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「ねえ、私のこと覚えてる?」
誰もいない空間へ、想いを告げる。
暖房の空気と冬の寒さが混ざりあった部屋へ、声が響く。
「私…ずーっと、好きだったよ…!」
こんなことを言っても、どうせ誰にも聞こえないのに。
「クリスマスイブの夜」、もういないあなたを想う。
これでなにか起きる訳でもないけれど。
届いていることを信じて、1人話すしかないのだ。

12/25/2024, 1:57:46 AM