『カレンダー』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
とてもありふれた柄の貴女だけど
『私の猫』は貴女だけ
だぁい好きですよ
『世界に一つだけ』
/わが家の最愛
日にちが経つにつれて、
一枚一枚剥がれ落ちてゆくカレンダー。
ともに出会い、ともに別れの時が来る。
植物も動物も、身の回りのものもそう。
いつかは別れの日が来る。
そして、新たな出会いがある。
〜カレンダー〜
カレンダー
「今日は『一生忘れない』記念日にするぞ!」
絶対失敗出来ない。必ず実行して僕の前で喜んで欲しい
入学してすぐに付き合ってるから、3年目になる。
時の流れは早いよね。でも僕は冷めたりなんてしないよ
最近マンネリ化してきてるのかもしれない。
1年目の時はずっと一緒にいたのにな。
今日は高校の卒業式!彼女は進学して僕は就職。
彼女を養うために就職を選んだ。
家は両親があまり帰ってこないため実質僕1人、だから寂しいんだ。でも今日から2人暮らしだね。
家に彼女を呼び出し僕はサプライズを実行した。
彼女は泣いて喜んだ!あまりにも嬉しすぎて泣いて気を失っていた。
こんなに喜んでもらえるなんて…
「やりすぎちゃったかな?でもこれでずっと一緒さ、こんな乱暴したくなかったよ。でもね、キミがいけないんだ。他の男と浮気するから。」
あの日、僕に少し付き合ってくれない?って言ってきたじゃん。その時いいよって言ったよ?最初は教室を一緒に掃除したよね。あの時は一緒に図書室で本を読んだり、課題ノート書き写してあげたり。全て嬉しかった。
けど学校以外で全然会ってくれないよね。
それから不登校になった。課題を届けにきてくれたよね。やっぱり僕のこと心配で会いにきてくれたの?って思ったけど頻度少ないや。
LINEもスタンプだけで家に来た時も全然話してくれない。
僕見ちゃったんだ、届けに来た時男と一緒にいたでしょ?手を繋いでたよね。辛かったよ。
「浮気しやがって」
だから今日この日を毎日カレンダーを見ながら待ち望んでたよ。
でもね、そんなことどうでもいい。一日中一言カレンダーにメモしてるんだ。
【今日は僕たちの結婚記念日】
カレンダーに君の誕生日が載っている
あー君はもう_歳になったのか
君と会えなくなってから何年経つだろうか
そういえば
君へのおめでとうは1度も言えなかった
#カレンダー
あと一月
あと半月
あと1週間
あと3日
明日
ワクワクドキドキの彼氏との初デート。
毎日毎日楽しみで、カレンダーを見てはあと何日かな、なんて数えて。
そんな初デートが遂に明日になった。
可愛いお洋服と靴を新調した。
ヘアアレンジもメイクも何回も練習して納得いく形になった。
明日の持ち物は準備出来てる!
明日の為に早く寝なくちゃ、そう思ってベッドに入ったけど、心がザワザワして、ドクドクと心臓が波打って、今日は眠れないかも……。
壁にかけたカレンダーの日にちをなぞりながら、あの愛しい人と会えるまでの日数を数えてゆく。
あと2行と、2日。
簡単に会えなくなってしまってから、そろそろ7年ほど経つ。たまにの逢瀬はあったけれど、それくらいで我慢できるようなタマじゃない。
2行と2日、あとそれだけ我慢すれば一緒に住まうことが出来るのだ。
そして、当日。
待ち合わせをしていた最寄り駅へ向かうと、7年前までは毎日のように見ていたあの人が佇んでいる。
思わず走り出してしまいそうな気持ちを抑えながら、紳士をイメージしながら声をかけた。
「お嬢さん、これから駆け落ちと行こうか?」
「…ふふ、刑務所生活は、どうだった?」
…そりゃもう、お前と会えない時間はお前がくれたカレンダーで寂しさを紛らわしたよ。
#カレンダー
「カレンダー」
ベリ!
「こら!何してるんだ、花奈(かな)!」
「う、うるさい!9月なんて大嫌いだ!」
私は、9月が大嫌い。
理由は、お母さんがなくなった月だから。
お母さんは、癌で亡くなった。
お父さんは、そんな私が嫌いみたい。
だから、いつも怒ってる。
だから、私はお父さんなんて嫌い。
私に、味方なんていない。
学校は、お母さんがなくなってから行ってない。
いや、行けない。
だって、皆が「お前の母さん死んだのー?」って言ってくるんだもん。
そのせいで、最近うまく喋れてない。
お父さんが、私を病院に連れて行った。
お医者さんが言っていたことはよくわかんないけど、せいしんてきな?やつらしい。
お父さんは、私が嫌いだからお母さんの方のおばあちゃんたちの家に私を置いていった。
土曜日にいつも、来る。
その日はもう、夜で私は眠っていた。
でも、トイレに行きたくなって目が覚めた。
トイレに行く途中に、襖(ふすま)から光が差していた。
そして、誰か泣いている。
襖に耳をつけると、「お義母さん、どうしたらいいんでしょうか…。僕のせいであの子を傷つけているのかもしれない…。菜月(なつ)に頼まれたやつも渡せていない…。」とお父さんの声が聞こえた。
私は、襖を開けて「おばぁ…ん、とぃ…」
おばあちゃんは、私の声を聞いて「あらあら、花奈ちゃんおといれ?ついていくねぇ。」
お父さんはずっと、喋らなかった。
トイレに行った後、私は眠りについた。
私は夢を見た。
お母さんが、お父さんと手を繋いでいた。
私は、お母さんたちのとこへ走った。
私は、「おかぁさん!」と言おうとした。
だけど声が出ない。
私は、動けなくなってしまった。
それでも、お母さんは遠くへ歩いてしまっている。
気づいたら、朝になっていた。
9月12日、今日は私の誕生日だ。
枕元を見ると、一通の手紙があった。
私は、その手紙を手にとった。
封筒には、たしかに私の名前が書いてあった。
『花奈へ
花奈、お誕生日おめでとう!
もう10歳になったんだね!
学校は楽しい?
はい いいえ
↓ ↓
↓ そっかぁ、辛ければ行かなくてもいいよ!ごめんね、お母さん死んじゃって。
↓
そっかぁ!じゃあ、そのまま楽しく過ごしてね!
お母さん、死んじゃってごめんね。
でもわかっていてほしいことがあるの。
お母さんね、9月が大好きなの。
理由は、可愛いあなたが生まれてきてくれたからだよ。
花奈、お母さんもお父さんもあなたのこと愛してるよ。
お母さんより』
私はそれを読んでいるうちに、9月が好きになった。
何より、嬉しかった。
お母さんとお父さんがちゃんと愛していてくれて。
私、お父さんのこと好きになった。
私は、お父さんのとこへ走って行っていった。
そして私は、「お、おぉとうさぁんだ、だぃすぎぃだよ。」
終わり
貝殻
灰色の砂浜に打ち上がった貝殻は、白くはあるけれど薄汚れていた。何度も波に揉まれたのだろう、ひびが入ったり縁が欠けていたりする。
「そんなもん拾ってどーすんの」
しゃがみ込んで見ていると、頭上から声がした。
パーカのポケットに両手を突っ込んで、つまらなそうに睥睨する。
「別に。死んじゃったんだなって思って」
「何が」
「貝」
ざぱんと波が跳ねた。
「ふうん」
水平線を見つめて、彼はポツリと呟いた。
「海は墓場だね」
カレンダー
旧暦の1日と15日は特別な日
お願いと感謝をするために準備して
火の神様に向かう
いつも家族を見守ってくださりありがとうございます
カレンダー
みんないつもカレンダーを見てる。
同じ日、同じ曜日を、記念日かどうかなとかって。
世界中のカレンダーを書き換えられたら面白いことになるだろうな。
未来のことなんて本当は考えたくもないのだけれど、そうすると、きちんと先を見ている人達に遅れちゃうから仕方がない。
スマホのカレンダーアプリに入力した予定を眺めて、私はため息をついた。バイトと大学、車校と資格の勉強。つまらない予定ほど時間を多く占有する。9月に一つだけ入っていた楽しみな予定は宛が外れてキャンセルとなった。
満員電車の中にいるような閉塞感にウンザリして外に出た。全部サボってしまおうと思った。キャンパスを貫通して、ズンズン歩く。スニーカーは最近買い換えたから、まだ感触が硬い。
とにかく行ったことのない場所に行きたかった。キャンパスからしばらく行くと、久佐根山がある。長めの石段を登れば広場があって、その先に小さい神社があることは知っている。
御参りをするつもりもないけれど、何となく行ってみようと思った。
自分の体力のなさを勘定に入れてなかったことを後悔しながら登り、広場に着いた頃にはヘトヘトだった。肉体的な疲労が思考を占有して、少しマシな気分になった。
折角来たし、お賽銭くらい入れておこうかな。そう思って、自分が何も持ってきていないことに気づく。
そういえば鍵すらかけたか怪しいな。盗まれるほどのものもないし、いいか。賽銭がないくらいで災いを寄越すほど神様の度量も狭くはないだろう。
日めくりカレンダーを破るのが好きだった。朱色の日曜日や祝日が待ち遠しかった。あの頃は時間の流れがゆっくりで、特に平日に関してはもう終わらないのではと思うほどに一日を長く感じていた。だからカレンダーは一日が確実に過ぎたことを確認するため、当時の私にとってはなくてはならないものになっていた。
まっさらの裏すら白紙で汚されたカレンダーへは詩がふさわしい
お茶を飲もうと冷蔵庫を開けた。するとそこには7の形の蝋燭がついた誕生日ケーキが入っている。あそうかと思って日めくりカレンダーをめくった。すると、妻が書いた「Happy Birthday」の文字が出てくる。思い出した。今日は娘の誕生日だ。とは言ってもまだ0:00だから、まだ娘も妻も寝ているけれど。誕生日プレゼント、何がいいかな。そう考えながら、私は夜勤に出かけた。
#カレンダー
夢幻
流れ星の様に
一方通行の時間が飛び去った後には
残像の様な虹
その儚さと、朧げな映像は
だれにも留めることはできない
ただ、記憶するだけ
※カレンダー
カレンダーを見ると疲れる
現実に引き戻されるから
【カレンダー】
カレンダー
リビングに掛かるカレンダー…予定を書き込む欄には、毎週末だけ予定がペンで書いてある…そう君とのデート…行き先も書き込んである…頭の中には、一日のスケジュールも叩き込んである…けど、それは全くの妄想で…君への想いは、溢れているのに、おはよう、の挨拶すら出来なくて…何時か、妄想カレンダーを卒業したい…
お盆が過ぎて
次に来るのは
お彼岸
あの人が帰ってくる
好きな食べ物を用意するね
何が食べたいか想像してみる
秋は運動会に持って行くような
果物かな
懐かしいあの人が居た運動会
出場していない時間も
応援席まで
娘を見に行く
行ってるねと
毎回、午前、午後と
カレンダー
今と過去の思い出と
繋いで
お彼岸は
乾杯しよう
娘の成長に
カレンダー
手動の
日めくりは忘れるから
苦手
しかし
どっちも眠くて
ぼーっとしてる時間帯の
0655と2355の
日めくりアニメは
可愛くて好き
週末明けにカレンダーを見る時の憂鬱感…
また代わり映えのしない一週間が始まる…