『どうして』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
こんな寒い日に限って どうして半袖で出勤しちゃったんだろう。アホだなぁ。
室温はぬくぬく26℃ いつもは半袖で調度いい。
今日は外回りだったのすっかり忘れてた。
雪も降ってきたし、今夜はお鍋にしようかな。
どうして
どうして私はこうなんだろうって毎日のように思っちゃう 周りはあんなに上手くいってるのに 私より辛い人だってたくさんいるのにって
1人になりたいのに孤独は嫌で
上手くいかなかったら自分が大嫌いになるのに
上手く行ったらこのくらいはまだまだって思っちゃう自分が大嫌い。
こんなん愚痴でしかないのもわかってるけど
ただ生きる
どうして生きる
ただ愛す
どうして愛す
愛されたいだけなのに
どうして伝わらないんだろう
そっか私は空から見守ることが出来る
星になったからだ
【どうして】#26
どうして……。
頭が真っ白になった。
どうして、この世はこんなに無情なのだろう。
この日の為にと新調したエイチビーの鉛筆が指から擦り抜け、からりと落ちた。手汗が酷くてそれを拾うこともできない。心臓の鼓動が周りに聞こえているんじゃないかというくらい大きくなっている気がした。だが、変に落ちついている自分もいた。動揺している僕を客観的に見ている、そんな感じ。第三者目線として宙から僕を観察している僕は、つい先程気づいた僕の過ちを冷静に思い返す。
共通テスト、初日。
ぜってぇ同じ大学に行こうな、と仲間に鼓舞して僕は会場入りを果たした。奇しくも試験会場が志望大学で、僕の中で一層この大学に行くのだという士気が高まった。緊張もあったが、自信はあった。これまで彼らとしてきた数多のことを思い出す。帰り道に問題を出し合ったり、画面通話で勉強時間耐久をしたり、理系の過去問の得点を競ったり……。この日の為に多くのことをしてきた。彼らは僕にとって、ライバルでもあり同志、それ以上に大きな存在、親友になった。そんな彼らと過ごした日々を無駄にはしない。そう心に決めて時を待った。
1時間目、地理。
歴史のページをはぐって早速見つける。大問は五つだから一つ十分で後は見直し、とこの前立てた戦略のもと、問題に挑む。
傾向が変わったか。一番最初に日本の地形が出るとは。しかし簡単だ。すらすら、さくさく解ける。自分でも恐ろしいほど。これまでの練習の成果が如実に現れたのだ、内心歓喜した。そのままペースを崩さず、問題に気づく。
おかしさに気づいたのは五問目に差し掛かった時だ。まだ続きがあるぞ……とページをパラパラめくって、そして気づいた。
自分が地理Aを解いていたということに。
まさか……慌てて自分の解いたページを見返す。
地理A。
頭が真っ白になった。
理系の入試で使うのは大抵が地理Bなのだ。
やってしまった。
僕は天を仰ぐ。
どうして……。
いや、確かに過失は自分にある。地理Aは大概模試では省略されるがしかし受験上の注意にAの記載はある。問題のせいではない。僕がよく確認せず解き始めてしまったばかりに起きたミスだ。
だけど……だけどさ……
それはないだろ。それは……。
この100点が合否を決めるってのに。
こんなミスで人生狂っちまうなんて……。
そんな馬鹿な話、と笑ってしまいそうになった。
冷や汗が止まらない。
僕は……僕はどうすれば……。
ふと思い出したのは、仲間のこと。
一緒に同じ大学に行くと誓った。
行きたい、絶対に。
急いで鉛筆を持ち直す。残り二十分。まだ、まだ間に合う。マークを思いっきり消す。
Bを始めよう。
どうして、なんて後からいくらでも言える。とりあえず今はこっちに集中だ。焦るな、自分。まだ試験自体、始まったばかりなのだから。挽回は効く。だから、焦るな。落ち着いて。落ち着け、自分。
手の震えを抑え、正しいページを開く。一度大きく深呼吸をして、問題に目を通す——。
*
このお話は殆どノンフィクションです。全神経を研ぎ澄ませて挑んだ二十分間でした。
幸せが大きすぎる。
「好き」だと伝えたらこんなにも幸せが返ってきた。
私の片想いだと思っていたのに、
お題:どうして
どうして
信じられない…あなたから、言われた言葉が、頭の中で、ぐるぐるしている…えっ、こんな事が本当に…目の前にいるあなたの姿が、段々滲んでいく…こんなにも、現実って、唐突に…ぐちゃぐちゃな頭と心が、色んな想いで、絡んで縺れて、真っ直ぐに立てない…足元も何か頼り無くて…心配そうに見つめるあなた…頭の中にこだまする、あなたからの、君が好き…のフレーズがどんどん心を満たして…
どうして
どうしてつらい時があるんだろう、
どうしてなんにもしたくない時があるんだろう、
どうして私は私が好きじゃないんだろう。
考えたって答えは出ないけどね。
『どうして』
どうして悪役令嬢になったか、ですって?
実は私、ここへ来る前は別の世界で暮らしておりました。
その世界では私は『脇役』で、
自分の意思を持たず、毎日周りの顔色をうかがい、周りの言動を気にしながら生きておりました。
どうして私はこんなにも怯えているのでしょう。
私は一体何と戦っているのでしょう。
物思いに耽っていた私は、鉄の馬がこちらへと走ってくる音にも気が付かなかったのです。
目覚めた私はこの世界に産み落とされ、『悪役令嬢』という役を天から与えられました。
ああ神よ、それが私に与えられた役というのならば最後まで演じきってみせましょう。
そして今度こそ、私がこの世界の『主役』という玉座に君臨してみせますわ!
最後までお付き合いいただけるかしら、セバスチャン
どうして言葉に温度を持たせてしまったのですか。火傷したところが今日もずっと痛い。
#どうして
どうして…?
どうして君は私を嫌うの!?
私はただ君のことが好きだっただけなのに。
君をいつもいじめていた彼。とてもイライラしたの。
君と仲良く話していたあの子。とても気に食わなかったの。
だから全部全部消したのに。あなたが苦しまないように。私とあなただけになるように。
あなたのためだけに尽くしたのに。
「ねぇ、どうして逃げるの????」
どうして
どうしてってそんなのわかってる。
勉強しなかった俺が悪いんだろ
あんたの言ったことを守らなかった俺が悪いんだろ
でもさ、これだけは言いたいんだ
あんたのところに生まれたのが俺でよかった
俺じゃなかったらお前はきっと刺されてる
俺が意気地無しでよかったな
どうしたってもうだめだから
どうして
突然、いなくなってしまった人。
受け止めきれないその当たり前という恐ろしい衝撃を、僕は、どうしてと言うしかない。
どうしてあなたはいなくなったの?あんなに生き生きとして笑っていて、情けない僕を毎日元気づけてくれて、おはようと言うのが当たり前だったのに。
わからない。生き生きとした顔の目は閉じて、触ると肌はとても冷たい。生きて、いないのだ。
有名人でもないあなたは、テレビに大きく報道されることもなく、あなたがいなくても明日は来て、何ら変わりなく社会は世界は続いていく。
でも、僕は違う。あなたが消えたその衝撃は、僕の明日の太陽という生きる存在を、汚したんだ…
あなたは、太陽のように大切になんだよ…
ねぇ どーしてー?
通称 「なぜなぜ期」
心理学でいうところの 「質問期」
大人になってからの
どうして?はあんなにも無邪気だった「なぜなぜ期」を越え
結構厄介…
自分に問うどうして…の呪縛から
早く抜け出したい
いくつもあったきっかけ。目を逸らしてきて気付いた時には手遅れ。なぜあの時みたいな後悔がずっと心に残り続ける。どうして……と届かない声を問いかける前に言葉は届くうちに伝えないといけない
どうして
どうして私は不幸なの?
どうして私だけ?
どうしてみんなは幸せそうなの?
どうしてなんて考え始めたらアウトよ。
落ちていくしかないんだから。
夜は静かだ。闇夜に立つ住宅街も。
僕は喉が乾いたので、近くの自販機へ。
自販機に行くと、あれ?と思った。
自販機が古いなと。普通ならまだ新しいのに。どうしてだろう。
「まっ、いっか」と言いコインを入れる。
「ん~っと、紅茶で」とボタンを押すと、ガチャンという音とゆう・・・。
気配を感じる・・・僕の側に・・・。
見ないでも分かる。
若い女性、髪は短くさっぱりしている・・・。
「なんだよ、お前か~」
女性は僕の幼馴染みの多江だった。
「誰かな~って思ったら、あんただから、気配をなるべく立てないように近ずいてきたのよ」
すると、黄昏の時間に変わった。
多江は、
「あっ~、こんな時刻か、もう、行かないと」
「えっ?どこえ?」
多江は右手を上に上げて、
「天国、地獄かな?」
すると多江の体がだんだん見えなくなって、
「ありがとう、あんた、けっこう楽しかったよ。もう一度、ありがとう、バイバイ」
そして、消えていった。
僕は泣きながら、そっか確か病院で・・・。
紅茶を取ろうとしたら、ない。
たぶん、多江が持っていったのかな・・・。
と思い、自販機を見ると、新しい自販機に戻っていた。
どうして。
どう答えるのが相応しいのか。
事実とは違う答えを教えることも考えた。嘘を教えることになるが自ずと知ることになる。その時こそ正しい説明をするのだ。
一方で正しい答えをという感情もあった。
先延ばしにしても仕方がない。
いくら心が幼かろうが嘘を教えることは一個人を軽んじるに等しい。
どうして
「キビキビ勝負ー!!」
一番自我が残っていたのは、戦闘狂だった。
確実に心まで洗脳、呪われるのかと思われていたが、意外とそんなことはなく、親友たちは恥ずかしがってたり父親の血が表れていたりで、多少の感情?は残っていた。
自分の相棒ポケモンの名前なども微かに分かる程度で聞こえていたし。
「次は俺がおかしくなっちまうんだぁ!!」
「しっかりして!」
そうは言ったものの、もうきっと堪え切れない。しっかりするのは自分だ。
『んぐっ……ふふ、あは、ぶあっははは!』
『ちょ!番外編おもろすぎだろ!戦闘狂ほぼ変わってねーwさすが戦闘狂』
どうしてこんなにおもろいんだよ!!
_2024.1.14.「どうして」
みなさん今日のお題につられてネガティブな感じがあるなーと思ったので、プレイヤーと主人公の明るめな話にしました。
「どうして」の後ろに
「?」をつけたなら
答えが返ってくるのかな
「どうして」の後ろに
「も」をつけたなら
願いを叶えてくれるのかな
どうしてやろうか
考えてみる
「どうして」
"どうして"と訴える君の目は泣いていて、
"大丈夫だよ"と目を閉じる僕の手は震えていた。
2人の目が、手が、今ここで重なり合えば、
きっと、上手くいくはずなのに、