『イルミネーション』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
イルミネーション
世の恋人たちが
こぞってイルミネーションを見に行くのは
あれを見ると
すごく欲情するからなんじゃないか
わたしはイルミネーションを見ても
欲情するタイプではないので
よく分かりませんが
(アラサーシングルぼっち女の所感)
お題『イルミネーション』
夏季補習最終日の3時限終了後、萌香は意を決して大神に連絡先を聞いてみた。すると大神の反応は焦っていたりドキドキしている様子もなく全く表情を変えず制服のズボンのポケットから携帯を取り出しアドレス帳を萌香に見せた。
大神「ほい。怪しいサイトに俺の情報渡さんといてや〜(笑)」
萌香「怪しいサイトって何?」
大神は一瞬驚いた。
大神「……えっ!?まぁ、そんなん知らんで当たり前やな。(笑)俺もよう知らんし……。あ、下手に調べたらあかんで!!」
萌香「?…うん」
このネット社会で怪しいサイトがあることを知らない人が身近にいるとは思わなかった。10コ下の妹でさえそのサイトにアクセスしなくてもそういう情報は知っている。授業で習ったと自慢げに話していた。最近は授業の一環でプログラミングを習うらしい。
大神と萌香は荷物を持って教室を出た。
廊下を歩き一階へ向かう。萌香は少し寂しげに話す。
萌香「夏休みが終わるまでしばらく大神君と会えないんだね。寂しいなぁ、せっかく連絡交換したばかりなのに……」
チラリと大神の顔を見上げる。大神はこちらに見向きもせず答えた。
大神「そんなん言わんでも。いつでも、連絡してくれたらえぇやん」
萌香「本当に?」
大神「おう!」
やっとこちらの顔を見たかと思ったら目の前は靴箱だ。大神と萌香はそのまま別れ二人は家路に着く。
夕方萌香の携帯にメッセージが届いた。
『お疲れ。子猫ちゃん!今週の土曜日の夜に俺とイルミネーショ見に行かん?友達連れてみんなで遊ぼうや!!』
萌香は天にも昇る気持ちだ。速攻で返事を返した。もちろん答えは「Yes」しかないのである。
End
街を彩るイルミネーション
駅にも鮮やかなブルー
カフェに立ち寄り
カウンター席から
ガラス越しに眺める
穏やかなひととき
カフェラテのおかわり~🤭
✴️241✴️イルミネーション
イルミネーション
若き頃、元旦那様とよくドライブした。
冬の空気の澄んだ夜など私は決まって行きたい場所があった。
今ではその青い青い幻想的な光景は見れないのだけれど…。
福生市にある横田基地の飛行機が飛んでくる際に安全対策なのだろう。
青色発光ダイオードが地面にポワッポワッと浮かぶ様は、サファイアでも散りばめた位綺麗で、私はいつも、彼の助手席から目を輝かせて見とれていた。
色の中でも、特に寒色系のブルーが大好きな私の癒やしの空間だった。
シンプルでそれでいてずっと見ていられるその景色は、今でも私の記憶の何番目かの箱にちゃんと収まったままだ。
車の運転が上手で、脇道にも詳しい彼は横田基地ギリギリにいつも愛車を走らせてくれた。
時々横田基地内を走る米兵さんの車とすれ違ったり…。その頃彼は飛行機のエンジンを作ったことで有名なSUBARUの車に乗っていた。まだ入社したての彼は高級車ではなくて、かわいらしい白の軽に乗っていた。車名はなんだったかな。形は覚えているが思い出せない。車の構造に詳しい彼は、どうやって車が走るのか私にも分かりやすく、ざっくりだけれどとても丁寧に教えてくれた。
とても優しい人だった。カロッツェリアのカーステレオからは私のリクエストのRCサクセションの清志郎の歌声。洋楽のロック。彼は80年代アイドルのオンパレード。曲の趣味が違い過ぎて面白かった。お陰でアイドルソングを今でも口ずさめる。
クリスマスシーズンや夜の街で青色のイルミネーションを見かけると、私はあの美しい光景とともに少しノスタルジックに浸る瞬間がある。
アイドルの歌声とお気に入りの曲たちと大切な青の思い出。
『イルミネーション』
12月になり、夜は色とりどりのイルミネーションが建物を彩るようになる。
私の町も例外ではなく、塾の帰りにふと窓の外を見ると、白い光に彩られたクリスマスツリーやら、青や緑のイルミネーションで描かれたサンタやらが目に映る。
私はそれらを、特に感慨を覚えることもなくただぼーっと眺めている。
ロマンチックな暖かい光よりも、都会ビルから漏れる光の方が、私は好きだった。
あの眩しくもどこか冷たさを覚えるような、夜の闇を吸い込んで発光する様がぞっとするくらい美しい。
私はその光を眺めながら、そこで暮らす人々の物語を想像する。
もしかしたら今見てる景色の中に、どんな小説よりもリアルでドラマチックな物語があるのかもしれない。
そう思うだけで、心底陶酔してしまう。
田舎暮らしの私も、いつか都心の方に住むことができたらいいな。
イルミネーション
クリスマスといえばイルミネーションなとこあるよな。コンビニにいくとそれっぽい飾りでいろいろセールとかやってる。
そして正月でもまたそれっぽいので飾り立てる。企業ならわかるけど個人でやると大変だよな。
でも気持ちはなんとなくわかる。こういう季節になるとやらない俺でもなにかそれっぽいの飾りたくなるからな。
それで耳栓の続きだな。正直なにをどこまで書いたかうろ覚えになってる俺がいる。分割して書くのはよくないってわかる。なので今日で終わらせる。
クワイエットについてまだ書いてないのはその遮音性だな。はっきりいってクワイエットの遮音性は百均の耳栓とほとんど変わらないと思う。
なにしろ素材が同じだからな。厳密にまったく同じかどうかは知らないけど。
だから百均とクワイエットの違いは着け心地にある。個人的にはこの着け心地で価格分の価値はあると思う。
そしてその遮音性について。クワイエットは完全に音を遮断するのではなく音を軽減する感じ。だから周囲の音は結構聞こえる。小さい音は消えて大きい音は小さい音にって感じで。
なんというか音を50カットする感じかな。100の音なら50にして50の音なら0にって具合に。
この音をいい感じに軽減するおかげで騒音は気にならない程度に抑えてアラームは聞こえるって感じになるからストレスがなくなる。
一つ気になるのは自分の体内の音は結構聞こえることかな。耳なりとか心臓の鼓動とかがよく聞こえるようになる。
最もこれはクワイエットというか耳栓そのものがそういうものなんだと思うけど。それに気になるのは着けた直後だけですぐに気にならなくなるから問題ない。
やたらと長くなったけど耳栓についてはこれで終わりかな。個人的に不満点はケースくらいでいい買い物だったと思う。
お題『イルミネーション』
昔付き合っていた人が言った。
「イルミネーションなんて、毎年一緒じゃん」
って。
たしかにその通りかもしれない。でも、当時の私は『みんなと同じように』『人ごみに紛れて』『彼氏とイルミネーションを見る』という経験が出来ただけで浮かれていたから、その言葉にアハハと笑って返すだけだったと思う。
だけど今はもう恋人たちの群れを見てもなにも思わない。イルミネーションは元彼が言う通り毎年同じような装飾ばかり。
そんな乏しくなった自分の感性に年齢を感じて、すこしだけさみしい気持ちになるのだ。
イルミネーションを見ると
わーキレイ♡とすぐに言葉が出てくる人と、キレイだと思いつつも、大きいリアクションができずに、反応が悪い人、なにを考えているのかわからないと思われる人がいる。
私は明らかに後者で、求められているような感情表現ができなかった。
なので、なるべく感情に訴えかけるものから遠ざかって生活をしてきた。イルミネーションや花火を見にいくこともなく、感動を訴えかける映画は見ないし、観ても求められている反応ができなさそうなので、避けていた。
ただ、歳をとるにつれて、そういった感情表現のリアクションを求められる側から、求める側になった。つまり、喜ばないといけない側から、喜ばせる側への立場の変化。そのため、リアクションの必要性は減っていったので、その分は生きやすくはなったかと思う。
歳をとると生きやすくなることもあるんだと最近思う。そのせいか最近は、イルミネーションやとても美味しい食べ物を前にしても、ほんの少しの感嘆符は出るようになり、それから、その感動の分析を始めている自分がいる。それは結構自分では楽しいのだが、なかなかわかってくれる人はいない。まあそういうものだろう。
何代か前のスマホを買ったときに、初めて撮った写真が幕張のイルミネーションだったような。そのあとのスマホもアリオで機種変更してすぐに撮った写真がイルミネーションだったような気がする。
誕生日に機種変更するからイルミネーションがあるんだなあ。
イルミネーションを綺麗だと思える感性でようやく希望が白い息を吐く。
仕事の帰り道
住宅街を通ると毎年
イルミネーションを飾る家がある
そういう季節のイベントを大切にする家庭って
とっても素敵だなと思う。
でもそれは表向きの話
地元に、冬が近づいてくると毎年のようにイルミネーションで飾り付けをすることで有名な家があった。幼い頃、私はそれを見るのを楽しみにしていたことを今でも覚えている。しかし、ここ数年はその家は真っ暗になってしまった。イルミネーションをやめてしまったのである。聞くところによると、旦那さんの浮気で離婚をしたようだ。おそらく、その前から不仲ではあったのだろう。しかし、近所の人にそれを察せられないように少しでも幸せな家庭だと演出するように家を飾り付けていたのかもしれない。しかし、離婚をしたことでそれをする必要がなくなったのかもしれない。
イルミネーション
1!2!
ラスト15!
こんなにあるんだね
ボーナスポイント家のクリスマスツリー16!
イルミネーション
無数の光の元には
それだけの人が居て、
人生があって、物語がある。
その中には、
笑顔の人も居れば
泣いてる人も。
ロマンチックな景色なのに、
そんな事を思うのは、勿体無いのかな。
ただただキレイだなって思おう。
港のある街の美しいイルミネーション
みんなで観に行きましたね
雑踏で離れ離れになって
探し回っても見つからず
とにかく駅に戻ってみると
そこには探していた人たちがいて
「遅いわね」と怒られましたね
今はみんな
すぐには会えないところに
行ってしまったね
星の輝きを楽しんでいるでしょうか
(イルミネーション)
「イルミネーション」
もう12月の半ば、クリスマスが近づいてきている。それにも関わらず私の予定表は空白のままだ。当日は塾があり、遊びにいける感じではないので、誘いがあったとしても断ることになるだろう。そもそも誘われる可能性も皆無だ。よし、来年に期待。
題名 イルミネーション
イルミネーションのような
輝いた人生をおくれるのは
世界でもひと握りの人間だけだ
自分はイルミネーションに
すがりつく影だ
そう思って生きている
人はみな自分が主人公だと
思っている
しかし実際は主人公には
なれなくて
散っていく運命だ
自分の夢は主人公の敵になること
1人でも多くの同類を作ること
イルミネーションは電気を消されると
光らない
自分は消す役だ
好きな人の声って
思い出すだけで
胸がぎゅーってなる_
イルミネーションって眩しい
1人で行っても2人で行っても変わらない
そう言い聞かせる
そんな自分を妄想しながら恋人とイルミネーションに来て
別れ話をいつ切り出そうかと悩む私は神に認められたクズだ
『イルミネーション』
#2)
だって、貴方がいなければ、
みんなこの過去はなくなってしまう。
すべて、
この心に残った温もりも、
貴方の声も、顔も、やさしさも、
全部。
どうして
いなくなってしまうの
私は、
私の中のガラスの器は、
いつまでも空っぽのまま。
一緒に飲んだコーヒーも、
手を繋ぎながら見たイルミネーションも。
きれいだね、なんて言いながら。
その記憶を最後に。