『やるせない気持ち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「やるせない気持ち」
僕はきみに溺れた
きみは僕の知らない誰かに溺れている
毎日を窒息しそうなくらい苦しく過ごす僕
人は出会い別れる
哀しいかな
誰か、僕に浮き輪を投げてください
別れなんて来なければよかったのに
本当は忘れられたくない
やるせない気持ち
10代 やるせない気持ちの渦に飲まれ
20代 やるせない気持ちと戦う日々
30代 やるせない気持ちと向き合う
40代 やるせない気持ちの対策を見出し
50代 やるせない気持ちと語り合う
60代 やるせない気持ちを笑い話に
70代 やるせない気持ちを語り継ぐ
80代 やるせない気持ちを忘れ
90代 やるせない気持ちを恋しくおもう
君はいつも、誰かにその笑顔を向けている。
「…あのシュートマジすごくない?あのあとさー」
僕にはわからないサッカーの話題。同じ世界が見たくて、あの笑顔を真正面から見たくて何度か試合を見てはしたものの、人の好きずきは僕には決められない。僕の中の人が面白くないと言ったら、それはもう無理なのだ。僕にサッカーのことはわからない。
ねぇ、僕の中の中の人。僕にサッカーを面白がらせてよ。彼のことをこんなに思う気持ちを無くさせてよ。
「…やるせないな」
「なにが?」
ほんのちょっぴりそう口にしたら、君はサッカーの話を中断して僕に振り返ってそう言った。
そういうところなんだよ。
そこなんだよ。
やるせない、この気持ちは…。
やるせない気持ち
僕はずっとやるせない気持ちを抱えている。
君が離れていった時、引き止めることが出来なかったから。
青が震えた。
じぶん
らしさ 独創的な主体性
生産性のない生産性のな
じこけんお い自身に対する落胆
すきなひと 恐ろしい
イタい 痛い
15のぼく と 十九の僕
時代が変わっていく
本当に楽しいことを楽しんでいた人は
そのまま新しい箱へ移っていった
まわりと比べながら楽しんでいた人は
どこへ行けばよいのかわからなくなった
やるせない気持ちが積み重なって
昔の栄光ばかりにすがってしまう
そんなかたい頭を詩は許さない
#やるせない気持ち
「残念なお知らせがある」
帰宅してそうそう毎回恒例の一言愚痴を告げにきた父。
不機嫌さを隠しもしないで職場での愚痴や家庭内の愚痴を子どもに語る姿はもう見慣れたものだ。
それに対して思うところもあるが、それなりの事情というやつがあることはこの家に生まれ育った私にはよくわかる。それぞれの心境なんて思いやれる優しさなど欠片もない切羽詰まった環境での扱いなんて考えるまでもない。
黙ったままぼんやりと父をみていると、わざとらしく大げさに溜め息をついて一言。
「お前は親ガチャに失敗したな」
それだけ言い残して部屋を出ていく父に私は何も言えなかった。だってそれは子どもが親に向けていう言葉だ。
あと私はその言葉が大嫌いなんだ。確かにいい家庭ではないかもしれないけど、ここまで育ててくれた恩をそんな言葉で踏みにじる気など一ミリもない。
―ああ、やっぱり私の言葉は誰にも聞こえないのか
やるせない気持ちなんて数え切れないほど味わってきたのに、いつまでもその苦みには慣れやしない。
私が親ガチャに失敗したのではなく、両親が子どもを産むか産まないかの選択を間違えたのだ。ガチャなんてするまでもない。そもそも産まなければ何もなかったのだ。
自分のせいにしたいのか、親のせいにしたいのか。それすらも分からないまま私はずっと『子ども』で居続けるしかないんだね。
【題:やるせない気持ち】
【やるせない気持ち】
「それはー、やるせない気持ちになるよね〜」
ゆるっとを通り越して、棒読みで言われた。
「うぅ、あぁ。いや、間違ってない。間違ってないけど」
使い方は間違ってなかった。でも、「覚えたばかりの言葉を使いたい子ども」のように言われても、嘘くさいだけだ。
「本当にそう思ってんの?」
上目遣いに見ると、「うふふ」と笑う。
「他に表現しようのない言葉ってあるよね〜。この場合は、やるせないでぴったり」
時々、「人の心を読んだ」みたいなところがある。他は大抵鈍感で、でも多分敢えて感じないようにしているのだろう。それは賢い選択だ。傷つかないよう、傷つけないよう。野生の勘のようにも思える。
「そりゃ、諦めたくなるよね」
「多分、分かんないよ」
ボソボソ言ったのは、ただの甘えだ。
「うん、分かんない。でも、言ってもいいんだよ。聞くから。すっきりするよ?」
お題
『 やるせない気持ち 』
高校入学後隣の席になった○○くん
中学からの親友で私の前の席になった ╳ ╳
「○○くんのこと好きなんだよね」
『へー、応援するよ!』
この言葉と共に私は○○くんを追いかけ続けた
けど、見てしまったのだ
この2人がキスをしているところを、、、
その場には私と、クラスの男子合わせて4人がいた。
男子が騒ぎ立てる、
小学生かよ……と、小さくつぶやく
そうしたら、私の口の中は血の味になった
やるせない……唇を前歯で噛む
やるせない…気持ち??
母が勝手に話しておいて、勝手に話を自分で終わらせる。
話が噛み合わないと判断したのだろうと思うが、こちらからしたら、何言ってんだ。手前ぇ。ぐらいの勢い。
しかしこっちが悪いことしたのかと思う。
母と話すのが馬鹿みたいに思えてくる。
やるせないってか理不尽
高校入学後、すぐに私は1人の男を好きになった。私は、彼が努力家なところ、思ったことが言えるところが好きだった。しかし、彼には彼女がいた。私はその事を知って悲しくなった。その気持ちを消そうとしても、消えない。失恋の悲しみは、消えることがない。
ほんの些細なことだとは思います。
直しても直してもズレていく時計と並んで、私の時間もズレていくことも、卵パックで指を切ってしまったことも、毎朝見てたメダカが死んじゃったことも、何時もより天気が良くてあまりにも眩しいから家の鍵を閉めるのを忘れたことも。
全て些細なことだと思うんです。
だけど、その誰のせいでもない些細なやるせない気持ちっていうのはただただ積もっていくだけで、この先永遠に付きまとうものだと理解はしているのだ。
しかし理解と受け入れられるかどうかというのは、全くもって別のもので、頭では理解をしていても心では理解した上で否定することも少なくはなく。
私は、死ぬなら今しかない。という衝動に襲われることが多々ある。そして、生きるという道の最後の綱を握っているのはいつもこの誰のせいでもない些細なやるせない気分なのだ。
ほんの些細なことだとは、理解しているつもりで
そんなことで、と言われることも理解はしているつもりで
だけども、体は言うことを聞かないのだ。
死にたい時の、不幸の面積はとてつもなく大きい。
足の小指程度の不幸でも、人間を呑み込めてしまう位に。
幸せを知るということは、不幸を知ること。
だけども、幸せを糧に生きるものにとっては、共に不幸も得るということ。
皮肉なものだね。
────
バイトに行く前に書いていたので、ちょっと纏まりないがないですすみません。
やるせない気持ち
上手くいかない。
勉強、ゲーム、運動、イラスト、ファッション、料理
右腕を大きく振りかぶった。
目の前にはいつも使ってる枕。
横からぬいぐるみが見ている。
なぜこっちを見るのか分からない。
そもそも見ていないだろう。
ぬいぐるみだから。
それでも何かを訴えてくるような、何かが見ている。
視線が気になって落ち着かない。
右腕を下ろして、電気を消した。
「やるせない気持ち」#23
仕事で凡ミスして損失すごい出た、、、
あのときのことを思い出す
もうダメだ、、、
気の緩みが出てしまうモチベの低いときに、、、
8/24 お題「やるせない気持ち」
やり場のない気持ちを、とりあえず僕は「気持ち箱」にしまう。
気持ち箱にはいろんな気持ちがしまわれている。共通するのは、どれも「やるせない気持ち」。やり場に困るから、箱に入れておく。
毎月月末に、僕は気持ち箱を開ける。
中身は、溶けて消えたものが大半。時間が解決してくれた。
そして、そのまま残っているものが少し。これは自分にとって重要なことに関する問題だから、考える材料にする。
それから、あとは―――決まり切った話だろう?
最後に箱の中に残ってるのは、「希望」って。
(所要時間:7分)
あの子が好きだ。
でも、あの子はあいつが好きだ。
あいつは、こいつが好きだ。
こいつは、そいつが……。
好きなった人に振り向かれない。
あの子のせいではないのに、
その存在を恨めしく思う。。
誰も悪いわけじゃないのに……と、
やるせない気持ちにもなる。
誰も悪くないのに敵を作る。
何もされてないのに思い悩む。
それでいい。
それが恋愛なのだから。
人を好きになれたことを素直に喜べばいい。
やるせない気持ち
君が悲しそうなのは
あの子のせいで
つまらなそうなのは
私のせいで
あの子がいると
自信がなくて
どうしても
冷たくなる
好きなのに
私が冷たくするのは
おかしいよね
君に好きになってもらえない
やるせない気持ち
善意に
善意に
罪悪感。
虐めて
虐めて
罪悪感。
排斥して
排斥して
罪悪感。
しかし生まれてこの方、
罪悪感だけは排斥できた覚えがない
善意で虐めさせているわけではないのだが
【やるせない気持ち】
一緒に流星群を見に行きたいと彼は言った。澄み渡った空気に包まれた山奥の静寂の中で、濃藍の夜空に真っ白な星々が雨のように降り注ぐ美しい景色を、二人きりで眺めたいのだと。
出不精な私はそんな彼の誘いを、のらりくらりと躱していた。その時期は忙しいかも、また今度ね、そうやって誤魔化し続けたことを今の私はこの上もなく後悔している。
君のスマホに残されていた計画表に従って訪れた山奥の野原は人の気配ひとつなく、秋の虫たちがひそやかな鳴き声をあげている。天を流れる無数の白銀の煌めきが、世界を美しく覆い尽くしていた。
本当なら隣にあったはずの温もりは何処にもない。秋風が冷ややかに、私の右手を撫でていく。
こんなことなら一度で良いから、君の誘いに頷いてあげれば良かった。だって馬鹿みたいに信じていたんだ、君と過ごす時間はこの先も永遠に続いていくものだと。
いくら後悔したって、空の彼方へと旅立ってしまった君が私の隣に帰ってくることはない。流星群のニュースを聞くたびに、どうしようもないやるせなさを抱えて、私はこれからの人生一人でを歩いていくしかないのだ。
じわりと滲んだ視界で、星々はただ美しく地上へと流れ続けていた。