『どこにも書けないこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「どこにも書けないこと」
自分の場合は言葉に出来ない心の色だと思う。
自分の心なのに自分でも分からない…。
だからどこにも書けない…。
叫びたい…。心の奥底でよどむ何かを全て叫んで吐き出してしまいたい。
でも何度吐き出そうが…またよどむんだろうな。
変わらないこの心の色とこれからも……。
ーどこにも書けないことー
あなたの名前はどこにも書けない
誰にも見せていない日記にだって書けない
見られていなくても書いたらだめな気がするから
人のものだって分かってるのにね
罪悪感が湧く私はいい子ですか
くちびるに
人さし指を押し当てる
どこにも書けない
その指の行く先
〈どこにも書けないこと〉
#どこにも書けないこと
「あっ!先輩、目が合いましたね!!」
『······』
「無視するなんてひどくないッスか?おーい!!」
『······』
「いつまでそれ見てるんッすか?もう、物が握れないから、書き込んであげることも出来ないッすよ···。」
『······なんで、死んじまったんだよ······バカッ』
「あれは···、反射です!!とっさに体動いたって言うか···、助かってよかったです。先輩」
『悪かった···ゴメン、···ゴメン、······本当にゴメン』
「あー、最後に何かポルター何とかってやつで伝えたい!!書きたい!!」
〖80年後にまた会いましょう〗
お風呂に入っている時に
素敵なメロディーやってきて
だけどもそれは書けないの
お風呂からすぐ上がらなきゃ
湯船に音符が書けたなら
さささと書いてしまいたい
シャワーが録音マイクなら
ラララと歌ってしまいたい
どこにも書けないそんな時
びっくり奇跡が起こるのに
今日も
書いています。
実名では
とてもじゃないけど
書けない
わたしの
心の中を
つらつらと。
過去の思いも
現在の悩みも
未来への不安も
わたし
こんなのです!
見て!
って
名乗って
伝えられるほどでもない
拙い文章で
こんなに
たくさんの
♡を頂けて
あなたが
読んでくれている。
それだけで
わたしの
気持ちが
落ち着いて
悩みや
後悔や
不安と
向き合うことが
出来る。
この場だから
書けることが
あります。
見えない
あなたへ。
いつも
ありがとう。
#どこにも書けないこと
「どこにも書けないこと」
・過敏性腸症候群に似ている症状を持っている
学校での食事はストレスがかかります。たくさん食べると「お腹が痛くなるのではないか」と不安になりたくさん食べられません。周りに人がいることがストレスになり腹痛を引き起こしてしまいます。だから私は、いつも先生に席を1番後ろにしてもらっています。私の症状を受け入れてくださりありがとうございます。
カミングアウトした友人へ。私の症状を受け入れてくれてありがとう。中学の頃は、嫌われるんじゃないかと不安で怖くて、周りの人を信じられなくて家族以外には誰にも言えませんでした。初めて言う時、怖くて仕方なかったけど〇〇なら大丈夫だ、と思えました。そう思わせてくれてありがとう。知った後からも、心配してくれたり配慮してくれたり本当にお世話になっています。感謝しかないです。これからも友達でいてほしいよ、大好き
過敏性胃腸症候群だけじゃない話になりますが、皆なにかしら抱えて生きているし、かといってその重さやそれについての過去が同じわけではありません。それを経験してるわけでもない。だからお互いに理解するのは難しいと感じます。理解していないからこそ、「たいした症状じゃないでしょ」と思ってしまう時もあると思います。しかし本人は苦しい思いをしています。他の人の痛みは分からないけれど、せめて寄り添うことのできる人でありたいです。
今回はこんな人もいるんだよ〜ということを知ってもらいたいな、という気持ちがあり書かせていただきました。長文失礼しました。しんどい思いをする人が減りますように。
好き好き好きってされたい 愛してくれ誰かうおーーーーーー
ここしか勝たんここの言うことは絶対それ以上もそれ以下もないみたいなこと言ってほしい それでしか許せない
みんなさ他の子のことも好きで誰でもいいんやん あむだけここだけって奴おらんのか 誰の1番にもなれないの無理すぎ悔しい ナンバーワンじゃなくてオンリーワンやで普通に
ねむーーーーーーー!!
早朝に響くは、よく通る
ニュースキャスターの声だ。
『昨夜午後三時、登山に来たと言う
女性によって、数年前殺害された
上江 諒 (23) 男性の遺体が見つかりました。
遺体は古びた本を強く握り締めていた
状態で見つかっていて、
警察は、残っている指紋から
上江さんが ’’ 殺害された ’’ と見て、
調査を進めています。』
さあ、カミエさんを
ちゃーんところしたのはだあれ?
『妖怪のくだん。』
ーー妖怪のくだんがいると京極夏彦先生が言っていた。
ユラユラしているこの片思いも。
苦手だな~と、思っているヘルパーさんがいることも。
勇気出して、言ったのに。
有名な画家さんのように、ひっくり返されてしまう。
すご〜いな〜😱と、青ざめる私。
言いたいことが。逆さまになるなんて、アリスのセカイみたい〜🐰⌛
悔しくて泣いても、『おれは、知らんしだって。』www
全部、逆さまなら、私の見ているセカイも真逆なのね。
正しいはとは!?
綺麗事しかは、言っちゃ生けないないんだ〜🤐
弱い私が、反論したら、覆された😱
なんで、うわべだけでしかいけないのかな…。
アドさんの『ギラギラ』と、いう歌詞は、言った。
『一丁前に人を好きという想いがあるから悶えているんでしょう』…(´;ω;`)。
彼女は、トキのヒト。でも、本質を歌っているんだね。
きっと、高いところに座って、脚何か組んでさ。
私の声何か、響かないのかな(´;ω;`)
でも、私は、私を信じたいな。
想先生、みたいな強者に簡単に覆されたって、真っ直ぐしか歩めない私です。
私の声誰にも響かなくても、私は、こうして書くのが大好き💙で〜す。_φ(・_・
妖怪のくだんなんか、大嫌いなんだから!!(。>﹏<。)
終わり
誰にも言えない
どこにも書けない
だから
凍りつく寒空に浮かぶ
尖った三日月に向かって
独りでつぶやくしかないの
淋しい
苦しい
貴方が欲しい
心細いよ
強がりは疲れた
貴方の温もりが死ぬほど恋しい
【どこにも書けないこと】
どこにも書けないことを書く場所が
あるのはとってもいいことだと思う。
学生の頃、心がしんどくなって辛かった時
一つのノートに恨みとかこの場所
にはかけないようなことを書いていた
今もそのノートを見るとこいつすごいこと
書いてるなって……
昔の自分に呆れながら読んだりしてる
でも多分そのノートが存在しなかったら
きっと今僕はこの世界にいないんだろうな……
それって、私の秘密…
どこにも、書いたことないけど、どこかで誰かに聞いてもらいたい事…
最近、高齢者の方と接点がある事をしている
その中の会話が、よくとぎれてしまう…事に悩んでいる
今日は、会話がとぎれない方法 66のルール
すかれる人すかれない人の話し方 という本を読んだ
いろんなヒントをもらえた気になった!
明日から早速実践!
内容は、秘密
どこにも書けないこと
「私は好奇心旺盛な子供でした」
「頭に次々と謎が生まれ、それを解決する事を大きな楽しみとする子供でした」
「その好奇心の行き先は主に生き物でした」
「物心ついた時から、ずっと」
「蟻を水の中に入れたらどうなるか、とか」
「ナメクジを塩漬けにしたらどうなるか、とか」
「蝶の羽を全て毟ったらどうなるか、とか」
「蛹を破ったらどうなるか、とか」
「少し言い訳をするならば。当時の私はまだ文字が読めぬ年頃でしたので、本で確かめるという手段が取れませんでした」
「おまけに両親は大の虫嫌いでしたから、何となく悪いことの様な気がして、誰にも尋ねようとは思いませんでした」
「…いえ、文字が読めても実験をしていたかもしれません。自分自身で確かめた、という実感は本当に、本当に、他の何にも勝るものだったのです」
「実験だ!なんて、小賢しい言葉を使って」
「気の向くままに実験を繰り返していたある日、誰かから言われたのです」
「やめなさい、それは悪い事だ。と」
「その頃には、もうとっくに文字も読める様になっていました」
「親か、友達か、はたまた先生からか。今となってはあやふやで、怒られたというショックだけが残っておりますが」
「私は初めて、実験が悪い事だと知りました」
「自分が何ら悪いと思っていなかった事で叱られましたので、私はとても不安になりました」
「私はとても大人しい子供で、褒められる事こそありましたが、叱られる事など滅多にありませんでした」
「叱られる事に慣れていなかったのです」
「やめよう。と、強く思いました」
「我慢しよう。と、強く思いました」
「その結果。我慢、できちゃったんです。できてしまったのです」
「それは私にとってとても不幸なことでした」
「私はその好奇心が誤りであると知っているのです」
「消さねばならないと知っているのです」
「しかしながら消えてくれないのです」
「自分の疑問を自分で確かめ実感として知識を得る事の快感が」
「頭の中に残ったそれの残滓が消えないのです」
「今もなお、ずっと」
「大人になったら消えるだろうと若い頃は信じていました。そうですね、高校生までは信じていました」
「大人になったら私のこの好奇心も鳴りを潜めて、周りと同じ様に真っ当に生き物を愛せるのだろう」
「それがきっと大人になるという事なのだ。と」
「結果としては、消えるどころか強くなって、ますます私は己の自制心を鍛えるハメになっていますが」
「最近、考えるのです」
「もし、昔と同じ様に実験ができたら。と」
「ニュースで捕まる人を見て思うのです」
「良いなぁ。なんて」
「誰しも特別に憧れるものです」
「特別に憧れ胸を焦がし地から見上げるその姿こそが、平凡な人間であるという証拠なのに」
「そしてそれは私も例外ではなく」
「とはいえ、子供の時分とは違い、私も色々なこの世のしがらみやら縛られておりますので」
「実行する勇気が全てを失う恐怖心を上回る事はありませんが」
「そんな中途半端でどっちつかずな、逃げることばかり上手くなった自分が、何だかとても嫌になってしまって」
「とても醜悪なものに思えて」
「鬱屈とした気分になってしまったのです」
「誰かに相談しようにも、こんな事誰にも言えませんから」
「もし言ったら、きっと遅い厨二病だと笑われてしまうでしょうから」
「それだけは絶対に嫌でしたから」
「だから、この手紙を書きました」
「誰に宛てたものでもありません」
「燃えて消えてしまうなら良いだろうと」
「この行事の趣旨と少しズレた内容を書いた事を深くお詫び申し上げます」
「最後に」
「私は、私の狂気が、私を苛む好奇心が」
「この世の何より美しいエメラルド色である事を、切に願っているのです」
「いつか平凡で醜い私を食い破って、その残酷なエメラルド色で羽ばたく事を」
「心の隅で願っているのです」
《キャスト》
・語り手
一般企業に勤めるサラリーマン。虫が好き。少しスッキリしたらしい。
《補足》
・『この行事』
後悔を手紙にして燃やしてスッキリしましょう!という行事。実際にあるかは分かりませんが、作中のものは架空です。
「しにたくない」
手紙の束に紛れていた手のひらに収まるほどの紙片に、お世辞にも綺麗だとは言えない少し右上がりの癖のある字が並んでいた。
見飽きるほど見たその字を書く主は、少し前に荼毘に付されたばかりだった。
その主の家は、大きな家財どころか荷物すら数える程しかなかった。がらんとしたその様は、自分の亡き後も成る可く他人の世話にならないようにと思っていたからなのだろうと容易に察せられた。
その残された数少ない荷物の1つが、この手紙の束だった。
僅かに残された時間の中、静かに互いを慈しみ睦み合う中で「あと少し先の話」が出なかった訳では無い。
その話の度に「死ぬのは怖くないよ」と一蹴していたこいつも、ひたひたと忍び寄ってくるその恐怖に駆られることがあってひっそりとここへ吐露したのかもしれない。
若しくは、ぼんやりと一人過ごす中で不意に浮かんだその言葉を手慰みに書いただけかもしれない。
その紙も塵箱へ捨てる前にここへ紛れてしまったのかもしれないし、直接伝えることの出来なかった抱えきれない感情の吐露をいつか誰かに見付けてもらいたかったのかもしれない。
……いくら考えても、もうその理由を聞くことは叶わないが。
胸ポケットに刺してある万年筆を取り出すと、どこにも書けない言葉を、誰にも紡ぐことの出来ない言葉を隣に記す。
小さな紙片の中で歪に二つ並んだその言葉を一度だけ視界に納めたあと、鉄と鉄を擦り合わせる音と共に着いたライターの火にかざすと小さなヂリッという音と共に一瞬で灰になり消えた。
燃やしてしまえばこの言葉はアイツの元へ届くのだろうか。
届いてしまえば何時ものようになに言ってるの、と笑って言いながらも肚の中ではその言葉に酷く苛まれるだろう。その間は天国で安穏と過ごしていたとしても、俺の事を忘れることは無いだろう。
そんな仄暗い思いを抱えながら、その言葉の真意を伝えることの出来る日を、あの言葉の意味を知ることの出来るその日が訪れる日を待っている。
・
・
・
・
・
・
どこにも書けないことを書くというのは、こういうことだろうか。
ちゃんと書いてますよ。
書けないことを。
言葉にならない感情は文字にもできない。
でもそれほどの思いは、既に届いているだろう。
君の笑顔を見ればわかること。
#どこにも書けないこと
どこにも書けないこと
確実にわかるのは、この世界に確かなものなんて
存在しないこと。
永遠や不変に囚われるのは
人に期待することは
苦しいことでしかない
どこにも書けない想いは話さない方がいい。
真実は歪められ、夢は潰されて燃えて灰になって終わるだけ。
一見普通の人間でも、倫理や秩序を最重要視するイイ子ちゃんでは無いので、私とてどこにも書けないこと、勿論ここにも書けないことはある。少し犯罪に触れそうなことをしたとか、倫理的に良くないことをしたとか。悪い事だと自覚してはいるが、しかし法律や倫理だけがこの世のすべてでは無いだろう。法律も倫理も、人類が最低限の安全や生活を手に入れる上で非常に大切なものではあるが、かと言ってそれらにガチガチに縛られた世界というのも面白味に欠ける。誰かの人生をメチャクチャにしたとか、生物の尊厳を完全無視したとか、そういうのじゃなければ多少は緩く生きても良いんじゃないかな、なんて思っちゃう。私の場合、これは完全に言い訳だけどさ。
「私、本当は月から来たんだ」
生ぬるい風が吹いて、はるかの長い黒髪が波を打った。月の明るい夜だった。
はるかは浮世離れした子だった。可憐で儚げな容姿はもちろん、竹を割ったようなあっさりとした性格で男女問わず人気があった。それでも、誰に対してもどこか一線を引いた、うすい壁一枚くらいの距離を保っていて、誰とでも仲が良いのに誰ともつるまない、良い意味で不思議な子だった。
はるかと私の距離が急激に縮まったのは、ある年の学校祭の最終日だった。
それまでは近くにいれば話をするくらいの、文字通りただのクラスメイトでそれ以上でも以下でもない、特筆することもないような関係だった。はるかとクラスメイトのほとんどが、多分そんな感じだったろうと思う。
最終日のメインイベントであるフォークダンスから逃げて、私は三階の空き教室に忍び込んでいた。ここは校庭の様子が見下ろせて、これから打ち上がるらしい花火もそれなりに見える、悪くない避難場所だった。フォークダンスを終えた人々がのろのろと仲良しグループや恋人同士に固まっていくのを、特に何を思うこともなく眺めていた。
そこにふらりとやってきたのが、はるかだった。
「あれ、どしたの」「うーん、ちょっと休憩?」なんて当たり障りのない会話を交わして、なんとなく近くの座席に座る。「フォークダンス、楽しかった?」「楽しかったよ。ちょっとドキドキした」彼女が冗談めかして笑うので、つられて笑う。「あとどれくらい続くのかな」「もうちょっとで終わるよ。花火はきっとすぐだし」「そっか。寂しいな」ぽつりぽつりと、思いついたままに言葉を投げていく。その空気が、意外なほど心地よかった。
ほどなくして上がった花火は、やはりすぐに終わった。
私たちはどちらともなく立ち上がり、熱冷めやらぬ生徒たちのざわめきを背に、友だちみたいに並んで帰った。
彼女の家が月にあるということを、私はその日はじめて知った。月の明るい夜だった。