『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこまでも続く青い空
と、聞いて思い出すのは小学生の時のこと。
体育の授業で、校庭で私たち生徒は地面に体育座りをしていて、前で何か先生が話してる。私は、あたかも聞いてますよって風に先生の方を見てるけど、実際はその先生の後ろに広がる青い空を見ていた。
あの時間、好きだったな。
好きだったのにな。
最近の私といえば、電車やオフィスの窓とか街のビルの隙間の青空を見ては、久しぶりに見たなと思う。
青空かどうかを問わなければ、空はいつもそこにあるのに。目に入らないのだ。
『どこまでも続く青い空』
目を細めながら、空を見上げる。
雲ひとつない晴天に、吸い込まれてしまいそうだった。
ふと、目線を下ろすと全身に鳥肌が立っていた。
波に揺られて、優雅に浮かんでいたはずが
気づけば、ずいぶん遠くまで来てしまっていた。
僕は慌てて砂浜の方に戻る。
振り返ると地平線が真っ直ぐ伸びていて、
空と海の青さの違いに気づく。
海と空に囲まれて、孤独を感じたあの体験も
直射日光に肌を焼かれている中で感じたあの寒気も
僕は忘れることが出来ないだろう。
「どこまでも続く青い空」
時間ってあっという間
上を見ても
空は青いまま
どこまでも
永遠に続く
あ 最悪だな
い …
あ ムカつく
い お前のことじゃないだろ
あ …だけどさ
い 俺は平気だから
あ …
い 小さいな…人って
あ …だなあ
『どこまでも続く青い空』
「もう、いいや。」
そう思った時、僕は空の近くまで上がった。
「なぁ知ってるか?アイツ親が居ないんだとよ。」
学校の奴らは、僕を見てクスクスと笑った。確かに僕の両親は、随分と前に交通事故で亡くなった。人間って単純な生き物なんだ。自分より優れている者を妬み、自分よりも劣っている者を罵る。だから、彼らとは違って親無しの僕は、罵っても良い人間なのだ。
「もう、学校に来んなよ。」
どうせ、来なかったら弱虫だって罵るくせに。本当に面倒くさい。あぁ、気持ちが沈む。空だって、こんなにも淀んでいる。…でも本当に、疲れてきた。
「もう、いいや。我慢するのは、もういいや。」
僕は今、高層ビルの屋上の縁に居る。今から僕は、解放される。きっと天国に居る両親は、馬鹿な子だと言うだろう。それでも、そんな馬鹿な子を産んだのは、アンタらだ。責任を持って、死んでも良いよ、って言えよ。馬鹿でも愛せよ。
「久しぶりに、酸素を感じるよ。」
高層ビルの屋上なんて、酸素が少ないはずなのに。何でだろう。清々しいような、満ち足りているような。そんな感じ。あぁ、そうか。これが生きているって事なんだね。
「はは…。涙が止まらないよ。」
あれ程淀んでいた空は、どこまでも続く青色だ。
僕は、足を前に出し、空へと舞った。
どこまでも続く青い空。
どこまでも続く青い空には
お母さんが
見てるかな?
天国から
皆んなで見てる?
お母さんの分も
一日でも長く生きる。
また忘れ物に気づかずに
歩道橋を渡っていた。
メモに書いても絶対何か忘れる。
昼ということもあって
ポカポカして眠くなる。
近くの道路から排気
ガスの匂いが鼻を通り頭を覚ます。
雨が降りそうな灰色の雲が
私の忘れ癖をからかいに来たように
上に広がっていく。
なんだか全てがグレーな日。
やらなきゃいけないことも詰まっていて
違うことをしたい気分。
とりあえず家に帰って
ダル着に着替えた。
なにか映画が見たくて、
アマゾンプライムで
「空の青さを知る人よ」を検索し、
時間を見て再生した。
この映画はちょっとだけ複雑な恋愛関係で、
初めて見た時は
何がなんだかわからなかった。
でも
やることがありまくりの今なら
よくわかる。
詰まってるからこそわかるものがある。
多分数日間はこの映画に
影響されっぱなしかもね。
時計を見ると
既に23時。
今から晩ご飯を食べても
やることは出来るだろうか。
結局お風呂を上がった後に
漫画を読み始めてしまい、
午前2時になった。
これで最後にしようと思い
手に取った漫画は澄んだ青色の表紙。
"Good Midnight!"
が合言葉。
今日も忘れ物をに気づかずに
歩道橋を渡る。
上には
どこまでも続く青い空が
広がっている。
私の見ているこの空と、あなたの上にある空は、ひとつに繋がっているんですよ。
それはそうと、明日はドラフト会議ではありませんか。ドキドキしますね。
自分が指名されるわけではないけど、謎の緊張感がみなぎってきました。
どうか心穏やかに見れますように。
青い空に向かって、
空の上のお父さんありがとう…
いつも私を守ってくれて…。
お父さんが空の上に行ってから正直辛くてしんどくて
嫌な事ばかり…。やっと心開いて接しても
上手くいかないね。
出会いもお付き合いも結婚も
私は我慢するために、生まれて来たのかな。
心が痛い……。
【書く練習】
あまりになにも浮かばない
今日は、おやすみ
靴擦れがちっとも治らない
絆創膏を貼ってもその上から傷が出来ていく
明日は、治るといいな
『何処までも続く青い空』
最期に君が告げたのは僕に対する呪いの言葉だった。
それは深く根強く縛りつける。
『幸せになってね』と君は僕に呪いをかけた。
これでは追う事も諦める事も出来はしない。
白いカーテンが暖かな風を中へと運び春の訪れを知らせてくる。それでも目を開けない君はまだ冬の中に閉じ篭っているのかな。
僕は小さくなった君を家まで運んで特等席に置いた。
君との思い出が詰まったこの家に。
今でも僕の名前を呼びながらハツラツと笑うその姿が鮮明に思い浮かぶ。
ねぇ、君は今どこに居るの?僕に教えてよ。
いつの間にか時間は過ぎていき子供達も大きくなった。
小さな枠内で笑う君に思い出話をしては一人でご飯を食べる毎日。
あぁ、寂しいなぁ。
今日は気分転換に散歩に来た。
どうやら僕はこれ以上永くは生きられないらしい。
発見が遅れてしまった病気は既に全身に周り後は緩やかな死を待つだけになってしまった。
子供達よ、そんなに泣かないで。僕は精一杯生きたんだから。それに、それでもいいと思った。
思い残す事は無いからね。
「……頑張ったよ、精一杯。寂しい日もあったけど、それでも負けずに頑張ったんだ。」
僕は病院の中庭のベンチの上で静かに目を閉じた。
ギュッと抱きしめられる感覚に僕は微笑む。
痛みも苦しみも消えた。
もう、寂しくも無い。
最期に見たのはどこまでも続く青い空だった。
海。目上向けば何処までも続く蒼い空。
雲など微塵もない。此れぞ快晴だ。
あの空から見てるか、亡き人々よ。
しっかり見とけよ。
貴方達の残した青春は今、僕らが謳歌している。
天井をぼーっとみてた
狭いけれど
私には丁度良い部屋
青く塗られた天井の壁
世界は広いけど
私の世界はこれくらいか
悪くない悪くない
他の人から見えてる幸せなんて
実はどーでもいい
自分の幸せは自分で決める
私にはこの天井が
どこまでも続く青い空にも見える
お題:どこまでも続く青空
出会って3年の月日が流れた異性の友達との関係に進展が。
このボディタッチは、かなり強い友情?
それとも好きになってくれ始めたの??
分からない。あなたの気持ちがもっと知りたくなる。
春の青空がどこまでも続きますように!✨
(2024/10/22/(水))
「どこまでも続く青い空」
この空にだけなら あなたが好きと呟いてもいいだろうか。
どこまでも続く青い空
それを見るだけで何となく希望が湧く
もう少しだけ頑張ってみようと
青い空と約束してみる
作品No.206【2024/10/23 テーマ:どこまでも続く青い空】
あの青が眩しくて、美しくて、手に入れたいと思うから手を伸ばした。触れるはずもないのに。
どこまでも続くあの青は、届かないから眩しくて、触れないから美しいのだ。
どこまでも続く青い空それはどんな世界だろう
終わりがないほどの広い青空で包まれている
世界なのだろうか 雲ひとつない青い空が浮かぶ
どこまでも続く青い空
見たくないもの、都合の悪いこと、知られてはいけないこと。
私にはいくつもの秘密がある。
人の目に触れているときの私は、きっとどこまでも続く青い空のような清々しい姿に映っていることだろう。
しかし、本当の私は違う。
よかった、今日もうまく騙し通せた。
明日もうまくやらなければ……
お題
どこまでも続く青い空
水たまりが、青い空を切り取っていた。
踏み出した長靴の波紋が、切り取られて地面に広げられた空を撓ませる。
空を見上げる。
本日は晴天。穏やかな日差しが、辺りを包んでいる。
どこまでも続く青い空。
逃避行には、いい日和だ。
どうして“みんな”というものは、不完全を許せないのだろうか。
青空の全部が快晴でなくてはならないと思っているんだろうか。
晴れの空こそ空であり、他の空は空でもないと考えているのだろうか。
長靴で、わざと水たまりを踏み躙ってやる。
水面に、細やかなさざなみが立つ。
どこまでも青い空が、長靴の動きに合わせてぐにゃぐにゃと揺れる。
強く踏みつける。
ぱしゃっ、と、水の飛沫が跳ね上がる。
地面に横たわる青い空が、壊れて跳ねる。
担任が引っ越すことになった。
五時間目が急遽自習になった次の日、校長先生がそんなことを報告した。
ざわめきがふつふつと起こった。
先生たちはみんな、下を向いて神妙にしていた。
ちょっと煩いけれど、生徒思いの熱心な先生。
不登校の子にも、授業中に騒いでいる子にも、平等に、丁寧に話していたことを覚えている。
記憶の中で、担任はちゃんとした学校の先生で、頼れる大人だった。
そうだったはずだった。
担任の不倫の噂が立ったのは、三週間くらい前のことだった。
誰から言い出したのか、もう分からない。
ちょうど同じくらいの時に、政治家と芸能人の不倫ニュースが流れていたことも影響したのだろう。
噂はどんどん、まことしやかに広まって、担任は、誰からも不倫をした最低な人間だ、と排斥されるようになった。
担任の授業を誰も聞かなかった。
担任が仕切るうちのクラスの保護者会は、沈黙ばかりが煩くなった。
地域の人たちも、担任に関わろうとしなかった。
他の先生すら、担任と口を聞かなかった。
誰も担任の話を聞かなかった。
だから噂話が嘘なのか、本当なのか、それは誰にも分からなかった。
ヒソヒソとした内緒話だけが、耳に障った。
担任は、犯罪者のように排斥されていた。
悪い大人の可能性が高いという噂が出回った、それだけで。
担任は次第に学校に来れなくなり、見かけなくなった。
…私は、担任に助けてもらった。
昔、進学前に事実を誇張した悪い噂話を流されて、外に出られなくなった。
そんな私に、普通に話しかけて、外に出られるようにしてくれたのが、一年からのクラス担任の先生だった。
今年から、私は毎日学校に行っていた。
二年かけてようやくそこまで漕ぎ着けた。
それは紛れもなく、担任のおかげだった。
その担任が、こうなった。
学校を辞める気はなかった。
これで、私も学校から逃げてしまえば、それは「負け」な気がした。
でも、今日くらいは学校をサボってやろうと思った。
いつも通り普通に家を出て、通学路を外れてやった。
今日だけは“みんな”の顔なんて見たくなかった。
だから、一日だけの逃避行をすることに決めた。
清々しいほど晴れていた。
どこまでも、どこまでも続く青い空が、一面に広がっていた。
小説や寓話や言い伝えみたいに、曇ったり、大雨が降ったり、嵐になったりなんてしなかった。
空は、私たちのことなんか知らん顔で、どこまでも続いていた。
日差しが鬱陶しかった。
雲が出ていないことが憎らしかった。破り捨ててやりたかった。
足元の水たまりに映る空を踏みつける。
ぱしゃっと水滴が飛び上がる。
頭上では、どこまでも続く青い空が、高く高く、どこまでもどこまでも広がっていた。