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はじめはさむざむ雪が降るなか
みなの笑顔はあたたかく
私をみて喜ぶこどもたち

そして日差しはあたたかく
ぴかぴかの鞄を背負ってこどもが駆けてゆく
私の顔にはおおきな花丸

外から聞こえる蝉の声
家のものは大きな荷物を抱えて出かけて行った
私の時はしばらく止まる

窓から吹き込む風は涼しく
親子はやさしい月を眺める
私のからだもあとすこし

そして、最期も寒い日だった
食卓を囲む愛しい人達

さあ、ページをめくって

新たな私になるために

9/11/2022, 10:58:01 AM