『ひなまつり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
タイトル: ひなまつりの秘密
ひなまつりの日、小学校の女子生徒・美咲は、母親の手作りのお雛様を学校に持っていった。しかし、帰宅した美咲は、お雛様を見つけることができず、困惑する。
そんな中、彼女は部屋の中に小さなお雛様を見つける。美咲はそれが母親が作ったお雛様だと思い込むが、そのお雛様には不思議な魔法の力が宿っていた。
美咲はその魔法の力で、お雛様の中に入り、そこで出会った7人のお姫様たちと共に、ひなまつりの秘密を探ることになる。彼女たちは、昔ながらのひなまつりの行事を行っていたが、美咲はそれが本当のひなまつりの意味ではないと感じる。
美咲は、秘密を探る中で、ひなまつりの真の意味と、七福神を祀る秘密の祭りについて知ることになる。さらに、美咲は、七福神たちから、ひなまつりの行事を守るための使命を与えられる。
美咲は、魔法の力で、七福神たちと共に、ひなまつりの本当の意味を取り戻すために戦う。そして、彼女たちは、人々が忘れかけていたひなまつりの意味を再び蘇らせることに成功する。
女の子だけのお祝いの日に僕は生まれた。小さい頃はひな祭りになると、家に雛人形が飾られるのは僕の誕生日だからだと勘違いしていた。雛壇に並んだ人形をとっては一人で人形遊びをしていた。ひな祭りというぐらいなのだから、楽しい日なのだと思っていた。
だが、僕の六歳の誕生日からは飾られなくなった。
「ねぇママ。今年は雛人形飾らないの?」
純粋な気持ちでそう聞いてみると、ママは泣いて暴れた。
「お前なんか欲しくなかった! 私は女の子が欲しかったのに!」
幼いながらに、その言葉の意味を理解して家を飛び出したのを覚えている。誰に助けられて、どうやって家に帰って、お母さんとなにを話したのか、なにも覚えていなかった。
そして、高校生になって恋人ができたとき。隠していたはずなのに、すぐにお母さんに気づかれた。そして、なにを言われたのかって。
「早く結婚して、女の子を生みなさい。絶対よ、絶対に女の子よ」
まだ結婚なんて考えてもいない時にそんなことを言われたものだから、こわくなってしまった。だから、お母さんにどれだけ彼女を紹介しろと言われても、絶対に家に連れて行かなかった。
だが、それも長くは続かなかった。ある日、お母さんは彼女とのデートを尾行してきたのだ。そして、レストランに入って昼食にしようとしたタイミングで偶然を装って合流してきた。
彼女は気まずそうにしていながらも、しばらくは楽しそうに会話をしていた。だが、僕は嫌な予感しかしなかった。そして、その通りになった。お母さんは彼女にも、女の子を生めと言い出した。それを聞いた彼女は申し訳なさそうにした。
「ごめんなさい。結婚するつもりはなかったから言わなかったんですけど、私、病気があって子どもは生めないんです」
言いにくいことだっただろうに、勇気を出してはっきりと言ってくれたことが僕は嬉しかった。だが、母はそうじゃなかったらしくそれを聞いて発狂した。どうして私の元には女の子が来てくれないのと。
それから程なくして、僕と彼女は別れることになった。そして、その恨みを晴らすかのように僕は、母が眠っている寝室に火をつけた。そこにあの日の雛人形が片付けてあることも知っていた。
そして、後々知ったことだが、雛人形が飾られなくなったあの日。母は女の子を流産したのだという。少しばかり可哀想だとは思ったが、これで天国にいる自分の娘とやっと会えるのだから、きっと感謝してくれるに違いない。
あれ?
今日ひなまつりだな、女の子の御祝いの日
でもわたし、物心ついてから、
ひなまつりやってもらった思い出ないぞ
雛人形はあったはず
引っ越しの時に処分してた
古臭くてカビの臭いがした
お母さんが面倒で出さなかったんだわ
ないわー
男兄弟の中の女の子なんだけど
こどもの日はみんなで祝った
しかしひなまつりはなかったぞ
どうなっとるんだ
あの雛人形お母さんがおばあちゃんから
引き継いだんだよ
わたしが産まれたからね
全然引き継ぎ出来てないー
ないわー
わたしのこどもは息子だし
雛人形に縁がないのね
だから女らしくないのかもな
ひなまつり
金平糖は、ひな祭りに食べません
いつでも食べてください
ひな祭りに食べるのは、雛霰(ひなあられ)ですよ
気をつけてくださいね
何なんだって感じですよね、すみません
お気になさらず…
今日は本当にネタが思いつきませんでした
【ひなまつり】
バタバタ
『たっだいま〜!』
午後4時半。
私は学校から帰る。
『おかえり!』
家には既に小学生の弟と2歳の妹が居間で遊んでいた。
『たでーま。お母さんは?』
続けて帰って来たのは中1の弟。
『あー、、今日も遅くなるみたい。』
『ふーん。』
私達は母子家庭で育っている。
毎日母親がいないのは当たり前で、長女の私が1番しっかりしないといけない。
『今日何が食べたい?』
『肉ー!』
『はーいもやし炒めね。偉いね勇将。』
『言った意味!』
弟の意見を聞かなかったことにし、弟の頭を撫でて料理に取り掛かる。
『むー、、』
『克平、茉里の面倒見ててくれる?』
『おーす!』
料理の間はみんなで協力する。
勇将には学校の課題をしてもらい、後から茶碗洗い。
克平は茉里と一緒に遊んで茉里から目を離さないようにしてもらう。
私が母親代わりだから、弟達もわがままを言いたい歳なのに大人になっている。
私がしっかりしないと。
『さ、出来上がり。いただきますするよー。』
『はーい。』
ちゃぶ台を囲んでみんなでもやし炒めと昨日作った低コストなおからの炒め物を食べる。
『食べ終わったら、勇将茶碗洗いお願いしますね。』
『うぃーっす。』
食べ終わった後は妹からお風呂に入らせる。
『う〜!お風呂やーだ!』
『こら、ヤダじゃないでしょ!ほら、早く入らないと克平にぃと遊べなくなるよ?』
駄々をこねる妹を動かすのにもかなり苦労する。
『こら、暴れないの!』
『わーい!あわあわ!あわあわ!』
シャンプーが目に入らないようにシャンプーハットをつけようとするのにも時間がかかる。
妹よ、、落ち着け、、
あがらせた後も時間がかかる。
『濡れてるから走らないでー!』
『うぉー!!』
ビチャビチャのまま床を走り回る茉里。
私はタオルを持ってワイシャツ姿のまま追いかける。
『茉里確保ー!』
そんな時に助かるのは長男の勇将の存在。
『ああ、ありがとう勇将。』
『ん。姉ちゃん茉里は俺が見てるから、克平の宿題見てやってくれ。』
勇将に重ね重ねお礼を言いながら居間へと急ぐ。
そこには撃沈している克平がいた。
『ほら、克平、さっさと終わらせてお風呂入って寝るよ。』
克平に宿題を教えながら明日の夕食を考える。
下の子達をお風呂に入らせた後は自分も入り、妹を寝かしつける。
『ねーんねー、ねーんねー、いい子だよー。』
寝た茉里を確認したら克平と勇将も寝かせる。
みんなが寝ているのを確認し襖を閉め、時計を見たらもう11時だ。
『ふー、、疲れた。』
ちゃぶ台に突っ伏し、静かな室内で今日の出来事を振り返る。
ガチャ
しばらくしてからお母さんが帰ってきた。
『おかえり。』
『ただいま〜今日もありがとね。』
お母さんは強い。
少し寝たらまた早朝に起きて仕事に行ってしまう。
母と話せる少ない時間を、寝て過ごすわけにはいかない。
『今日ね、学校でね、、』
お母さんは疲れてるのに、頷きリアクションしながら聞いてくれる。
『春陽、今日は何の日か知ってる?』
もしかして、誰かの記念日だった?
茉里の誕生日でもないし、克平の誕生日でもない、勇将の日でもないし、、
『わかんない、、』
『今日は、3月3日ひなまつりだよ。お姉ちゃん、いつもお母さんの代わりをしてくれてありがとね。』
そう言って渡してくれたのは小さいけれども可愛いお代理様とお雛様。
『、、うん。』
堪えてくる涙を唇を噛み締めて抑えながら、何とも愛らしい2つの人形を見つめる。
『これからも健やかな成長と健康を願ってるよ。』
久しぶりのお母さんのハグは、暖かかった。
寒かった私の体と、愛に飢えていた心を母は溶かし包んでくれる。
『ひなまつりは、お姉ちゃんの日だよ。』
今までずっと、頑張らなきゃと思って来た。
何でも、しっかりしとかないとダメだって。
『この日はお姉ちゃんは何もしなくていい。大丈夫。勇将達が支えてくれるからね。よく頑張ってくれたね。』
私にとってひなまつりって、実感がなかった。
だって私の家には雛人形なんて無いし、毎日毎日バタバタ忙しいからいつのまにか終わってるなんて事もザラにある。
でもこれからは、私のひなまつり。
3月3日は、ひなまつり。
お姉ちゃんのひなまつり。
『ひなまつり』 3月3日
3年間通った高校を卒業するという日の朝、懐かしい雛人形が玄関に佇んでいました。ふと、忘れていた記憶がつられて引き出されます。
幼い頃、そこに飾られるお雛様が好きではありませんでした。人間味のない冷たい眼をもったあの人形がこちらを見つめているようで、何度も片付けてもらおうと母を説得しにいきました。
その度に母はくすりと笑って言うのです。お雛様がかなちゃんを見守ってくれるんだよ、と。その優しい声色と眼差しに言い返す気も萎んで、ひなまつり前後の数日は我慢していた思い出があります。
しかしそんな日々も長くは続かず、いつからか、お雛様をだす習慣もなくなってしまいました。今、もう何年も見ていなかったその顔を見ると、いつの間にか柔らかくなったように感じました。
おめでとう、そう言って微笑まれたように感じました。
今日は3月3日。
桃の節句というやつだ。
町中が桃色に染まる、素敵な日。
桜にひなあられ、素敵なひな壇に桜餅!
こんなに素敵な日なのに、うちのパパもママもテンションが低いなぁ💦
ママは台所で桜餅を手作りしている。おばあちゃん直伝のあんこが絶妙な甘さで美味しいんだよね〜♡
パパはリビングでソファに座りながら、青空を眺めている。確かにいい天気だけどぼーっとしすぎじゃない?
昼下がりの麗らかな春の日。
それは私たちにとって特別な日だ。
私はママの桜餅を食べて、かえる。
「美味しかったよ。またね」
ひなまつり
ひなまつり
皆はこの意味を知ってるだろうか?
平安時代、乳幼児死亡率は現代とは比較にならないほど高かった。
1年の災いを、春のひな流しで祓う。
これが、ひな祭りの起源。
日本人である以上
最低限の知識をもって
日本の行事を我が子に教えてきたつもりだ
でも私には娘はいない
だから今、初めて調べて知った事実である。
かつては私も、
いや、嫌でも
今でも
両親の娘だ
だが、ひなまつりの
いや、
日本の祭り事の
いい思い出は私にはひとつもない
私を男の子に産みたかった両親…
ごめんね
男の子に産まれてあげられなくて
待望の男児として歓迎されるはずだった私は
女児だった
待望を絶望にしてしまって
ごめんね
だから
女の子のお祭り事は私には関係なかった
だって…
望まれなかった性別だったから
だからね
今年からはね
自分で
1年の災いを、祓うね
桜餅作ったよ
いちご桜餅も作れるんだ
私は男の子には産まれてこられなかったけど…
3人の息子を産んだよ
女の子に生まれてこれたから
子どもを産むことができたよ
だからね
恨んでないよ
憎んでないよ
お父さんやお母さんにとって
恵まれない子でも
私は女の子に産まれてこられたことを
誇りに思ってる
少子化が進んで
子供が減少しているけどさ
産む産まないは自分たちで決めていい
でも
産んだからには
どんな子でもさ
ちゃんと愛してあげてよ
これは
愛を貰えなかった私からの
みんなへのお願いね
ひなまつり。
子供の頃に流行った替え歌は、
かなり物騒な歌だったな〜と言う物を思いだした。
ひなまつりって羨ましいな春芽吹き街がピンクに染まって行くし
題目「ひなまつり」
ひなまつり
今日3月3日ってひなまつりだよね。
もちろん僕の誕生日でもあるんだけどさ。
僕って生まれてから母さん達に
女の子みたく育てられたよね。
愛されてる自覚はあったし、
大切に育ててもらったのも分かってる。
他の子よりも背が小さかったり、
華奢だったりして。
女の子になりやすかったのかぁ。
別に可愛いものは嫌いじゃないよ。
スカートも可愛いしドレスも好き。
でも僕は、
僕は女雛よりも男雛になりたいよ。
ひなまつり
我が家は陶器で出来たお内裏様とお雛様を飾る。
三人官女も五人囃子も右大臣も左大臣もいない。
橘も桜も、菱餅も飾らない。
主役二人以外にあるのは金の屏風と緋毛氈のみ。
実に慎ましい雛飾りだ。
一年クローゼットに眠っていてお腹がペコペコだろう。
雛霰を小皿に盛り、二人の前に置く。
「仲良くどうぞ」
私の声が聞こえたのか、陶器の顔に柔らかい笑みが浮かんだ。
二人だけの世界、素朴な菓子で和んでもらえれば幸いである。
ひな祭りといえば、おばあちゃんを思い出す。
父方も母方もどちらもきちんとしたおばあちゃんだった。
私はおばあちゃん達の期待に応えることができているのだろうか。
おばあちゃん達の時代に比べて色々変わってしまった現代だけど、おばあちゃん達の時代もとても大変だったんだろうと思う。
「ひなまつり」
3月3日 ひな祭り
女の子の
幸せと健やかな成長を願ってお祝いする日。
こんな僕でも
願ってもらえるかな。
【ひなまつり】
ひなまつり……といえば、ひねくれものの私には、旧暦の三月三日に起こった「桜田門外の変」が真っ先に連想されます。この時代的にはひなまつりと言うより「上巳の節句」と呼ばれていたのかな?現代の暦では三月二十四日。そろそろ桜が咲く頃合いですが、この事件の日は大雪だったそうですね。狂歌に「三月は雛の祭りか血祭りかあけに染めたる桜田の雪 」なんて詠まれてたり。江戸時代は小氷期だったと聞いたことがありますが、その影響なんでしょうね。幕末は事件が盛りだくさん。桜田門外の変のほかにも目白押し。その事件の重大さでもトップクラスに入るのはペリー来航でしょうか。このときも有名な狂歌が残ってますよね、「泰平の眠りを覚ます上喜撰たった四杯で夜も眠れず」。そのほか、「いにしえの蒙古の時と阿部こべにちっとも吹かぬ伊勢の神風」などなど。世相をユーモアで皮肉る狂歌って粋だなあと思います。そしてこの頃は天災にも襲われましたね。安政南海地震!甚大な被害であったにもかかわらず、地震をネタに、さらには百人一首をもじった狂歌が詠まれています。「繪本大變記」からいくつか挙げますと、
「木に敷れ焼る人こそかなしけれ我身計の事にあらねど」
「北風に棚曳火事の絶間より逃出る人の影の黒さよ」
「思ふゑはまた此頃も恐ろしやうしと見しよの大地震かな」
「百鋪や古き軒端は崩れても人の命の有ぞ目出たき」
――わりと生々しい表現もありますが、惨禍にくじけず狂歌で笑い飛ばしちまえ!みたいな気概を感じます。私もいつぞやの真冬の大地震の被害に遭いましたが、もう笑うしかなかったですね。
能登半島地震の被害に遭われた方々に、あらためてお見舞い申し上げます。
幼き日
親を困らす
ひなまつり
端午の節句は
お休みなのに…
お題☆ひなまつり
「ひなまつり」
今年も旦那が
ケーキを買ってくれた
44歳のひなまつり…
次は男の子が欲しかったのに…
そう言われて育てられた私
小さい頃、雛人形を見てると怒られた
これはお姉ちゃんのものだから…
雛人形…羨ましかった、ずっと
旦那に打ち明けてから今年で4回目
私だけの…私の為の…
ひなまつり(⸝⸝ ´艸`⸝⸝)⟡.·*.
仕事を楽しむ。でないと続かないよ。ほんまに、リラックスして楽しもう。
【ひなまつり】
ひな祭り、うちは特に祝うことはなかったからこれと言った思い出もエピソードも少ないな。
思い出したように祝われたこともあったけど、私はそこまで自分を女として認識してなかったからあんまり祝われてる気はしなかった。
強いて言うなら、いつだかデパートか何かに豪華な雛人形達がショーケースに飾られていた時があった。
廊下のところにとってつけたように置いてあって、そこに暖房が無かったのも相まってその薄い顔が寒々しく感じて、その時はとても春の祭りだと思えなかったんだよな。
「ひなまつり」
君と過ごしたひなまつり。
【#11】