『みかん』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『みかん』
手がかじかむ。
あかぎれになりそうな指にみかんの汁が染みる。
口内炎ができてるから口の中も染みるんだろうなあと
思いつつみかんを剥き続ける。
あっという間に指は黄色になっていく。
地元で取れたみかんを農家の方がおすそ分けしてくれた。
コタツにみかん。うん、冬って感じ。
みかんは好きだがこの手でスマホやら布団やら触るのは
イヤだからそういうところだけは苦手かもしれない。
食べる分剥き終わったから早速1口。
果汁の優しい酸味と引き立つ甘みが最高だ。
地元はドが付くほどの田舎だがこのみかんだけは
どこの場所でも引けを取らないと思える。
けれど口内炎が染みる。
あー染みる。早く治ってくれ。
みかんを最大限楽しめないじゃないか。
それでも口に運ぶみかんのスピードは変わらない。
コタツにみかんの組み合わせは口内炎ごときに
止められないんだ。
語り部シルヴァ
みかん
みかんと聞いて思いつくことは山ほどあるだろう。
甘いや酸っぱい、丸い、こたつ…などさまざまだ。
だが、私はそのようなことの他に思いついたことがある。
芥川龍之介が書いた小説である『蜜柑』が頭に浮かんだ。
この話は冬の列車が舞台になっており、中年の男が人生に嫌気を差して生きていた。相席してきた田舎の女の子が自分を見送りに来た弟たちにお礼に列車からみかんを投げてプレゼントした。その光景を見て、男は人生に感じてた嫌気が少し取り払われたことを感じ取るという話である。
実は、この話は芥川が結婚をしたり、作品がヒットして人生が順風満帆に動いている時と同じくらいに書かれた作品だとされている。
私はこの仮説を聞いて、とても納得した。
なぜなら、芥川は今まで生きにくい中で生きていたことを冬の列車を舞台としているからだ。
そして、みかんはその生きづらい人生の中に結婚などといった自身に対してささやかな光と感じたのではないかと思ったからだ。
冬の朝、凍えるような寒さの中、僕は古びたアパートの一室で目を覚ました。外は薄曇りで、窓越しに見える街並みはどこか眠そうだった。この部屋は相変わらず殺風景で、家具は最低限しかない。古いこたつと、その上に乗った茶色い皿。そこに、みかんが一つだけ、ぽつんと置かれていた。
なぜそこにみかんがあったのか、正直わからない。僕はみかんを買った覚えもないし、昨日までその皿の上には何もなかったはずだ。でも、みかんは確かにそこにあった。鮮やかなオレンジ色が部屋の中で妙に浮いて見える。
ぼんやりとした頭でこたつに足を突っ込み、みかんを手に取った。手に馴染むその感触と、ほのかに香る甘い匂いが、僕の記憶を不思議な方向へと引っ張る。幼い頃、祖母の家で食べたみかんの味や、寒い日に炬燵に潜り込んで家族と笑い合った記憶が蘇る。
「…なんだこれ」
独り言をつぶやいてみたけれど、答えは返ってこない。みかんをじっと見つめていると、どうしても食べてみたくなった。爪を立てて皮をむき始めると、みかん特有の香りが一気に広がり、部屋の冷たい空気をほんの少しだけ柔らかくした。
ひとかけら口に運ぶと、甘酸っぱい味が口の中に広がった。まるで記憶の中にあった味そのものだった。自然と、涙が一筋こぼれ落ちた。自分でも驚いた。泣く理由なんてないと思っていた。でも、みかんの味が僕の心に触れたのだ。
そのみかんを食べ終えたあと、僕はふと気づいた。心の中のどこか、少しだけ温かくなったような気がする。この小さな果実が、ただそこにあっただけで、僕の一日は少しだけ変わった。
それが、誰が置いたのか、どこから来たのかを考えることはやめにした。ただそこにみかんがあった。それだけで十分だった。
酸っぱいみかん、甘いみかん
世界にたった一つだけのみかん
そんなみかんを味わって食べる美味しさは世界一だ
#みかん
私の下の名前は「みかん」というんだけど、柑橘類全般が苦手で、食べたくない
そのわりにみかん味やレモン味のお菓子なんかは食べられる不思議
けど柑橘類の果物そのものは無理
で、柑橘類が苦手というと、「え〜、みかんなのに?」とよく驚かれる
私は名前が「みかん」なだけなんだけど
けっこう同じことを言われてきた私としては、そんな反応をする人たちに一言言いたい
じゃあ勝利さんは常勝無敗なのか?
優子さんはみんな優しいのか?
この世の勇輝さんはみんな勇ましくて輝かしいのか?
絶対にそんなわけがない
だったら、柑橘嫌いの「みかん」だっていてもおかしくはないはず
だけど驚かれる
みんな名前に引っ張られ過ぎなんじゃないかな?
名前だけで判断しないで、もっと私という人間を見て判断してほしい
とかいいつつ、私も名前ではないけど、外見で内面を判断しちゃったりしがちだから、他人のことは言えない部分があるけどね
私もみんなも、そういうとこ、ちょっと気をつけたほうがいいね
私は柑橘類が苦手な「みかん」
好きな果物は、ぶどうかな
悲しみも悔しさも
みかんの酸味が
忘れさせてくれるから。
みかん
みかんの皮を折ってつぶして
リモネンって汁を飛ばして遊んだ
顔を目掛けて、容赦せず
房の白い薄皮を取る取らないや
房の皮ごと食べる食べないと
喧嘩しながら、アニメ見た
箱買いしていて山ほどあって
みかんはタダで涌き出るものだった
今はスーパー、高級品?
酸っぱい甘いと文句を言って
たまに種があると苛立ち
それでもコタツには、みかんだね
日本の年末年始には
そっと脇役、みかんに助演俳優賞
私がやるから、甘くなれ
大好きで
毎日食べたいみかん。
最近は
高くて
高嶺(高値)の
みかんになってしまつた…、
昔は手のひらが
黄色になるまで
食べたものなのにね、。
籠に山盛り入れられたみかん
こたつでのんびり食べる冬の日
白い筋を取るのに必死で
中々みかんが食べられない
あなたが風邪の日食べた缶詰
桃の缶詰?みかんの缶詰?
君が甘いものを探すのが上手で
私は余りの酸っぱいみかんばかり食べてる
みかんの皮をネットに入れて
お風呂に浮かべていい香り
レモンはちょっと酸っぱ過ぎるから
みかんがいいなファーストキス
みかん…
モ娘。とセックスマシンガンズが頭の中でコラボ中
みかん、その匂いや風味、果汁やオレンジピールは大好きだけど、なぜかみかん本体を食べるのは好きじゃ無いんです。いわば、間接的みかん好きなんです。
なので、みかん愛好推進委員会があっても、会員にはなれない。当然です、みかん本体を愛せない自分は所詮、エセみかん好き‥。
ああ、こんな自分に救いの手が!
あああ、あなたは、‥レモン ‥‥ッ!!!
以上、柑橘系王国四国出身者の戯言でした。
みかん
あかん
いかん
おかん
かかん
きかん
くかん
こかん
さかん
しかん
たかん
ちかん
つかん
なかん
にかん
ぬかん
はかん
ひかん
ふかん
ほかん
まかん
みかん
むかん
やかん
ゆかん
よかん
わかん
みかんと言えば炬燵ですね
「みかんの房の筋は、取って食べる派? それとも構わず食べちゃう派?」
だいだい色の果実を手に尋ねる君に、僕は答える。
「ぼくは、君が剥いてくれるならどっちでもいい派だよ」
「なにそれ」
んもー、甘えてえと言いつつ皮を剥き始める。
「いつもありがとう」
優しい君のことがみかんよりも大好きだよ。
#みかん
私はそのまま食べる派です
みかん大好き
コタツにみかん
ゼリーもみかん
アイスもみかん
オレンジ色も大好き
みかん教に入信してもいいくらい
好き
みかん
子供が晩ご飯のあと言った。
ヤカンの上にあるみかん…アルミ缶…❢ 大爆笑❢
今年は高くて買えないみかん。
毎年箱で買ってたのに…。
庭にみかんがたわわになっている、海が見える丘の上に暮らせたら…
近所に温泉があってみかん風呂、ひろーいサウナ、風呂上がり、蛇口からみかんジュースなんて、キャ~夢よ、夢❢
初夢は色んな種類のみかんの食べ比べしているんです。
年の暮れになると思い出す事が有る。小さい頃父は都会で働いていた、お正月に帰ると逸も懐からみかんを出してくれた。其のミカンは冷たくてまるで、凍って居るようだった。そう冷凍ミカンなのだ、電車の中で食したであろう冷凍ミカン。
懐にいれてくるから、少々溶けているのだが嬉しかった気がする。三が日過ごすと帰っていく父、泣きながら見送る私に。母がミカンを買って帰ろかと、慰めてくれた。
お正月は、寂しい様な嬉しいような複雑な物になった。
子供の頃は、みかんと言えばboxだった。今はboxも小さくなった。冬はみかんとりんごの箱が置いてあった。炬燵に入り猫を探しながらみかんを食べる。だからオレンジがお洒落ぽい。オレンジジュースを買う。
みかん132
また明日
【みかん】
蜜柑は、
傷ついていても、
時間が経って萎びていても
食べられるらしい。
人間は、
傷ついて、
時間を経ては、萎びていく。
そこから人は、
笑顔にはなれない。
だから、
心を癒してくれる人を
ずっと
さがしてる。
きょうもまた、
朝起きて、みかん、食う。
昼まで働いて、みかん、食う。
夜まで働いて、おでん、食う。
寝る前に、みかん、食う。
『みかん』
最近みかんの白い筋を取るのにはまってます。
綺麗に取れるとすごく感動して家族に見せびらかすんですけど、みんな無反応でちょっと寂しいです。