『イルミネーション』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
心が辛いとき
何をしても晴れない気持ち
なぜ、なぜ、
自分を変えられるのは自分しかいない
気持ちが晴れないなら、晴れるまでまつ
忘れるように違うことを考える
心の整理が必要
「イルミネーション」
真っ暗闇に明かりを灯したくなる
寒々しいこの街に
『イルミネーション』
『先輩。冬のイルミネーション、一緒に観に行きませんか?』
『気が早いなぁ。まだ秋も来てないんだよ』
『だって……』
『何?』
『早めに言わないと、先輩の予約、埋まっちゃう気がして』
『……ふふ』
まだまだ蝉の鳴き声が聞こえる頃に交わした約束の日。いつの間にか明日に迫っていた。楽しみと緊張で一睡も出来る気がしない。がんばれ、明日の僕。
______やまとゆう
【イルミネーション】
クリスマスが近づくと、街全体がキラキラと輝く。街路樹は鮮やかなイルミネーションに飾られ、道ゆく人々の足取りも軽く。澄んだ空気が夜空の月を冴え渡らせる。この時期の街を眺めるのが、私はいっとう好きだった。
「またここにいた」
呆れたような君の声に振り返る。打ち捨てられた無人のビルの屋上にわざわざ訪れる物好きなんて、私と君くらいだ。
「ふふっ、だって贅沢でしょ? この綺麗な世界を独り占めにできるんだから」
チカチカとイルミネーションの明かりが眼下に瞬く。北風に晒されて氷のように冷たくなった手を取って、自分のコートのポケットに入れた。指を絡ませて、熱を分け与えてあげる。
「それに、君も隣にいてくれるしね」
「ほんっと……そういうとこが敵わないんだよな……」
辟易したような声色に反し、君の耳は真っ赤に染まっていて、照れているのがよくわかる。そのわかりやすさに思わず口元が綻んだ。
二人きり、手を繋いで。クリスマスの華やかさに満ちた美しい街を眺め続けた。
寄り道をしている時に、イルミネーションを見に行った。カップルがたくさんいて、手を繋いで歩いていた。いつから羨ましく思うようになったんだろう。前までは1人でも平気だったのにな。
街がクリスマス一色になっている時
私はバイトで忙しい。
私は恋人なんて今年もできなくて、
両親は仕事、妹は友達と遊びに行っているので
家にいても何もやることがない。
イルミネーションなんてもう
インスタのストーリーで見るくらいで
私が見るイルミネーションは
木に申し訳程度で光るライトぐらいだ。
クリスマスなんて
ケーキとプレゼントと称したお金を貰えるくらいの
ちょっとしたイベントとしか思っていない。
来年こそはイルミネーションを恋人と見てみたい。
─────『イルミネーション』
目の悪い自分からすれば夜に見る
工事現場や信号機の光はイルミネーション
赤や青の記号の光が多重に拡散されて見える
機能的に必要最低限に照らす光の美しさ
美を前提としない光の持つ美
その思いがけない美しさに気付けたとき
目が悪いのも悪くはないと思えてくる
「イルミネーション」
暗く静まり返った夜空を煌々と照らす光
私は見て見ぬふりをした
痛いくらいに突き刺さる光景に
私は背を向け歩いていた
春が訪れるのはまだ先のようだ
クリスマスもイルミネーションも僕には関係なくて、ただ冬の冷たい空気が吹き抜ける。いつもと代わり映えのない冬の一日だ。
まぁでも嫌いじゃない。
街には浮かれた人達がたくさん歩いてて楽しそうだし、関係ないはずのイルミネーションも視界の端には映り込んで一瞬楽しませてくれる。
クリスマスも関係ないとは言ったものの、ケーキやチキンを食べる大々的な理由になる。それに、クリスマスはYouTubeも賑わって推しが特別な配信をしてくれたりもする。
……いや、ごめん。関係ないなんて言って。そんなことなかったよ。
いつも通り仕事して――あ、今年のイブは日曜だっけ? じゃあ寝たりゲームしたりして――そして配信を楽しもう。イルミネーションも、まぁイブは引きこもるだろうから見ないけれども、見かけたらちょっとは楽しむよ。
自分の好きを楽しもう。そこはいつも通りかな。
『イルミネーション』
イルミネーション
今年のクリスマスはあなたとイルミネーション見に行きたいなぁ
ココアを飲みながら寒いねって…
2人で手を繋いでゆっくり歩きながら綺麗って言って見たいな
「イルミネーション」
オフィスビル街の中で
暖かい光に色とりどりの光が点り出す夕方
疲れきった精神を癒されることも無く
イチャつくカップルに苛付き
俺は足早く家路に着く
この季節は
街も家の中も
飾り付けられた
イルミネーションで
美しく煌めいている
あそこのお店にも
可愛い飾り付けの小物が
売られているようだ
「おすすめはどれですか?」
「こちらのいつまでも輝きを失わない飾りです」
「太陽光か何かで光るのですか」
「あなたの穏やかな澄んだ心で光続けますよ」
ひとつ買ってみよう
イルミネーション
家族と一緒に観に行く
辛いことがあっても、生きていく
街がおめかしを始めた
一年の終わりは盛大に
誰かが誰かを思う心が
光りの中に溶け込んで
街は一層煌めいている
キミの隣で見た景色が
最高に美しかったから
ずっとずっと忘れない
ボクの心は決めたから
『イルミネーション』
・「、」を入れすぎると読みにくくなる。
今日は年上の例の彼氏と、あたしの誕生日を祝うために、有名なイタリアンへ行く予定になっている。
・視点 いつも片寄ってしまう。
猫はやっぱり母の腕のなかが好きらしい。11歳になっても変わらず母は母親で気持ちは子猫のままなのだろう。
猫はやっぱり母の腕のなかが好き。11歳になっても変わらず母は母親で気持ちも子猫のままなのだ。
・体言止めが多いと読み手に頼りきりな気がする。
膨れ上がるマント。敵将は瞬時に空へ移動。吹き出したのは高熱の火炎魔法。
・リズムのある文章かと思いきや酔っているような文章。あとで読み返すと恥ずかしい。主語が消える現象がある。
空へ手を伸ばす。さぁ踊って。降り乱れる白い花が天使の羽のようで。対比を楽しむように春の風を操る。
・距離 すごく困る。
角張った男らしい顎にリンゼはどきっとした。夏の草原のような匂いにくらくらする。
この人どこからきたの。今まで見てきた男の子とは全然違うじゃないの…。
角張った意志の強そうな表情だった。リンゼは顔を赤くする。今まで周囲にこれほど細面で品のある男性は居なかったのだ。
星みたいな灯り
まるで本当の星の様
見惚れてしまうほどに
輝いている灯り
でも...
一人で来るべきじゃあなかった
右を見ても
左を見ても
リア充、リア充、リア充
リア充なんか爆発してしまえ
なんて思ってしまう、が
やはり勝つのは綺麗さだ
此のイルミネーションの様に
# 21
勝ちたい
負けたくない
は
生きたい
死にたくない
に
似ている
勝ちたいと負けたくないは違う
負けたくないの先にあるのは
戦わないこと
勝ちたいの先にあるのは
戦うこと
戦わない考えを弱さと言えるだろうか
戦うことを愚かだと言えるだろうか
生と死に言い換えれば
きっとどちらも尊べる
イルミネーションを見るのは好きだけど
それらをスマホで写真を撮ると肉眼で見た感じと「なんか違う」感じになるのが寂しい。
(きっとiPhoneの方がそういうのないんでしょうね…すみません。Androidです。Google PixelみたいなやつだとAndroidでも写真綺麗なんですかね?)
テーマ:イルミネーション
バイト終わりの帰り道、上着のポケットに入れていたスマホの通知が鳴った。
母からのLINEだった。内容は、家族の写真が数枚。
冬の冷えた暗い世界の中に、その写真は随分とうまく溶け込んだ。
あっちは、毎年恒例で開催される地元のイルミネーションを観に行ったようだ。
なんの変哲もない地方だが、このイルミネーションは年を重ねるごとにやたらバージョンアップしているので、案外侮れない。
どうやら今年も例外ではないようで、末の妹が見たことのない絵柄の顔ハメパネルから顔を出してお得意のキメ顔をしている。
このイルミネーションが始まったらそろそろ年末、という感覚がある。肌を容赦なく貫く冷気の中で、うまく動かない手をさすりながら食べる味噌田楽とじゃがバターが特別に美味しいのだ。
去年まではなんでもない例年行事だったが、たかが一度行けないだけでここまで寂しいのは意外だったかもしれない。
言い方が薄情に感じられるかもしれないが、私は案外1人の方が気楽で好きな方で、寂しいと思ったことも両手にはおさまるんじゃなかろうか。それともただの強がりだろうか。
とにかく今日は何かいいものを見た気分だ。そろそろ寝ようかな。
イルミネーションは綺麗だと思うけれども、
本物の木に巻きつけて毎晩のように明るく照らしてる有様には、どうしても木の立場から慮って心配になってしまうようになった。
熱くはない?我慢してるのかもしれない。
それとも人間達に見てくれてることが良かったりするのかな。
木は木のありままの姿が美しいと私はそう思う。
四季の空気に揉まれながら、それでも木は自然に任せて身を委ねている。
それがどうだろう?人間達によって、冬の間はイルミネーションの一部とされてしまっている。
それどころか、年々それは増やしていって、もっともっと見栄え良く…とひどくなってはいないか?
本来クリスマスで飾されるであろうモミの木でもない、ただ道路のそばで植えられただけの木に。
もう一度、立ち止まって考えてみて欲しい。