『クリスマスの過ごし方』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ゴミの日。娘の部屋のゴミを集めていると、包装紙に鉛筆で書いただろうメモがありました。
クリスマスプレゼントを包んでいた紙でした。
「サンタさん プレゼントありがとう!」
母は、ぽろりと泣いてしまいました。
『クリスマス』
クリスマスがやってきて トナカイスーツはくたくただ くたくたと言えば昨夜の白菜 神様のごった煮だ
統一性の無い部屋の統一性の無い私 今夜は何を祈ろうか? メリークリスマスじゃ駄目なのか?
繋いだ手の行方に
君は何を願うのだろう
大空にかかる光
何千年に一度の景色
今ここに君がいれば
はるかな未来の話をしよう
すこしの瞬きの間に
通り過ぎてゆく星たち
なにを話せばいい
ゆっくりと回る星たち
ふたりを追い越してく
真っ赤な日
今日の始まり
あたりを眩しく照らす
立ち上がり今日も歩こう
結局、通常業務で一日終わってしまった…。
まぁ平日だから仕方ないかな。
今日、個人的にクリスマスっぽかったのは「ぽかぽかゴールデン」だけだった(笑)
テーマ:クリスマスの過ごし方
クリスマスの過ごし方
いつもと同じように
同じ時間に目を覚まし日常が始まる
テレビからは「クリスマスはどう過ごす…」なんてワードが繰り返されるが、私のやる事はいつもと変わらない
家事をこなし仕事に行く
その時その場で出来る最善を尽くし、今日を精一杯生きる
けれど「忙しい」という言葉に流される毎日の中では自分の身の回りのことだけで精一杯
だからこそ一日を終える時には簡単でもいいから感謝をもって振り返る事をルーティンにしている
それでもついつい自分の身近なことばかりに思いを巡らせてしまうけれど、他の世界にも意識を向けてみよう
今私ができること、そこに少しの祈りをプラスすること
毎年クリスマスはそれを思い出させてくれる
#6
『クリスマスの過ごし方』
ケーキ食べて寝る。
『クリスマスの過ごし方』
結局今年もお店番で終わる。
でもそれもいい。
大事なプレゼントを抱えた人や
いつもよりはしゃぐ子ども達や
普段無口なおじさんがサンタ帽かぶってたり
お散歩の犬だって今日は着飾ってる。
街全部がキラキラしてる。
それを眺めているのも悪くない。
大した事は出来ないけど、
お家に帰ったら、一緒にチキンを食べよう。
あなたとなら、
いつだってどこだって楽しい。
まだ湯船に柚子が浮かんでいた。
3日目の出勤である。
今日は本当にクリスマスなのか???
クリスマス。
働いていた。
時給は変わらない。
イルミネーションと言えるのは工事現場の電球のやつ。
去年もクリスマスツリーを模った電球が、建設途中のビルを彩っていた。一年で随分立派なビルになったものだ。完成まであと少しといったところか。
「でもこれ、市役所だろ?この点灯費用も税金って考えたら、贅沢なこった。」
そんな声が頭の中に蘇った。今の今まで振り返りもしなかった記憶、声。
「違うよ。市役所はそれの隣。ここには建て替え中の図書館が建つの。」
「ふーん。似たようなもんじゃん。」
いつ、いつの記憶だ?二年、いや三年、違う、中学だからもっと前だ。
「でもこれをレイアウトしてさ、繋げて、点けて、喜んでもらえるかな〜ってわくわくしてるおじさんが居るかもしれないのは、ちょっと可愛いかも。」
「なんだそれ。それこそ仕事でやってんだろ。お前ほんとそういう妄想すんの好きだよな。」
「悪かったな。妄想じゃなくてロマンだよ。居ることにした方が楽しいだろ?それこそサンタと一緒。」
「おい、こんな駅前であんま大きい声でサンタとか言うな。幼気な子どもが聞いていたらどうする。」
「おっと、危ない危ない。」
𝑀𝑒𝑟𝑟𝑦 𝐶ℎ𝑟𝑖𝑠𝑡𝑚𝑎𝑠🎄
クリスマスをどのように過ごすか
どんな形のクリスマスがあってもいい、
一人一人が違うようにクリスマスにも沢山の
過ごし方があります。
例えばのんびり過ごすのもいいですよね、
バイトや仕事で忙しくクリスマスどころでは無い
クリスマス感全くないよ、、。って人もいますよね
クリスマスというイベントを
大切にすることも大事ですよね。
家族や彼氏、友達、1人でもなんでもいい
その人自身が、私たち自身が充実した
クリスマスを送ることが大切なことだと思います。
私の過ごし方私は1人も、彼氏といる時も、家族といる時もどれも大切で充実していると思っています。
なので笑顔で過ごせたこの今年のクリスマス、この環境に感謝しながら新年を迎える準備をしたいと思います。
クリスマスの過ごし方
去年のクリスマスは君と一緒に過ごしていた。
映画を見ながら2人だけの世界を過ごしていた。
だけど今年のクリスマスは隣に君はいない。
誰といるのか気になってスマホのストーリを見る。
別の女の人が映っていてた。
キラキラと輝く光とともに。
あんなに人混みが苦手だと言っていたのに。
楽しそうに笑っている君がいた。
クリスマスは、1人ため息ついて過ごした
By非リア代表🇯🇵
仕事で人生初
二人羽織をする
話の成り行きで
いろんな
経験ができる
あの
笑顔ために
今日のために
「メリークリスマス」
先に帰宅していたルキアーノがソファに掛けたまま腕を伸ばしてワインボトルを振った。ちゃぷりと音を立てるそれは既に中身を半分程減らしている。
「帰りの連絡は入れただろう」
瓶に貼られたラベルが今日のために用意した良いものだと告げている。言外に抗議を滲ませるがルキアーノは喉で笑っただけだった。
全く、とひとつ息を吐いて着替えに向かう。幾分ラフな格好になって戻れば、ローテーブルにはもう一脚のグラスと栓の開いていない瓶が用意されていた。そんなことだろうと思った。しかし酒しかない机上に顔を顰める。
「また君は」
「良いだろう?ワインなど私にとっては主食のようなものだ」
『吸血鬼』なんて褒め言葉ではないニュアンスの方が強いだろうに。だが彼は随分気に入っているらしいのは決して虚勢ではない。
「吸血鬼殿はこういったものもお好きだろう」
生ハムをサーブしてやればすっと手が伸びる。自分の分のグラスにワインを注ぐとどちらからともなくグラスが合わさって涼やかな音を立てた。
「メリークリスマス」
帰宅した時に掛けられた言葉に返す。
「吸血鬼もクリスマスを祝うのだな」
「私が神を畏れるように見えるのか?」
「いや全く」
クリスマスの過ごし方
いつもと変わらず家事をして仕事に行く。
ちょっと特別なのは、2日続けて
ケーキを食べた。
だって、クリスマスだもの。
バニラ香るロウソクに火を灯し
クリスマスツリーの電飾も点けた。
だって、クリスマスだったのだ。
クリスマスの過ごし方
聖なる夜は、すぐやってきた
ゆっくりゆっくり、その時を待ちわびたかったのに
毎日が慌ただしくて、気がついたら、夜になっていた
ここ10年くらい、常に、記憶の輪郭がぼんやりしている
最高のクリスマスの過ごし方なら、
去年まで毎年、記録更新していた
数週間前から大きなクリスマスツリーを家族で飾り付け、
プレゼントをあれこれ悩んで選び、
当日、テーブルには母の手料理が並んで
クリスマスソングを聴きながら乾杯
いつも両親と妹がいた
そして5年前から、猫もいた
正直、話した内容や、もらったプレゼント、お料理の内容なんかはっきりとは覚えていないけど……
ただ楽しくて、幸せだったということだけは覚えている
今年も、そうでありたいと思っていた
しかし去年までと違うのは、
結婚して出ていった妹がいないこと
そして私の娘がいること
首の座らない娘にとってはじめてのクリスマス
プレゼントは、絵本にした
けど、ラッピングする暇がなかった
本屋さんに頼めばよかったと
後悔しながら、サンタのコスプレをさせる
ニコニコと機嫌よく笑う娘
夕方、両親に娘をみてもらう間に
とにかく爆速で料理をこさえて食卓に着くと
久しぶりのワインで乾杯
そして聖なる夜は、あっという間に過ぎ去ってしまった
しあわせを配り終えた ちびサンタが、すやすや寝ている
おやすみなさい
家族がくれた、クリスマスの幸せな記憶たち
今度から、私があなたにあげる番なんだね
クリスマスなのにひとり悲しくヴァロラントしてる私って。まぁ火曜は好きな人と友達とカラオケ行くし?悲しくなんてないもーん!
クリスマスだというのに、
普通にクリスマスと関係ないことして
課題をして、夜には皿うどんを食べました
こんな無粋なクリスマスを過ごすというのも
それはそれで良いかなと思いました
さあ、全て恨もう。
人間も、世界も、全て。
世間が楽しんでいるイベント事。それを楽しめない私たち。
しかし、そうだとして何を恥じる必要があるのか。
もっと、堂々と生きていれば良い。私たちこそが主役なのだから。
こう考えてみよう。クリスマスに出かける人間は、意味もよく分からないイベントに無駄なエネルギーを使うおバカな人間だ。
それに、皆本当に楽しんでいるのか。
否、クリスマスなど呪縛である。そんな呪縛に囚われ、ある種の洗脳にかかり、動いている。
自我の崩壊である。
と考えると、さも私たちが賢人であるかのように錯覚する事が出来るではないか。
こんな思考をする陰湿な楽しみ方も、クリスマスにはあって良いのでは?
いい加減な生き方しかしてこなかったので、サンタさんは来てくれなかったらしい。
「大人だからでしょ?」
冷蔵庫から缶ビールとコーラを取り出した梨花さんが、こんなにも馬鹿げた会話はないとでも言いたげに答えた。緊張を紛らわせる為の他愛ない話のつもりだった。
「大人、出来てますかね」
お礼を言ってコーラを受け取る。中身に違いはないのだろうけれど、缶の方が何故か好きだ。
「だって二十一歳じゃん」
「そうですね」
「もうお酒だって飲める」
ベッドに腰掛けて、梨花さんは缶ビールを軽く振った。
「君は飲まないんだろうけどね」
高低差のある乾杯をしてそれぞれのプルタブを起こす。さっき振った影響か、ビールが縁から溢れた。梨花さんの右手とジャージの太もも辺りが濡れる。
「やっちゃった」
「格好つけるから」
タオルの場所を簡単に説明してもらって、洗面所のそばにある棚へと辿り着く。洗濯して綺麗に畳まれたタオルが、種類別にきちんと並べられている。ハンドタオルを上から一枚取ってリビングへと戻る。
いつの間にか点けられていたリビングのテレビには、都内のイルミネーションスポットが映し出されていた。白い息を吐くレポーターの質問に、嬉しそうに男女が答えている。
「梨花さん」
呼びかけると、少し肩を震わせて梨花さんは振り返った。
「びっくりした。あ、ありがとね」
タオルを受け取った梨花さんは缶や手を素早く拭いてから「ちょっと着替えてくるね」と言い残して着替えと共に洗面所の方へと消えた。
やることもないし下手に動き回れないのでぼんやりとテレビを眺める。テレビに接続されたゲームが気になったけれど、それは触らない。
ザッピングくらいは許されるだろうと番組を意味もなく切り替えていると、パタパタと足音をさせながら梨花さんが戻ってきた。
「おまたせ」
梨花さんが部屋着で戻ってきた後は、当初の予定通り机に食べ物を広げたり二人で協力するタイプのゲームをしたりした。
「イルミネーションとか、観に行きますか?」
ゲームが一段落ついて、僅かに訪れた静寂に背中を押される形で、言葉が口をついて出た。気づいた時には遅く、梨花さんは目を丸くしてこちらを見ていた。
「君は、観に行きたいの?」
「正直興味無いですけど、梨花さんと一緒ならどこで何しててもいいなって」
梨花さんは笑った。ゲームをクリアした時より、ビールの一口目より笑顔だった。
「観に行こ、イルミネーション。ごめんね、気を遣わせちゃった」
「別に遣ってないので、早く着替えてください。結構時間ないですよ」
梨花さんが再び着替えている間、スマホを使って近くのスポットを調べる。日付けが変わるまでイルミネーションが催されている公園にチェックを入れて、脱いでいたパーカーに袖を通した。
二人してばたばたと準備を済ませて、アパートの裏側に停めてある軽自動車へと乗り込む。シートベルトを確認して、音声案内に従って発進する。
公園に着いたのは閉園まで三十分と迫った頃だった。十分にイルミネーションを堪能した人々が施設から吐き出されていく。ワンコインの入場料と引き換えに、クリスマスツリーが浮き出て見える謎のカードを貰ってゲートをくぐる。
「綺麗」
公園に並ぶ木々やオブジェ達がイルミネーションによって彩られていた。淡く光る二段の雪だるまや、首や尻尾を振る電飾の犬も、景色の中に溶け込んでいた。
「想像してたより、感動してます」
「普通に感動してると言えないの?」
「普通に感動しました」
耳たぶを抓られる。冷えていてむしろ心地よかった。
公園の広い敷地の中には特別に屋台が並んでいた。せっかくだからと、大きな綿あめを一つ買った。
「はい、あーん」
ふわふわもこもこを容赦なくちぎって、梨花さんはこちらに手を伸ばした。
「自分で食べます」
「クリスマスプレゼントだから」
「それは、」
「君が買ったやつでしょ。いいから、君はプレゼントを貰わなくちゃだめなの」
意味は分からなかったけれど、一応食べておく。
「どう?」
「甘いですね」
「そういうところだよ。まったく」
梨花さんがちぎって、どちらかが食べてを繰り返して、綿あめはあっという間になくなった。
「味は変わらないけど、なんかこっちの方が好きです」
何かを言いかけていた梨花さんを遮るように、閉園のアナウンスが響き渡った。
「帰ろっか」
屋台が畳まれていくのを横目に、客達が出口の方へと流されていく。綿あめの纒わり付くような甘さは、まだいなくなってくれそうになかった。