『ないものねだり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夢に見る 微笑むあなた 笑う友
泣かない私 明るい未来
─ないものねだり
ないものなのに
何故、存在を知ってしまったのだろう
存在を知らなければ
ねだることもないのに
【ないものねだり】
私には双子の妹がいる。
私は勉強が得意で運動が苦手。
妹は運動が得意で運動が苦手。
私は校内順位30位には入るくらいには勉強が得意だ。
それに対して妹は陸上の県大会に出場するほど運動が
得意だ。
私は勉強が出来るのは勿論いい事だと思っているけど、
最近は妹のようにすばやく走ったりしてみたいとも
思っている。
だが、運動だけはどうしても出来なかった。
対して妹も運動だけでなく、勉強も出来るように
なりたいらしい。
私達の体が1日入れ替わったらどんなに思い通りに
過ごせるだろうか。
全く、私達は2人そろってないものねだりだ。
何かを手に入れてしまうと、ないものねだりになることが分かってるから、意図的に無い状態であり続けてます。
自分にできないことをやろうとして苦しむよりも
自分にできることを頑張ればいい
自分のダメなところを数えるのではなく
自分のいいところを数えよう
生きる価値のない人間はいない
今までのあれこれ 全部 詰め込んだ鞄
棄てようとすれば いつでも棄てられる
けれど 未だ 大事に抱えて持っている
死に損なった体 生きようとしたのかな
例えば誰かと交換 代わりに過ごしても
すぐ嫌になるのは多分 偽物 船の喩え
僕のままじゃなきゃ 欲しくもないから
知識
人望
会話力
役職
魅力
応用力
すべて
ないものねだり
すべて
少しずつ持っているもの
「おれね、ほんとは魔法使いなの。」
橋の上で川を眺めていたら、隣にいる入江が言った。
唐突だったが特に驚くことでもない。
魔法使いなんて意外とどこにでもいるし、入江の持つ独特な、淡いドロドロとしたバリウムのような雰囲気から、そうなのではないかと予感はしていた。
「どんな魔法が使えんの。」
率直に気になったことを聞いてみると、入江は俺がそう言うだろうと分かっていたように眉を寄せて笑った。
笑ったというか微笑んだ。
俺は入江が心から楽しそうに笑っているところを見たことがない。
そいつはそっと俺の方へ手を伸ばし、左手の付け根に触れる。
互いの胸の高さまで腕ごと持ち上げると、もう片方の手で俺の肩から手のひらまでをなぞった。
何かが通り抜ける感覚がしたけど、嫌な感じじゃない。
血とはまた別の似通った液体が、肉の内側から汚れを洗浄していくような気分。
夏の暑い日に麦茶が喉元をくぐっていくあの感じ。
俺は手首のボタンを外してシャツを肘上までめくった。
「おあ、すっげえ。」
きれいな日に焼けた肌色が出てきた。
何がすごいかって、そこにあった筈の紫や赤黒に染みる点々の痣が消えていたのだ。
何年経っても色褪せないものもあったのに。
「回復魔法?すげえじゃん、ヒーラーじゃん。」
傾いた夕日に腕をかざし、くるくると回っていろいろな光の差し加減から見てみる。
そしてちゃんと幻ではないことが分かる。
魔法使いは案外どこにでもいると言ったが、俺自身はこうして間近で魔法を見る機会は今までになかったので、初めての体験に心の内が興奮した。
入江は相変わらずにこにこしていた。
「ヒーラー、ヒーラーね。たしかにいい響きだけど、ほんとはちょっと違う。」
「じゃあなんなの。」
「修復魔法。」
〈俺〉
高校生。入江の友人。不幸を不幸と思えない精神性を持つ。
〈入江〉
高校生。修復の魔法が使えるらしい。
ないものねだり
ないからほしい
あったらいいな
ないものねだり
4月からは、高校生
普通は、高校生活に胸を膨らませるだろう
だが、私は期待も、希望も抱いていない
私が、高校生活へ抱いている気持ちは、
絶望、不安、嫌悪感、
そんな、どす黒いもの
私は、楽しく高校を過ごせるのだろうか
後悔ばかりが募っていく
ないものをねだれば「わがまま」だと言われ
あるもので済ませば「手を抜くな」と言われ
/お題「ないものねだり」より
ないものねだり
(本稿を下書きとして保管)
2024.3.26 藍
ないものねだり
自分にないものを
持っている人に
嫉妬する…
絶望感…
自己否定…
消えたくなる
何もいいところなくて…
自信なくて
比べて悩む
悪循環のループ
抜け出せなくて…
ないものねだり
あなたにはなれないの…
気付いて…
自分に問いかける声…
こだまする
泣き崩れ…
絶望…
ないものねだり
ない物を欲しがること。
実現できないことを無理に望むこと。
そっと辞書を閉じた。
改めて意味なんか調べるんじゃなかった。
無理に望んじゃいけないことなのかしら?
あの人の心をこちらに向かせることは。
私の我儘なのだろうか。
我々が何をした。
奈落の底へ押し込められ2000年。
ようやくだ。
我々の汚名を濯ぐのだ。
光を。
「ないものねだり」
【ないものねだり】
ないものねだり、挙げたらキリがないね。
頭がよかったら、容姿が優れていたら、運動神経がよかったら、お金持ちなら、優れた特技があったなら⋯⋯
あの子みたいに愛嬌があれば、話術が出来たら、ファッションセンスがあれば、健康ならば⋯⋯
人によって求めているものは違う。
だけど、生きてきた中で何度も思う事、ないものねだり。
きっと、これからもあるだろう。
今までの人生で一番強く「〇〇が欲しい」って思ったのは、たぶん小学1年生ぐらいの時だろう。当時の自分はショベルカーが凄く好きで、図鑑とかおもちゃをたくさん持っていた。ある日、色んな重機が展示されているイベントに連れてって貰い、親と一緒に歩き周っていたら売店があって、そこには精巧に作られたショベルカーのおもちゃが売られていた。自分はそれがどうしても欲しくて親に目茶苦茶ねだったけれど、値段が高過ぎて駄目だと言われた。負けじと駄々をこねたり大声を出したりしたけれど結局買って貰えず、泣きながら腕を引っ張られて帰った。今となってはショベルカーなんてもう1ミリも興味ないのに、今でも少し欲しい気持ちが残っているぐらいだから、本当に欲しかったのだろう。
「絶対負けねえ」
頭とか、身長とか、テクニックとか…、力だっておれよりあるんだよ。
なのによー。なんであんなに、あいつは自信なさげなんだ…!?って思うんだよなー。
でもやっぱり身長!あんなにデッカいのは天性のものだとしてももはやズルい!!ズルすぎる!!フジクジラと合体したいくらいに!!
あー、なんかサメの一種なんだって。おれにその分の高さがあればナー、なんてな!笑。
でもあいつは、もう取り返しのつかないことをしてしまったのであった…。
や、そんなことはしてねーけどな!流石に笑
ただ、あいつが頑張りたい、負けたくないって思うようになったくらいなんだけどな!笑
てかもともと負けず嫌いだったらしいし。
ほんとにな、すごいんだよ。
「おれに無い物、全部持ってる。」
_2024.3.26.「ないものねだり」
#ひなた.
一応、"同クラのサッカー部の友達くんと一緒に帰っているところ"を想定して書いてみたけど、どうぞご自由に色のうるさい#全身ミカン野郎に話しかけてあげてね。
今日、離任式がありました。異動か退職か分かんないままなんスけど、私の部活の顧問の先生がいなくなることが分かり…。
泣いた。あなたのハートで慰めて。
僕はお金がない。いつも万引きをして生活をしている。じゃないと、生きられないから、仕方がない。
もっとお金がほしい。ちゃんと働くから、もっと長く生きたい。
ないものを願ってもしょうがないが、僕はもっとお金が欲しい
「ないものねだり」
ないものねだり
あの子が羨ましい
あの子みたいになりたい
あの子っていいよね
でもあの子だって
きっと僕達の何かを
羨ましがってる
なりたがっている