『カラフル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
孤独であるために24色の色鉛筆を買った。
#カラフル
クローゼットを開ける瞬間
いつもワクワクする。
目の前にズラっと
色とりどりなお洋服が並んでいるから。
今日は天気が良いから
このイエローのワンピースかな。
今日は気持ちを切り替えたいから
シックなグレーを中心に。
悩んでいる時が楽しくてしょうがない。
「カラフル」なお洋服は、
今日の私の心を表すアイテム。
【カラフル】
物の見えかたが、なんだかおかしいので眼科に行ったら、自分はどうやら異常に色を感じるようになってるらしい。
「色を、感じる?」
「うん、例えば」
サングラス(していないと、感じ過ぎる)を外し、彼女を見る。
「リップのピンクベージュ、アイラインの茶色、アイシャドウのベージュとピンクと上のラメと、チークの赤みとファンデーションのベージュが、一度に来て、あなたの顔が捉えられない」
更に、目の色髪の色服の色、そばの壁の色まで全て混ざって、ぐるぐるする。
「何だそれ」
笑う彼女を見ながら、サングラスをする。軽く頭痛がする。辛い顔を見て彼女が、
「ごめん笑って。ちょっと、理解不能で」
「分かる、自分でもそうだから」
ため息。これは治療できないようで、これからはこの状態と生きていかねば。
「日々、カラフルになっちゃったね」
彼女が取り繕うように言うのも、悲しくなる。
ああ、自分はどうなるんだろう。
昨日の俺たちの言葉も、貴女の心に届いたようですね。
貴女の心の澱をひとつ溶かせたようで、俺たちは嬉しい気持ちでいっぱいです。
貴女の世界は、しばらく色を失っていました。
けれど今、少しずつ色彩を取り戻し始めたでしょうか。
幼子の貴女が見ていた極彩色に輝く世界は、まだ貴女の目の前に寸分違わぬまま存在しています。全ては貴女の心次第なのです。
貴女の心が、またこの世界の鮮やかな美しさに気づけるように。
俺たちは毎日、貴女に語りかけ続けますね。
モノクロの
世界だったなぁ
と思う。
毎日
独り
部屋で過ごして
誰とも
ほとんど
喋らず
家にあるもので
食事を済ませて
今日
何しようかな
やることないな
と思いながら
ぼんやり過ごす。
コロナの療養期間中
軽症で済んだのは
幸いだったけれど
その分
どう過ごせばいいか
全く
分からなくて。
誰かと
会う
話す
一緒に過ごす。
今
食べたいものを
食べる。
楽しいこと
やりたいことを
やる。
その日常が
戻ってきただけで
世界が
キラキラして
見える。
#カラフル
5月って
2024/05/01㈬日記
子供が窓から落ちちゃう事故が
1年で1番多い月なんだって。
僕も最近、アシナガバチが家の
軒下に巣を作ってるんじゃないかと
窓から身を乗り出して、これは
万が一でも危ないな、と思った。
古い家で膝から上が窓だから。
今日は1日中、雨で寒かったけど
5月は暑さに慣れてない時期だから
熱中症にも気をつけないと。
体に関わる、気をつけないと…は
これって生きたいと思っている証し。
3ヶ月計画は仕切り直したし
5月も生きていきましょう。
シナモン(アニメ)がハワイで
休暇。
シナモン、お金持ってるねえ。
お勤め先がサンリオだからかな。
おやすみ。
この世界はカラフルでできている。
けれど私は見えない。みんなと違う世界。みんなは羨ましがるけど、私もみんなが見ている景色が、羨ましい
カラフル
たくさんの色を認識することができる私は幸せだなと思う。
カラフルな色で
君の心が染まっていく
色んな人
色んな事件
君は色んなことを経験したね
でも 大丈夫かい?
君の本当の色を忘れていないかい?
お題『カラフル』
「カラフル」
モノクロの世界、
全てが灰に見えて。
そんな時でも、
あの日見た夕焼けはとても綺麗で。
まるで世界の佳を全て集めたような、
"カラフル"な世界で。
世界に光が差し込んだ気がしたんだ。
カラフル
何色あればカラフルと呼べるものになるんだろうか。
僕はよく書籍を集めて読む。
だから読み終えた本は本棚にしまうんだけど。
いろんな色が使われたり。
文字しかなくてシンプルなのもある。
それでも、綺麗だなって思う。
色がありすぎるとカラフルというよりかは...。
ってなるよね。
色の配置とか明暗で変わるのか?
色って深いね。
今日は少し短めだけど。
あなたの周りにあるものでカラフルと呼べるものはある?
白は200種類あるって言うから。
自分の周りにはどんな色があるかな?
探してみて!
カラフル
人を好きになると、
こんなにも世界がカラフルに見えるものなのね。
カラフルなラムネ
口の中に放り込んだら、じゅわっと溶けてゆく
また今年も夏がやってくる
「君は楽園を超えた楽園――楽々園を知っているか?」
「あっ、出張から帰って来たんすね、お帰りなさい」
「……ただいま」
渾身のギャグをサラッと躱された。
うそだろ、これを言いたくて急いで戻って来たのに……
「なんか元気ないすね? 出張の疲れが?」
「お前のせいだよ」
文句を言うも首をかしげる後輩。
とぼけているのか、本当に気づいていないのか……
だが、しばらく考えても分からなかったようだ。
「残念ながら、何のことだか……」
「さっき、俺がいったギャグをスルーしたろ?」
「ギャグ?」
またも首をかしげる後輩……
くそ生意気な。
昔は可愛かったのに……
「会って最初に言った言葉! 聞いてなかったか!」
「ああ、いつもの変な独り言ですか……」
ギャグとして認識されていないだと!?
というか『いつも』って……
俺、タダのヤバい人じゃん。
「すいません、よく聞いてなかったので、もう一度お願いします」
もう一度ギャグを言えだと……
コイツ、どこまで俺を辱めれば気が済むんだ。
「いいだろう、今回は会心の出来だぞ、驚くなよ」
「はあ、期待してませんけど…… どうぞ」
「君は楽園を超えた楽園――楽々園を知っているか?」
「お疲れした」
「待てや」
逃げようとする後輩の方を、ガシッと力強く掴む。
逃がさねえからな。
「待ってください、先輩。 言い訳を!」
「いいだろう」
「どこがおもしろいんですか?」
「貴様ぁ」
「変わり身の術!」
殴ろうと咄嗟に拳を上げるが、シャツを身代わりにして逃げられる。
こいつ、ニンジャだったのか?
「楽園と楽園で、楽々園だろうが!」
「笑いのツボわかんないす」
くそ、この面白さが分からないとは。
仕事以外にも、笑いを教える必要があるようだ。
「ところで、なんで楽々園? 出張で何かあったんすか?」
「ああ、出張先の近くにその名前の駅があったんだ」
「へー、変わった名前っすね」
「少しは興味持てよ」
「と言われても…… 行ったことない土地なんで」
反応が薄い。
先輩の話はちゃんと聞けと言いたいが、それを言うとパワハラになるからな。
……さっきの暴力は、行使されてないのでノーカン。
「先輩の出張先って、たしか…… 広島でしたっけ」
「ああ。宮島にわりかし近いところだ」
「で?」
「『で?』とは?」
「いや、どんな感じかなと。 楽園要素ありました?」
「……」
「どういう意味の沈黙すか?」
「電車で通り過ぎただけだから分からん」
「話を振っといてそれっすか!?」
後輩は蔑むような目を俺を見てくる。
やめろ、そんな目で見るな。
「だが由来は知ってるんだぞ」
「『楽々園』の?」
「そう!」
少し興味が出てきたのか、後輩は俺の顔をじっと見た。
少しいい気分になりながら、由来を語る。
「昔――1936年のことだが、当時の私鉄が、旅客の誘致で遊園地が作ったそうだ。
遊園地のキャッチコピーは『電車で楽々行ける遊園地』。
それにちなんで『楽々園』となったそうだ」
「遊園地を!? 客寄せで!? 時代が違う……」
ちょっと後輩がびっくりしてる。
そうだろうな。
俺も驚いた。
「今もあるんすか?」
「いや、1971年に閉園した。
それなりに人は来たようだが、時代の流れだな。
今はショッピングモールがあるそうだ。
ちなみに町名も『楽々園』に変わった」
「へー、一つの駅にも歴史ありっすね……
とこで異常に詳しいすね。
行ってもないのに」
「wikipediaに書いてあった」
(作者注:上の解説はwikipediaを参照しました)
「感心して損したっす」
後輩はこれ見よがしにため息を零す。
やっぱ殴るべきか。
「それにしても諸行無常すね」
「だな」
一つの駅の記事から、歴史の盛者必衰を見るとは思いもしなかった。
「当時は楽園だったんすかねえ」
「こればっかりは当時の人間に聞かないとな」
「そうすね……」
後輩は神妙にうなずく。
「で?」
と思ったら、急に真面目な顔になる。
「『で?』とは」
「仕事が終わったら行ましょう、俺たちの楽園に」
と言いながら、後輩は何かを飲むしぐさをする。
「先輩のおごりで」
後輩はニヤリと笑う。
「金がない」
「知ってるんすよ。 出張手当、出たすよね」
「ち、把握していたか……
だが、ノリの悪い奴と飲んでもな」
「宮島には行ったんでしょ? 俺、その話が聞きたいす」
「……おまえ、そんなに宮島に興味あるの?」
「うす!」
後輩は元気よく、頷く。
本当に興味あるかは知らないが、そこまで言うなら仕方がない。
「よっしゃ、おごってやる。
そして教えてやるよ」
そして知るといい。
宮島は鹿の楽園だと言うことを!
後輩の驚く顔が楽しみだ。
カラフル
色とりどりのカラフル
な色のお洋服を着て…
色んなわたしを演じるの
女優さんになった気分で
…
カラフルな魔法に
かかってしまったわ
どれもわたし…
どれもわたしじゃない
そんなこと
どうでもいいわ…
カラフルの虜…
『カラフル』
赤、青、黄、緑、紫、橙、茶、灰。
世の中は沢山の色であふれている。
ぼくの世界を、貴方は色鮮やかにしてくれた。
ぼくの世界を、何も無いモノクロにしたのも貴女。
こんなモノクロの世界じゃ、つまらないよ。
ああ、貴女はまた、ぼくの世界に色を付けてくれた。
鮮やかで温かみのある、真っ赤な色を。
虹が綺麗
あなたみたいにね笑
赤、青、黄色、紫、色々な色がある。
虹もいろいろないろがあってからこそある。
この世界は色があるんだよ決していろがないことはない永遠に
午後4時。視界に入ったのは
赤。紫。青。茶。
下校途中の小学生。
楽しそうに揺れるランドセルを見ると
少し、羨ましくなる。
今の私は真っ白だから。
*カラフル*
「綺麗だね。」
目がチカチカするほどカラフルな花火を見て彼女は呟いた。その目には涙が浮かんでいた。無力な俺はただ、手を握る事しか出来なかった。
「花火を見に行こう。」
彼女は宣言するように、立ち上がった。
「駄目に決まってるだろう。先生に怒られるぞー。」
俺は彼女に諦めるように言った。言ったはずなのに。俺達は今、花火会場に居る。何でこんな事に。俺は深い溜め息をついた。
「見てみて!虹色の綿あめだよ!」
俺の気も知らずに、屋台ではしゃぐ彼女。
「何でいきなり花火が見たいって言ったんだよ。」
「あー、その理由?…私、もうすぐ死ぬの。」
彼女は暗い表情でそう言った。何を言っているのか分からなかった。分かりたくなかった。ただ死という言葉が頭に響いた。
「病気、そんなに深刻なのか?」
「うん。あと半年生きれたらいい方だって。だからね。これが最後の我儘。付き合ってくれる?」
俺は黙って頷いた。彼女の病気が重いことは知っていた。しかし、こんなに早いとは。俺が掛ける言葉を探している間に、花火開始のアナウンスが流れた。
「ほら、花火見よ!」
いつもの元気な声で俺に言った。俺は花火を見る気にはなれなかった。花火大会が終わり、周りの人が居なくなった時、俺は重い口を開き、下手に笑いながら言っんだ。
「俺からも我儘いいか?まだ生きててくれ。少しでも長く、お前の傍に居たいんだ。」
彼女は大粒の涙を流した。
「我儘すぎるよ。でも、私も君の傍にずっと居たい!」
彼女は笑いながら、俺と約束をしてくれた。また来年も花火を見ると。
彼女は俺との約束を守ったあと、息を引き取った。葬式の時は、彼女の周りに花火のようなカラフルな花束が飾られていた。綺麗だねと小さな声で呟いた。
コンペイトウ弾いたみたいな自己紹介あなたの手話に色が見えたよ
[カラフル]
一時期、手話を習っていた。
表情筋を大きく使わないといけないが、手に集中すると顔が留守になる。
「ありがとう」が一番好きだ。