『ないものねだり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ないものねだり」 #318
愛されたい。好かれたい。
きっとこれはないものねだりじゃなくて
受け取れていないだけ。
わがままでごめんね。
ないものねだりね、アナタ。
ないない尽くしでアナタに何があるの?
もしかして、アナタにも何もない、のかしら。
ねだるくらいなら買いに足を一歩踏み出してみたら?
転ぶかもだし、いい店に出会えるかもだし?
前略
さて、本日は少しばかり、情けない胸の内をお聞きいただきたく、筆を取っております。
近頃の私は、「ないものねだり」というものを、しみじみと思い知らされております。
なんとも他愛のないことでございます。
人に甘える、ということです。
世の中には、ためらうことなく誰かに寄り添い、「寂しい」と素直に口にできる方がいらっしゃるのでしょう。そのような御方を拝見するたび、私はどこか羨ましく思ってしまうのです。
本当は、私も。ほんの少しでよろしいのです、貴方に甘えてみたいとそう願うことが、ございますのに。
いざとなりますと、言葉は喉の奥でほどけず、結局は何事もない顔を装ってしまうのでございます。まことに、不器用な性分でございますね。
とは申しましても、貴方は、不器用な私でよいのだと仰ってくださいましたね。そのお言葉に、どれほど救われているのでしょうか。
ですから、この拙いままの私で、もう少しだけ貴方のそばへ寄ってみたいと思います。
こうして貴方へお手紙を差し上げる折には、いつも頬を林檎のように赤らめながら、そっと筆を取っておりますの。幾分かは慣れてまいりましたものの、それでもなお、胸の奥がそわそわと落ち着かぬのでございます。
このようなことを書き連ねておりますと、貴方を少しばかり困らせてしまうのではと案じてもおりますけれど、もしそうでございましたなら、どうかお優しくお許しくださいませ。
もしも素直に、「会いたい」と申し上げられたなら。
もしも遠慮なく、「そばにいてほしい」と願えたなら
そのように思うたび、私はやはり、ないものねだりをしているのだと気付かされるのです。
ですが、このように拙い私ではございますが、ただ一人、貴方の前でだけは、いつかほんの少しでも、その叶わぬことを叶えたいと思っております。
上手に甘えられる方々のようには参りませぬでしょうけれど、その折には、どうか笑わずに、静かに受け止めていただけましたなら、これほど嬉しいことはございません。
今宵も、貴方を思いながら休みたいと思います。
……などと申しながら、やはり少々、気恥ずかしゅうございますね。
草々
私には欲しいものがある…でもそれを言ったらないものねだりになってしまう…
#ないものねだり
"ないものねだり"
中指でお高くとまるペディキュアは
絵画が纏う額に見惚れて
友人を羨ましいと言ったら
友人はあなたが羨ましいと言った
お互い上っ面のいい所だけを見て
お互い羨ましいと思っていた
他人は輝いて見える
結局ないものねだり
ないものねだり
※欠損表現
「これ、ちょうだい」
私は右足を差し出した。
「これ、ちょうだい」
私は左腕をもぎ取った。
「これ、ちょうだい」
私は左目をくり抜いた。
「これ、ちょうだい」
私は内臓の一つを抜き取った。
「これ、ちょうだい」
「駄目」
私は初めて拒否した。
貴方が指差したのは胸。心臓。もっと、奥。
心。
「これはあげられないの」
貴方は泣いた。
大きな癇癪声をあげて、子どもみたいにぼろぼろと。
良かった。ないものねだりじゃなくて。
私が欲しかったのは、貴方の涙だった。
『ないものねだり』
明るい笑顔も、たくさんの人に向けれる優しさも、
丁寧な字も、綺麗な言葉も、
何もかも全部が、私にはなくて、
自分はなんてだめなんだっていつも思う。
私が持っていないものばかり目に入って、
自分を卑下することしか出来なくなる。
こんなにも苦しくなるならば、いっその事、
こんな世界が終わってしまえばいいのにって思う。
ないものねだり(オリジナル)(異世界ファンタジー)
ライは人たらしだ。
明日は闘技場で敵になるかもしれないキメラに、恐れも気後れもなく、話しかけにいく。
瞳をキラキラさせて。
「あの、その3つの頭って、視界はどうなってるんですか?身体の主導権とか混乱しません?」
キメラとしての弱点を知られるわけにはいかないので、だいたい皆無視するのだが。
「ご飯はどなたの口から?喧嘩になったりしないんですか?脳が別なら兄弟と常に一緒にいる感じですかね?良いなぁ。私にも複数頭をつけられないかなぁ」
などと、怖い事を平気で言う。
怖いのは、こっちを見て言うからである。
私とレッジの首を取ってつける想像をしている。
本人は至って本気である。たぶん。
やめていただきたい。
そんな不穏な空気に気圧されて、
「そんなに便利なもんでもないぞ」
「ご飯はそれぞれ。手が一対だから歯磨きも大変」
「頭より手が複数ある方が良いよな」
三ツ首が、つい、と言ったふうに話し出す。
ライは楽しそうに話を聞き、寄り添い、雑談しながら、敵である彼らの特性にあった上手い戦闘方法を考えて助言してあげたりするのであった。
キメラは基本異形だ。
生理的に嫌悪感を抱く見た目の者もいる。
それでなぜ生きていられるのかという姿もある。
コンプレックスから怒りの塊となっている彼らにも、ライは無邪気に突撃し、懐柔してしまう。
「絶対皆が恐怖する姿なんて、戦闘時に仲間だったら心強くてしょうがないじゃないですか。格好良いなぁ」
うっとりしながら、そんな事を言う。
「私もそんな風になれるかなぁ」
ライは大変見目麗しい青年だ。
なので「格好良い」が嫌味にしか聞こえない。
しかし、彼にとっては本心で。
ここで止めないと、本当にグシャグシャにされて喜びかねない。
リンクはキメラから遠ざけるために、ライの首元をぐいと引いた。
「ぐぇ、リンク、く、苦しい」
「阿呆か貴様。普通、一般的に、お前の方が羨ましい容姿してるからな?!嫌味にしか聞こえないからな!」
「え、絶対彼の方が格好良いですよ!!ん?私、容姿良いですか?」
ライの美醜感覚は一般からかけ離れているようだった。
リンクは呆れる。
「むしろ容姿しかないだろ」
「ありがとうございます」
何でお礼。
しかも、ちょっと寂しそう。
ライは異形のキメラ達を見回して、愛おしそうに、
「結局、ないものねだりなんですよね…自分が持っていないから。羨ましくて仕方ないんです」
と呟いた。
まぁ確かに、と、リンクは納得する。
強さという意味では、彼には何もなさそうだったので。
「ライは結局、どうなりたいんだ?」
「そうですね…とにかく強くて、皆様のお役に立てる人になりたいです」
「ホント…ないものねだり…」
「あ、ひどいリンク。叶わないって思ってますね?」
「うん。まぁ、頑張れ。…筋トレするか?」
「します!」
喜びに顔を輝かせたライであったが、リンクが普段使いしている斧を微塵も持ち上げられず、筋トレは即終了したのであった。
俺はあいつになれへんし
あいつは俺やない
ないもんねだりって自分でわかってる
認められたい気持ちが強いんやろな
けどへたっててもしゃあないやん
あのがんこ親父にどつかれるわ
気楽にいこ
忘れたものを取りに行くが、どこにも見当たらない…どこに置いてきてしまったのか…私は月を見た
ないものをねだる子供のように。
あのコは可愛くていいな。コミュ力高くていいな。
私にはないものばかり!でもね、私持ってるの。
この『ないものねだり』を活力に変えちゃう魔法。
【ないものねだり】
誰とでも楽しく会話する能力
ワイワイ楽しそうな輪の中に
飛び込んではみたものの
やはり1人が楽だと思ったり
情熱ある人に
近寄ってはみたものの
穏やかな日々に戻りたくなったり
振り子のようにいったりきたり
ただのないものねだりかな
ないものは、豪華で優雅で眩しく
魅力的に私を刺激する。
あるものは意思を持たずに
知らん顔。
私は今日も
ないものに翻弄される。
今まで経験したことのないことが起きている
今まで平穏に生きてこられたことに感謝
普通の日々がどんなにありがたいことか身に染みてわかる
ありがとうございます
ないものねだり をなくしていくと
心の中は、もしかしたら綺麗になって
いくんじゃないかなって思う
なぜかって言うと
無理せずに飾ったり自分をよく見せる
こともせずに等身大の自分でいれるから
僕には、良くない所も少なくないし、
良い所は決して多くもないけど
僕には大切な人がいる
その人を幸せにすることが
僕がすべきことだと思っている
そう、等身大の僕で。
#ないものねだり
【ないものねだり】
自分と他人を比較して
ないものねだりをしても
何も変わらない
変わるためには
行動するしか
未来は変わらない
そう分かってても
なかなか行動には移せない
どうしたら変われるのかな?
『ないものねだり』
よく言われるの。顔小さいねって。
ありがとう、でもね、目も小さいの。
よく言われるの。声ハスキーで可愛いねって。
ありがとう、でもね、高い方が可愛いと思うな。
よく言われるの。胸大きくて羨ましいって。
ありがとう、でもね、すごくコンプレックスなんだ。
よく言われるの。背高くて綺麗だねって。
ありがとう、でもね、厚底履けた方がいいと思うな。
よく言われるの。お母さん、しっかりしてるねって。
ありがとう、でもね、私、お母さん嫌いなんだ。
反抗期だからかな。思春期だからかな。
虐待されてる訳じゃないし、ネグレクトされてる訳でもないし、お金も多分、それなりにある方だし、わがままかな。
でもね、私が1番息が詰まるの、家なんだ。
ずっとずっと怒られるのが怖くて、否定されるのが辛くて、自分の好きなものも分からないんだ。
言う通りにしないと不機嫌になるから、自分に自信が持てなくて、自分で決断ができないんだ。
お父さんもいないから、頼れる人がいないんだ。
でも、みんなからしたらいいお母さんだから、きっとこれは、ないものねだり。
他の誰かにとってはきっと、羨ましいお母さん。
じゃあ、変わって欲しいな。
大きい目も、高くて可愛い声も、小さな胸も、小さい背も、全部全部欲しいけど。
1番欲しいのは、優しくて話を聞いてくれるお母さん。
きっと、優しいけどお金がない子とかは私のお母さんが欲しいんじゃないかな。
私は、お金はいらないから優しいお母さんがいいから。
どっかのないものねだりの子と、交換こしたいな。
有るのに無いと思い込んで
無いのに有ると思っているもの
お金
財布の中、銀行口座、デジタル上に有るのに
まだ、足りないと思い込んでいる
将来が不安だと思いお金を欲っしている
お金を欲しがっているが、何に使うかは決まっていない
お金が無いと思っている自分が存在する
本当は金でも銀でもよい
自分が望んだものと、いつでも交換できるものならば
ないのもねだり
なにがなくて、なにがあるのかわからない
価値や重要性は自分で決めたものだから
すべては思い込み
「ないものねだり」