『ないものねだり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ねぇ、テストでいい点数取ったよ
今日は先生にも褒められたんだ~
ねぇ、部活の試合でいい成績残せたよ
ねぇってば……
僕が例えテストで100点を取ろうとも、部活を頑張ってみても、あなたは1度も笑顔を見せたことないよね
僕はこんなにも頑張ってるのに
僕を見ようともしてくれない
僕は別に点数なんていらない
ただ、あなたからの愛が欲しくて頑張ってるのに
ああ、そうか
ないものねだりってやつなのかな
明るい話題にしたかったのに
全く思い付かん
これこそないものねだりか…
可愛い顔も、機転の回る頭も、人前で話せる度胸も
私には足りないものが多すぎる
周りの人の全てが羨ましくて、
ないものねだりどころじゃない
こんな風に感じるのは普通のこと?
私も誰かに羨ましがられてる?
そうであってくれ
私のどこが人より優れている?
ないものだらけの私の誇れる所を誰か教えてくれ
全ては他人の評価でしか自分の価値を測れない自己肯定感のせい
つらい
【242,お題:ないものねだり】
絶対に手に入らないものはとても魅力的に映る
そしてそれを持っている人も
憧れはいつか羨望になって羨望は嫉妬に変わっていく
いざ手に入れてしまえばすぐに飽きるというのに
手に入らないものを追い続ける
結局これが一番良い形なのかも知れない
隣の芝は青い。自分にないものは、キラキラして見える。すっごく羨ましい。すっごく欲しい。けど、それはないものねだりだから。ないものを欲しがるくらいなら、いっそ自分の嫌いなところさえも武器にして戦ってやる。そうでないと、きっとこの世は、生きていけないから。
テーマ:ないものねだり
「ないものねだり」
「あれがほしい」と私はないものねだりばかりしている。
でも、いいところはあるはずだ。
ネガティブに考えてしまうけれど、ないものねだりをするだけじゃなくて前向きに捉えて頑張りたいと思う。
ない気持ちに期待して
傷つくから 執着しないで
手放そう
辛くても期待も傷つくことも
終わる
新たななにかを探せばいい
求めては置き去りにされた
気持ちは埋まるかは
わからないままに
でも 新たな何かが
紛らすわ 確かだろう
ないものねだり
あいつは、俺には無い才能を持っている。
後輩を叱る事しか出来ない俺と違って、
あいつは後輩を上手に褒めて、
やる気を出させる事が出来る。
何でも真っ直ぐ突き進んでしまう俺と違って、
あいつは周りをきちんと見ることが出来る。
ないものねだりだとは、解っている。
だが。それでも。
俺は、あいつが羨ましい。
こんな俺でも。何時か。
あいつの親友になれるだろうか?
彼は、俺には無い才能を持ってる。
後輩にいい顔ばかりしちゃう俺と違って、
彼は、後輩の隠れてる才能を見出して、
叱咤激励して、才能を伸ばす事が出来る。
周りの顔色ばかり窺ってしまう俺と違って、
彼は自分の信念を貫く事が出来る。
ないものねだりだって、解ってる。
でも。それでも。
俺は、彼が羨ましい。
こんな俺でも。何時か。
彼の親友になれるのかな?
ないものねだり
男運。
これにつきる。
今さらねだりはしないけど
なかったなぁ、としみじみ思う。
でも、
それ以外の身近な人間関係には恵まれてるから
よし、としよう。
ないものよりも今あるものを大切にしていく。
「ピース」
暑いのが苦手で寒さに強い君。
寒いのが苦手で暑いのが好きな俺。
いつもどこか楽観的な君と、起きるかどうかわからない事態を心配する俺。
君に憧れる俺と、俺を羨ましがる君。
好きなものも、得意なものも、正反対。
だけど、惹かれる。
ふたり足して二で割れば、ちょうどいいのに。
そう言って笑う君。
お互いに足りないものを補って、ちょうどよくなるために惹かれ合う。
そういう意味では、俺たちはパズルの隣り合ったピース。
ふたりが合わさることで、見えてくる絵柄があるかもしれない。
────ないものねだり
ないものねだり
俺には技量がない。
俺には話術がない。
俺には根性がない。
俺には人望がない。
俺には仲間がない。
俺には生命がない。
俺には何もない。あるもの全部、彼奴に持っていかれた。
だが、後悔もない。捧げた、という方が正しいのか。
ただ、一つだけ、どうしても、欲しかったものがある。
今更言っても、ないものねだりになるだけでも。
一つだけだったら、罰当たりにはならないと信じて。
お前のその、眩しいほどの希望を。
少しだけ分けてほしくて。
「ないものねだり」
あの子みたいにみんなが見惚れるような容姿がほしい
あの子みたいに足が速く走れるようになりたい
あの子みたいに絵が上手になりたい
あの子みたいに家族や友達に沢山囲まれたい
そんなの叶うはずないのに。
、、というか
自分も持っている物が多いはずなのに
自分に無いものばかりほしくなる。
こんな"ないものねだり"に意味などないのに。
私は何百年生きているんだろうか。
そんなことも分からなくなるほど、長い時間生きている。
好きなこと、したいこといっぱいやってきた。
なんでも手に入れられる。
けれどなにか欲しい。心に穴が、それも凄く大きい穴が空いている。なぜ?
ないものねだり
テーマ ないものねだり
今はもう過ぎ去った君へ
どれだけ欲しても戻ってこない
今を生きる君はどれだけ幸せで
どれだけないものねだりなのだろうか。
ないから欲しくなる。
あの子が持ってるともっと欲しくなる。
みんなが持ってるとどうやっても欲しくなる。
結局欲しくて欲しくて手をこまねいていれば、貴方はたくさん持っているじゃないと言う。
違うのだ。
あるものは欲しいと思えない。
ないから欲しいのだ。
ないものねだり
反対されるとわかってても
私は声の仕事がしたい
死ぬまで仕事ができて
死んでも声が残るから
顔は写真で残せる
でも声はなかなか残せないから
忘れてしまう…。
あと人生においてないものねだりするなら
子供が欲しいなって思う。
それだけ。。。
子供の頃からの夢だから……
「あんたって、髪きれいだよな」
朝の通学・通勤時間帯で込み合う5両目、彼のいつもの定位置で、私は出入口を背に、彼と向き合っていた。
否、正しくは、彼と私は身長差が40センチ位あるので、私は見上げて、彼は見下ろす構図だけど。
新学期が始まって、社会人も学生もいつもの顔ぶれが散見されるようになって、またいつもの毎日が始まるんだと思ったら、私は前日から待ち遠しくて、鼓動が速くなってなかなか寝付けなかった。
「え、あ、そう…ですかね?まだ、この髪型には慣れてなくて…」
私は、熱を帯びた両頬を隠すように俯いた。
セミロングから、肩に着かないギリギリのボブスタイルに変えたのは二日前。
祖母の形見であるシュシュを1学期に無くしかけたことを反省し、校則の事もあって、思い切ってアップにしなくて済む髪型にしたのだ。
あの時、彼がシュシュを拾ってくれていなかったら、私は落ち込んでしばらく学校を休んでいたかもしれない。
彼が見つけてくれた祖母の形見は、仏壇前の祖母の写真の横に飾っている。
朝、家を出る前に必ず「行ってきます」と挨拶をして、笑顔の祖母とシュシュを見てから玄関に向かうのが日課になっていた。
「その髪型、似合ってると思う。あんたの髪がどんだけキレイか、良さが出てる」
「そんな、言いすぎですよ…」
「俺のは…」
彼が長めの前髪をつまんで言う。
「軟らかくて、少しクセが有るから、あんたのストレートが羨ましい」
ふっと柔らかく笑う姿に、とびきり心臓が跳ねた。
ぎゅっと、制服の胸の辺りを掴む。
ふと、彼が怪訝な顔をした。
「なに?気持ち悪い?」
私の様子の変化にいち早く気づいてくれるのは嬉しいけど。けど、今はあまり訊かないでほしい。
私は、出来るだけ不自然にならないよう、出来得る限りの微笑を貼りつけて応えた。
「誉められ慣れしてなくて、緊張しちゃいました」
嘘ではない。でも、きっと、この動悸の種類が違うだろうことは分かる。
まだ、気持ちを伝えるには、早すぎる。
彼はほっとしたように、表情を緩めた。
「そっか。まぁ、俺みたいな男から誉められても、ビミョーだよな」
そんなことない。
私は、貴方の言葉が嬉しい。
「ま、髪質ってさ、ないものねだりだよな。言ったところで根本は変わる訳でもないし」
彼の両耳のピアスが太陽光を浴びて煌めき、深緑色が明るく鮮やかな緑色に変わる。
私に無いもの。
ピアスを開ける勇気も、彼と特別な関係になりたいと伝える勇気も、今の私には、まだない。
#ないものねだり
ないものねだり
彼の私に対する愛がほしい
出会った頃のようなあの気持ち
初めて会ったあの日に戻りたい…
「ないものねだっても仕方がないじゃない?」
宮沢はあっけらかんとそう言った。
「いやまあ?うちにお金がもっとあればなーとか、もう少し鼻が高ければとか、そういうことは思うけどね?ないものねだるより自ら勝ち取っていくのが私の流儀だもん」
ふたりきりの勉強会。雑談をしているうちに“結局人間ないものねだり”という話になって。でも宮沢はあまりそういうこと言わないよね、と言った言葉への返答があまりにも宮沢らしくて。確かに夜中まで自主練に励む小学生だったという宮沢の粘り強い性格だと、誰かを羨む暇なんてないんだろうなと思った。
自分のことをすぐに凡人だ凡人だというけれど、そのどんな困難にも真っ直ぐに立ち向かっていく心の強さは、やっぱり君だけの特別で、僕は本当にそれが羨ましいんだよ、と心のうちでだけ呟いた。
[3/26 ないものねだり]
人はないものねだりでできている。
みんなそう思わない?
#『ないものねだり』
No.78
ないものねだりはやめた
私はあの子じゃないって
ようやく気付いたんだ
私は本当は
何が欲しいんだろう?
今はわからないけど
あの子じゃなく
私が欲しいものを
手に入れたい