『イブの夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
イヴの夜
ケーキを買ってくるのは明日のはず
それなのに深緑色の大きな箱を
持って帰ってきたパパ
お店で余ったから貰ってきたよと
頭に雪を積もらせ
鼻とほっぺたを真っ赤にさせたパパの姿は
慌てんぼうのサンタのようなトナカイのような
2年前に出会ったあの子
2年で沢山親密になってきて
イブの夜にイルミを観れた3年目
また一つ思い出が出来た
イブの夜に憧れていることは、ありますか。私は…今は特にありません。
皆さんはどうですか?大体の人の予想は、つきます。
勇気を出して憧れを現実にしてみませんか。
大切な人の、手を取ってみてください。
残念ながら、イブの夜は塾にて講習があります。
あの子は今頃、あの遠い場所で何をしているかな。
もう成長してしまった故か、クリスマスらしいことはあまりしなかったけれど。
わたしにとってそれは、もう一年が終わるんだと感じさせてくれるものになっていた。
お題『イヴの夜』
「ママァ、あの人たちなぁにぃ?」
「見ちゃだめよ」
そう言って俺たちの前を親子が足早に通っていく。もしかしたらいつかお前の息子が俺たちみたいになるかもしれない、なんて一ミリも考えていないんだろうなと思う。
俺たちの住む村では、十八以上になって誰も恋人や伴侶が見つかっていない人間はクリスマスツリーの見える通りの端で晒し者にされる習わしがある。
首からプラカードを下げて「恋人募集中」やら「結婚相手募集中」と大きな字で書き、その下に自分のアピールポイントを細かく書く。さすがにクリスマスツリーやイルミネーションは地元ながらとてもきれいなので世の家族、カップルどもが見とれてくれているし、人混みのせいかそこまで目立っているわけではない。
だけど、たまたま俺たちと目が合った者は、ある者は同情的な目で見、ある者はさっきの親子みたいに見てはいけないものだとして扱い、ある者はスマホで撮影してくる。
大人になっても恋人や独身というだけでこんなにミジメなことってあるだろうか。
俺たちの中には、手を差し伸べて貰える人間がいる。年収が高かったり、若い女の子だったり、比較的容姿が端麗な者だったり……ため息をつきたくなる。
ちなみに俺は今年も残っている。二十七歳、年収最近やっと四百万いったばかりの社畜、中肉中背……たぶんブサイクではない。普通すぎて印象に残らないのだろう、きっと。実家暮らしが楽すぎて十八になった瞬間に村を出る友人をバカにしていたあの頃の自分を叱りつけてやりたい。
あ、そこのかわいい貴方。目が合いましたね。お願いです、俺を貰ってくれませんか? 頼みます、頼みます。あぁっ、ちょっと! 逃げないでくださいよ、ちょっと!
イブの夜だから
って特に何をするでもないけれど
子供の頃
プレゼントを待ちながら眠りにつく
あの瞬間は楽しかったなあ
イブの夜
続々と人が集まってくる。親子連れもいれば、お年寄り同士で手を繋ぎ支え合ってやって来るご夫婦らしき2人もいる。どういうわけか、子どもが1人で来たこともあった。
この巨大な建物の中が、人で埋まってきて、ざわざわがやがやと声が反響してうるさい。
私は1人で来たので話し相手も居なくて、座ったままボォーっと、どんどん入ってくる人々を見ていた。
中に目を転じると、すすり泣いている人もいる。不安に駆られて、うろうろと狭い範囲で動き回っている人もいた。諦めきって、眠っている人もいる。
腕章を付けた人が、大きな声で何か言っているが、これだけの人が居て、小声とは言えそれぞれが何か話しているので聞こえない。
まぁいいか、なるようにしかならない。
12時になる30分前、大きな扉が悲鳴のような音をたてて閉められようとしている。若者が1人、飛び込んできた。セーフ!というようなジェスチャーをしている。そうだった、そんな告知があったっけ。もう時間なんだ。
人々が静かにどよめいた。私は何故か、焦りも悲しみも無かった。しょうがないことと認識し、諦めている。
この巨大なシェルターで、どの程度生き残るのか。これからどうなるのか、誰も知らない。今日は地球崩壊イブの夜・・・。
「ぶっちゃけ、『イブの夜』っつったって、コレ投稿してるのイブの次の日の夕暮れだけどな」
まぁ、このお題が来るのは予想してた。某所在住物書きは自室でパチパチ、鶏軟骨の塩焼きを作り、ちまちま独りで食っている。
イブの夜をネタにしたハナシなど、その夜の過ごし方程度しか思い浮かばぬ――特にクリスマスイブの。
「他に『イブ』って何あるだろうな。イブって名前の人の夜とか?それとも某パラサ◯ト・イヴとか?」
3作目、PSPのやつ、俺は「3作目」と認めちゃいないが、レンチンバグには世話になったわ。
物書きは「イブ」をネット検索しながら、ぽつり。
……そういえばこの名前の鎮痛薬があった。どう物語に組み込むかは知らないが。
――――――
イブの夜に、子狐ちゃんから手紙を貰った。
稲荷神社に住んでる、狂犬病予防接種済み、エキノコックス対策済みの子狐だ。
多分神社で飼われてるんだと思う。
私の職場の先輩が、その神社の山野草とかお花とかをよく撮りに来る関係で、この不思議な不思議な子狐は、私の顔も覚えて懐いた。
子狐がイブの夜に持ってきたのは、A7サイズの小さな封筒で、見覚えのある手書き文字。
『あて所に尋ねあたりませんでした』
力強く、サラッと書かれた、でも綺麗な字は、
本当に確実に見覚えがあるのに、
先輩の字でもないし、先輩の親友の宇曽野主任の字でもなければ、今月で離職する付烏月さん、ツウキさんの字でもない――なのにすごく見覚えがある。
「『あて所』?」
心当たりは、無いでもない。
イブの前日の夜、この稲荷の子狐に「推しに手紙を出しませんか」って、封筒を渡されたのだ。
稲荷神社へのお賽銭のつもりで、1通、推しゲーの推しカプの、右の方に書いたけど、
彼は、ゲームの中の住人だ。届くハズが無い。
「そういえば、その推しの字に似てる……」
大事二度宣言。推しゲーの、推しカプの右だ。
3次元の手紙が2次元に届くワケが無い。
小さなA7の封筒を裏返す。
封筒はダークレッドの、すごく使い込まれたシーリングスタンプで封がされてて、
それは私の推しゲーの、推しカプ2人が勤務してる部署からの手紙をあらわすデザイン。
「世界線管理局 法務部執行課 実働班特殊即応部門」で使われているシーリングスタンプは、
10年くらい前、10本限定で、シリアルナンバー付きの3万円で商品化された。
抽選販売の倍率は酷いものだったらしい。
私はその頃まだ学生で、生活費もお小遣いもカッツカツで、抽選に参加すらできなかった。
その10本のうちの1本を持ってる人?
私の知り合いに、そんな幸運の人居ないけど……?
――…イブの夜に貰った手紙を持って、尻尾ぶんぶん振ってる子狐を抱えて、子狐の飼い主さんが店主をしてる稲荷のお茶っ葉屋さんに行ったら、
飼い主の女店主さんは子狐を受け取って、さも当然のように私に言った。
「あなたに子狐が渡したのであれば、
確実に、間違いなく、あなたへの手紙ですよ」
どうぞ、そのままお持ちください。
クリスマスイブが見せる夢の1個でしょうから。
女店主さんは小さく笑って、茶っ葉屋さんに来た私にクリスマスのティーバッグを勧めてきた。
クリスマスイブが見せる夢ねぇ(だって2次元)
夢ねぇ……(だって推しゲーの中の推しキャラ)
届くはずのない相手に届くはずのない手紙を出したから、「あて所に尋ねあたりませんでした」だったんでしょ、っていう(不思議)
「せめて、誰がこの手紙を子狐ちゃんに渡したかだけでも、心当たりありませんか?」
「さぁ?稲荷の子狐が為すことですから。渡すべき者が渡し、貰うべき者が貰うのは確かです」
「はぁ」
「ほら。子狐も言うております。
『真相を知りたければ、クリスマスティーと和紅茶のグランドクラスセットをご購入ください』と」
「すいません私には『キツネそんなこと言ってない』って顔に見えます」――…
で、自分のアパートに戻ってきた。
「イブの夜の夢ねぇ」
誰が子狐に手紙を渡したにしても、
この手紙にくっついてたシーリングスタンプがメッッチャ貴重で、メッッチャお目にかかれない推しグッズであることは、確かだから、
ひとまずパウダーで縁取りをして、
高額な方のレジンでキレイにコーティングして、
丸い時計の型枠にはめて、バッグチャームに。
「本当に、誰だったんだろう……」
レジンを固めるためにLED-UVライトを使ったら、
丁度、ライトと封筒の位置関係のせいで、封筒にもライトが当たった。
「あっ」
ライトの紫外線が当たって、封筒に書かれた全文が、光って浮かび上がる。
私が貰った封筒の文章には、続きがあって、
つまり、全文としてはコレだった。
『あて所に尋ねあたりませんでしたが、担当者にお声は伝えました』
今日はクリスマスイブの日と言うことは自由の日、ということだ子供達にとっては明日プレゼントが届くのを楽しみにしているだろう。でも大人たちにとってはちょっとしたお祝いごとみたいなものでそんなに楽しみではないと思う。サンタも楽しみなのか?それともめんどくさいのか?そこは分からない。イブの夜は大人子供関係なく楽しんでもいいのかもしれない。
イブの夜
クリスマスイブって昨日だよな。底辺だから普通にバイトだった。
そのことについて俺はなにも思わない。ただそれこそが男として、人間として問題なんだろうな。
感性が死んでいる。だけど今さらどうしようもないことだ。他人に興味がないのだからどうしようもない。
生まれも育ちも悪かった。このまま一人で生きて一人で死ぬだけの人生だ。ま、それすらどうでもいいと思うあたりほんと感性が死んでいるんだろうな。
クリスマスイブ。
そんなにぱっとしない日だ。
クリスマスは色々あるけど、その前日だからなんなんだと僕は思う。
しかし、世の中のカップルはそうはいかないようで、キャッキャと騒いでいる。
僕は、それが鬱陶しくてたまらない。
こんな事を言うと、嫉妬、妬みだと言われそうだがそうじゃない。
そもそも僕は、そんな関係の人が欲しくない。
友達でも少し手に負えないのに、それ以上の関係となると、吐き気がしそうだ。
なんてごちゃごちゃ考えてると、もう夜だ。
今日の晩ごはんの予定は、ケン○ッキーだったが、予約してなくて無理だったらしい。
、、、はぁ今日は、ついてないな。
お母さんが作ったローストチキンを食べながら考える。
この先もこんな感じなのだろうか。
世のカップルに怒りを抱きながら、聖なる夜を過ごす。
なんて、たまったもうじゃない。
はぁ、我ながらバカバカしい。
今日は、もう寝よう。
明日には、考えも変わっているだろう。
―end―
【バカバカしい考え】(イブの夜)
カップルでいちゃつこうが
イルミネーションを見に行こうが
サンタの振りをして子どもに夢を与えようが
俺には関係ない
いつもどおり総菜をコンビニで買って
ビールで胃に流し込んで〇ソして寝るだけよ
365分の1日の夜。それだけでいいだろう?
#イブの夜
いつだって、
わたしはあなたのように生きたかった。
たとえ、それが永遠に叶うことのない
願いだとしても。
イブの夜~
私には あまり関係ないかな
いつもと 変わらない 日です
体に 良いもの そして 美味しいもの
食べて 好きな音楽聞いて
静かに 過ごしました 幸福だなーと
朝起きて 好きな味噌汁 具だくさん
サンタさん 本当にいると 思い出す
「ねえ、私のこと覚えてる?」
誰もいない空間へ、想いを告げる。
暖房の空気と冬の寒さが混ざりあった部屋へ、声が響く。
「私…ずーっと、好きだったよ…!」
こんなことを言っても、どうせ誰にも聞こえないのに。
「クリスマスイブの夜」、もういないあなたを想う。
これでなにか起きる訳でもないけれど。
届いていることを信じて、1人話すしかないのだ。
勝負の日がやってきた。少ないバイトと私と店長で回す12月24日のパン屋さんだ。もちろん商店街の内外からたくさんのご予約を承っており、店長はお客様から聞いているだいたいの受け取り時間に合わせて新鮮なクリスマスケーキが仕上がるように、キッチンに缶詰になる。
雪をも溶かすパン屋さんの熱い一日が始まった。
我らが「ブーランジェリー・ジュワユーズ」は玉栄商店街にある。昔ながらの小商店の集まりだが、商圏には新築マンションも多く、客層は若いファミリーが結構いる。そのためか季節ごとのイベントでは街をあげて雰囲気を演出し、お客さんを呼び込もうとする活気がある。
「おつかれさ〜ん」
お昼過ぎに洋品店のタカハシさんがお店に訪れた。いつもイベントを取り仕切る商店会長でもある。
「いらっしゃいませー」
「書き入れ時に悪いね。今日は客で来たから」
この時間帯に商店街で働く人がたびたび来店した。午後の休憩でケーキを食べる人が多いようだ。普段あまり見ない人が訪れるのもクリスマスならではか。
毎日のパンを買いにくる人も当然ながらいて、その買い物のついでに思い立ってケーキを買ってくださる人もいる。予約以外のケーキは早い者勝ちだが、無くなる前にキッチンに伝えては補充するのを繰り返す。
「あの、すみません」
品出しをしていると女性の声に呼び止められた。
「はい、いらっしゃいませ!」
女性はなにやらお困りの様子だ。
「クリスマスのケーキが欲しいんですけど、娘がイチゴのアレルギーが出てしまって。パン屋さんにお願いするのも悪いんですが、イチゴを使っていないケーキはありますか?」
さっとショーケースを見渡してケーキの在庫を見る。パン屋さんの作るケーキにはそれほど種類はない。クリスマスケーキは季節的にもイチゴがメインだ。でも一つだけ、黄色が目立つケーキがあった。
「いま店長に確認しますので、少々お待ちください」
私は急いでキッチンに向かい、店長に伝えた。
「イチゴアレルギーのお客様がいらしてるんですけど、柚子のショートケーキってイチゴ使ってますか?」
店長が冬至で大量に仕入れた柚子。その残りをケーキに仕立てた商品だが、私は調理過程を見ていないから無責任にイチゴを使っていないとは判断できない。
「ヤマノさん、いい判断ね。実はクリームにイチゴを使ってるの」
確認してよかった。でもお客さんには残念な思いをさせちゃうか。
「お客様にお断りを…」
「待ってヤマノさん」
私がキッチンを出かけたところを店長が声で制した。
「イチゴ不使用のショートケーキ、今から作るわ。90分後に受け取れるか、聞いておいて」
「はい、かしこまりました!」
◇ ◇ ◇
怒涛の一日が終わり、クリスマスイブのパン屋さんはいつもより少し遅く夜9時に閉店した。
「お疲れ様。はい、私からのプレゼント」
帰り際、私のところに店長がケーキを包んでやってきた。
「もう遅いから、帰って食べなさい」
中身を見ると柚子のショートケーキだった。私は少し考えて、片付けをする店長の後ろ姿に向けて言った。
「ここで食べます。店長、一緒に食べましょ」
店長は私を振り返り、少し驚いた顔をした。
店長が片付けを終えるのを待って、私はコーヒーを淹れて二人分のショートケーキをお皿に移した。
「あなた、社員になるつもりはない?」
いきなり店長が直球をぶつけてきた。待って心の準備とか。
「調理は変わらず私と職人たちがやるから、朝早く来る必要はないわ。もともとパン職人と接客は勤務形態が分かれてるからフレックスでOKよ」
私の目をまっすぐに見て言葉を続ける。もちろん私も考えたことがないわけじゃない。
「冷静に考えても、私にとっていい話だとは思うんですけど」
この人の期待に応えられるようなことは何もしていない。私は頭の中で悪態をつきながら、不承不承で店長の無茶振りに対応していただけだ。本気でこの人の許で働く覚悟が自分にあるだろうか。
「いいえ。私にとっていい話なの。あなたのような人材がこのお店に入ってきて、とてもいい仕事をするのを私に見せてくれた。そんな人が社員になってくれるなら、こんなにいい話はないのよ」
とっても自分本位な言い分なのに、とっても素直で嬉しくなる言葉だ。私もこの人の愚直さを間近で見てきた。じっと私の目を見据えて話す言葉に偽りがないことはわかっている。
どうせ何の目標もなく生きてる人生だ。この人の近くにいれば、目標のある人生を学べるかもしれない。
「わかりました。私、社員になります」
店長の顔が一瞬柔らかく緩み、次の瞬間には目つきだけ鋭くなった。
「よし、そうと決まれば明日の戦略を立てるわよ。25日こそクリスマス。まだまだケーキを食べてもらいましょう。今日の取りこぼしがまだまだあるはずよ」
「ちょっと店長、ケーキぐらいゆっくり食べさせてくださいよー」
この切り替えの早さと商売っ気の強さをじっくり勉強する日々がこれから始まるのだ。
一人腰掛ける。
…昨年は楽しくて仕方がなかったはずの今日を、
今年は、悲しい気持ちでいっぱいのまま迎えてしまった。
「なーに、…みんな体験するようなことさ…」
…自分へ、言葉を贈ってみる。
一人でもいい。僕には僕がいるのだから。
つよい自分を思うと、不思議と元気が出てきた気がした…いや、元気が出たんだ、そうだ。
「カチ カチ 」
ピザはまだこない。
…すぐにでも食べれるように、お皿を出しておこう。
立ち上がった瞬間、ベルがなった。
おっ!ちょっと早めにきてくれたんだな、ラッキー!
ここ最近で、初めて!マークがつくような反応をした僕は急足でドアに向かう。
「はーい…」
「 っ!?」
イブの夜はまだ終わりそうにない。
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お久しぶりです、しっそう気味ですがたくさんの出会いを頂き嬉しいです。
ありがとうございます。
メリークリスマス🎅
NN BOX
「イブの夜」
小さい頃からずっとイブの夜が好きだ、
覚えているのは幼稚園のころに枕元に
父が置いてくれた本、「キュリー夫人」
本を見て、本音は当時がっかりしたんだけど、
このキュリー夫人、何度も読んだ本。あと小学校2年の時は「キリスト」本を貰ったプレゼントは確かこの2回、おもちゃとかを貰った時忘れてしまったが、本は覚えている。
不思議だな…
イブの夜
サークルでパーティーして
20時に解散
至って健全
汚部屋で就寝
クリスマスや正月は要らない!永遠に正月になれば良い♪