『ないものねだり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あの頃は子供だった。ないものねだりで、隣にいるあの人が羨ましかった。羨ましすぎて、あの人を心底嫌いになった。自分のものには簡単にならないってわかってたけど、どうしても欲しいと願ってたあの頃。今は少し成長できたかな。
空を自由に飛べる羽が欲しい
ピアノを上手く弾けるような腕が欲しい
テストで100点取れるような頭が欲しい
皆に愛されるような愛嬌が欲しい
このような願望を少しでも抱いたことは
あるだろうか?
私はある
自分の能力より他人の能力を羨ましがった
絶対に無理な願いを
ないものねだりしてまで欲しがった
白色の粉に水を加えて混ぜると、色が変わる。
ねるねるねるねを練るという営みは、0を1に変換する行為だ。
しかし、見方を変えれば、それはないものねだりとも言えるだろう。
あなたは何を求めて、ねるねるねるねを練ったのか。この機会に、考えてみてはいかがだろうか。
Theme:ないものねだり
平均よりも共感能力の高い彼女はよく私を羨ましいと言う。
「想像しようとしなければ相手の気持ちを拾ってしまわないから、貴方が羨ましい」と。
私からすると、とても贅沢な悩みに思えた。正直に言うとまったく理解できなかった。
相手の気持ちを無意識に察知して、相手が自分に何を望んでいるのかを正確に拾えるなんて天性の才能だ。努力してもそう簡単には身に付かない。
「私は貴方が羨ましいよ。相手の気持ちをじっと観察して想像するのって、すごく集中しないとできないし、やってみても失敗することばっかりだよ」
素直な気持ちを言葉にして返したら、彼女は少し寂しそうに笑った。
「お互い、ないものねだりしてるのかもね」
そんな話をした数日後、暇つぶしに読んでいた短編集にこんな話が載っていた。
音に極度に神経質な男の話。
どんな小さな音でも気になってしまう彼は、常にイヤホンを手放せない。
敏感すぎるのも不便なのかもしれない。
ふと、彼女のことを思い出した。
この物語の彼のように、知りたくもない気持ちを望まずに拾ってしまったら?
音は耳栓で緩和できるかもしれないが(尤も主人公はイヤホンでも不十分だったようだけど)、気持ちを遮断できる栓はない。
常に相手の望みが見えてしまったら、今の自分の振る舞いが相手の望みに従っているのか自分の意思でやっていることなのか、分からなくなってしまうのかもしれない。
……この考えに辿り着くまで、実は相当時間がかかったけれど。
「たぶん、お互いないものねだりしてるんだろうね」
ないものねだり
君はないものねだりばかりするね。
今ある大事なものを見落として、後悔しても知らないよ。
今日は綺麗な花を見つけた
昨日は輝く星を見つけた
世の中の目に映るものは全てが美しい
「いいな、いいな」と物欲しげに見る
僕はどうしてあんな風に輝けないのだろう
磨いても擦り減っていくだけの砂のよう
ああ、今日もまた君は僕に笑いかけるんだ
君には何が見えているの
_ないものねだり
「ないものねだり」
『ねぇ、これ買って!』
『こっちがいい!』
『〇〇ちゃんのやつ、私も欲しい!』
子供の頃、欲しいものはほぼなんでも手に入っていた。
ゲーム機も、新作のゲームソフトも、美味しいお菓子も。
一言「欲しい」と言えばほとんどのものが手に入った。
両親は私を可愛がって育ててくれた。
そうやってなんでも手に入っていくうちに、段々とそのもの自体に興味がなくなっていってしまった。
ゲームはほとんどやらなくやった。
友達がしつこく勧めてくれば、無料ゲームぐらいは入れてやるが。
それも、30分プレイすればいい方だろう。
お菓子も、食べはするが欲しいとは思わない。
食べるとしたら友達にお店へ連れて行かれる時ぐらいだろう。
もしくは貰い物か。
子供の頃、散々欲しがっていたあれこれは、既に飽きるほどに味わってしまった。
新しいものが出たとしても、大体どんなものかわかってしまう。
だから、想像すればそれだけで満足してしまう。
子供の頃、ないものねだりをしすぎたせいで、どうやらほぼ一生分の「ないものねだり」を使い切ってしまったようだ。
つまりは、足るを知った、ということなのだろう。
私は幸せ者だ。
制限がない環境にいれば、本来足るを知るというのは難しいことだと思うから。
これからも、自分の環境には感謝しなければならない。
この生活があと何年持つかもわからないのだから。
ないものねだり
「これがいい」と言って選んび買い求めた後で、すぐに他のものが欲しくなります。
そして、それらが手に入らないと余計に欲しくなって、ウェブで探しあて、評価を調べ上げる始末。
「人生は選択の連続」
と言うけれど、私の場合は
「人生は欲との闘い」
こっちの方がしっくりくるようです。
いや、
「それを抑える自分との闘い」
とでも言いましょうか。
どちらにせよ、
自分の手に入らないものが欲しくなるのです。
まるで、漫画に出てくる
悪大王の常套句みたいですね。
なんて、どんなにスケールを大きくしてカッコつけてみても「ないものねだり」の一言で片付けられるだけ。
非常にカッコ悪いですね。
でもですね、わかってはいるんだけどね、
こればっかりはね、、
そんな容易く直せるもんじゃないんですよ。
あ、あのパンプス思い出した。
可愛かったなぁ、サイト覗いてみよう。
私の中のリトル悪大王の勝ち。
end
ないものねだりをしても仕方ない。
今あるもので生きていく。
身の丈に合った生活を。
ないものねだり
わたしはひとりっ子だ
しかも鍵っ子で
母ひとり子ひとり
兄妹がいたらいいなと
幾度となく夢想した
母は母の姉と仲が良く
おばちゃんになっても
なんなら
おばあちゃんになっても
まめに電話している
時々口げんかっぽくなっているので
仲がいいとは違うのかもしれないけれど
でもまたすぐ電話するのだ
いいなと思う
いまさら
兄も姉も弟も妹も父親も
現れたりしたら
面倒くさいことこのうえないだろうが
でもちょっと
いいなと思う
ないものねだり
いつも一人になる私。
一人でいても誰かが一緒にいてくれるあの子。
いいなあ。
私も、そうなりたい。
外に出るだけで緊張する私。
人と何も緊張せずに話せるあの子。
いいな、毎回緊張して失敗してるから羨ましい。
運動が全くできない私。
運動では敵なしのあの子。
せめて、最下位ではないくらいにはなりたい。
あぁ、いいな。
欲しい。
私には何も、ないのかな?
そう思っていた。
「信頼できる」
そう言われるまでは。
「コツコツ努力してる」
そう言われるまでは。
信頼されても、努力しても私、結果全く出せないよ?
でも、そう言ってくれるなら。
自分では全く気付けなかった良さがあるのなら。
ないものねだりじゃなくて、頑張ってできるだけ手に入れる。
私、頑張るから。
隣の芝生は青く見える。
そんな言葉があった。
もう、隣の芝生は気にしない。
それぞれとして見るだけ。
平和、自分の欲望、安心安全な生活
本当はなるわけない、存在しない、叶わない、そんなことでも人は願ってしまう
分かっているからこそ、分かっていても願わずにはいられない
人という生き物は、希望を持っていなければ生きていけない生き物だから
「ないものねだり」
ないものねだりをしてしまうのはどうしようも無い人間の性。
ただ出来ることがあるとするならば、今あるものが無くなった時それを後悔しないよう努力することでは無いだろうか。
人・物・地位・お金…
みんなと比べても
ないものは… ない…
今の自分は… 『自分』…
《ないものねだり》
ないものねだり
ある日の話…
⌜これ欲しいなっ⌟
と思い買おうと思った
⌜売れ切れです⌟
…
⌜まあまだ欲しいの沢山あるし⌟
と思い全部見てたら…
⌜売れ切れです⌟
…( ຶ- ຶ)
(*」´□`)」おかあさあああああん
これ欲しいイイィィィィイイイィィィィイイイ!!!!
⌜全部売れきれてるから無理やわ⌟
…( ຶ- ຶ)
⌜これがないものねだりというやつか⌟
と思った私であった
「空が飛びたい」
「動物と話したい」
「時間を止めてみたい」
どれも、夢に当てはまれば【ないものねだり】
でもあります。
夢と聞くと人は、
「想像力がある!」
「夢があるなんて素晴らしい!」
そう思います。
ですが、ないものねだりときくと人は、
「欲張り」
「ただの現実知らず」
そう思う人が多いでしょう。
私は言い換えると意見を変える人たちや
人を傷つけてしまう意味を持つないものねだりが
なくなってほしいですね。
あっ、これがないものねだりのようです。
お題 ないものねだり
相手と比べるから起きるもの。
相手の良いところを見て自分には無いと「ないものねだり」する。
その相手だって、自分に対して「ないものねだり」をしているかもしれない。
そう、自分に無いなにかに対して「ないものねだり」をしているだけだ。
だったら、「ないものねだり」を止めればいい。
自分に相手から「ないものねだり」される要素が分かれば、自分の自信に繋がる。
自信が付けば、「ないものねだり」は必要なくなる。
自分は自分。自分という個性は一つしかないからだ。
#1 ないものねだり
あの子が羨ましい。
私より優しいあの子が。
私より綺麗なあの子が。
私より優秀なあの子が。
きっとそれは羨望よりも嫉妬の方が正しい表現だけど。そこまで言ってしまったら、私はもっと卑しくなってしまう。だから、ないものねだりはもうしない。
芸能人は、一般人の自由や素朴さを羨む
一般人は、芸能人の名声やお金を羨む
そうやって
自分が選んだ道にいても、
自分が望んだ場所にいても、
ないものねだりで生きている
《ないものねだり》
いつか白馬の王子様が的な夢 完璧な平和な世界 円周率の最後の桁の数字 育児の手間のかからない赤ん坊 毎日誰かが温かい手作り料理を出してくれる暮らし 原発が壊れる前の福島 マイクロプラスチックの漂っていない海 酸素が無くても生きていける体 理想の職場 あらゆる人間関係におけるもつれがすべて消滅すること 神様 人生をやり直したいから異世界に転生することにする