『イルミネーション』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
東北のホテルで
無料の星空ツアーに行った
午後8時からバスで行く
あいにくの曇り空
どうなるのかと思っていると
橋の手前で降り橋を渡る
向こうにイルミネーション
電飾が輝いている
私達10人のお客さんは
遠くにありながら
輝きが美しいイルミネーションの
写真をとりながら
それなりに納得したのだ
せっかくの休日だというのに
私はアニメを見まくっていた。
こう1日中寝ながらアニメを見てると
無駄にした気分になるが、
アニメには変えれまい。
だがそのアニメは
子どもの頃から見てきたジャンル、
転生系なのだが、
毎回夢を壊される。
魔法・魔術が出てくるのだ。
現実では使えるはずがないものを
主人公は転生し、
異世界で最強の魔法使い・魔術師になるのだ。
こういうアニメを見たあとは
最低10回は
手を突き出して広げ
目を瞑りイメージをして
力を込めて魔法をうつフリをしたり、
適当に作った詠唱を唱えたりする。
もちろん不発。
私も転生しようか考えたが
都合のいい話はない。
全て作り話、と自分に信じさせ
転生に失敗するかもしれない
という気持ちを尊重した。
自分のおかげで今生きているというわけだな。
身体を柔軟に動かす格闘にも憧れたが
現実では暑苦しく
私には不釣り合いな場だったので
大人しくラジオ体操をした。
頭の中ではもう
完璧に最強な私が誕生してるんだけどな。
現実はそう上手くいかないもんで。
12月だからか、
今日もどこかで
イルミネーションを見に行ってる人がいる。
私のように布団の中で1日を終える人もいる。
いつか
事故か何かで死んだ時、
異世界に転生して
魔法・魔術の才を初めから持っていて
その世界で最強になれますように。
"Good Midnight!"
ないものねだりな
悲しき私からの願いでした。
なんて
誰かに語りかけたりして。
イルミネーション
「綺麗ですわねぇ」
「オバケの死骸が焼けてる風景とかじゃなければな…もっと平和な光景で言いたいなそれ」
「我儘ですよ尾上君、残業で残ってる方が1人もいない状態でこの焼け野原が見れるんですからこれで満足してください」
「言っちゃったよ焼け野原って」
「燃える赤が綺麗でしょうゆらゆらしてて。人は炎が燃えている所を見ていると落ち着くと石蕗も言ってました」
「ものには程度があるぜお嬢、暖炉とか焚き火とかの話だろそれ」
「大は小を兼ねると言いますから」
「これ俺が我儘かな…」
「人には好みがありますから仕方ないですよ」
「俺の好みの話になってる……」
「私はこのくらいの方が好きです、暖かいので」
「そう言う問題!?」
もはや風景に求めるものじゃねぇ。
俺は昼間の…お化けがいない場所がいいな、と思ったけど大抵何処かしら誰かしらが死んでいる。いない場所の方が無いだろう。
神社とかが1番いない気がするが。
昼間の神社が1番好きです。
オバケいないから。
いや俺もお嬢のこと言えねぇな?
でも安全って大事だろ。
「俺は危なくないならなんでもいいや…」
「情緒がありませんわよ」
「オバケの死骸が燃えてる風景のなか情緒も何もないだろ」
俺もいつかお嬢くらいオバケ対処術を身につけて、柳谷邸を出て行く時。その時やっと目の前の風景を美しつ思えるのかな、なんて考えたりしていた。
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物事を楽しむためには精神的余裕が必要という話。
途中書きです。すみません。
「イルミネーション」
夏は花火。
冬はイルミネーション。
一年中様々な色に光輝いているこの通り。
綺麗だなって思うけど。
ずっと見ていたいけど。
私には少し眩しすぎる。
付き合ってください、と言われたのは8月のちょうど中頃。
塾の帰りで例の通りを歩いていた時、柄にもなく立ち止まって花火を見つめていた。
「…綺麗」
私の声が思わず漏れたのかと思ったけど違った。
少し離れて隣にいる男性の声だった。
「綺麗ですよね、花火」
今思えば私にしてはおしゃべりだったと思う。
「…貴方が、綺麗。花火じゃなくて」
「え」
「自分でもおかしいと思うんだけど、貴方に一目惚れしました」
暗闇を花火が鮮やかに照らす。
私にはその時のあなたが忘れられない。
一瞬でもあなたが綺麗だと思ってしまったのはきっと花火のせいだ。
「それでその人と連絡を取り続けていると」
夏休みが明け、久しぶりに友達のりまに会った私は例の話をすると、あちゃーと言って心配する姿を見せた。
その日に丁重にお断りしたのだが、LINEだけでもと言われ、断るのが苦手な私はつい連絡先を交換してしまって今日に至る。
「その人には勉強に専念したいから、って言ってお断りしたんだけど、受験が終わるまで待ちます、って言われちゃって」
「いいよって言っちゃったの?」
「もちろん言ってないよ。貴方はきっと素敵な人だから私なんかより周りにいい人がいますよって何回も言ったんだけど、なかなか諦めが悪そうで待ちます、とだけ」
私は高校3年生で受験生だ。
今は受験期を理由に断っているけど、受験が終われば断る理由がなくなる。
告白するのも大変だと思うけど、傷つけないように告白を断るのも難しいと今回の件で実感した。
「とりあえず様子見かな」
立花雪見、大学1年生で私の1つ上。
近くの国公立大学に通っている理系。
私と出会ったときはたまたま大学の帰り道だったらしい。
食べることが好きでLINEでの会話はご飯の写真がほとんどで飯テロ状態。
会うのを迫られたらどうしようと思ったけど、そんな様子は微塵もなく、受験の迷惑にならないようにか、週に2、3回連絡が来る程度で私はリアクションだけつけている。
「思った以上に平和だ」
「やっぱり本気なのかな?」
りまはお昼ご飯を食べながら私の話を聞いて言った。
「最初は冗談かと思ったけど、よくよく考えたら接点のない人に自分のことを好きになってもらうには直接話しかけるしかないよなーって」
「LINEで会話してるだけだけど、悪い人じゃなさそうなんだよね。むしろとても良い人みたいで。ほら」
「何、ほだされちゃってんの?」
「…っ。ちょ、ほだされてなんかいないよ」
ただ少し罪悪感があるだけ。
こんな良い人ならきっとモテると思うのに、私なんかを好きでいていいんですか?って。
恋とか、愛とか、全然わかんないし。
初恋すらまだしたことない。
私はあなたに同じ想いを返せないかもしれないけど。
それでも少しだけあなたを知りたいと思うのはダメなのかな?
「…今度の学園祭誘ってみたら?」
「はい?」
「2人きりで会うのは何かあった時守れないかもしれないから反対だけど、学園祭なら私が一緒にいてあげられるからさ。話してみないと分からないことだってあるでしょ」
「え、でも」
「もう送っちゃった」
学園祭当日。
待ち合わせの校門前。
なぜかちょっとどきどきする。
「和葉さん」
後ろを振り返ると立花さんがいた。
「待ちましたか?」
「いえ、今ちょうど来たところです」
「よかった」
本当は緊張して30分前から校門前にいたことは決して言うまい。
「今日は学園祭に誘っていただきありがとうございます。この日をすごい楽しみにしていました。ただ…」
「どうかしました?」
「僕の友達も学園祭に行きたいと言い出してしまって」
「学園祭は外部の人が自由に出入りできるので大丈夫だと思いますよ」
「いえ、あの、そうではなくて僕の友達が貴方に会いたいって言って聞かなくて」
「雪見が一目惚れしたっていう和葉ちゃんはこの子か」
後ろから声がして振り向くと4人の男性が私を囲んでいた。
「ごめんなさい、和葉さん」
ほら、あっちいて、と雪見さんは友達を追い払う。
「友達は賑やかな方たちなんですね」
「そうですね。それで暴走してしまうこともよくあります」
友達は少しだけ苦手だけど、立花さんはあの中ではちょっと異色というか大人しい性格なんだな。
「どこを見に行きたいですか?」
「うーん、どこも面白そうで迷っちゃうな」
「じゃあ、友達のクラスを見に行ってもいいですか?」
行こうと快く賛成してくれたので、りまのクラスに行くことになった。
「和葉と…」
「立花雪見です。和葉さんのお友達の方ですか?」
「ええ、そうです。桜木りまって言います」
「よろしくお願いします」
「もうすぐハロウィンだから私のクラスはそれに合わせて仮装できるお店をやってて、他クラスとも協力して仮装してる人たちはトリックオアトリートって言うと各お店で違ったお菓子をもらえるようになってるんですけど、仮装していきますか?」
「はい、お願いします」
立花さんも乗り気だったので、2人とも仮装することになった。
「ちょっとあんなにイケメンだって聞いてないんだけど」
女性更衣室でりまが唇を尖らせる。
「しかも見た感じ好青年」
「ちょ、しーっ。隣が男性更衣室なんでしょ?話、聞こえちゃうよ」
「少しくらいなら大丈夫だよ」
ここ座って、とりまは言って、私の髪を巻き始める。
「それでどうなのー?」
「何が?」
「好きなの?」
と耳元でりまが囁いた。
「あー、動かないでよ。せっかくうまくできてるのに」
「今のはりまが悪いよ。びっくりしたじゃん、もう」
好き!?好きって何?
前会ったときは周りが真っ暗だったから姿がよく見えなかったけど、今日会って確かに少しかっこいいって思っちゃった自分がいる。
外見が良くても中身がダメだったらって思ったけど、きちんと礼儀正しくて私を大事にしてくれているのが伝わる。
でも良い人なのはわかるけど、良い人だからと言って好きという感情が伴わないと付き合っちゃダメなのかわからない。
好きかわからない。
自分がどうしたいかわからない。
「…こんなに顔も耳も真っ赤で」
「なんか言った?」
「ううん、私の友達は自分の気持ちに鈍感で世話が掛かりますなぁって」
「むぅ、ひどい」
「仕方がないよ。事実だもーん」
ま、でもそこが可愛いんだけどね、と言ったりまの声は小さすぎて和葉には届かなかった。
「よし、できた」
「こんなに時間が掛かって大丈夫かな?待たせてるんじゃ」
「大丈夫、可愛い女の子は少し遅れていくものだよ」
「やっぱり待たせてるじゃん」
急いでお店を出ると思い切り人にぶつかってしまった。
「すみません」
「こちらこそすみませ…」
振り向いたマントの男性は立花さんだった。
吸血鬼の衣装。
外側は黒、内側は赤の長いマント。
爽やかな好青年が一気にクールで大人っぽい感じになっていた。
突然マントに包まれて前が見えなくなる。
「…あの、立花さん?」
ちょっと近すぎるって。
こういうのに免疫ないからどきどきしすぎて死んじゃうよ。
私の鼓動伝わってないよね!?
「すみません。その、和葉さんのデビル姿が可愛すぎて…。こんな可愛い姿、誰にも見せたくないなって」
すみません、突然おかしなこと言ってますよね、と言いながら私を離す。
か、か、可愛い!?
誰が?えっ、私が?
顔が熱い。
熱があるみたい。
「そ、そんなこと。それより立花さんの方がか、かっこいいです」
目が合わせられない。
私、今どんな顔してるんだろう。
「店の前でイチャイチャするの、やめてくれる?」
と、りまがにやにやしながら言った。
「イチャイチャなんかしてません!」
2人して息ぴったり揃って言ってしまった。
りまはなおもにやにやしながら「はいはい」と言ってしっしっと手を振った。
私と立花さんは恥ずかしさでその場から逃げるように立ち去った。
「…いつの間にか大人になっちゃってたんだね」
お姉さん、さみしーなぁと小さく言いながら、りまは2人の後を見送った。
「つ、次はどこに行きますか?」
さっきのことで私と立花さんは一気にぎこちなくなってしまった。
「次は…」
「カップルの方ですか?」
「かっ…」
「…カップルじゃないです。僕が一方的に彼女を好きなだけで」
「そうでしたか、すみません」
好き!?
いや、知ってたけど。
でも、言葉で直接「好き」って言われるのは強力な必殺技すぎる。
恋愛耐性ないんだってー!
恥ずかしさでここを今すぐ立ち去りたくて言ってしまった。
「行きますよ、立花さん」
「えっ、行くんですか、お化け屋敷?」
お化け屋敷?いつの間にそんな話に?
どうやら私が自分の世界に閉じこもっている間にお化け屋敷の話がなされていたらしく、「和葉さん次第ですが」と立花さんが言ったところで、食い気味に「行きますよ、立花さん」と言ってしまったらしかった。
「あの、立花さ…」
「2名様お化け屋敷にご案内!」
もう戻れなくなってしまった。
お化け屋敷は苦手だ。
暗闇がまず怖いのにそこへお化けも登場するなんて鬼畜すぎる。
そういえば、小学生のとき学活の時間にお化け屋敷をやった。
クラスのお楽しみ係と先生がお化け屋敷の仕掛け人で私はお客さんだった。
最初班でまとまって入ったはずなのに途中ではぐれてしまって一人で暗闇を歩いていた。
「みんな、どこ…?こわいよ…。だれかたすけて…」
「…おばけさんはここにいるよ」
「っ!?」
私は無我夢中で走った。
急いでおばけさんから逃げる。
突然電気がついた。
しばらく眩しくて目が開かなかったけど、だんだんと見えてくるとそこはひどい有様だった。
椅子や段ボールで仕切りを作った道が壊れている。
椅子が倒れていたり、段ボールが破れていたり順路がめちゃくちゃだ。
そのせいで私の班の人たちも同じく迷子になっていたようだ。
この犯人は…間違いなく私。
その後、先生に怒られお楽しみ係に謝った。
今回は怖くても破壊しないように頑張らないと。
そのためには協力が不可欠だ。
「立花さん、手を」
「えっ?」
「何があっても離してはいけないですよ」
お化け屋敷攻略の鍵は挨拶。
お化け屋敷ではおばけといかに仲良くなれるかが重要。
「こんにちは、おばけさん」
「ぎゃぁぁぁ、生首がー!」
「いますか?おばけさん」
「フフフフフって笑わないでー!」
「元気ですか?おばけさん」
「ち、血!血!」
なんとか破壊せずにクリア。
「あの、手」
「はっ、え、すみません」
いつの間に手なんて繋いだんだろう。
怖すぎてお化け屋敷の記憶を思い出せない。
「和葉さんってお化け屋敷ではいつも挨拶するんですか?」
「へっ?」
挨拶…。
うっすら思い出してきた。
「いえ、違います。恥ずかしながら昔…」
小学生の頃のお化け屋敷のエピソードを話すとすごく笑われた。
「もう、そんなに笑わないでくださいよ」
「だって道を破壊していくとは思わないじゃないですか、あははっ」
「だーかーらー、もう」
「好きになったのが貴方でよかったと思います。声をかけてよかった」
そういう不意打ちと甘い言葉に弱いのだ、私は。
「付き合ってください」
そんな真正面から言われたら自分の心に向き合うしかなくなるじゃないか。
「…私はあなたに同じだけの想いを返せません」
そのことに罪悪感がないと言えば嘘だけど。
「でも少しだけ気になってるんです、立花さんのことが。初恋まだだし、これが恋かわからないけど、少なくとも私に声を掛けてくれたあの日、私も立花さんが綺麗だと思ったんです」
顔が熱い。
緊張で指先が冷たい。
「それでもこんな私で良かったら喜んで」
立花さんは私をぎゅっと抱きしめて言った。
「これからよろしくね、和葉」
「こちらこそよろしくお願いします。…雪見くん」
私、人生初彼氏ができました。
「…っ。苦しいです、立花さん。ちょっとぎゅってしすぎ」
「名前呼んでくれないと離してあげない」
「…雪見くん、ちょっと力強い」
「よくできました」
私が初めて夜に灯されるその光を観たのはそう幼くはなかった。私の両親はあまり外出することを好まなかった。外出するのは年に2回ほど。家族全員が一緒でなければならないという。そのため、街中の外を見るのは食料品などの買い出しの時くらいだった。
最後にイルミネーションを観たのは去年の冬。私が彼女を連れて街へ出た時だった。年に1度。そのくらいの頻度でしか許して貰えない個人的な外出。私は部活の大会先で出会った彼女とともに時間を過ごすことにしたのだった。彼女を好きになって彼女と交際を始めて2年が経っただろうか。学校が違う故に毎日会える訳ではない。お互い時間が合わずなかなか連絡を取るタイミングも未だに掴めていない。会う時は大会か競技場での練習のみ。
そんな彼女との1日は私にとって特別なものだった。クレープを頬張る姿は愛おしくて気づかれぬようカメラに収めた。寒いねって呟いたから私は進んで彼女の手を握ってあげた。そして公園へ行き灯されたイルミネーションを2人で観た。彼女は幼子のようにはしゃぎ私にはにかむ。光がフィルターのように変わり、彼女を見つめる私の胸は高鳴った。好きなんだと改めて実感するかのように。撮ってよって笑う姿は私のアルバムに今でも残っている。
今年4月。3年のシーズン初の大会。
「あのさ、伝えなきゃいけないことがあるの」
「どうしたの、部活の話?それとも学校の話?」
彼女はにこやかにそして冷ややかに言った。
「私ね、彼氏が出来たんだ」
「…え」
「ごめん、伝えるタイミングが見つからなくて」
「…。そっか…おめでとう」
「うん、ありがと」
「じゃあ別れたいって事だよね。ごめん、気づけなくて」
彼女の顔が一気に曇る。
「…嫌、別れたくない。だってあなたは同性じゃない?あなたとの関係は続けていたいの」
それはどういう…いや、いずれにせよ、彼女は私じゃない誰かを選んだ。私の知らぬ誰かを。
「ううん、別れよう。それは欲張りすぎだよ。いくらなんでも彼氏さんに申し訳ない。幸せになりなよ」
思えば、彼女と恋仲としての会話はそれが最後だったのかもしれない。なんの前ぶれもなく訪れた別れ。彼女。いや、君とは友達でもない知り合いの頃に戻った。そして私は君の連絡先をこっそり消した。それなのに君の写真は未だに消せていないんだよ。おかしいよね、きっと君に未練なんてもんが残ってんだよ。君は笑ってくれるかな。
君は頻繁に彼氏さんとのストーリーをあげてるんだって?仲良くやってるのなら良かった、幸せなんだね。私は幸せにしてあげられなかったから。でも私も少しは成長したよ。君と付き合う前から私へ好意を寄せてくれていた子と仲睦まじくやってる。もうじき告白してくれるって人づてで聞いたんだ。君はもう私のことを気にも止めていない?イルミネーション。今年は彼と君との思い出に上書きするから。君とは出来なかったキスだってするから。だから…だからお互いにもう忘れよう、今までのこと。本当にありがとう、さよなら。
題材「イルミネーション」
世界中すべてのイルミネーションを指で摘んで粉々に砕き、そっと息を吹きかけて夜空に撒いたら、星々がさぞ喜んで眩いばかりにキラキラと煌めくだろうよ。
(241214 イルミネーション)
イルミネーション、いいよね。
枯れ木や葉が落ちて裸になった木も、電飾で飾れば、みんなが注目してくれる。
ある意味、人間より冬の木に優しいイベントやと思いますわ。
イルミネーションは、木に優しい。
そして、人間にも良い。
イルミネーション
初めてのクリスマスマーケット
初めてあの子と電車に乗ってどこかに行く
イルミネーションを見て、色んなものを見て回って
1週間後が楽しみだ
でも、不安がある
帰り際にちゃんと告白できるだろうか
自分が納得できるかたちで、
自分の思いを伝えられるだろうか
そもそも告白することができるだろうか
あの子はまた思ったよりも早く帰ろうとするのだろうか
やはり脈ナシなのだろうか
こんなことをいちいち考えるくらいなら
当たって砕けてしまえばいい
砕けた後は家のクリスマスツリーのイルミネーションを楽しんで、兄弟と親友たちに慰めてもらおう
イルミネーション
「Silent Night ☆」
Silent night, holy night,
All is calm, All is bright,
Round yon virgin mother and child,
Holy infant so tender and mild
Sleep in heavenly peace,
Sleep in heavenly peace,
Silent night, hoy night,
Son of God, love's pure light,
Radiant deams from Thy hoy face,
With the dawn of redeeming grace,
Jesus, Lord, at Thy birth,
Jesus, Lord, at Thy birth,
「聖なる夜」 訳 三宅忠明
静な夜 聖なる夜
どこも静で 明るく輝いて
ほら 向こうに処女の母と子が
優しく 穏やかな聖なる子が
すやすやと 眠っている
すやすやと 眠っている
静なよる 聖なる夜
神の子 清き愛の光
そなたの顔から明るい光が
神の恵みの夜灯を告げる
主イエスの誕生で
主イエスの誕生で
昔むかしのことじゃったー。
まだ、人間が神様との約束を破りエデンの園から追放されて、擦った揉んだして歴史が始まり煌めくイルミネーションの変わりに近い銀河が煌めいていた頃の話、それでも人間は今とさして変わらず殺し合いばかり相変わらずして、富める者は貧しいものから搾取し、欲しいものは力で奪い取ることが続いていたのでした。
マリヤという 名のうら若き乙女と、ヨセフという青年が結婚しようとしていました。二人はとてもその魂が美しく清らかな無垢な若者でした。ある日天使がマリヤの元に来て、「マリヤに赤ちゃんが生まれる」と言いました、天使はマリヤに赤ちゃんに イエス と名付けるように告げました、マリヤのお腹に宿る子は神の御子であり、救い主となる御方であると話しました。所謂、受胎告知ですね。
ヨセフは、それを請け負います、なんて初い人でしょうか、こうして神様の托卵は受け入れられ、イエスは生まれることになりました。
その日、マリヤとヨセフは税金を納めるためにベツレヘムという街に行かなければなりませんでした、街には沢山の人が出ていて、マリヤとヨセフが泊まれる宿が見つかりませんでした
仕方なく、ヨセフは街ち人に頼み込み、一軒の家の羊小屋で一夜を過ごすことにしました。
その夜、幼子 イエスがお生まれになりました。
新しい星が空にあらわれました。
近くの野原で働いていた羊飼いたちは天使のお告げで、救い主がお生まれになったと知り、マリヤとヨセフが泊まる羊小屋に行き、そこで1番最初に、幼子 イエスに対面し 礼拝しました。
ベツレヘムの羊小屋から遠く離れた地で、温かい暖炉の側で博士たちが、新しい星を見つけました、博士たちは、それは救い主がお生まれになった標しだと知りました、博士たちは星を頼りにお祝いを携え歩き、幼子イエスの元を訪れ2番目に礼拝しました。
救い主 幼子イエスは生まれる場所も自ら選んでおられました。
これが、クリスマスの始まりの物語です。
クリスマスは、イエス・キリストの降誕をお祝いし、わたしたちの始まりをお祝いする日でもあります。わたしたちは等しく神様からのぞまれて命を授かったことを授けてくれた人に感謝出来るという恵まれた温かな関係や状況に感謝しなければなりません、その命を賛美するための日であります。
とかく、クリスマスのイルミネーションは恋人たちのもののように思われがちですが、命を授かった、その源根っ子に感謝し愛を知るために祈りを捧げるための日であります。
寄り添う寄り添うと最近は簡単に言いますが、クリスマスこの日誕生した、イエス・キリストは、わたしたちの罪穢を背負いゴルゴダの丘で十字架に架けられ処刑されますが、その時側に寄り添って慰めたのは、1番罪深い人でした。
罪深い人にほど救いが必要です。
これは、主イエス・キリストの言葉のみならず、「南無阿弥陀仏」と唱え生かされる他力に感謝。
「悪人正機」の親鸞聖人の 仏教 浄土真宗に
も通じる教えでもあります。
クリスマスは、家族、親、子、命、その始まりを祝福する祝福出来る状況や関係に感謝する日を起源としていることを知ると、クリスマスのイルミネーションも違う趣きを持つかも知れません、というお目汚しでした。
アーメン
令和6年12月14日
心幸
イルミネーション
もうイルミか、あっという間に社会人だ。
で、急だけど
就きたい職業は何かというと芸能系向きである。
多分Youtuberに近い。
だが夢を目指すのにかなり大きい問題がいくつもある。
その中でも何よりコミュ障なのと特技もなければ自分らしさも見当たらないのだ。
でも落ち込んでちゃ何もできない。
「まあいっか。」で流させて。
イルミネーションって綺麗ですよね。
色とりどりの電飾が輝いていて。
そういえばクリスマスがもうすぐですね。
駅前はそろそろイルミネーションが輝いていることでしょう。
まあ、僕は一緒に見に行く人も特にいませんけどね。
みなさんはクリスマス、楽しんでください。
題 イルミネーション
イルミネーション
「ねえ!見て〜!キレイだよ、イルミネーション!」
そう君が楽しそうにはしゃぐから、僕は君に笑いかける。
「そうだね」
確かに、周りはカップルが沢山いて、皆、巨大なクリスマスツリーから四方に伸びる色とりどりのカラフルな光ファイバーが輝くイルミネーションに見惚れてる。
そして、中央のスクリーンにはプロジェクトマッピングが映っていて、オーロラ色の星や、キラキラ光るサンタとトナカイが街を走っている幻想的な光景が立体的かつ色とりどりに映し出されている。
君はイルミネーションが大好きだから、このイベントが告知された瞬間に僕にメッセージ送ってきたよね。
そんな君が可愛くて二つ返事で了承したけど、やっぱり来てよかったって思う。
イルミネーションも綺麗だけど、何より横に輝く笑顔の君がいてくれるから。
それだけで今週の仕事の疲れが今吹き飛んでる。
君が隣ではしゃぐ姿を見るのって、僕には結構なご褒美だな、なんて考えてる。
「つれない返事だなぁ、このキラキラ達、見てる?」
君はちょっとぷぅっと頬を膨らませて僕を見る。
「見てる」
主に君の方をね、っていうとイルミネーション見てってブーイングが起きそうで、無難な返事を選ぶ。
「そっか」
僕の返事に君はすぐに笑顔で機嫌を直して腕に手を絡ませる。
ちょっと、この可愛い生き物、何とかして欲しい。
君のぬくもりに幸福感が溢れまくる。
「一緒にイルミネーション来れて嬉しい、また来年も来たいな」
君が瞳をキラキラ輝かせて僕の顔を見る。
「うん、また来よう」
僕の返事は短いけど、内心は君といられる幸せに溢れているよ。
たくさんたくさん君に愛を伝えたいけど、照れくさくて伝えられないこともある。
こうして君が笑顔でイルミネーションを見ている姿に、僕を見つめる瞳に、優しく繋ぐ手のぬくもりに、僕からは伝えられないのに君から愛情をたっぷり注がれている気がする。
・・・僕も君に伝えたい。
「今日、とっても可愛かった。いつも大好きだよ。僕の彼女でいてくれてありがとう」
そう言ったら、君は喜んでくれるだろうか?
僕に眩しい笑顔を向けてくれるだろうか。
そんな期待を抱きながら、僕は彼女の瞳を捉えて口を開いたんだ。
沢山の色とりどりの優しい光たちに包まれながら。
「いま懐が寂しいの!」
親友の彼女がそう言うから、私達のクリスマスは近所の駅前のイルミネーションを見るだけの日となった。彼女は、かく言う私も趣味にお金を使い過ぎたのだ。夏休みの時は一緒に遊園地にでも行こーね!なんて話していたのに。
「きれいだねー」
「まあ確かにね」
確かに綺麗ではあるものの、決して大きな駅では無いから家庭のイルミネーションを少し豪華にした程度のものである。わざわざ見に来た人なんて私達ぐらいなのではないか。
「あっ! そう言えば、今日私メイク違うの気が付いた?」
彼女のイルミネーションへの感想はもう終わってしまったらしい。
「イルミネーションの輝きをイメージして、大きめのラメのアイシャドウにしたの」
そう言って、したり顔で彼女は目を瞑って指さし、瞼の上の輝きを見せつけてきた。
「きれいだね」
私がそう言うと、えへへと彼女は少し照れたように揺れて笑った。こちらを見ている彼女の黒い両の目にもイルミネーションの光が燦然と輝いていた。瞬きしては私を見ているきらきらした瞳。私は化粧だけでなく、彼女の自身のその目が、眩しい笑顔が、大好きだった。やっぱりあなたは
「きれいだね」
「もう聞いたよそれー」
また彼女は笑った。
【 イルミネーション】
どうして言えなかったかな。
あなたとは家族同然の仲だなんて思ってたから?
仲が良すぎて逆に、みたいな?
いや、そうじゃない。
はっきりとした理由が1つある。
けど言いたくない。
言葉にして、カタチにするのがたまらなく嫌だ。
そんなことを考えながら、
部屋の窓からイルミネーションを見る。
さっきこぼしたホットチョコレートが
スウェットのズボンに染みてかなり冷たい。
「あ~、本来なら今こんなとこにいなかったのにな。」
誰もいない部屋に向かって恨み言を連ねてしまう。
世間から仲間はずれにされた気分だ。
私はインスタのストーリーを見ないように、早く寝た。
静かな森の奥の奥
静けさと獣の吐息が満ちる
そこでまどろむ樅《もみ》の木が
切り倒された 十二月
車に引かれて街へ来た
広場に立たされ整えられて
オーナメントと電飾が
まるでかわいい檻のよう
道行く人の笑顔の向こう
とびきり明るい雪の上
イルミネーションを飾ろう
街も夜も幸せで塗り潰して
イルミネーションを飾ろう
キラキラで皆の目を潰して
『イルミネーション』
頬に冷たい風が当たって寒さがしみ渡る冬。仕事終わりに彼女を連れ出して向かったのは、この都市の大きな公園。そこはクリスマスイルミネーションが有名なところだった。
車を駐車場に停め、彼女の手を取って人混みの中歩いていく。
「きれいですね」
彼女の瞳はそのイルミネーションの風景に釘付けになっていた。大きな瞳に色とりどりのイルミネーションが反射してキラキラしていた。
「うん、きれいだね」
俺はイルミネーションより、彼女がきれいて目が離せない。
彼女を見つめていると、寒さを忘れて心が暖かくなった。
おわり
二一二、イルミネーション
イルミネーション
イルミネーション
クリスマスをイメージさせる
冬のパーティが訪れてきた感覚
外も中も華やかで
心も体も踊る
家族みんな今年も元気で良かったなと
しみじみ感じる時間
今年も家族でイルミネーションを見られて良かった
幸せの時間です
イルミネーションの
美しい日々は
ずっと永遠のまま
時間だけは過ぎ去ってゆく
イルミネーションの輝かしさに
愛するひとと
最上階から見下ろすだけで
まるで
ふたりで
ミニチュアを作ったかのように
楽しく幸せなひとときを味わった
きらめく夜は
華やかで
美しい街並みの中を
愛するひとと歩くだけで
華やかさが生まれ
ロマンティックな雰囲気が映る
ショーウィンドウは
ふたりを映し出される
魔法の透明ガラス
それは
昔の恋愛映画の
ふたりを演じて
ずっとこのまま
美しさと綺麗さを散りばめながら
すべて
ふたりの心の中に閉じ込めたい♡
イルミネーション
寒い季節の中で
温かみを感じ取れる物語は
ふたりの愛よりも
遥かに
長時間
電気の数よりも優れているから
イルミネーション、今年の冬も明るく街を照らし
誰も彼も、浮かれてしまう季節に、ため息をつく
何でだろうな、独りは寂しい気がするのは、
いつも、誰かの温もりを感じてしまうのは、
恋人と別れた、いや、永久のお別れをした、
未亡人の私だからなのかしら?恋人よりも、
結婚していた人、あの人だけに誓いのキスをして
幸せを祈った、それを、壊されてしまった、
あの出来事について、一生後悔が着いていく、
彼が、あの笑顔でさようならと言っていた、
理由が分かった、それは、知っていたけどね。
貴方のことが、忘れられなくなってしまい、
次の恋なんて期待も出来なくなってしまいました
だから、責任を来世でとってよね。もう、全く。
"いつまでも、貴方を探し続けます。
だから、お願い、逃げずに、抱き付かせてよ。"
僕は貴女を置いていってしまった、だから、
逃げない、貴女を受け入れますから、
早く、見付けて下さいね。
今月は回覧板が来た
2024/12/14㈯日記
9月になってから
回覧板が回る順番が変わったみたい。
回覧板おじさんは来なくなって
回覧板はポストに入るようになった。
ずっとこの順番で良いよ。
先月の回覧板が来なかった事は
伝えていない。
「そんな事はないだろう!」って
余計な波紋が広がるのもね。
この日記の初日から
読んでくれている人でも
流石に覚えては
くれていないだろうけど
偽善者と思われても書く話し。
今年の少額寄付先の団体を決めた。
今年は能登半島の地震と大雨の
復興支援に。
寄付する団体は1つなんだけど
分けて寄付できるから。
政府も何にもしていないわけじゃないけど……ねえ。
冬景色。
空が重く風が強い。
でもピンク色のコスモスがまだ
強風の中、頑張っている。
通学路の8割が土手だという
学生さんも頑張って自転車を
漕いでいるだろうなあ。
みんなの土手、河川敷が舞台の作品が
好き。
河川が多い国だからか
土手、河川敷の近くに住んでいる
作者さん多いね。
今週もお疲れ様でした。
おやすみ。