はなればなれ』の作文集

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はなればなれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/16/2023, 2:44:03 PM

固く結んだ手と手を放して
何か一つ約束をしよう
実現するのも怪しいくらい
底抜けに明るいやつを
そうして手と手を大きく振って
全身全霊のさよならだ
君が何かを叫んでいたけど
とっくに遠くて聞こえなくて
それでも全く問題は無い
次会った時に聞くからさ
次が いつか あるからさ

君を無くした風景は
底抜けに青くて 青い 青空
名(な)など要らない
晴れ晴れ

ただ
晴れ晴れ



(はなればなれ)

11/16/2023, 2:38:35 PM

出会いがあれば別れがある

長い時間一緒にいればいるほど
離れがたくなるし
想い入れも強くなる


人であっても

物であっても

場所であっても


僕はそう思う

11/16/2023, 2:37:42 PM

えーっと、どれだ?
これか?いや、違うな
こっちか?
ああこれだ。

夕飯前に同じ色の持ち手の箸を探す時間。
一緒に住むようになってから少し増えた気がする。

11/16/2023, 2:37:35 PM

はなればなれ

子供の頃、使ってたな

席替えで仲の良かった子
少し離れただけなのに
『あーあ、はなればなれになっちゃった』

中学、高校
進路先が変わる
『はなればなれになるね』

大学
地元に帰ったり就職で別の土地に
『みんなバラバラだな』

大人になるにつれて
現実が見えてくるから
もしくは、言葉にしたくないから
直接言わなくなったのかもしれない
はなればなれって
なんとなく、もう会えない
っていう感じがしてしまうから

11/16/2023, 2:36:55 PM

排水溝の下
覗く青い露草

指で撫でる
カサつく唇

捕らわれた気持ち
知りながら

排水溝の下
気まぐれのフリをする

11/16/2023, 2:35:52 PM

過ぎ去る季節ばかり思い出す。
だから歳ばかりとるのか。
枯れた落ち葉さえも見当たらない。

無くしたものばかり覚えてる。
だから後悔ばかり増えるのか。
手にしたものは何だったか。

さよならばかり思い出す。
だから冬ばかり思い出す。
幸せばかりが見つからず。

せめて雪で隠してくれ。

#はなればなれ

11/16/2023, 2:35:40 PM

お題 はなればなれ

せっかく出逢えたと言うのに、あなたとわたしはまた、はなればなれになった。

はなればなれとは、実際の距離ではない。心理的な距離だ。

全世界に疫病が流行り、会いに行きたくても会いに行けない。そんな辛い日々が続いた。

これこそ本来のはなればなれだ。辛くて切ない。

もううんざりだ。二度と会えない辛さを味わいたくない。

会いに行きたい。離れたくない。このままだと心までもはなればなれになる。

はなればなれだなんて大嫌いだ。いつまでも一緒にいたい。

11/16/2023, 2:33:31 PM

ずっと一緒にいたかったな。

大人の言ういつか、また今度は

小さな体には長すぎる

行ってほしくない、

なんて言えるわけがない。

泣いたらいけない気がしたから

必死に我慢して頷いた

はなればなれになっちゃうね。

うん

ちょっとだけかなしいね。

うん

また遊ぼうね

うん

ばいばい

……うん

必死に


『はなればなれ』

11/16/2023, 2:32:29 PM

大学を卒業してはなればなれになった同級生たち。それぞれが新天地で悪戦苦闘の日々を送っているのだろう。あれから4年も経つと、彼らの顔はまだ思い出せても、名前が出てこないことがある。

11/16/2023, 2:31:45 PM

はなればなれ乾杯
俺の席の周りはダチ達
くだらねえ話にリアクション
でも横目であの子を見てしまう
あいつと楽しげに話してる
そりゃそうか あたりまえか

少し親しくなっても取れん敬称
数年経ってこれならもう無理じゃね
ほんとにたまにダチ達が邪魔に思う
だって二人きりなら話しかけれ…
いや無理か
こいつらを臆病の言い訳にしてきた
独りよがりの感謝として
とびっきり笑わしてやるよ

見えないものを見ようとしたら
見たくないものまで見えてきた
何かを得たら何かを失うらしいけど
きっと何も得られないことの方が多い

11/16/2023, 2:28:01 PM

幼なじみの友達。
喧嘩をしてしまった。
そしてそのまま友達は引越した。

引っ越す前に一言言いたかったよ…

「ごめんね…」

11/16/2023, 2:22:03 PM

『はなればなれ』



「ヒロちゃん、久しぶり!」


中学からの友人、宏美の姿を見つけた私は小走りに駆け寄って声をかける。



「久美ちゃん!久しぶり!元気にしてた?」


私達は手を取り合って再会を喜ぶ。



宏美と会うのは実に5年ぶりだ。



「またこんな日が来るなんてね。」


「本当、なんか不思議な気分。」



そんな事を話しながら、少し早めの昼食へと向う。


宏美と私は中学の時に友達になった。


部活で良い成績を収めていた宏美は、市外の高校へ進学し、そのまま今度は県外の大学へ。


一方私は市内の高校に進学し、県内の大学へ進んだ。



中学の3年間。



一緒に日々を過ごしたのはたった3年だったけれど宏美と過ごした時間は私の宝物だ。



私は中2の時、学校へ行けなくなり保健室登校をしていた。


クラスも違ったのに、宏美はほぼ毎日昼休みに保健室へ会いに来てくれた。



その事を私は今でも感謝している。



市外の高校へ宏美が進学することが決まって、『はなればなれになっても、ずっと友達でいようね。』と涙ながらにお別れしたのが昨日のことの様だ。



高校生になって、会うことは殆ど出来なかったけれど、宏美とは高校の3年間手紙を出し合った。



大学になって携帯電話を持つと、手紙よりもっと簡単にメールのやり取りが出来るようになった。


約束もタイムラグがないから簡単に出来、お互いの住む場所から中間地点で会うことも可能になった。




しかし26で宏美が結婚し、育児も始まると私達の連絡頻度は落ちた。


私も32で結婚し、その後出産、そして離婚。


日々のマルチタスクでメールを送る時間もなかなか取れなかったが、それでも誕生日にお互いに『おめでとう』メールを続けていてた。



あれは、そう、私の40歳の誕生日。



その数日前に私は乳がんの疑いと診断されていた。


まさか自分がガンになるとは思っておらず、検査から診断確定までの間は生きている心地がしなかった。

当時小1の息子を抱え、シングルマザー。


もし、このまま進行して死んでしまったら…と考えもした。



そんな折、宏美から『おめでとう』のメールが届いた。


ガンかもしれない事を自分の心の中だけに抱えていられなかった私は、実は…と彼女に話したのだ。



すると彼女は

「大丈夫。一緒にばあちゃんになるまで生きて、ランチ行こう。その頃には子育ても終わって自由に動けるはずだから。二人で美味しいもの食べて、いっぱい話そう!」

と言ってくれた。



それから私は乳がんの告知をされ、手術をした。

手術入院中も宏美は遠方からはるばる会いに来てくれ、感謝してもしきれない。



私のガンは比較的予後のいいタイプの乳がんで早期であったことも幸いし、10年のホルモン療法を受け、2年前に治療を終えたばかりだ。


私の40歳の誕生日から12年。


宏美も私もほぼほぼ子育てが一段落。



遂にこの日が来た。


まだまだ『ばあちゃん』という歳ではないけれど、あの日約束したランチだ。



『はなればなれになっても、ずっと友達でいようね。』



「本当にその通りなったわね。」


中学の時の約束を思い出し、呟くように私が言うと、

「何?何の話?」

と宏美がニコニコと聞いてきた。


中学生だった頃の私達に戻って、さあ、何からおしゃべりしようかしら。

11/16/2023, 2:21:11 PM

あの人が消えてもう1年
恩人であり大切だったあの人

ある日机に1枚の手紙を置いて出ていった
「世界を見てくる」
手紙にはそれだけが書かれていた

あの人は突然飛んでもないことをするから
私はいつも振り回される

突然陶芸家をめざしたかと思ったら
ライブハウスで知らない人達とライブをしている

そんな気まぐれで10年前も1人きりだった私を拾ってくれた

そんなあの人を私は愛している
今頃世界の辺境にオーロラでも見に行っているんだろう
なんて思いながら気ままにあの人の帰りを待つのだ

さて、明日の食材でも買いに行こうか
あの人が明日帰ってきてもいいように少し多めに

ガチャ

扉を開けた瞬間私は腰を抜かした
私の知っているあの人が目の前にいる
私のよく知っているあの人が

「あなた、翼なんて生えてたかしら?」

あの人ははなればなれの間に天使にでもなったらしい

「いやー、世界には神様ってやつがいるもんなんだなぁ」

あの人のいった世界はどうやら私の知っている世界と違うらしい

11/16/2023, 2:19:25 PM

はなればなれ



もう おわかれだね


つないでたはずのては
はずれてしまったから

だれがどうして
どうしてこうなったのかなんて
かんがえたって
てははなれていくばかりだから


もう じぶんからはなした

これいじょうあなたがくるしむなら

わたしからてをはなすの



さいごにきこえたことばは


これいじょうあなたがくるしむなら

ぼくからてをはなしたよ




さようなら

11/16/2023, 2:19:13 PM

【はなればなれ】

『患者は10代少年と20代男性!互いに頭部損傷意識あり!男性は上腕部粉砕骨折、少年は肋骨折!』

的確な症状を伝えながらストレッチャーを2つ転がしながら救急治療室へと運ぶ。

『元はと言えば兄貴がドライブ行こうって言ったからじゃんか!』

『はあ?!お前もその誘いに乗ったのがいけなかったんだろ!』

救急治療室では、医師が治療に専念している反面、まるでコメディの様な喧嘩が繰り広げられていた。

『あの、落ち着いて、、動くと骨が刺さっちゃう。』

医師や看護師らが彼らを宥めるが、彼らの喧嘩はますますヒートアップしていくばかり。

『兄貴のせいでこんなになったんだ!』

『ふざけんなお前!運転中に話しかけてきたお前も悪いだろ!』

『2人ともいい加減にしなさい!』

とうとう堪忍袋の尾が切れた医師が2人を怒鳴る。

『、、、貴方たちは2人とも重症です。治療をするので静かにしてください。』

2人は少し落ち着き、それでも2人は睨み合いながら治療をされている。

ピーピーピーピーピーピーピーピーピー

突然、心電図の規則正しい波長が水平線になり、看護師たちが慌ただしく動く。

『ぇ、??兄貴?兄貴!!おい!起きろよ!』

心電図がゼロになっていたのは彼の兄。
やがて弟の方も重症ながらに喧嘩をしたのが原因か、突然意識を失い倒れた。

ーー

目を開けると、そこは薄暗く嫌な空気が漂う場所だった。

『ここは、、?俺、、』

状況が理解できず、しばらくフリーズする。

『あ、、そうだ兄貴を!!』

ガサガサ

何処からか音がして慌てて我に帰り、此処を抜け出すために歩き出す。

兄貴を、、此処が地獄なら、抜け出して兄貴の無事を、、。

地面は何故か薔薇の棘で出来ており、歩くたびに尋常じゃない痛みが足を襲う。
それでも、歩き続けた。

しばらく歩けば、後ろから誰かが近づいている事に気づいた。

ザッザッザッザッ
ザッザッザッザッ

俺が歩くたび、何処までもついてくる。
俺は怖くて恐ろしくてスピードを早める。

後ろにはただならぬ気配があり、振り向けなかった。

ズデッ

足がもつれ転び、棘の中に飛び込む。

『ぃぃっ、、』

早く、、早く立たないと、、。

足音の主はすぐそこまで来ており、俺は流石に死を覚悟した。

でも、中々来ない。
痛む足に鞭を打ち、何とか立ち上がり猛スピードで走る。

少し後ろを振り返る。
黒いサタンの様なデカいナニカが、俺の走っていく様を見つめていた。

そいつは、手に銀の指輪をしていた。

ーー

ピッピッピッピッ

規則正しい電子音。
俺は目を覚ました。

そして先ほどの出来事に恐怖する。

逃げられてなかったら、、どうなっていたんだろうか。
頭には包帯が巻かれており、事故に遭い兄貴と一緒に連れて来られたんだと理解する。

『兄貴は?!』

病室に1人。
兄貴は、、いなかった。

ーーー

霊安室。

そこには、安らかに眠る兄貴の顔が。

『兄貴、、兄貴、俺、、ごめんなさい、、ごめんなさい、、俺、、、謝ってない。俺が悪いんだ。俺が、、運転中に腹痛いなんか言ったから、、心配して、、、ごめんなさい、、ごめん、ごめん兄貴、、目開けろよ、、なあ、、、なあ!兄貴!!』

どれほど呼びかけても、うんともすんとも言わない兄貴の亡骸。

生きてるうちに、あの笑顔があるうちに、伝えたいことたくさんあったのに、、。

『兄貴、、あにきぃ、、うぅっ、、』

冷たく、まるで雪の様な兄貴の手に頬を擦り寄らせる。
ふと、違和感を感じた。

手に指輪をはめていた。
いや、これ自体がおかしいわけじゃない。

あの時、おそらく俺が三途の川らしきところにいた時、あのデカいサタンがつけていた指輪が兄貴の手にはめられていた。

俺は咄嗟に自分の左手の薬指に目を向ける。

兄貴とお揃いで買った銀の指輪。
指輪は途中から滲み出てきた涙で霞み、見えなくなった。

『兄貴、、俺を戻そうとしてくれたんだな。最後まで、、嫌われ者でいてくれたんだ、、。ありがとう、、ありがとう、、兄貴、、。』

力強く、冷たい兄貴の手を温めるかの様に、安心させるかの様に、俺は自分の手を重ねた。

2人の手には、指輪がキラリと光っていた。

11/16/2023, 2:16:22 PM

君は窓際の一番後ろ。
私は廊下側の一番前。

狭い空間。
遠い遠い距離。

ちらちらと交わす視線がすぐにほどけてしまう。
少し前まで真ん中の一番後ろで、ノートの端っこに落書きし合っていたのにね。

小さなはなればなれは私たちのこれからにどう影響するんだろう。
チャイムと共に近付いてきた足音に何かが始まる予感がした。


▷はなればなれ

11/16/2023, 2:16:18 PM

17.はなればなれ

モヤモヤする
傷ついてるよ
悲しいよ

私は悪くない
謝らないよ
悔しいよ

こんなに
頑張ってるのに
こんなのってないよ

心はばらばら
頭の中はぐちゃぐちゃ

時には
はなればなれになって
思い思いを
見つめ直す
時間が必要みたい

11/16/2023, 2:13:32 PM

9,はなればなれ

  みんなは、はなればなれになった人っている?
         わたしはいるよ。

小学6年の時、好きだって気づいたけど、中学で違う中学に行くことになっちゃった男の子。

でも、今思うと、その子のどこが好きだったんだろうって思うんだ。

ろくに会話したこともないし、好きってなるところも多分対してなかったと思う。

       強いて言うなら…顔?

そして私は気づく。わたし、そう大した恋愛してないな。でもこれからかな?

    そんなわたしは今日も元気に生きてます。

2023.11.16

11/16/2023, 2:11:35 PM

ある男に恋をした
だから私は彼にアプローチをした
最初は少し戸惑っていた彼も段々と私に心を開いてくれるようになった
しかし幸せな時ほど災いは起こるのである
彼が遠い街に越すことになったのだ
私と彼は離れ離れになってしまった
だが私は彼にまた会えると信じている

11/16/2023, 2:05:26 PM

「どうぞこのわたくしめを、悲劇の主人公であると、哀れみなすってくださいませ!」

 自身を主人公と呼ばせられますこの方は、自分が一番、ええ。この世で一番不幸であられます姿を、皆々様に見せて差し上げたく思っているようでして、はい。

 ええ、悲劇も喜劇も等しく、エンターテイメントと括られますからなぁ、仕方のないことにございます、はい。

 しかし、しかし。この悲劇なる主人公に舞い降りました、悲劇はなにかといいますと、はて。

 そこに居ますは、悲劇なる主人公の愛しき人……でございますか⁉︎あれあれ、なるほど!この悲劇なる主人公のテーマは、愛しき人と今生でははなればなれになってしまわれたと、そう言った趣向で?

は、はぁ。確かにそれは悲劇だ。しかししかし、きっとこの劇のオチは、ハッピーエンドとなるでしょう!御涙頂戴からのハッピーエンドは、エンターテイメントとしては王道中の王道でございましょう?

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