『ゆずの香り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ゆずの香り
おろしたては
とても匂いがいい
料理に入っていると
高級な感じがする
今日は冬至
柚子湯に入れても
あんまり匂いは
感じられなかったけど
気分は私も
ちょっと高級な感じ
寒さの中に暖かさあり
今日という日に
美しさあれ
ゆずの香り
柚子の香り
母の話をしよう
お母さんの料理の中で一番好きなものは?
なんて聞かれても思い出せるものはない。
仕事をしていた母の手料理は、特に名前のあるものでもなく、田舎の野菜メインのものばかり
今の自分が得意料理もなく、食に浴が無いのは、そんな家に生まれたから
自分が家族の為に、料理をする様になった時、もう母はいなかった、
味噌や、梅干し
そんなものまで作っていた母は、決して料理が苦手だったわけではないのかもしれない
たまに思い出すのは水羊羹かな、
あの頃はあんこが好きじゃなかった
でも、今は好きだ。
結局、料理に柚子を使う事は、これからもきっとないだろう
我が家では柚子はお風呂に浮べるもの
であって、ほかのなにものでもない。
『ゆずの香り』
昔。ゆず風呂によく入っていた。
おばあちゃんがゆずを貰ってきて。
それをネットに入れてお風呂で崩す。
本当は崩しちゃいけないんだけどね。
ふわふわだったから、触ってるとわれちゃうの。
よくネットから種が飛び出してぷかぷかしてたっけ。
なんでこんなことを話すのかって?
ああ、ゆずがちょうど安かっただけなんだ。
今日はゆず風呂に浸かることにするよ。
今日は冬至。
ゆず湯に入って体を温める。
ゆずの香りが漂う風呂場。
今年もあと少しだなんて、実感できないな。
今年も君のことで頭がいっぱいでした。
来年も最初にあなたの事を頭に浮かべるんだと思います。
あと少しの今年も、どうぞよろしくね。
お題〈ゆずの香り〉
『ゆずの香り』
湯船に柚を2つ浮かせて肩まで浸かりました
お風呂の循環装置によって出来た水流が
2つの柚を湯船の中央で回転させていて
まるで社交ダンスをしているみたいでした
柚の香りも渦を巻いて
楽しげな雰囲気がお風呂を包むのでした
ある日、私は起きたら柚子の木が数え切れないあった。
「あれ?私、なんでこんな所で寝ていたの?」
柚子の匂いがこれでもかというくらい香ってくる。
そして、私は朝起きた。
「あれは夢だったのか、、、」
私は今日柚子を買いに行こうと思う。
#4 ゆずの香りがするお湯に浸かる。
寒い季節だからこそ、気持ちが良い。窓越しに聞こえる風の音は激しいが、家の中はぽかぽかとあたたかかった。でも、僕は一人孤独で、心は一向にあたたかくならなかった。
___ゆずの香り
【ゆずの香り】
特に理由もないのにゆずを買ってしまうくらいには疲れている、わたし。
黄色い果実は机の上に鎮座して、ちょっとした太陽みたいだ。
やっぱり疲れてるな、わたし。
ビタミン色の香りに誘われて、冬がじんわり暖まる。
今年の反省会を行いながら
来年に備えて体の芯まであったまる、
冬至の日。
「ゆずの香り」
今朝あなたとすれ違った時
いつもと違った香りがした
なんの香りだろう
あ、ゆずの香りかな
「ねぇ、香水変えた?」
やっぱり
冬に至る日。または一陽来復。最も昼の短い日、夜が最も長い日。
太陽が現れないよりはずっとマシだけど、暖かなお日さまのぬくもりが恋しくなった。
誤魔化すみたいにぬるいお湯へ、ざばざばとゆずの香りの入浴剤を放り込む。
ーーあついお湯を足します。
機械的な声のあと痛いくらいのお湯が出てきた。
ゆずはだんだん黄色くなって
そして死んだ
なにもかも当然のように白いカサカサした音を立てて
残ったゆずの香り
『ゆずの香り』
アイツは皮を被ってるだけだよ
いい香りに騙されたらダメ
化けの皮を剥いでみな
中身は食えたもんじゃない
ゆずの香り
それは突然に
微かな記憶と共に
身体に舞い降りた
あなたとの思い出
ゆずの香りが
心を揺さぶる
慣れない恋愛を
崩れないように
そっと運んだ
あなたは笑うかな
惨めなのに
なぜか幸せなんだ
「私とあなたじゃ住む世界が違う 第六十二話」
「ココって観光地なのかな?ブランド店の他にお土産屋さんがいっぱいあるね」
「何か、観光が主要産業じゃない?ライブハウスだらけじゃん」
「あの人、オーシャンさんじゃありません?」
梨々華の視線の先には、オーシャンが志那達を待っているかのように立っていました。
「よっ!買い物楽しんでるかい?」
「オーシャンさんは、単独行動ですか?」
「アハハ、まぁ、そんな所や。一人って、何か寂しいモンやな」
「そりゃあ、三次元国に来たばっかじゃ慣れてないし、大変じゃないですか?」
「来たばっかか…そう言やスノーから聞いたんやけど、スモークが前の管理人と戦った時に人の命奪わんかったか?」
「確かに、アレは恐ろしい戦いでしたわね…」
梨々華は、顔を青ざめました。
「やはりな…闇覚醒か」
「闇覚醒?」
「闇覚醒言うんは、愛情が断たれとる状態の時に発動してしまう極地の影響の一つや。君達が彼らに同行しとったから、スカイが制御を掛け取ったけど、今回スカイは拠点で留守番やからな…」
オーシャンは、考え込んでしまいました。
「闇覚醒って、誰でも発動する物ですか?」
「せや。誰だってそうなる危険がある。そうならん為にもなるべく愛情に触れる事やな」
オーシャンは、それだけ言うと何処かへ行ってしまいました。
「カインドって、愛情受けずに育ったのかな…?」
志那は、カインドについて考えていました。
「志那、心配するのはスモークの方じゃなくて?」
「でも、彼らって事はフロンティアウォーカー全員って事じゃん。カインドも例外じゃ無いよ?」
由里は、そう言うと海岸線の方に視線を向けました。
「取り敢えず、海の方に行こうよ。人混みでその話題はマズイから」
志那達は、海に行きました。
「キレイな景色だねー!」
「アレ、誰だろ?」
志那の視線の先には、小柄で痩せた女性が佇んでいました。
「観光客かな?」
「幽霊とかだったらどうするんですの?」
「幽霊って、あの人に失礼だよ…」
志那達は話していると、女性が近寄って来ました。
「この島の人達って、何処に集まって居るの?」
「…えーと、ライブ会場?」
「ゴメン、私達観光客だから、詳しくは分からないかな…?」
「…ありがとう」
女性は、何処かへと行ってしまいました。
「…?」
三人は、きょとんとなりました。
「この島にイケメン達が来るなんて、今日はラッキーデー?」
「推しに会えて良かったー!」
「経営者に見つかったらどうすんの?島から追い出されるよ?」
アイドル達は、楽屋で談笑していました。
「ピエロさん、ハグして下さい♡」
「え…」
会場でピエロに会ったアイドルは、ハグを要求して来ました。ピエロは、固まってしまいました。
「ありがと♡」
アイドルは、ピエロに抱き付きました。
「ピエロさん…女?」
「……」
「この前、ハグしてもらった時には乳なんて無かったのに、何で付いてるの!?」
「この前の配信で言いましたが…体の性を心の性に合わせました。あと、二次元国の情報を知りたがって居る人達が居まして、その人達に教えて頂けると…」
「アンタに何百万かけたと思ってるのよ?裏切りじゃない!大体、あの二次元国の高官もそうだけど、裏切るのが本当に好きね!」
アイドルは、激昂するとスライムの様な物体の鋭い槍の餌食になってしまいました。
「だ、大丈夫ですか?!」
「一体、何がどうなったの?!」
空を見たスモークの視線の先には、女性が体からスライムの様な物体を出して、会場中に突き出していました。
「このままだと、犠牲者が多数出るな…」
柚子の香り
あなたから溢れる
柚子の香り…
あなたは柚子の香りが
すきって言った…
わたしもあなたの好きな
柚子の香りを好きに
なったの…
あなたと会えない日々も
あなたの好きな香りに
包まれていたいから…
いつも…
柚子の香りを纏って…
あなたを感じているの
『ゆずひめ様よ』
あたしには棘がある だけども民はあたしを毟る
挙ってきてはあたしを毟る 今日未明、ゆずひめ、三十余人の靴底を刺ス。。が、あたしは敢え無く毟り取られた。きっとあたしは搾られる 手仕事ならばまだ良いが、冷たい機械は本当御免だ 香りのために たかが香りのために なんであたしが。。
#ゆずの香り
君とぼく同じ香りのその夜に
向き合うことは何もなかった
冬至には浮かべる柚子はあのときの
別れた傷を思い出してる
母親とお風呂に入り南瓜食む
幼き頃のありふれたこと
手荒れはあまりない方だけど
今年は酷い
ハンドクリーム買わなくては
何にしよう
目にとまったハンドクリーム
テスターがあったから塗り塗り
あ、れ?
テスターだと思った品は売り物だった!
テスターは、普通一番前に置いていない?
他のお客様もいて、見ていたかもしれないから
そのハンドクリーム買った。
柚子の香りがリラッスさせてくれる。
かえって良かったかも☺️
お題 柚子の香り