『カレンダー』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
カレンダーが、書店やDAISOで来年のだけど販売されています。今年も残すとこ後3ヶ月です。日本は、年度の始めは、4月からだけど海外は、9月始まりが多いです。それに合わせて、10月から12月までと2026年3月まで付いた2025年のスケジュール帳が売ってます。在日の海外の人が、増えたからでしょう。90年代は、12月と再来年3月までのスケジュール帳がでしたが、時代と共に変化し異文化共存になり自然と日常に溶け込み当たり前になってきた。カレンダーは、2年先で2026年度をサンプルを制作してます。急ぐことなのだろうか。2年先のカレンダーのサンプル作って、社内で5月か6月に選びそして7月から生産に入り、8月に納品の9月店頭販売で、それが終わると10月から再来年の企画やデザインを考えて、案を出し社内で検討して、サンプルを制作の繰り返しです。風景や人物、動物って2年前に撮った写真が使われてるってことになりませんか。そうなるとちょっと違和感があります。クリスマスケーキの予約がもうすぐ始まります。2ヶ月半前に予約だと販売価格の3割引きや4割引きにしてくれるのです。支払いは、受取当日なので、お得だけどなぜそれが定番で当たり前に行われてるのかと不思議に思えます。
【カレンダー】
カレンダー見れば予定は最期の日
命は弱々しい
絶望感の宣告
ぱらりぱらり日めくられるうちに
蝋燭は短くなって溶ける
乗り越える前例なら多い
そのまま消えるのはもっと多い
癒しも希望もないなら
火を分けた蝋燭もない
残るものがないのだから
きっと何も変わらないね
ほこりまみれのキャンドル
カレンダーめくると共に
煌びやか電飾に置き換えてゆく
カレンダー
カレンダー見ると、もう9月だ。
あと3ヶ月で1年終わる。なんと言う事だ。
この間、年明けたばかりなのに笑
この間、4月だったのに。
そんなこと毎月思ってる。
『カレンダー』
その仕事の状況により
壁掛けだったり卓上だったり
そのどちらも
書き込みのひとつひとつが
頑張ってたねわたし、と愛おしくて
捨てられない
カレンダー
君の中にある赤い部分が大好き
右端に並ぶ優々たる姿に安らぎをもらう
君の中がもっと赤く赤く染まる事を切に願う
カレンダー
毎日目にするものの一つ。
私はトイレに日替わりカレンダーを置くのが好き。
特に前向きになる言葉がいいなー。今は寂聴さんの2ヶ月のカレンダー。一言一言がいいんだ。
ちょっと衿をたたしてくれたり、なぐさめてくれたり。元気になれたり。
ほんの一言で
ん?なにそれ?お土産?
ああ、姉貴からの嫌がらせのプレゼント
いや、嫌がらせとは限らないでしょ
嫌がらせだよ。だってもう9月だよ?
ん?
今年の……カレンダーだったんだ。中身。
ああ……
しかも
うん
日めくり
うわぁ……腕の筋トレってことじゃない?
§カレンダー
カレンダー #8
ふと、カレンダーを見る度に思う。あっという間に月日は過ぎていくものだと。ついこの間入学したばかりなのになあ、もう受験シーズンだよ。
この"受験"という大事な時期に、私はみんなを応援することしか出来ない。好きな人ならなおのこと、話しかけていいのかすら分からなくなる。私と話してる時間が、彼の勉強の邪魔をしていると思うと、なんだか胸がもやもやする。
「私と話してる今この時間も勉強のじゃまになってるかな」
言うつもりのない、言いたくなかった言葉がぽろっと出てしまった。
「その考えやめて、勉強だけで生きてないから。」
彼はそう答えた。この言葉が少し、ほんの少しだけ、私に
勇気をくれた。
カレンダーをめくると1日がはじまる。
1日の時間は早く感じたり遅く感じたりするのに
カレンダーをめくると楽しい時間も憂鬱な時間も
早く終わって欲しい1日も終わって欲しくない1日も
一瞬で過ぎていく。
カレンダーをめくると1ヶ月がおわる。
最近は9月になったばかりだと思っていたのに
もう中旬を迎えようとしている。
1ヶ月は時間のように長いようで短い。
すぐに今年も終わってしまいそうな勢いで
1日が過ぎていく。
「カレンダー」を見て1日や1ヶ月が終わったとしても
その日々は私たちの記憶に残り続ける。
カレンダーはおそろしい
見るたび日の進みを突き付けられる
暑いからとまだ夏の気分でいるけど
気づけば10月なんだろうなあ
あぁ、今日もまた終わるのか。
カレンダーにバツ印をつける。
結局何も出来ないまま無意味に時間だけが過ぎていく。
もう既にカレンダーの半分以上がバツ印で埋められている。
ふとカレンダーのバツ印が自分の生き方に対する評価のように感じて
何となく見ていられなくなって顔を背けた。
『カレンダー』
今日も一日すぎていく。数字と曜日しか書いてないのに君を見ると憂鬱になるのはなぜなのだろうか。
日めくりカレンダーみたいに、一日ごとに誇張した日付を破り捨てるほど、僕は暇じゃなくなってしまった。
百均の廉価で質素なカレンダーがいい。
インク量を使わず、画像素材も飾りも要らない。
壁掛けカレンダーがいいや。
月一回、月を変えるときだけ。ビリッと破く。
そのほうが爽快だし、手応えがある。
一日一回とはいえ何回もやると飽きてきて、途中で苦行になってしまう。
そうなると日めくりカレンダーは、ただの置物。
いつしか主に見捨てられたようになって、何年前の日付を指してるんだよってなる。
回数制限って、なんか深い。
家に引きこもっていたあの頃のカレンダーは
『✖️』で埋め尽くされていた
人生の目的など見つからなくて
長い1日が終わるたび
その日の欄に『✖️』を付けていた
そんなお粗末な毎日が
予定でいっぱいのカレンダーになったのは
「働こう」と決意したあの日が始まり
就職したけど前途多難な毎日によって逆戻りするかも
と心配していた
確かに困難なことには沢山遭ってきた
しかしそれを乗り越えた経験によって今では
不安なことも「気にしない」で済ませられる
嫌なことよりも楽しいと思えることの方が多いから
家に引きこもる前の嫌な思い出と
家に引きこもっていた頃のやるせなさが
「もう逃げない」という強みに変わり
カレンダーは仕事とプライベートの予定で埋まっている
独白 2024/9/12
己に打って響いたもの、
それ以外の全てを些事だと思っているのだろう。
覚えたいという気持ちは無きにしも非ず、
そのうちその気持ちごと忘れてしまう。
書き留めれば一時的に再度得られるが、
それは最初のものとは違ったかたちなのだろう。
得たものを他者と共有できないのは悲しい事だが、
それすら愛して生きていく。
抱えられることも、抱えられないことも、
全てを抱きしめて生きていく。
カレンダー
君が過ぎ去ったあの日から、もうこんなのにもカレンダーは捲れて行った
……なのに君は帰って来ない
何が悪かったんです?ちゃんと直しますから、貴方の好きな物だって作りますし
対価無しで相談に乗ってさしあげても良いので、、だからだからだから
……もう僕を1人にしないでよ
カレンダー
新年の1月1日に見たら今年もたくさんあるなって思うのに
気づいたらあっという間に1年がすぎてて
楽しい予定を書いてわくわくしたり
あー、今週はとっても長いな、早く週末来ないかな?って感じたり
色んな気持ちになれるカレンダー不思議な道具
たくさんお世話になってます
ありがとう
内蔵された電池を消費させようと電源をオンにしたままにする人生にカレンダーほど必要のないものはなかった。いや、正確にはスケジュール帳や日記といった方が良いだろう。
機械化された1日、1週間、1ヶ月、1年。これといって特筆する様な予定も出来事もあるはずがなく、ページを開いたところで自身の空白な心境を目の当たりにするだけであった。
馴染みのペンを片手に日々の喜怒哀楽を表現し綴る楽しさを見出していたのは遠い昔。今とは関係ない、幼少期の習慣だった。どれだけカレンダーを重ねたとて抜けることのない厄介なものだ。
……そう、繰り返すだけの日常にこの習慣ほど必要のないものはない。
これで何度目だろうかと自己嫌悪に陥りながら、とっくに記入期間の過ぎた掌サイズのノートを手に取る。そして数秒後、ガタンと音を立ててゴミ箱が揺れた。
カレンダーか
数年前から すみっコぐらしの
カレンダーを飾っている
俺は すみっコぐらしが好きで 和む
手帳は 2冊持っている
一冊は仕事用で
シフトを書き込んでいる
ダイソーで買った サンリオのやつだ
もう一冊は 日記用!
無印良品で買った
最初の何ヶ月かは 書いていた
でも そのうち 書かなくなった(笑)
毎日 たいした書くことないし
食事メモになってしまったからだ
でも 三日坊主ではない(笑)
カレンダー(記念日は詳細に)
リビングの壁にかけられた、月めくりのカレンダー。
今月のある日付けにド派手に花丸がつけられていて、俺はその場に固まった。
………何の日だ、これ?
うーん、と色々と思い当たる節を片っ端から拾っていくがどうにも見当がつかない。
お互いの誕生日、結婚記念日ではない。
となるとあれか? 初めて会った日? 付き合い始めた日? 一ヶ月、半年、一年………。
更に深く唸り、考えが足りんのかと眉間に皺を刻む。
親の誕生日か結婚記念日? いや、これだけ派手に彩るのはどう見繕っても俺達関係じゃね?
くぅん、と寄ってきた愛犬に気づき、俺はその体を抱き上げてカレンダーの花丸を見せる。
「お前、これ何の日かわかるか?」
尋ねてみても、しきりにパタパタと尾を振り我関せずの愛犬に俺は溜息をつく。
「わかんねーよなあ………」
いやわからないじゃ困るんだが。
………俺の奥さんは何かと記念日にうるさい。
前にわからんとスルーしようとしたら、大いに機嫌を損ねられて暫く口をきいてくれなかった前科がある。
今回、覚えていないとなると―――。
「何見てるの?」
「うわ」
唐突な背後からの声に、俺は思わず仰け反った。
「ああ、これ?」
―――花丸を指差し、彼女が満面の笑顔になる。
「楽しみね、しっかりお祝いしなきゃ! この日は早く帰って来てね、年に一度の特別な日なんだから」
………。その特別な日とやらが何の日なのか、考えあぐねているんだが………。
だよな、楽しみだなととりあえず相槌を打ち、その場を濁そうとした俺に彼女はパン、とひとつ大仰に手を叩いてみせた。
「そうだ! お互いプレゼントを用意しましょうよ。ね、素敵じゃない?」
プレゼント!? いや何の日かもわからんのに。
「うん、それがいいわ。ね、そう思うわよねー」
同意を求めるように、彼女が愛犬の鼻をつつく。
「じゃ決まりね。くれぐれも妙な、おかしな物買ってこないでよ?」
………俺の性格を見越してか、釘を差すのを忘れない抜け目の無さよ。
それが何の日かもわからなかったが、まあ好みの物を適当に買えばいいか、と俺は楽観的に構えていた。
―――そして当日。
家に帰るなりその光景を目にして、俺は愕然とした。
壁に飾られたHappy Birthdayの文字、テーブルにはホールのケーキ。
そのケーキのプレートには我が家の愛犬の―――。
プレゼントを忍ばせた鞄の中身を思い、俺は動悸が止まらない。
「どうしたの、そんなとこに突っ立って。ほら、お祝いするわよー」
―――妻の楽しげな声が俺を奈落の底に突き落とす。
人間様用のプレゼントをどう愛犬用に変換するか、俺の脳はその無理難題を突破する糸口を必死に探し始めていた。
END.