徒花

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「また会いましょう」

「また会おう」
「うん、またいつか」
「…うん」

「うん」
それっきり会っていない

いつかは来ないと分かっている
「またいつか」そう言う人との「また」が実現したことがないから知っている。

知っていても、何も言えない
もうあの子は会ってくれない。
もうあの子とは会えない。
それだけがはっきりとしていて、もう会えない相手に、なんと返せばよかったのだろう。

何故、訪れることの無い「いつか」を言うのだろう。
いや、そこに深い意味はないのかもしれない。

それでも「また」と言われてしまえば
こちらは期待してしまうのだ。
来ないとわかっていても、次こそはまた会える日が来るかもしれないと。

そして一向に来ないその日を妄想と夢で埋めるのだ。

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昨夜のお題「スリル」
(走り書きですが良ければ)

高い所に登ってみたり、賭けをしてみたり
危険な妄想をしてみたり。

スリルを求めるのは刺激が足りないから
つまらないから、面白いから、楽しいから
色々理由はあると思う

それでも、今に満足出来ていないからスリルを求めるのだと思う

満足出来ていて、わざわざスリルを求めるのは趣味としか言いようがない
中にはそういう人も居るだろう。

しかし満足出来て居るのにわざわざそれを手放す、危険に晒すような真似をするだろうか。

スリルと言っても度合いがあるので一概には言えないかもしれないが現在の状況が揺らぐほどのスリルを求めるのはその生活に満足しきれていないからだと思う。

だから刺激を求めるのだ。
毎日同じじゃ、つまらなくなってくる
それが他の人から見て幸せな生活だとしても
それが当たり前と化してしまえば、その人にとっては、つまらないものになってしまうかもしれない。

そこで満足出来ればいいのだが、欲は何処までも進み続け、止まることはあまりない。
欲が進み続ける限り、刺激もまた求め続けるだろう。

11/13/2022, 2:27:12 PM