『ゆずの香り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ゆずの香り
どの匂いよりも好き
年中纏っていたいし
年中口にしたい。
_ ₁₄₀
今日は厳冬への節目
徳島県の柚子の父親思いの農家さん
ニホンノチカラ 元主婦の決意 父よ…
冬至になると思い出します
朝方 泣きながら見たこと思い出します
徳島の木頭ゆず キレイな白い可憐な花
あなたが手記の中にお父様の思いを感じ
朝から1人で地域の農家さんの協力の中で
模作される姿はすごく励まされました
ふんばり涙する姿に力をいただいた方は
私の他にもきっとたくさんいます
今年も冬至 柚子農家さんのご苦労の中
師走の疲れた思いに柚子が癒しを…
そんな方もきっと今夜は全国に多数いると思います
もちろんあなた様が育てた木頭柚子にも…
お父様の思いを譲り受けた木頭柚子の収穫時
柚子を手にして優しく誇らしい姿に希望を貰いました
あなたのあきらめない姿に私は希望を持ち直しました
私は まだ道半ばですが 前を見て勉強してます
思いを持ち続ける姿 ありがとうございました。
小さな冷蔵庫には
コンビニで買ったかぼちゃプリン
一人暮らしのバスタブにも
柚子の入浴剤
「母ちゃんの恒例行事って身に染みてるよなー」
ふんわり香る柚子に
母の笑顔を思い出す
「年末年始は帰ろうかなぁ…」
ぼんやり考えていたら
いつもより長く湯に浸かっていた
#ゆずの香り
ッかァ〜ッ!!やっぱ気持ちええな〜!
年に一度くらいこれに入れるけど、ポカポカして気持ちええんよな!
自分の下から上まであったか〜くなる。
はあ………。眠てえ〜。
ねむ…
……………ぐう。
あ!!やばい、寝落ちしかけてもうた。
「ねえ、このゆずって食べれるの?」
あ、え、…た、食べんといてやー!!!!
_2023.12.22「ゆずの香り」
二回読んでください。
ゆずの香り
「好きな匂いなーに?」
「柚子の匂いが好き」
「お風呂に入れるといい香りするよね」
「何言ってるの?」
「え?」
「僕はゆずの匂いが好きなんだよ?」
ゆずの香り
お風呂いっぱいに
広がる
ゆずの香り
こころを込めて
一生懸命歌う
ゆずの歌は
どこかいい香りが
してきそう
なな🐶
2023年12月22日27
#ゆずの香り
空に浮かぶ
オレンジ色
ふと見上げれば
月の雫
寂しさをカップに浮かべ
ふと香る優しさに
恋のため息
あなたはどこに…
柚子の香り
柚子の香りに包まれて…
ゆずゆずゆずゆずゆず
とゆずちゃんと、おしゃべり
ずっとずっと
お風呂に湯を張って、その中に黄色い果実を浮かべる
その後に、ゆっくりとお風呂の中に身体を沈め
溜め込まれていた色々な感情を吐き出すように、一息つく
心地良く、暖かい空気に包まれて
今日の自分に、小さな安らぎを
---二作目---
一段と冷える、冬のとある一日。
暖かいコタツの中に入りながら、あいつが淹れた柚子茶に口を付ける。
冷えていた身体が、身体の芯から温まるような気がして、ほわほわとした気持ちになる。
こんな、何気ない一日。
されど、そんな一日に、小さな幸せを見つけ出せるのは、とっても素敵な事だと、改めて思うのだった
#ゆずの香り
157作目
大好きなゆずの香りの入浴剤
ポカポカな湯船
ゆずの香りでリラックス
ゆずの香りに包まれて
あなたを想う
何年経っても
何十年経っても
ゆずの香りで
あなたを思い出すんだろうな
【ゆずの香り】#46
ぷかぷかと水面に浮かぶ果実を片手間に弄くり回しながら、ぼんやりと目を閉じる。
12月22日、今日は冬至。それから、終業式…所謂、学期の終わりというものである。
特段それらしい友人と呼べる存在がいるわけでも無く、かと言って学校が嫌いになるほど人間関係ひいては勉学などに支障があるとも言えない。そんな私は”終業式”と云う存在にそれ程の感慨を抱くこともなかった。
柚子の香り。
苦くて、あまい、ひとりの香り。
つん、と立ち上ったそれが手で遊ぶ柚子のものだと気付くのにはいつもより随分と時間が経った頃だった。
いつだっただろうか。母さんが言っていたことがふと思い出される。
「風邪をひかないようにね、柚子湯に入りなさいね。冬至は1年でいちばん日が短いけれど、その日から新しく始まっていくということだからね」
そんな話聞いたこともないぞ、と軽く調べてみるが昔からの謂れのようだ。江戸っ子かよという話だ。
くすりと笑いが零れて、それが余計に笑えて、思わずそのまましばらく笑ってしまった。笑っているうちに少し泣けてきて、涙がぽろぽろと湯船に落ちて、水面を揺らしながら柚子の香りと融け合った。
そうか、私は寂しかったのか。
私が寂しがり屋だったのは、もう随分昔の話だと思っていたのに。時の流れは意地悪だ。泣きながら、また笑った。
これから日は長くなっていく。1人の時間が、少しずつ増えていく。
嗚呼、ああ、どうか、どうかはやくおわってください。
年が明けて学校に行ったら、今度はちゃんと話そう。友達と呼んでくれる子はそういないが、最初からそうであるなんて有り得ないから。
1人の夜は、少し、寂しいから。
柚子の、柑橘類のさっぱりとした香りが、つんと少し、鼻にくるから。
PM. ゆずの香り
ただただ窓を眺めているだけなのに、
雲の香り ゆずの香り 雨の香り...
全部が私の中の主人公 。
冬至。
両親がいれば、ちゃんと行事に乗っただろうに。
なにもする気が起きない。ただの寒い日だ。
布団にくるまっていると、来客があった。
一階に降りて、玄関の外を覗く。外には、おまえがいた。
自分用の酒とオレ用の柚子茶を持って。
独りにしないでくれて、ありがとう。
ゆずの香り
今日は冬至だからお風呂にゆずを入れて入る予定だ
雪も降ってきて寒いけれどきっとぽかぽかに温まる
『あ、あの………』
『んー?どうしたの?』
『えっと、なんだか不思議な臭いがして……お母様ま何を何をしているんですか?』
『これ?これはね、ゆずのジャムを作ってるのよ』
『ゆずのジャム?』
『そ。パンに塗って食べるの』
『そうなんですか。美味しいんですか?』
『ええ!とっても!』
ー
「リース?どうしたの?ぼーっとして」
「あ、すみません………」
「それで、この臭いってなんの臭いなの?」
シーマさんにゆずの香りについて聞かれて、つい昔のことを思い出してしまった。
最初は少し独特に感じるゆずの香りに驚いてしまったが、今ではすっかり平気になっていた。
「たぶん、あっちで売っているゆずの香りですね」
「へー」
私とは対照的にシーマは少し臭いに顔をしかめながらお店づくりに売っていたゆずを見た。
「あれっておいしいの?」
昔の私と似たような質問をシーマがしてきてしまうもだからつい顔が緩んでしまう。
「近くにゆずを使ったお菓子が売っているみたいなので、見に行って見ましょう」
ジャム以外のゆず料理は食べた事無いが……
「きっと、とっても美味しいですよ」
なんとなく、そう思った。
ーゆずの香りー
リース・リリィーナ
初雪の 冬至の風呂から 爽やかな
歌と香りに 微笑み漏れる
お題【ゆずの香り】短歌
寒さに身を縮めながら帰路を急いでいると、どこかの家のお風呂場から楽しそうに歌う声が聴こえてくる。お風呂の中は暖かくて幸せに満ちていそうだ。柚子湯でもしているのかな。聴かれていないと思って気持ちよさそうに歌っているのがちょっと可笑しくて、つい微笑んでしまう。
放課後、あの子が「出しすぎちゃったから」って分けてくれたゆずの香りのハンドクリーム。ずっと手からほんのりあの子の匂いがして、ちょっとドキドキしたな。
柚子の香り
今日は冬至だ
1年のうちで最も夜が長い日とされる
私の遠い親戚は宮崎にいる
そこの地域は柚子の栽培で有名だ
この時期は、柚子の香りがするとその親戚の顔が浮かんでくる
香水は嫌い
だけど、
キミがつけるシトラスノートは好き
冬至だ。
柚子風呂に入って、ゆずの香りを楽しむ。
憩いのひととき。
柚子湯にぶくぶくと、沈んでいく体。
とぷん。
ああ、いい湯だな。
ばばんばばんばんばん。あー、びばのんの。
身体は跳ねる。
湯の中で、まるで大蛇のようにうねる。
白い皮膚は、白露(バスロマン)を艶やかに弾いて光る。
つーっと沈んでいく身体。
ぶくぶくぶく。
鼻をつまんで息を止めれば、私の身体は、柚のように、ゆったりと回転していく。
ゆずの香りに包まれて、2023年も終わります。
ゆく年くる年、叫ぶ年。
来年は土用の鰻を食べられれば本望です。