『やわらかな光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
073【やわらかな光】2022.10.16
君からそっと手わたされた料紙には流れるような筆致でなにかがかきつけられていた。うたの道のたしなみに欠ける我が身にはなんのことだか皆目意味がはかりかねたが、それらがまるでやわらかな光をはなっているかのようにみえたのはたしかだった。
君はこれをうつむきかげんで真摯な眼差しをしながら運筆したのか、それとも、すっと背すじをのばしてすずしげな面持ちでいともたやすいとでもいうように綴ったのか、どちらも君らしくおもわれたものの、君のそばをしばしはなれて野に山に馬を馳せ朝な夕なに弓の練磨にはげむうちにかくもくらす世界に懸隔が生ずることになっていたとは。
幾つものなにかが懐中をよぎりさっていったがそれを言の葉にうつす巧みを知らぬ我が身であれば、硯をひきよせ墨をすることもかなわずたださずかりしものをじっと見つめるよりなすすべもなく、纏綿と綴られた文字のつらなりのつたえるなにかを載せた儚げな暈しのはいった料紙のはなつやわらかな光にただただおもてを照らされているほかはなかった。
・・・・・
今宵の「鎌倉殿」の実朝は仰天の設定でしたね(@_@;)
実朝からの和歌が仰天の内容であることを察することもできずに返歌に悩みひたすら真摯にむきあっている泰時の図、ということでお楽しみくださいませm(_ _)m
『やわらかな光』
求めて求められて
与えて与えられて
そうして繋がるものがあると
教えてくれた君でした
朝のゆったりした光で、私の1日は始まる
でも、起きるのって、ちょーダルいし、ちょーめんどくさい(´ε`;)
でも、学校に行かなきゃいけない
せめて、9時ぐらいからの学校がいいよ〜…
と言いながら、私は今日も学校に行き、授業を受ける
夜寝るのが、楽しみになる✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆
そして、
上に続く
やわらかな光
いつもよりもはやく起きた朝のことだった。
淡い朝の色がとても綺麗で、まだ残る月が朝と夜の境界線を曖昧にさせる。
朝なんて来てほしくなかったのに。
明日なんてこなくてもよかったのに。
そう思っていたのに、その美しさに心を奪われて、思うんだ。
こんな朝なら明日も来てよ、って。
まだ世界は美しいんだって思わせてよ、って。
淡くやわらかに光る月がひどく曖昧な時間を優しく見守っていた。
やわらかな光
私と涙と友達。
窓からやわらかな光が差し込む。
友達は怒っていた。
周りの子たちは引いて関わらないように目を逸らしていた。
逆ギレされ、
私は泣いてもう1人の友達に抱きついた。
「私が悪いみたいじゃん」
私は凍りついた。
そんなこと言われたら私は
泣いたらいいのか怒ったらいいのかわからない。
怖かった。
とにかく忘れたい。
でも18年経っても忘れられない。
トラウマ。
やわらかな光が降り注ぐ
そこには緑ゴケが一面生えている
すべてを包み込む優しさと
身を委ねる安心感と
あまりの気持ち良さに僕は意識が遠のいた
あはは大丈夫だよ
君に癒しは求めていない
君に搾取されたいのだと
やわらかな光
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
痛い ...
あと少し、あと少し...
「 頑張れ、あとちょっだよ! 」
痛みのあまり
強く目を瞑った
あたりがしんと静まり返った
周りの家族が見守っている
その数秒の沈黙が
何時間にも感じられた
「 おぎゃぁぁぁぁぁ!!! 」
室内に元気な泣き声が響き渡った
やっと 生まれた ... !
嬉しくて
泣きながら赤ちゃんを抱えた
その新しい命を授かった
赤ちゃんの瞳は
やわらかな光に輝いていた
毎朝犬猫専用の部屋のドアを開けて
トイレを取り換えて水を確認。
2匹のご飯を用意して
食べてる姿を眺めながら
カーテンの隙間からこぼれた「やわらかな光」が
一日の始まりを知らせた。
今日もクソ上司が居る会社に出勤する、
頑張ってくるから帰ったら散歩付き合ってな。
「やわらかな光」
どうしよう。
何もかも捨てて、君と逃げ出したい。
そう思った昼間。
真面目な君が「ダメだよ…」と呟く。
私はずるいから聞かないフリした。
このまま2人でどこまでも行こう。
陽が私達を照らす。
君の軟らかな手を握ってどこまでも走った。
疲れて木陰で休憩してるこの時間が好きだ。
君の脚から伝わる温かな温もり
優しくて落ち着く声
木陰から差し込む陽の光が暖かくて眠ってしまった。
あぁ、もう私はこのまま永久に眠りたい。
全て忘れて君と2人で。
「やわらかな光」
癒しを感じ
浸かる感じ
そこから先は自分次第
2年前に生きるか死ぬかの病気になり、2週間ベッドの上に拘束された。
身体中に管
頭はガンガン
そんな2週間、わたしの心を和ませてくれたのは
・病院のすぐ側にある小学校の子供たちの声
・食事の際に出る一粒の🍇
・そして、窓から差す「やわらな光」
だったなぁ
実話です😃
-やわらかな光-
朝7時。
ゆっくりと目を開け、起き上がろうとする。
また、起き上がれない。今日もか。
起立性調節障害。
体は、私の言うことを聞かず、
心は、私を責めてくる。
どうして、自分は、
起き上がることすら、できないのだろう。
そう思っていると、
時間はどんどん過ぎていき、
やっと起きれた。
カーテンを開け、外を見つめる。
まだ、ぼーっとする私をゆっくり包んでいく。
「君がいてくれて、良かった。」
やわらかな光
ずっとぬるま湯に浸かっているようだ。
体をしっかりと温めることはできないため、湯から出ると寒くてなかなか出られない。だからと言って、ずっと浸かっていてもいいことはない。
暗くて冷たい海の底、とまではいかないが、
いい人生というには、あまりに息苦しく、
最悪の人生というほどの不幸でもない。
…不幸ではないが、
愛や夢や、あるいは人でも何でもいい。
明るく暖かな、やわらかな光が欲しい。
生きる希望が欲しい。
やわらかな光に目を細める。
優しく頬を照らされて、自然と足取りも軽くなる。
一日の始まりは好調だ。
窓から差し込み、室内を照らす秋の陽射し。時が経つにつれて静かに移動し、猫の寝顔を横切り、飲みかけて忘れ去られたコーヒーをほんの少しだけ温める。生きることに絶望している私の脳裏に、「希望」という文字が唐突に薄らと浮かぶ。光に照らされた猫の和毛を撫でてみる。いつものように柔らかい。もしかすると絶望も悪くないのかも、と思い直す。ひょっとすると生きるのに理由なんて必要じゃないのかも。とりあえず、まずはコーヒーをちゃんと淹れ直す為に、立ち上がろうか。
人工的な光は確かに柔らかいけど太陽の光には敵わない。
恵みの光は私たちをやわらかく包んでくれる。
もう昔
夏の日の早朝
仲間と見た
雲の切れ間から射し込む
神々しい
柔らかな光
成し遂げた喜びを
祝福してくれた様
時折、形を変えて
目の前に現れては
「それはホンモノなのか?」
と胸を揺さぶる
月に2〜3度、いつもより30分ほど早く家を出て、学校とは真逆の方向にマウンテンバイクを走らせる。
いつもの曲がり角に着くと、呼吸を整えて時を待つ。
いつもの時間に通り過ぎていく貴女を、一生懸命に追いかけて声をかける。
「おはよう」
貴女も笑顔で「おはよう」って答えてくれる。
その後、誰も聞いていないのに、言い訳をするんだ。
「いやぁ、親の仕事都合でたまにこっちから学校に行くんだよね」
同じ言い訳を何度しただろうか。
きっと貴女は気付いている。
この言い訳が嘘であることを。
そうだよ、僕は嘘をついてでも貴女に会いたいんだよ。
ここから学校までの30分間、僕は朝の柔らかな光を浴びてひときわ輝く貴女の顔を独り占めしながら自転車を走らせる。
〜柔らかな光〜
何をやってもダメな時って
絶対にあると思うんだ。
誰かの助けを借りたい、
早く抜け出したいからもっと努力する、
でも努力しても実らないし、結局人に頼れない。
そんなときに掛けられる応援の言葉って、
やわらかな光そのものだと思うんだ。
苦しいと思える人を見かけたら、
そんな言葉を送れるような人になりたい。
柔らかな光
白いベッド
木漏れ日が緑の色。
優しい風。
世界がおはようと言っている。