また会いましょう』の作文集

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また会いましょう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/13/2022, 2:35:47 PM

―また会いましょう―

AM6:13
僕は、人々が次々と目覚め出す時間帯に、
人探しのため全力疾走していた
そう、思い返すのは昨夜のこと―

月や星も眠る深い夜の中、彼女は寝室を抜け出した
人の気配に敏感であるという
僕の特殊な職業柄のため、
彼女の動きに素早く気づくことができた
まるで蝶がサナギに形を残して旅立つように、
彼女は布団に自分の跡を残したまま、静かに去った
呼び止めることは考えた
あとをつけることも考えた
でも、疲労の溜まっていた僕が
眠気に勝てる筈がなくて、
そのまま眠りに落ちてしまった
朝、目が覚めて覚醒するや否や、布団から飛び起きた
隣のベッドの方を向いた
案の定彼女はいなかった
もしかしたら知らずのうちに帰って来ているかもとか
あれは本当は夢の中の出来事で、疲労のせいで
現実と見分けがつかなくなっていたのかもとか
色々考えての行動だったけど、
やはり布団は彼女の形をうつしたまま崩れなかった
そのまま思考が停止した
ぼーっとしていると、彼女のベッドの枕に
染みができていることに気づいた
おそらく、涙…
彼女は、眠っている僕の隣で
声を殺して泣いたのだろうか
いつも完璧で、何をやらせても何でもできる彼女
笑顔を崩すことなく人と接する彼女
きっとそんな彼女でも耐えられないことが
あるんだろう
というか、あったんだ
僕はそれに気づけなかった
彼女の気配は分かれても、
彼女の本音には気づけなかった
そんな今、やれることはひとつ
僕は彼女を探すことに決めた
彼女を探しに行く準備のため、まずリビングに行った
すると、ダイニングテーブルの上に
こんな書き置きを見つけた
『―急に家を出たりなんてしてごめんなさい
驚かせたでしょう?

あぁ、先に言っておく
私が家を出た理由は、あなたに関することじゃない
あなたのことが嫌になったとか、そういうのじゃない
ただ、ちょっと苦しくなってきただけ
少ししたらきっとまた調子を取り戻して
帰ってくると思うから
変に心配して探しに来たりしないでね
また会いましょう―』
部屋全体を見回した
彼女が残した跡はあるのに、
気配だけが全くない部屋
いつもと違う
理由は君が傍にいないから
『もちろん…今に会えるよ』

11/13/2022, 2:27:12 PM

「また会いましょう」

「また会おう」
「うん、またいつか」
「…うん」

「うん」
それっきり会っていない

いつかは来ないと分かっている
「またいつか」そう言う人との「また」が実現したことがないから知っている。

知っていても、何も言えない
もうあの子は会ってくれない。
もうあの子とは会えない。
それだけがはっきりとしていて、もう会えない相手に、なんと返せばよかったのだろう。

何故、訪れることの無い「いつか」を言うのだろう。
いや、そこに深い意味はないのかもしれない。

それでも「また」と言われてしまえば
こちらは期待してしまうのだ。
来ないとわかっていても、次こそはまた会える日が来るかもしれないと。

そして一向に来ないその日を妄想と夢で埋めるのだ。

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昨夜のお題「スリル」
(走り書きですが良ければ)

高い所に登ってみたり、賭けをしてみたり
危険な妄想をしてみたり。

スリルを求めるのは刺激が足りないから
つまらないから、面白いから、楽しいから
色々理由はあると思う

それでも、今に満足出来ていないからスリルを求めるのだと思う

満足出来ていて、わざわざスリルを求めるのは趣味としか言いようがない
中にはそういう人も居るだろう。

しかし満足出来て居るのにわざわざそれを手放す、危険に晒すような真似をするだろうか。

スリルと言っても度合いがあるので一概には言えないかもしれないが現在の状況が揺らぐほどのスリルを求めるのはその生活に満足しきれていないからだと思う。

だから刺激を求めるのだ。
毎日同じじゃ、つまらなくなってくる
それが他の人から見て幸せな生活だとしても
それが当たり前と化してしまえば、その人にとっては、つまらないものになってしまうかもしれない。

そこで満足出来ればいいのだが、欲は何処までも進み続け、止まることはあまりない。
欲が進み続ける限り、刺激もまた求め続けるだろう。

11/13/2022, 2:21:23 PM

この世の出会いは
時間など関係なく
誰とでも

一期一会

心に残ろうが
残らなかろうが

縁があれば
また会いましょう

そんな別れを数えられないほど
して来た

そして今日も私は
そんな別れをして来た

縁があれば
また会いましょう


明日は新しい出会いが待っている

11/13/2022, 2:18:59 PM

別れた後の言葉。
言いたいこと全てをのせた
とても嫌で、清々しい言葉
「また会いましょう」

11/13/2022, 2:14:10 PM

少し経ってまだ好きが残っていたら、また会いましょう。

11/13/2022, 2:13:54 PM

『また会いましょう』


おやすみなさい
おやすみなさい世界

目を閉じて開いたら
きっと新しい私だから

それまではさようなら

11/13/2022, 2:02:57 PM

「また会いましょう」は、

初対面の人との別れ際に、
「これからの人生で、あなたと接点を持っていたい」
と伝える、カッコイイ言葉だと思う。

今度使おう。

ちゃんと目を見て、ゆっくり、心を込めて。

#また会いましょう

30 486

11/13/2022, 1:39:51 PM

「おやすみ」のかわりに
「また会いましょう」と言う君

11/13/2022, 1:35:05 PM

また会いましょう



お元気ですか?
私は元気です。
それではまた会いましょう。

11/13/2022, 1:20:26 PM

大好きだった 彼。
別れを告げて、お互いが帰路に着く。
貴方はこれからどんな未来を送るだろうか。
「さよなら」を言おうとする貴方を
わざと遮って。
「また会いましょう。」

まだ、終わりじゃない。まだ

11/13/2022, 1:15:38 PM

なんて言葉はよして。
ただ前に歩き出しましょう。
その先で会えたのならありがとう。また。と。

11/13/2022, 1:13:19 PM

「また会いましょう」

事務方の大先輩、ゆかり先輩がめでたく寿退社をすることとなり、顔が隠れるほどの大きな花束を抱えながら皆の前でスピーチをしていた。

その小柄な体格からは想像もできないほどの体育系でパワフルな仕事ぶりに私も何度も頼ったものだ。

頼りない高身長の私、香織と頼れる小さなゆかり先輩。周りからは「凸凹コンビだなあ」とからかわれることもよくあったが、コンビという響きにマスクの中では笑みがこぼれていた。

先輩とは会社の垣根を越えて何度も呑みに行ったし、お泊まりもした。それでも先輩は男との結婚を選んだ。

「ごめんね、香織。私やっぱそっち側じゃなかった」

ずるい。嫌いになったと言って欲しかった。それなら諦められた。

先輩はスピーチの最後に突然もらった花束から一本ずつ皆に渡し

「これでお別れではありません。その花を見て私を思い出してください。それではまた会いましょう!」

と爽やかに礼をしてはにかんだ。

「ちょっとぶっちゃけこの花束はデカすぎるんだ」

オフィスが湧く。最後まで皆を笑わせていた。そしてその中からリンドウを私に手渡し、まっすぐな瞳で別れを告げた。

「またね」

ずるい。先輩はずるい。いっそのことさようならと言って欲しかった。

今日も玄関でその花は揺れる。またね、と偽りの希望を振りまいて。

11/13/2022, 1:08:51 PM

【また会いましょう】

そう言えることは今後あるだろうか
そう言える人に出会うことがあるだろうか

11/13/2022, 1:03:40 PM

また会いましょう

あぁなんていい言葉なんだろう
固く結んだ約束ではなく
反対に簡単に交わす約束でもない

ただまた会えるということだけが分かっている言葉

ではまた会いましょう

11/13/2022, 1:01:39 PM

『また会いましょう』

あの双星の流星が砕け散るように
音を立てずに派手にひび割れた硝子
零した水に滴る涙
混じった涙の姿が消えた

目の前を通り過ぎる風切る電車
レールの上に落としたスマホは壊れて
小雨はまだ降り続いている
滲んだ裾で目元を拭う

「でもさ、もう会えないって訳でもないから!」
無理やり笑って手を振った
警鐘が無情に鳴り響く
長い時間ってどれくらいなんだろう
つたう小雨はだんだんと大粒へとなって
「ううん、でも、大丈夫。きっと帰ってくるから!」
だからさっきよりもにこっと笑って思いっきり叫んだ

「また会いましょう」

11/13/2022, 12:58:27 PM

また会いましょう


好きな人に、また会いましょう
そう言って貰えたら嬉しいですよね。

好きでも嫌いでもない人が言ってくれたなら、それでもにっこりします。


人生の後半戦を生きる自分には、
また、が無いことだってある‥
そんな風に考えてしまいます。
今日会うのが、最後になる事だってあるんだ、と思って暮らしています。

何気ない毎日が大切だつてことかな。

11/13/2022, 12:54:08 PM

『また会いましょう』…って、絶対にその『また』、ないでしょう!?

11/13/2022, 12:46:20 PM

また会いましょう

そんな気持ちを込めて

またねと伝える

また会える人もいれば

もう会えない人もいる

でも思い出して

またねと伝えると

いつかまた会える気がする

11/13/2022, 12:43:27 PM

また会いましょう


「また会いましょう」
微笑みながらそう言ったそいつは踵を返す。
待て、と手を伸ばして止めようとしても空を切るだけ。ベッドから起き上がろうとしても満身創痍でボロボロなこの体じゃ何もできなかった。
ダメだ、行かないでくれ。あんたはここにいる誰よりもどんくさくて、弱っちいから。誰よりも優しくてあたたかい心を持っているから。頼むから行かないでくれ、俺を置いて。
こんな体じゃあんたを守ることもできない。お願いだから、戻ってきてくれ。
怖いから、なんて軍人らしくない理由だって、今なら怒らないし、からかったりしないから。だから、戻ってきてくれ。
でも俺はあいつのことを誰よりも知っている。
いざというときに頼りになるところも、仲間のためなら無茶してだって戦うところも、いつだって戦場で死ぬ覚悟のできている軍人だということも。よく知っている。
だから、生きて帰ってきてくれ。こんなのを最後にしないでくれ。まだまだあんたとしたいことがいっぱいあるんだ。
行きたがっていたカフェにだって付き合うし、偉そうにうんちくを語るのだって邪魔しない。もっと知らないことをいっぱい教えてくれよ。
まだ伝えられていないことがたくさんあるのに。死ぬな、死ぬなよ。生きて帰ってこい。
これは上官からの命令だ。必ず生きて、帰ってこい。

「会いに来たぜ」
そう言った男は手に持っていた花束をそっと置く。
「ほんと、相変わらずどんくさいなぁ。弱いし、俺がおらんと何もできんのに。……いっつもおれの言うことをなんだって、きくのに。めいれい、いはんや、ぞ」
だんだんと瞳にたまる涙をこらえるように、震える声でそう言った。
石に掘られた名前を愛しそうに撫でて、空を見上げる。
「つぎ会ったら覚悟しとけよ。絶対離したらんからな」
もし次の生があるのなら、もう一度あんたに会いたい。今度こそちゃんと愛を伝えて、何度だってこの想いをぶつけよう。
だから、次があることを願って、また会いましょう。

11/13/2022, 12:37:39 PM

プロフィールに「年上が好み」と書いてしまったせいか、わたしのマッチングアプリは何の通知もしてこない。なので、すっかりそのことを忘れて日々を過ごしていたのだけど、たった今、初めて通知がきた。

僕、年上ですが、お会いできますか?

わたしは「こちらで? それともあちらで?」と返事をする。

恥ずかしながら、こうして返事をするのが精一杯で、そちらに行く体力がありませんで。

わたしはそろそろかしらとぼんやり思う。年も年だし。亡くなった夫が心配して、こうしてわざわざアプリに返事をくれるのは、彼なりの優しさなのだろう。それでも、

「もう少し、こちらにいます。また会いましょう」

と返した。

90歳のわたしはまだ、年上の人をあきらめていない。

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