『もっと知りたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もっと知りたい
あなたの事をもっと知りたい
みんなが知ってることは勿論の事
私だけが知ってることを増やしたい
それを実感して満たされたい
あなたにも私のことを知って欲しい
あなたにしか教えたくないことを知って欲しい
私だけのあなたでいてほしい…!
あの人のことは、なんでも知りたい。
寝る時どんな格好なのかとか、嫌いな食べ物とか、泣いた時の顔とか。なんでも。
「へぇ。あんた、そういう顔もするんだな」
俺が、遠征に行くのが寂しいって。怖いって。
その表情が見れるなら、遠征行きも悪くない。
もっと知りたい
君のことを、
世界中の誰よりも。
俺は知った、
誰も知らない君の1面を。
俺だけの秘密。
もっと知りたいこと、推しのこと。
SNSでは私より推しに詳しい人がいる。
私もその人たちと同じくらいの知識と見識がほしい。
でも私はめんどくさがりだから、調べものはすぐ飽きてしまう。調べるための方法を調べることすらできない。
だから、知りたいという欲はいつも後回しにされて、SNSで偶然目に入った情報で満足しようとしている。
これは不健康だ。人は自分で知りたいことを調べて、まとめて、考えてこそ、自分の自分らしい意見が持てるのだ。
と、息巻いて本を開くものの、やっぱりめんどうで途中でやめちゃう。
調べることにも才能もしくは適性が必要らしい。
あんたの素敵なとこ
もっと教えて?
中も外も
たくさん
もうこれ
全部じゃない
そんくらい
お近づきになりたいのよ
私はそのお礼として
たくさん私の事を
教えてあげるから
たくさん知り合って
仲深めな
そしたらきっと
一番の存在になれるよ
神様もびっくり
背中を
切り落とせなくなるね
それがそう
私達
繫がってるの
背中が
私達はいつか
天使になる
そのまま受け継いで
世を去って
このままの幸せを
ずっと続いてたい
悪いことしなければ
背中が二つにならないもの
【短歌】
・虹の端 雲の質感 夜半の音 手を伸ばしたら掴める気がして
・呼び止める甘い言葉に手を引かれ誰も知らない暖簾の奥へ
もっと知りたい。
全ては知りたくない。それは終わりだ。
もっと知りたい自分の心
本当はどうしたいのか
人の気持ちばかり聞きすぎて
本当の気持ちが分からなくなった
「もっと知りたい」
小さい頃は世界を知りたくて、色んな場所につれてってもらったり、自分から色々質問してたのを覚えてる。
大人になるにつれ、知りたくもない、真実、現実、本当の世界を知る。
それはとても怖いこと。辛い日々、現実から逃げたい日もある。
でもたとえ嫌なことだったとしても、新しいことを知って、いままでと違う見方ができる。
だから私は真実をもっと知りたい。
―もっと知りたい―
もっと知りたい
そう思うのは人間の本能
でも、新しいことを知るくらいなら
既に知っていることを意識できなきゃ
例えば、一見、至って平和なこの星でも、
今どこかで銃声が鳴り響いてることとか
飢えに苦しんで夜も眠れない人が
いることとか
本来は南極にいるはずのペンギンが
真夏の動物園で当たり前に見れることとか
家の外で生きる場所を失ってしまい
ネットの中でしか居場所がなく、
陽の光も浴びられない人がいることとか
日に日に心電図のフラット音が増え、
産声が減っていることとか
認識はしてる
知識としてはもってる
ただ、知っているだけで
それ以上の関わりは無い
それじゃ何も変わらないじゃない?
「僕は、君のことをもっと知りたい。」
オレは知られたくねーんだよ!
顔に伸びてきた手を躱し、後退りしてスーツの男から距離を取る。
男はオレの逃げ道を塞ぐように、ゆっくりと両手を広げながら、ジリジリと近づく。
オレのお気に入りの場所にこの男が現れるようになって、どのぐらい経つだろう。
最初に目があった時から嫌な感じはしていた。
犬が、遊び相手を見つけた時のような目をしてじっとオレを見続けていた。
犬と違うのはいきなり飛びかかっては来なかったということだが、その後のことを思うとむしろその場で飛びかかって来るだけの犬のほうがマシというものだった。
男は初めてあったその日から、オレの前に度々姿を見せるようになった。停めっぱなしのオンボロバス、ばあさんが気まぐれにネコ缶を置く公園、カラスに襲われずに日向ぼっこできる塀、そしてここ、生ゴミが置かれる路地裏。
遠くから見ているだけだったのが、次第に近づいてきて、魚か肉らしい匂いの何かをチラつかせるようになり、匂いにつられて近づくようになったら途端にこれだ。
「大丈夫だよ、怖くないよ。」
怖いんじゃ!
オレは精一杯の威嚇を試みる。毛が逆立ち、フーッという声が出る。
「あぁ、人に媚びないその姿、素敵だ。」
いかん、こいつ目がヤバい。逃げよう。
広がった腕の下を通ると見せかけて、飛び上がったが、動きが読まれていたのか男の腕に飛びつく形になり抱えられる。
く、不覚…!
己の不甲斐なさに意気消沈したオレは、男のなすがまま前足の付け根を両手で掴まれ持ち上げられる。
人間の子供がする「たかいたか〜い」みたいな感じた。なんという屈辱。
「あぁクイーン、やっと君に触れた…ん? 君、オス? 」
なんだ! オスで悪いか!
男の表情が明らかに曇る。
「なんてことだ…。」
さっさと離せこの変態が!
オレはギラギラとした目で男を睨む。
「君はキングだったんだね! 僕はなんて愚かな間違いを。そのオスライオンの様な風格! 威厳!
それでいて気品溢れる美しさ、君はやはり僕の運命の猫だ!」
オレは抗う気力を失った。
ランランと輝きを増した男の目から目を逸らす。今のオレにできる唯一の抵抗だった。
タイムオーバー。
今日はちょっと忙しかったから短めで。お題はもっと知りたいだっけ。じゃあジャンプの感想でも書くか。
なには置いてもアンデラなんすわ。アンデラが面白いというのもあるけど今のジャンプ弱くね? あんま読むものないわ。まぁいいや。
流石に今週ビリー様の悲劇と能力発動まではいかなかったか。今回は必要なシーンを書いたって感じだったな。お楽しみは来週か。
ワンピースはセラフィムハンコックとリリムだったかな名前、が可愛かった。だけどワンピースはやっぱ面白さ薄れてる気がするな。
いいところ全部ぶつ切りで話を進めるからいろいろ忘れちゃうわ。話進んでも、そういえばこいつらこんなことしてたなってなる。
呪術はすくなの威厳回復回と石流瞬殺。正直呪術ってあんま呪い感ないよな。別に面白いからいいけどただの能力物な感じは否めない。
大罪はギア上げてきたな。ハイペースなのはいいけどこっから巻き返せるか。作品の面白さよりそっちのほうが気になってきた。
それにしても眠い。この眠気は眠いからきてるのか、花粉症による脱力感と目のかゆみを眠気と勘違いしてるのか。どっちだろう。
もっと知りたい
どこに住んでいるの?
何が好きなの?
もっと知りたい
本名は何なの?
君の隣にいても、
わかっているつもりでも
知らないことがいっぱいあって、、
もっと聞きたいな。君の話
お題〈もっと知りたい〉
「好奇心は猫をも殺す」
これは昔から私がよく言われたこと。好奇心が旺盛で、危ないと言われることにも躊躇無く首を突っ込んでいたために、周りは「いつか痛い目を見るよ」という意味で忠告していたのだろう。しかし、その言葉は好奇心の赴くままに行動する私に対する制止力とはならなかった。それどころか、「無知は罪」ということを知って以来、忠告に対してその言葉を返しては制止を振り切って好奇心のままに、多少過激なことだってやるようになった。
そんな私だが、最近は興味を惹かれるものが無く、退屈な日々を送っていた。テレビやラジオ、新聞、雑誌、SNS、果てはネット掲示板まで漁ったが、大半が興味の無いものか、以前興味を持ったものばかり。情報は日々更新されるものだからと毎日確認するも、心惹かれるものは今のところ見つかっていない。そんな私の様子に、幼馴染は呆れたように言う。
「まったく相変わらずなんだから…そんなに退屈なら少しは自分のことでも気にしたら?部屋の掃除に洗濯、食事、何一つ自分ではやらないで私がやってるんだもの。興味を持ったものは誰に言われずとも好き勝手やるのに…」
「仕方ないじゃん。そーゆーことにはまっったく興味が持てないんだからさ。あーあ、この際、すぐに満たされるものでもいいから、私の好奇心をくすぐるような何かないかなー」
そう言って私は本日の情報収集のため、スマホをいじり始める。
正直なことを言えば、幼馴染の彼女には本当に感謝している。好奇心のままに行動している間、私は寝食を忘れてそれだけを考えているので、倒れたことが何度もある。その度に彼女の手を煩わせ、ある時から頃合いを見計らって私に食事や睡眠を無理にでも取らせる、というスタンスになっていた。お小言や説教という、私にとっては厄介なオマケ付きで。
そんなことを考えながら適当に眺めていたSNSで、ようやく心惹かれる噂を見つけた。それもこの近くでのもの。もう少し情報はないかと調べてみる。同じようなものが複数のアカウントから投稿されていた。中には、同じアカウントから何度も何度もその噂に関するものであろう投稿がされているのも見つかった。思わず頬が緩み、口角が上がる。うん、これに決めた。
私は噂の調査でいつも使っているバッグをつかみ、必要なものが全部入っていることを確認すると手早く身支度を整える。突然動き始めた私に幼馴染は驚きはしたが、いつもの事なので彼女ももう慣れたもので、「行先は?言っても無駄だとは思うけど危ないことはしないように。」などなど、必要最低限の質問といつも通りの忠告をため息混じりに口にする。それに玄関へと向かいながら答える。
「取り敢えず図書館!その後はわかったこと次第で動くからわかんない!多分ないと思うけど覚えてたら連絡はなるべく入れるようにするから!」
「連絡は必ず入れなさい!!ったく、好奇心は猫をも殺すんだよ?ま、気をつけて行ってらっしゃい。」
「はいはい!じゃ、行ってきまーす!」
そう言って家を飛び出した。
図書館での情報収集は順調に進んだ。むしろ、調べれば調べるほど噂に関係しそうな事実が次々判明した。それだから私の好奇心はどんどん溢れてくる。
知りたい、もっと。
もっと、もっと!
もっと知りたい!!
この噂の内容は、正直に言えば気分のいいものでは無い。だが、点でしかなかった情報が繋がって一本の線になっていく達成感や喜びがそれを上回り、手が止まらない。私には止められない。
これ以上は出てこないだろうという頃には閉館時間が迫っていた。丁度いい。これから現地に行ってみよう。そう思い立った私は図書館を出て、噂となっている場所に向かって歩き始める。その場所は私もよく知る場所だった。それにもかかわらず、私はその噂を今日まで知らなかった。その理由も気になってはいるが、今は噂それ自体が優先だ。
噂の場所は図書館からそう遠くはなく、歩いて10分ほどで着いた。そういえば、昼間にここに来ることや、見ることはあったけど、夜はなかったな、なんて思いながら目を向ける。
コンクリート造りだが、あちこち亀裂が入っていて、いつ崩れてもおかしくない廃墟。昼間はそうでも無いが、夜に見るととても不気味に映る。
恐怖はあるが、それ以上に好奇心が勝っている。私は意を決してその廃墟に足を踏み入れた。
私には踏み込んで欲しくないラインがある
それは他人も同じだとどこかで理解はしていた
しかし向かい合って話すあなたを
もっと知りたいと思ってしまった
近づきたいと思ってしまった
この気持ちに名前を付けるなら…
不器用に微笑む私にあなたはやさしく微笑み返す
「もっと知りたい」
人は皆
未知なものほど知りたくなるものだ
怖いものほど知りたくなる
新しいものだから知りたくなる
好きだから知りたくなる
色々なことが知りたくなるんだ
知れば知るほどに
なにも知らなくて
時間が足りなくて
歳をとるほどに
知りたいことが
増えていく
まだ知らない
野の花や鳥の名前
宇宙のふしぎ
自分自身のことさえ
ほんとはわかっていないのだ
なぜこんなにも
あなたのことが
知りたいのかも
知れば知るほどに
なにも知らなくて
小さな自分が
ぽつりと立って
宇宙を吹く風が
耳のそばで
歌うように鳴いている
#もっと知りたい
魔導書を読むのは、時間がかかる。
けれども、読む度に新しい発見があって、今まで知らなかった世界を知れる気がして、楽しかった。
とはいえ、その実践に全く興味はなかったので、覚えた魔法を使うことは一度もなく、また魔導書を読んでいることは誰にも知られないようにしていた。
だから、魔王討伐のパーティに加わるよう要請がきた時は、誰もが驚きを隠さなかったし、一番驚いていたのは私だった。
どうやら人探しの魔法具に、一番多くの魔法を使える者を探させたところ、私が該当したらしいのだが、どうにも納得がいかない。
「ちゃんと戦闘訓練を受けているものが行くべきなのではありませんか?」
不満を隠さず私が問うと、10代目となる勇者は思案顔を見せた。
「魔王討伐への道のりは過酷と聞いています。そんなところに私のような貧弱な女がついて行ったところで足でまといにしかなりません。きっと途中で殺されて終わりです」
一気に捲し立てるも、形勢が動いた様子はなく、勇者は眉根を寄せたままこちらを見ている。
鋭い眼光を突きつけられて、少し怯む。
けれど、ここで引く訳にはいかない。
この交渉には、私の命が懸かっている。
「そもそもどうして私なんですか、私は魔法に詳しいだけで一度も使ったことはありません。ただ、知識があるだけです。強い魔法使いなんて、いくらでもいるでしょう。私は!適任じゃ!ないと思います!」
パシンと机を両手で叩いて熱弁を振るう。
勇者は暫く黙っていたが、やがて、なるほど、と小さく呟いた。
もしかして分かってもらえたのだろうか。
「どうも話が食い違っているようだね」
勇者はスっと手を差して、私に座るように促した。
その後、物々しく咳払いをすると、こちらを真っ直ぐに見た。
「色々、説明不足だったようで申し訳ない。ではあなたを魔法使いに選んだ経緯を一から説明させてもらおう」
真剣な表情が緊張感を醸し出す。
「我々のパーティが歴代最強と言われていることは知ってるな?」
頷く。
「戦士エルダーは、この国で最強の剣士だ。彼は戦士になる前、スラム街で暮らしていた。ある日、空腹が限界に達した彼は、グラディオスの群れに単身飛び込んで、瞬く間に全滅させた後、それらを全て喰らった。それ以来、王国にスカウトされるまで、彼は様々な魔物の群れに飛び込んでは、全滅させることを繰り返していたそうだ。その経験もあって、彼の戦闘センスは群を抜いている。頼もしい存在だ」
魔物より怖いんだけど。
「そして僧侶ヒルダは、死者蘇生の能力を持つこの世界において、唯一の存在だ。彼にかかれば、どんなにダメージを受けていても、一瞬で元通り。戦う前より元気になるくらいさ。元気になりすぎて、意識がぶっ飛ぶことすらあるよ」
過剰だって。
「そして、この私は。候補生を全員ボコし、勇者アカデミーを主席で卒業した天才女剣士レオナ!エルダーもこの前ぶっ倒した!」
今度はレオナが立ち上がっていた。
周りの視線が集まっていることに気づいてか、スっと座って真剣な顔に戻る。
「この通り、我々は戦闘においては最強の集団と言っていい。魔王ごときをシバくのには、三人でも多いくらいだ」
「だったら尚更どうして、私を入れるんですか。三人で充分ならそのまま行ったらいいじゃないですか」
「セシル、ここからが本題だ。よく聞いてくれ、私たちは確かに戦闘においては最強だ。だが一つ、致命的な欠点がある。この欠点が故に、私たちでは決して魔王の城に辿り着けないのだ」
ごくりと唾を飲み込んで、続きを待った。
レオナは忌々しそうに唇を噛み締めると、苦しそうにぽつりと言った。
「我々は、驚くほど頭が悪いんだ」
「もっと知りたい」
あなたを知りたい
もっと知りたい
これからも一緒に歩むために
たくさん知りたい