『カーテン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日もまた一日の始まりをお知らせする朝の光が差し込んできた。
#カーテン
『カーテン』
カーテンがレールの上を滑る音が、眩い光が、意識を浮上させる朝の合図。
東向きの窓から差し込む日差しに小さくうめいて、柔らかなタオルケットを抱え込んだ。
「ごめん、まぶしかった?」
不意に影に覆われて顔を上げると、君が朝の陽を背負って歩み寄ってくる。
「おはよう」
「おはよ」
さぁ、今日は君と何をしようか。
~カーテン~
カーテンと窓の間に入ってみる。窓からひんやりした空気が来て、夜だから私が映ってる。
カーテンの向こうは知らない。こっちから見えないのだから、あっちからも見えてないんじゃないかな。
【カーテン】
夜、少し肌寒くなった気がして目が覚めた。
すぐ横で、薄青いカーテンが時折ヒラヒラとしている。どうやら、換気のために少しだけ開けておいた窓から風が入ってきたらしい。
ベッドから起きあがろうとして、自分の寝ていた場所がひどく左に寄っていたことに気がついた。十年前からのクセが、未だに抜けていない。あの頃、右隣に必ずいてくれた人はもういない。二度とは会えない人と、寄り添っているような感覚がないと眠れない。そして毎日、目が覚めては現実に引き戻される。
あの薄青いカーテンは、あの人と二人で選んだものだ。この部屋で、ずっとずっと一緒にいられると思っていた。
ひとりぼっちを受け入れきれない今の自分と、夜風に揺れるカーテンとが重なる。揺れ動いて揺れ動いて、いつか一人になった自分を本当に受け入れられる日は来るのだろうか。そんな思いの中、またベッドの左端に身体を寄せてしまう自分がいた。
「カーテン」
我が家のベランダは東向きに作られており、午前中は日当たりがよい。
確実に洗濯物を乾燥させるためには、早めの洗濯が必要だ。
朝活を始めるようになってから、毎朝4時頃に起き、すぐに洗濯機を回すことができている。
土日も早朝に洗濯をするため、天気がいい日は昼前に取り込みが可能だ。
しかしながら、カーテンは洗濯のタイミングがよく分からない。
月1回?シーズンごと?年末?
結局、気が向いたときにしか洗えておらず、前回いつ洗濯したかも記憶にない。
ごめんよ、カーテン。
団地の二階に住む私は、遮光カーテンが必要だ。
全ての二階住まいがそうというわけではないが
私の部屋は運悪く、真ん前で外灯が煌々と輝いているからだ。
ただ遮光カーテンも何でもいいわけでなく
以前素材で失敗したことがある。
カーテンを買い替えた時、買ったときは気づかなかったが
裏地がゴムっぽくゴワゴワしたカーテンだった。
なかなか重くて分厚い。
ま、見た目はともかくホントに完璧に光を通さず
いたく気に入っていたが、その後洗った途端問題が発生した。
裏地のゴムが切れたり小さな穴が無数に開いてしまったのだ。
その夜、私の部屋はプラネタリウムと化した。
ま、ステキ!とはならない。気を付けよう。
「カーテン」
分厚いカーテンで外の光りを遮断する
ひっそりと独り安心する
すき間から洩れる光りは強すぎて
今の自分には眩しすぎる
まだこのカーテンをひくには早い
カーテン
いつもは閉じているカーテンの窓。
今日は、しっかり開いていた。
隣の窓の僕は、珍しいと思って、じっと見つめた。
パッと一瞬、長い黒髪の女の子が窓を覗く。
彼女は僕に気づいて、再び姿を見せてくれた。
窓越しに僕らは見つめ合う。
彼女の黒髪が風にたゆたう。
きれいだと思って、その髪先を目で追いかける。
彼女が僕の目線に気づいて、くすりと笑う。
また目が合って、どちらからでもなく、微笑んだ。
暖かい光で部屋のカーテンが輝らさせる。ありさは目を開ける。そばにある時計を見るととっくに8時を過ぎている。
しまった、とありさは思った。なぜなら、彼女は"完璧な藍沢家の一人娘"でいなければならないからだ。
急いで一階に降りて準備をする。両親とは話はしないが、呆れているのがよくわかった。朝食は入らなかった。走って家を出て学校に行く。
藍沢ありさは中学2年生の、誰からも慕われる優等生だ。
遅刻は許されない。しかし、今日はどうやったって遅刻するのは確定していた。人目を気にせず廊下を走り教室を目指す。
「すみません、遅れましたっ」
クラスメイトや教師から白い目で見られる。もう嫌だ、と彼女は大声で叫んでやろうかと悩んだ。でも諦めた。たとえ時間ぴったりに来ようと、遅刻しようとありさを白い目で見るだろう。
この学校はかなり治安が悪い。いや、悪すぎる、といったほうが適切だろう。だからこそ、ありさは優等生でなければいけなかった。自分も犯罪者になりたくなかったから。─本当は、こんな学校に入学したくなかった。でも親が勝手に決めて入らせた。だから見返したかった。
きちんと規則を守って仕返しをすることが彼女の願いだった。親を後悔させてやろう、というのが作戦だ。
偶にありさはクラスメイトから悪戯という名の虐めの被害にあう。どうせ私の態度が気に食わないのね、そう思いなんとなくリアクションをする。そういうときほど時間はゆっくり過ぎていく。1時間授業を受けていても、何時間もの時が経っているような、そんな気がした。
周りを見渡すと、授業を真面目に受けている人は数人ほどだけだった。他の人は寝ていたり友達と話したりしている。注意する気も起きなかった。まるで低学年の小学生を見ているような気分になった。少し頭が痛くなってきた。
教師に用を話しありさは教室を出た。
過去の自分の投稿を見て、
423人もの人にイイネされてた。
幸せだな、私の気持ちが
共有されて嬉しい。
今回のお題は「カーテン」
前も、言ったけどやっぱりわたしは
カーテンを開けてからの青空が好きだ。
曇りでも雨でも晴れでも、頑張って
生きてるからいいなって思う。
この世界に生きてると、やっぱり
1回は死にたくなる時がある。
だけど、友達とか家族の面を考えると
やっぱり死ねない。
だけど、辛くても生きててよかったって
思う時があるんだ。
友達に救われる時もある。
友達は、わたしのかけがえのない人なんだ。
家族とは違うと感じる。
これからも、辛いことがあっても
絶対に死ぬことはしたくない。
生きてて幸せと思うときがあるから。
頑張ろう、わたし
頑張ろう、みんな
知ってた?
劇団四季を見にいって、
終わっても拍手が鳴り止まないと
「カーテンコール」でカーテンが
再び開くんだよ。
ふふふ、この情報が
ちょっとでも役に立てればいいけどね
カーテンが嫌いだ
光を遮ってしまう
遮るものが嫌いだ
唯一の希望さえ見失ってしまう
#11
薄いレースカーテン越しに見える君の横顔。
天使が眠っているんじゃないか、
ってくらい美しくて透明感がある。
瞼を閉ざしている君を見て思う。
この人は、数日前に亡くなってしまったんだよな、
なんて。
静かに涙を零して、ひっそりと呟いた。
「愛してる」
〜カーテン〜
心電図がフラットになり響くそれはカーテンコール ずっと止まない
#tanka
親友の家はいつも窓が空いている。
「おーい。大丈夫?」
『大丈夫!もう出れるよ!』
その窓から見える親友の顔と靡くカーテンが非常に美しかった。
「また寝坊したの?笑」
『最近寝れてなくってさ〜』
「寝ぼけながら歩かないようにね笑」
「長袖長ズボンで暑くないの?」
『暑くないよ、最近寒くない?』
「そうかな。今日なんか24℃もあるよ?」
本当に寒いの?
夏でも長袖長ズボンでいたのに?
『寒がりなのかも笑』
「あるかもね。笑」
そんな他愛ない会話を交わしていた。
『…話したいことがあるんだよね。』
「どうしたの?言ってごらんよ」
『最近、亡くなった従兄弟が見えるんだよね。』
「え?」
『それも必死そうに何かを止めようとしてくるの笑』
『多分幻覚なんだろうけどね。』
「しっかり眠れてないからだよ…。」
「今日はいーっぱい遊んで、よく寝て、明日も迎えに行くよ!」
『……うん、ありがとう笑』
何かがおかしかったんだよね。
この時に気づいていればよかった。
「じゃあ、また明日ね!」
……
「おーい?笑」
『あぁ、ごめん、疲れてて笑』
「じゃあ今日はぐっすりだね笑」
『…うん、本当に、ね。笑』
従兄弟さんはきっとしっかり見えてたはずだよ。
「…おはよー?」
「今日は沢山寝てるのかな?笑」
ふわり
…今風なんか吹いてたかな。
いや、全く吹いていなかった。
なのになんでカーテンが……?
まあいい。
「お邪魔しまーす」
カーテンが靡いてたのは貴方の仕業だったのね。
「…え?」
「きゅ、救急車、」
「ねえ、、どうしたの?」
「寝すぎだよ起きてよ。」
なんでこの日にしたの?
なんで教えてくれなかったの?
どうして相談してくれなかったの?
そんなに頼りなかったかな。
どうしてそこまで追い込んだの?
いままでの日常ガ突然壊れルことはいつかぜったィある
だから今ヲ楽しんデね。
───カーテン───
今日は機嫌がいいな。窓際で揺れるカーテンを見てそう思った。
眠気のピークを迎える午後一発目の授業は、寝落ち防止にカーテンを眺めるようにしている。はじめはただの暇つぶしだったが、風の纏い方や日差しの好き通り方が日々違うことに気付いてからは眺める行為そのものが楽しくなってきたのだ。例えるなら猫の尻尾、電話口の母の声、近所の定食屋の味噌汁の具のような気まぐれっぷりを含んだ表現がそこにある。
首の後ろを容赦なく焼き付けていた苛烈さがなりをひそめた秋口の陽光を、柔らかくその身に纏ったカーテンは今週のベストオブカーテンかもしれない。
3月午後15時
私は今日もスビテンを飲んでいる
ラジオからは軽快な音楽
レースの奥の遠い空は夕陽のように赤い
陽光に反射する金色の髪をかきあげ
何もできない愚かな私を沈めるかのように
私は今日もスビテンを飲み干した
外も人も凍てついた、この囚われた街で
#カーテン
あーすっっごい暇。たぶん今人生で一番暇。
何もすることない。
いや、せな行かれへんことはあるけど。
あれ、木曜日ってこんなはよ来るっけ。怖。
昨日も明日も何曜日なのかわからん。
曜日感覚どころか1ヶ月すらはよ来る。
そらそうやろ。だって毎日同じ1日。
たぶん昨日をループしてても気づかへんのちゃう?
ゴミ箱掃除したはずやのにすぐ溜まって。
一瞬に思ぉたんにもしかして掃除してから結構経ってたりする?袋変えたのすごい最近に思えるのにホラーなんやけど。
作詞作曲と動画編集して寝る。ご飯食べる。
楽しいことしかへん。はず。
そやけどもうええ。もう飽きたそんなん。
家のなかって圧倒的に飽きる。
だって変われへんねんもん。
みんな頑張っててダルいから世界中俺にしようとか言うてそれじゃあ世界が回らなくなるって言われたけど
あれ合ぉとるなあ。
この家のことが世界に起こるんやろ。やばいやん。
お風呂とか外出るとかやったらやったでええ感じに気持ちよくなれるしそれだけでやる価値はめっちゃあると思ぉてんやけど最初の一歩が踏み出されへん。
だってめんどくさいやん。スウェットに帽子とマスク被って韓国アイドル風に歩き回ればええんかな。
部屋の荒れ具合もおかしいって。
3日かけてちまちまなおしたはずやのに
この前冬服引っ張り出したら五分で前より酷くなった。おかしい。見合ぉてないもん。
ご飯、シーツ替え、洗濯、風呂、
全部やっててこうやって箇条書きにしたら仕事してるなー感あるけど実際はくそ暇やわ。
家ってこんなやること無かった?
もうドラマリアルに5周くらいしててセリフ覚え始めてもてんやけど。さすがに怖いからやめて欲しい。
ドラマの世界=俺の世界とそろそろ勘違いするようになってまうから。
しょーみアマプラとネトフリとYouTube以外やることないからなあ。こんなつまんなかったっけ。
家バカ静かやし、寂しいし。
あー美女に会いたい。
美女に会ぉて、ほんでイケメンとかカッコイイとか言われたい。その為なら頑張れる。うん。
あー、髪だるいなあ。
髪もうプリンになってて染め直し勧められてんやけど
さすがにニート明けの美容院はハードル高いねんで。
まずコンビニ、次に服屋、それに慣れてきて1週間くらいしたら美容院やねん。
結構大変やな。
まあこの髪で出かけるよりはマシ。
ってことは韓国アイドル系ななかなかええで。
もう採用ですらええ。うん
とりあえず復帰のためにコンビニ、関係ない外出、美容院、予備校や。 スウェットとマフラー欲しいなあ。
今年こそはイケメンになる。
カーテンは真っ白がいい
いつか僕が考えることにつかれたとき、
死にたくなったとき、
心も心臓も爆発しそうなとき、
とりあえず窓を開けて
真っ白なカーテンが風になびくのを
静かに見つめていたい
叫ぶのと同じくらい気持ちがいいし、
僕はそれらに命を繋いでもらって
今、ここにいる。
カーテン
中と外の境。
なら、その中と外って?
自分の中にも存在すると思う。
ならそれを開けるのは果たして…