『カレンダー』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ちらり
ちらり
カレンダーを横めで見る。
あと7日が、あと6日に。
あと6日が、あと5日に。
そんな事を繰り返して
毎日わくわく。
そしてどきどき。
増えるどきどきと、
減ってゆくカレンダーの日にち。
それを見つる事がなんだか楽しくて。
もしかしたら、当日よりも楽しいかも!?なんて。
「カレンダー」
「カレンダー」
締切明日
今は大変だけど
明日からは解放されて自由に遊べる
頑張る
『カレンダー』
その日はその時しかなくて。
地球から見たら僕なんて一瞬で。
長さも、短さも。
過ぎ去っていく日の中で。
今日僕は、多く減るうちの一人。
あなたがいなくなってから
何回カレンダーをめくっただろう
使っていた食器は捨てちゃったけど
映ってる写真や動画が捨てられないんだ
観るごとにふと、気配を感じた気がして
あなたを探すけど、もちろんいなくて
毎回、ため息と胸の痛みに苦しむのに
その苦しみすら愛おしくて、たまらないの
あなたは笑う?呆れる?
それとも、忘れちゃってる?
ごめんね、もう少しだけ想わせて
必ず立ち上がるから、歩いていくから
「カレンダー」
新年のはじめに掛ける
真新しいカレンダー
そこにはまっさらな未来があった
今年はどんな一年になるのかと
まだ見ぬ未来のドキドキ不安と
ほんの少しだけのワクワク乗せて
そっと壁に掛けたカレンダー
月日が流れて今はペララと薄くなる
薄くはなったけど今日のこの日まで
私の生活と共に在ったのだ
比例して私の思い出は
かさばるように心に積もって
一冊の本になりつつある
そう今年の物語はまだまだ未完
今年のはじめに掛けた
まっさらなカレンダーは
まだ残りの月日を誇らしげに示している
特別な思い出には赤丸を
予定があれば書き込みを
そうして私の思い出を忘れぬように
色鮮やかにしていくカレンダー
私と私の生活
その中で生まれた想いを
地味に支えてくれるカレンダー
今年の終わりまで
頑張れそうな気がする
捨てた
日めくりカレンダーの
昨日の日付けのページみたいに
きっと今日を生きていく上で
不要になったから
明日になったら
今日さえも捨ててしまうけれど
「今日って何日だっけ」
そう思うと俺はいつもスマホを見る。
一目で今日が何日だか、何曜だか分かる。
便利な世の中になったな、と感心してしまう。
そんなとき、母さんから荷物が届いた。
多分食品とか衣類とか、その辺りだろうと思った。
俺は注意深く段ボールの中身を開封する。
小さなメモが添えられていた。
『あんたの大好きなものを送りました。』
俺の好きなもの?心当たりが無かった。
母さんとは2,3年くらい会って無い。
好きなものなんてコロコロ変わるのに、
現時点での俺の好きなものが分かるなんて、母さんは凄いな。
俺は半ば疑っていたが、中身のラッピングを解いた。
カレンダーだった。
誰の家にもあるであろう、あのタイプだ。
別に俺はカレンダーに特別な感情は抱いていない。
母さんの気持ちを考えると、申し訳なくなった。
俺は壁のフックにカレンダーを引っ掛けてみた。
実家のような安心感がある。
パラパラ中をめくってみる。
よくあるタイプだ。
段ボールを部屋の端に寄せた。
俺は歯を磨き、布団を敷いて眠った。
俺はいつの間にか、日付けを確認するときは
母さんの送ってくれたあのカレンダーを見るようになっていた。
俺は7月のページをミシン目に沿って破った。
8月になったと実感した。
すると、カレンダーに書き込みがあることに気付いた。
不器用な字で、『父さんの誕生日』と書いてあった。
父さん本人が書いたんだとすぐに分かった。
「はは~ん?」
俺は腕を組みながらそう呟いていた。
部屋には俺しかいないけど、何だか父さんと母さんがいるようで
嬉しかった。
母さんの誕生日は12月だったから、
きっと12月のページには『母さんの誕生日』と書いてあるんだろう。
俺は思い出した。
小さい頃、俺はカレンダーをめくる係をしていた。
自分でも忘れていたのに、母さんは覚えていてくれた。
多分、あの時のような情熱を取り戻して欲しいという
母さんなりのメッセージなのかもしれない。
考えすぎだが、そう受け取っておきたい。
一日がすぎる。
そのたびに胸がときめく。
またキミに会えるからだ。
朝になり夜になる。
キミに会いたい。
学校が休みだからキミに会えない。
会いたい。
声を聞きたい。
そう思っても電話する勇気が出ない。
会いたい。
愛らしいキミに会いたい。
それだけが頭の中を支配する。
僕はキミに会うために今日を生きる。
そのためにカレンダーをめくる。
何だかなと思い続ける日々
どこかで妥協は付き物で
そうすることで安心を得られるなら
まぁいいかと
子供の頃は9月が長くて嫌だつた。
夏休み明け、連日の運動会の練習は暑くて大嫌いだったし、、
台風でその運動会が延期になって、また練習とか。
小学生の9月は今もそうなのかな。
大人になっても9月はあんまり好きじゃない。今年もあと4ヶ月か、、、ってしんみりしてしまう。
あなたは僕のために予定を入れてくれて。
それを見た時嬉しくなった。
あなたが僕のために書き込んでくれた
カレンダー
____カレンダー____
時間が経てば経つほどカレンダーをめくる
明日は元彼との記念日
未だに元彼との記念日をカレンダーに書いてる
私って未練いっぱいじゃない
私から彼を振ったのに、
※この話はフィクションです
2022.9.11
カレンダー/
君がいなくなってから今日で1年
1年は待とうって決めて待ってたけど
やっぱり帰ってこなかったな
またもう1年
待ってみることにするよ
今日法事で一周忌の意味を初めて知りました。思い出を振り返るということもあるんですね!
ちょっと勉強になりました。ありがとうございました。おばあちゃん今までお世話になりありがとうございました!天国でゆっくり休んでくださいね!
はじめはさむざむ雪が降るなか
みなの笑顔はあたたかく
私をみて喜ぶこどもたち
そして日差しはあたたかく
ぴかぴかの鞄を背負ってこどもが駆けてゆく
私の顔にはおおきな花丸
外から聞こえる蝉の声
家のものは大きな荷物を抱えて出かけて行った
私の時はしばらく止まる
窓から吹き込む風は涼しく
親子はやさしい月を眺める
私のからだもあとすこし
そして、最期も寒い日だった
食卓を囲む愛しい人達
さあ、ページをめくって
新たな私になるために
🍀カレンダー
4月の始まり、学校から配られた年間予定表を元に
カレンダーに予定を入れていく。
最後の予定 3月3日 卒業式。
早いなぁ…
もうあっという間だよ。
まだ4月、先月に先輩が卒業したばかりなのに
自分が卒業するとなると悲しい気持ちが込み上げてくる。
3月なんでまだ先かもしれない。
だけど、どれだけ1日1日を大切に過ごしても
瞬きをする毎に間近になっていく。
9月。始まったばかりだけどもう10月か、と
しみじみ思う。
新しい月が来るともう次の月のことを考えて
気持ちが早まる。
1日24時間、それも学校に居る時間は多くても10時間。
……結構居るな……
気持ち的には秒なんだけど……
時間をください
その時が来たら
絶対に
後戻りはしないから
それを知ってるから
だから
時間をください
伝えられなかった
沢山の想いを
リミットを儲けて
一つ一つ
消してゆくから
出せなかった
長い手紙も
笑いあった
あの時間も記憶も
誰よりも呼んだ
その名前も
「カレンダー」
巡る日を追いかけて
置いていかれないように
毎日毎日頑張って
疲れたなって一息ついたら
また明日の予定を確認する
カレンダーは好きじゃない
縛られてるような心地がする
未来が見えてるようで怖い
自由なんて大それたことを
言いながら苦悩して息をする
でもカレンダーは好き
先が見えることで
予定が知れることで
頑張れるときもあるから
人生は長いようで短い
カレンダーは人生に似ている
一日一日過ぎていくうちに
自分も成長していく
いつか大人になり老けていく
今の人生を楽しく生きよう
カレンダーをめくる。
気づけば、9月。
一年の半年が過ぎてしまって、寂しいな…
もっとずっと居たいのに…
一緒に話して、笑ってたい。
来年も、どうか一緒になりますように。