ないものねだり』の作文集

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ないものねだり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/26/2023, 11:05:17 AM

『ないものねだり』

窓の外から聞こえる
子供たちの元気な声
無邪気に走り回る姿
生まれつき病室しか知らない僕には
体験することは許されない
友達は点滴に同じ病室の入院患者
将来の夢は
野球選手にサッカー選手
なんて言ってみたかったな
車イスでしか移動できないんじゃ
無理だけど…
子供らしく
外で元気に走り回る
みんなと一緒に学校に行く
そんなみんなが当たり前みたいに
やってることがうらやましくて
やってみたいと思うのは
ないものねだりって言うのかな?

3/26/2023, 11:02:27 AM

しゃぶしゃぶ食べて美味しいな
あっさりポン酢で素材が活きる
野菜もたっぷり ああヘルシー

大満足なその瞬間
鼻から胸へと流れ込む 甘辛旨みのこの香り
向こうの席から すき焼きの…

自分で選んだことなのに
満腹感がうらめしい
(強欲)




「ないものねだり」

#57

3/26/2023, 11:02:16 AM

ひとは生まれながらにして、自分にしかないものを得ている。それは身体的なものであったり、自信を取り巻く環境的要素であったりと様々だ。しかし、多くのひとはその事実を自覚しないまま過ごしている。そして、私もまたそのひとりだった。例えば、生まれながらにして学習能力が驚く程に高いなどの特殊な能力が備わっているひと。例えば、とても愛くるしく誰からも愛される顔立ちのひと。例えば頭の回転が早く、想像力や観察力に長けているひと。もちろん、多くの人がこれといった特技や能力などなく平凡に育っていく。否、自分にしかないものを自覚しないままに自ら平々凡々と暮らしているのだ。
私は母子家庭に生まれた。正確に言えば、極道の父と昔はレディースをしていた血の気の多い母の元に生まれた。母は子供の頃はやんちゃをしていたが、社会に出てから変わったという。父のことはよく分からない。なぜ母が極道の父と出会い、結婚をしたのかは分からない。母が父について多くを語らないからだ。そんな父は私が三歳の時に不摂生が祟り、急逝した。以前の記事でも触れたが、私の父は長男である兄だけを特に可愛がっていた。私たち他の兄弟というのは、長男と同じように可愛がられた記憶がほぼないのだ。そんな中にあって、父が居なくなっても私たち幼い子供にとって悲しみもなく現実に変化を感じることは無かった。母は父がいてもいなくても苦労していた。私たちを保育所に預けると、仕事に出かけていた。夜の九時ころに迎えに来ては、先生や所長にお礼と挨拶をした家に帰り、夕飯を支度して私たちの面倒に追われる。今思えば、あのころの母には自分の時間などなく休む暇さえ無かったのだ。朝早くに起床して、私たち五人の子供に朝食を作る。起こして身支度をさせて、食事を与え、片付けをして私たちを保育所に届ける。小学生の長女や長男は歩いて登校。子供たちを見送ると、その足で母は仕事へ。と言っても、私が まだ幼稚園で言うところの年中のころは母は車を持っていなかったので自転車で活動していた。さぞ大変だったであろう。仕事を終えると、疲れきった身体に鞭打って私たちを迎えに来る。年長の頃、いつものように迎えに来た母が大きな車に乗って現れた時は兄弟みな大はしゃぎだった。そう、車種は確かに日産のバネットワゴンだ。あと時のことは今でも鮮明に覚えている。

私は生まれた時から視力が低く、分厚い眼鏡をかけていなければものをハッキリと見ることが出来なかった。昔の校長先生のような四角いメガネだ。レンズは牛乳瓶の底のように分厚いため、とても重く見栄えも悪かった。だが、これをかけていなければ周りの子達と同じように過ごすことができなかった。当時の目医者には、一生をかけてメガネが手放せないだろうと言われていたという。左目は調節性内斜視といって、ものを見る際にピントを合わせようとすると左目だけ極度の寄り目になる。右目が頼りとなる為に左目の視力は極端に低く、メガネはこうした症状の矯正の目的もあった。周囲にバカにされることは無かったが、度々嫌になっては大泣きをしていた。小学生の頃には、なぜこんな目を持って生まれてきたのかと塞ぎ込んだこともあった。身長は低く、体も弱い。幼く中性的な見た目から、女の子に間違われたり、幼稚園児と勘違いをされることもあった。地元の祭りでわんぱく相撲に出場した際は、女の子として紹介されて恥をかいたこともあった。
同級生や周囲の子は、新作のゲームが発売されればすぐに持ち寄って遊んでいた。遊ぶ時は、皆お菓子やジュースを親に持たされていた。私たち兄弟にはそんなものはなかった。角砂糖をポッケに入れて遊びに行ったり、野草をとっておやつ代わりに食べたりしていた。クリスマスには貰ったものを自慢している友達を羨んだりもした。みんなにあって、私に、私たち兄弟家族にはないものを意識し始めてからは他人と比較をすることが癖になっていた。そんなことをしては憂鬱になったり、全てにやるせなさを感じたりして涙を流すこともあった。しかし、友達や周囲のひとたちはあたたかく、そして優しかった。持ち寄ったお菓子やジュースを分けてくれて、角砂糖を美味しいと言って食べてくれた。ゲームやおもちゃも貸してくれたし、どんなときも仲間外れにしないで一緒にいてくれた。そんな温もりが私の心を救ってくれていた。そして、感謝というものを子供ながらに身につけることが出来ていた。

可愛らしい泣きぼくろも笑窪もないけれど、私には他人を思いやる素直な心と敬う心がある。父はいないし裕福ではなかったけど、母や姉、兄弟がいつもいた。喧嘩ばかりするけれど仲良く遊び回った兄弟がいた。いつも笑顔で話しかけてくれて、お菓子を分けてくれる近所のおばちゃん達がいた。どんなときも和に引き入れてくれる友達がいた。幼い見た目から、たくさんの「かわいい」を貰った。年齢制限のブレゼントををいつも手にしていた。父の存在を望んだところで叶うことは無いが、父がいない環境で家族の絆を固くすることが出来た。裕福でないためにプレゼントなどは余りもらえなかったが、たくさんの愛に恵まれた。


ないものをねだればキリがなく、憂鬱と気分も下がる。しかし、今あるものや既に得てきたものなどに目を向けてみれば考え方や物事の見え方は大きく変わる。本当に必要なこと、不必要なものが目に見えてわかるようになる。感謝や敬いの心に気付くことが出来るようになる。物事を強請るというのは、実に簡単で誰にでもできる。しかし、いま目の前にあるものの価値を見いだし生かすも殺すも自分次第だ。そして、それは強請る以上に難しいのだ。なぜならそこに気づくことが出来ないからだ。灯台下暗しというが、身近なところでもそうなのだ。ひとは今ある環境に目を向けることをしないし、なかなか簡単にできないのだ。隣の畑は青々と見えるが、そこばかりが気になってしまってしまう。だが、悶々としたり気が落ち込んでしまったときこそ自分自身のことに目を向けてみるといい。ただ俯瞰するのではなく、成り立ちや結果といったものや在り方というものを深堀してみることで気がつけなかった物事が、鮮明に見えて来るようになる。

ひとは今あるものの価値を見出せないでいる時ほど、他人に影響されやすく、必要でないものさえも欲しくなるのだ。

何かを 強請る時、なにかがよく見える時こそ思い出して欲しい、自分や身の回りにある価値を。私はそこに気づくことが出来たとき、自分を好きになった。愛することが出来た。そして受け入れて、ありのままの自分を磨くことが出来ている。

3/26/2023, 11:00:00 AM

わたしにあって

       あなたにないもの



       あなたにあって

       わたしにないもの



      わたしの心の奥にいる

      あなたを探している私





             『ないものねだり』

3/26/2023, 10:58:44 AM

何で自分は子供がいないんだろう。

 あの人は子供いて、幸せそうなのに。

 私はたまにそういう思いにとらわれて、抜け出せなくなる。

 裏で陰口を叩かれていたりするからだろうか、何かと比べてしまうのも、そのせいだろうか。

 あの人もあの人で、事故物件のマンションしか買えなかったこと、それなのにこっちは新築のうちに住んでいることを羨ましがっているのかもしれない。悔しく思ってるのかもしれない。

 結局どちらも、ないものねだりなのだ。

3/26/2023, 10:55:49 AM

「あなたはいいね」

なんてことのないセリフだった。嫌味と呼べる精一杯の含みは,特別この心を切り裂いたりもすることはなく ただ投げつけられては消えた。何の変哲もない振動として。

そう。決して痛くはなかった。『そう? かもね』いい子と呼ばれる笑みと眼差しで返事できるくらいに 心を動かされない出来事だった。優しさは一欠片もない,マリアのような慈悲深さで。


"大した意味も意図もない,苛立ち紛れの八つ当たり"あの人の行動を言葉にするならそう言えたから。

……自分の感情もコントロールできない子供の戯言
そんなものは琴線に触れなかったから。


きっとそれは,傲慢な余裕に似ていた。自分は恵まれているのだと相手を下に見るが故の 余裕。それは,ある意味で揺るぎない自身の価値を見出すきっかけのひとつだった。

あるものを 与えられたものを 数える性質。この身を心をつくるそれ。幸せに生きる為の小さな鍵。


むかし誰かに尋ねたことがあった。'何故羨むの'と。答えは覚えていない。それと同じシーンは幾度となく繰り返されて,今に至る。



『悲しい人だね あなた』

幸も不幸も紙一重。表も裏も見方次第。結局どれも同じこと。 そう伝えても詮無きこと。その事実はもう知っているから。


『ないものねだり なんて』

意味がない とは言わないよ。



テーマ : «ないものねだり» no.6 - 55

3/26/2023, 10:55:19 AM

「ないものねだり」

あれがない
これがない
あの子の持ってるあれがない

手に入れた瞬間に興味を失い
次を探す

心の隙間を埋めるものは、ない

3/26/2023, 10:53:37 AM

※最近のお題難しいの多くないですか⁈
っということで、中の人(lily)の考えや思い(?)を小説
風に書いてみます。

私はよく、周りの人に「真面目」と言われます。
友達にも、家族にも、先生方にも。
「勉強ができていいね」とか、
「頭いい」とか、
「みんなにも見習ってほしい」とか。
だって、
私には、それしかできることがないんだから。

スポーツも、楽器も、料理も、
私にはできない。
私の取り柄は勉強だけ。
特に優しいわけでも、凄いわけでもない。
でも、
勉強もこれから難しくなってくるのだと思うと、
不安で押し潰されそうになる。
正直いうと、周りからのプレッシャーとか、期待とかはあまり気にしてないから大丈夫だが、
私は勉強くらいしかできることがない。
それさえできなくなってしまえば、
私には何もなくなる。

世界を広く見ていると、私は何もない人間なのかと
いつも思う。
別に何かないといけないわけではないし、
決まってるわけでもない。
でも、贅沢だとわかってはいるけれど、
みんなのことが、
いろんなことを好きになれて、
いろんな可能性を持ってて、
いろんなことができるみんなを、
たまーに、羨ましく思う。
スポーツすること、楽器を演奏すること、料理することができたらいいのにと、
ないものねだりをしてしまう。

ないものをねだりをすることが駄目なわけではない。
ただ、いろんなことができる人達を見ていると、
自分は無理なんだろうなと
諦めを抱いてしまうから。
でも、ないものねだりをすることは
少しだけ、楽しい。

3/26/2023, 10:53:08 AM

ないものねだり。

そこに無いものを欲しがる。


…全て、この世の全てが欲しい。

ないものねだり。

独り言を聞かれた。

「え、何。怖。」

怖い、か。
本当の事言っただけ。

この世の全てを自分の物にすれば…

何もかも自分のしたい事ができる。

だけど、これも、

ないものねだり。

3/26/2023, 10:53:02 AM

ないものねだりするより
少しでも理想に近づけるようにできることをしたり
自分がすでにできることを伸ばそう

ないものよりあるものに目を向けて

あなたも人にないものをもっていることを忘れないで

3/26/2023, 10:51:33 AM

もう少し、身長が高かったら良かったのに。
 職場の先輩のような、優しい性格だったらなぁ。
 もっと、春先のいろんな服が欲しい。
 ないものねだりは、言い出したら、キリがない。

 そして。
 −あの時に時間を戻せたら、二度とあんな事を
  しないのに−
 …これもきっと、ないものねだり。

             「ないものねだり」

3/26/2023, 10:49:41 AM

私にないものをあなたは持ってる
たくさん、数え切れないくらい。

時に羨ましくて
時に嫉妬して
時に悔しくて
時に尊敬して
時にせつなくて

そして分かった。

私はあなたに恋してるんだって。
私はあなたに恋焦がれてしまったんだって。

「ないものねだり」

3/26/2023, 10:46:03 AM

駅のコンビニ前で子供が泣いていた。
片腕の取れたぬいぐるみを抱きしめながら泣いていた。
子供の手を引く母親も辛そうに眉を顰め、泣きそうになっている。

「あともう少しだから」

母親が言うが、子供は母親に着いていくのが嫌だと言って近くのコンビニに入りたがる。そんな子供の小さな腕を母親が無理やり引っ張るが、子も同様に、意地でも動かないとばかりに地に足を縫いつけたままだった。


そんな様子を、俺は見ていた。
周囲は母子たちを面倒くさそうに遠目に見るか、母親を憐憫の目で見た。
子供は泣きわめき、ついにはヌイグルミを”落とす。”


そこでやっと俺は動くことが出来た。


「すみません。ちょっとお話いいですか?」


___一体、どれだけの人間が本当の母子だと思ったことだろう。


海外では、物を落とす行為がとある事件を指し示す。

俺は子供に向き直った。

「怖かったね、大丈夫?」
「……お兄さんも、大丈夫?」

え?

刹那、ガツンと後頭部に衝撃が来る。目の前がチカチカと光った。
そこから俺の記憶は無い。

どうして『父親役』は居ないと思ったのか。

3/26/2023, 10:43:37 AM

お題 『ないものねだり』


 希望を持つのは、もうやめようか。

3/26/2023, 10:41:46 AM

私は友達が嫌いです。
なのに友達を作ります。
なんでか……?
よく分からないです。
作っても作っても、一生分かり合えるなんて人
いないのに。
だけど、そんな人を求めて、一生ないものねだりしてる哀れな私には、分からないでしょうね

3/26/2023, 10:41:36 AM

ないものねだり

見つからない 見つからない
自分の良さ
人だけ輝いて見えて
自分は野良猫のようさ

暗いところでこっそり
生きていきゃいい
華やかな場所は似合わない

探している 探している
でも本当は
自分の良さを探している

比べなきゃいいのに
比べてしまう
そしてしんどくなって

時々その苦しさに
耐えられなくなり
自分は一人死にたくなる

ないものねだりばかり
繰り返し
人を妬んだりしたり

見苦しい
ないものねだり

自分には見つからない
良いところ
一つも見つからないから

ないものねだりばかりして
一人苦しんで
自分は行きたい
苦しまずにいられる
一人の空間

2023年 63

3/26/2023, 10:40:05 AM

『ないものねだり』

君と同じものが欲しい。

沢山いる友達。僕にはいない。
その天才的な頭脳。僕は馬鹿だから。
君の優しさ。僕にはそれがわからないから。

あげたらキリがないよ。

だから僕に分けてくれないかな?

ねぇ、聞いてる?聞こえてる?

どうして、目を閉じたままなんだい?

ネェ コタエテヨ

3/26/2023, 10:38:48 AM

「みつちゃんの髪サラサラ〜いいなぁー。」

みつちゃんの髪を撫でながら言う。

「そんなこと無いよぉ〜私は背が高いなーちゃんのほうが憧れちゃうなあ。」

なんてみつちゃんは私の身体をつま先から頭までじっくり見渡す。

「お互い、ないものねだりだね?」 なんて笑う。

【ないものねだり】

3/26/2023, 10:35:34 AM

じゃあまたね と

  手を振って


  ふたりから

  ひとりに




  減った

  その分


  寂しさ

  増えて




             ✩ 数式 (85)

3/26/2023, 10:32:05 AM

【ないものねだり】

 私にだって、才能はある。
 それでも、あの人の方が上だった。

「隣の芝は青く見える」なんて言うけど、

 もう既に持ち合わせているのに強請ってしまうのは、いけないのだろうか。

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