろう。とカオルが思っていると、音楽が流れ出した。
カオルが幼児教育を受けていたとき、よくナニがかけていた曲。幼かったカオルはこの曲に合わせてよく踊っていた。
ナニは、あの時の光景を「ココロオドル」と判断したのだ。ロボットなりの状況判断だった。今のカオルにとっては既に感慨も持たない曲だが、幼いカオルを喜ばそうとしていたナニの、それはもう気遣いと言っても差し支えないのではないか、そんな心境になってしまって、涙が止まらなくなっていた。
なぜだろう
この胸の高鳴り
あなたを見つけるといつも高鳴るこの胸
私は今日も恋をしているのだろう
きっとあなたは気づかない
あなたを見つけては高鳴る鼓動
今日
あなたに初めて話しかけられ『ココロオドル』
これも全部幸運な気がする
今日は
ステップ踏みながら
帰ろう
時間を無駄に消費して
日常から
抜け出して
ふわふわ、
そわそわ、なにかが始まる予感
がする、
新しいことを覚える度に
自分が変わっていくのを感じる
さぁ、次はどんな自分に出会えるだろう
どんな世界にいけるのだろう
ココロオドル/夜凪
何度目だまずは違和感引っ掛かり勘違いかなそうでもないかな
【ココロオドル】
「ココロオドル」
もうすぐ新車が来る。
車が来たらどこに行こうか?
車の中をどういう風にしようか?
車庫入れ上手く出来るかな?
早くみんなにお披露目したい。
など考えてると、楽しい。
毎日ココロオドル。
あ〜、早く車来ないかな〜。
《心が踊る》
(刀剣乱舞/山伏国広)
戦場を駆け抜ける日々。
そんな中でも、山伏は時々山に篭もり、己を鍛える事が多い。
人の姿を得たからこそ出来ること。
付喪神だった頃には出来なかったことが出来ることに、心が踊り、喜んだ。
「刀工・國廣の見た景色も、このようなものであったのだろうな」
山から見える景色の美しさも、触れる自然の豊かさも。
その全てに心が踊り、血が沸き立つ。
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作者より
誠に勝手ながら、本日をもって日々の更新を辞めさせて頂きます。
今後は可能であれば更新しますが、辞める可能性もありますのでご了承ください。
ココロオドル
秋の風が
やっと感じられる様になりました
秋の味覚も盛りだくさん
秋の夜長はやっぱり読書
気になっていた本を
早く手に入れよう
ココロオドル
それはふとした会話から生まれた。
「もし、君が僕より先に死ぬことがあったら君のその手をくれないか?」
君の目がほんの少し瞬いたのが見えた。まるでこの人は何を言っているのだと言いたげに。しかし直ぐにそれが微笑みに変わったので、今度は私が瞬く番になった。
「いいよ。どっちの手が欲しいの?」
「み、右が良いな...僕が握るから」
この女は何て事を言うのだと思った。私の発言を気味悪がることもなく、まして回答を寄越すなんて。私には初めての経験だった。
どくどくと私の心臓が脈を打つ、まるで恋にも似た感覚だった。私たちは互いに目を離せずにいた。私は離したかったが、向こうは私を子供をあやすような慈しむような目で私を見ていた。私は何故かそれが心地よく、ずっと見られていたいような、見られたくないような不思議な気持ちだった。
向こうが笑顔をすっと引っ込めると、私の拘束も解けた。
「じゃあ、遺書にでもそのように書いておこうな」
「い、いいのか?僕は本気にするぞ?」
向こうは笑顔を携えて頷くばかりで結局明確な答えを寄越すことはなかった。
またどくどくと心臓が鳴り響いたこの気持ちは一体何なのだろう。しかし、今日は久々に心が踊りそうなほど気分がよかった。
『狂人』
おかえりなさいませ
ご主人様 お嬢様
ここは 冥土の喫茶
『ジャハンナム』
「冥土の手作りビーフシチュー」
「冥土の手作りオムライス」
「飲み物各種は冥土産」
一口でも口に含めば
こちら側 冥土のモノ
狂わしいわ 早く欲しいわ
冥土に堕ちてきた
貴方様方の魂 食べたいわ
さあ さあ口に含んでくださいまし
今から その瞬間を思うと
ーーーココロがオドルわ