『ところにより雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
(止まない雨の、その先まで)
予報は いつも ところにより雨
君の心が 晴れないからかな
君の笑顔が また花開くためなら
どんな遠い道のりも 苦しくはないよ
また 新しい季節が来るね
君と笑って 虹を見上げたい
題名:ところにより雨
雨の断片。消えかけてた。
境目にいた。降る降らないって。
左に指さし、右も指さして。
笑いながら駄弁っていた。
ところにより雨
まだまだ雨模様
でも予報はところにより雨
晴れ間はある
いつかきっと
雨はやむ
濡れた頬もいつか乾くと信じて
今日も、うまくできなかった。
あの日、結局雨の中ずぶ濡れで帰ったあの日から、ずっとそう。
『今後も曇りの日が続きますが、ところにより急な雨が降ることがありますので、数日間は折り畳み傘を持ち歩くのが良いでしょう。…』
…そっか。
まるで、占われているみたいだ。
あの日から、私が空を見上げるといつも曇ってる。
…そんな。
心に何かがほこりみたいに積もってしまって、払いのける勇気がない。
晴れた空を見たら、勇気をもらえる気がして。
-【ところにより雨】
2月26日【物憂げな空】の続きです。
お題:ところにより雨
後日あげるのでお題とスペース保存しておきます。
ところにより雨
生きて歩こう
晴れを待とうよ
晴れると信じて
ところにより雨
最悪だ。雨が降るなんて。
今日に限ってニュースを見なかった今朝の自分を心の中で恨みながらも父に連絡した。
「もー、このままだと塾に遅刻しちゃうじゃん。」
すぐに既読の付かない父にイライラしてしまう。
父に怒りをぶつけても仕方がないのに。
はあ、と小さく息を吐き上から降り注ぐ雨を眺めていた。
下駄箱には私一人。外の空気が少し冷える。
ぼーっとしていると後ろの方から声が聞こえてくる。
男女の親しげな声。聞き覚えのある声。
嫌な予感がして、私は振り返らなかった。
必死にスマホを見ているフリをした。
そんな私の横を、男女が通り過ぎる。
やっぱり。元カレの和也だ。
もう彼女できたんだ。付き合ってた時から好きだったのかな。
スマホを握る手にギュッと力が入る。
二人は私に気づかず、相合傘をして雨の中を歩いていく。
周りは雨で、ジメジメしていて、暗いのに。
なのに、あの傘の下だけはまるで晴れのように明るく見えた。
私には降り注ぐ雨の中、二人の背中をただ黙って見送る事しかできなかった。
ここが
「ところ」じゃ
ないといいなぁ
そんなときほど
雨になるのね
………ところにより雨
僕には好きな人がいる。
彼女はいつも誰かと笑顔で会話をしている。
彼女の笑顔を見ると、何故か心がわくわくする。
でも、僕には彼女と関わる勇気がない。
離れたところで魅入ってしまう僕。
僕の心は ところにより雨。
【ところにより雨】
きっとその
「ところ」とは
わたしの心だと思う
雨だよ
わたしの心は
土砂降りの雨
ベランダから見える都会は、ギシギシと詰められ流れて行く。
今日は早く帰れたから、少し遠回りして帰ろうかなぁ!
移り住んで仕事に慣れるまで、余裕が無くて住んでる街並みがどんな所かわからなかった。
穏やかな時間が流れる優しい街、好きなお店やカフェが出来て穏やかに生きて行ける。
何に追われていたのか、追っていたのか。
空気まで胸に刺さるきがした。
押されるように早足で歩き、アスファルトの上に踵を落とす。ふっとスマホを見ると、優しい街並みが映る。
此処に行こう帰ろう、知らない街に帰ろう!
心の中がところにより雨になりかけても。必ず晴れる。絶対。だから大丈夫。涙にならない。
3月24日 のん
『ところにより雨』
「降水確率40%
ところにより雨が降るでしょう」
花見の日の予報を見て
僕はくすりとしてしまう
「雨女でごめん」と笑う君を
また見ることができるだろう
雨女でもいいじゃないか
雨を引きつける人は
何かを引きつける力があると
誰かに聞いたこともある
それでも少し悲しいなら
僕が傘を差し出そう
君の心が曇っても
そこには雨は降ってこない
君に惹きつけられた僕ができる
ただ一つのことだから
(ところにより雨)
一点が。雨だった場合、譲り合い、人生。持ちつ持たれつ。。
『ところにより雨』
小説や映画の好みに、その人の性格が滲む。
だから私は貴方の好きな本が知りたかった。
隣のクラスへ遊びに行くと、貴方はいつも教室の隅で本を読んでいた。
黒縁メガネで目に少しかかる前髪と、しなやかな指先が綺麗な人だった。
明日に卒業式を控えた生徒たちはどこか落ち着きがなく、まるで少し大人になったかのような顔をしている。
少し開いた窓から桜の花びらが入り、カーテンが揺れる。貴方の前髪がさらりと揺れる。
ゆっくりと規則的に捲られるページが、春風によって狂わされた。
眩しそうに顔を上げ、淡い水色の空を見あげた貴方の横顔から目が離せなかった。
卒業式当日。私は彼を探した。
みんなが校庭で涙を流し、思い思いに写真を撮る。
彼はどこにもいなかった。私は廊下を走った。
最後くらい、全力で走ったていいでしょう?私の後ろ姿を先生たちは何も言わなかった。
校庭の端から端、校舎の隅から隅、全てを探し終えた頃には日が暮れかけていた。
君はいなかった。もう帰ってしまったのかもしれない。そもそも来なかったのかもしれない。
家も知らないし、進学先も知らない。
もっと早く話しかければよかった。
言えばよかった。何も言えなかった。
泣かないって決めいていたはずなのに、次から次へと溢れて止まない。
少し冷たい風が私の髪を揺らす。
桜の花びらが舞って、世界を包み込む。
はらはらと散って、私を隠す。
今日の天気は晴れ予報。ところにより桜の雨。
2026.03.24
59
私が ボーナスある 退職金ある
って 言わなければ よかった
それ目当てで 付き合いを 継続するのかな
って 思ってしまう
また 遠くへ 連れってってくれるみたいだけど
私の心は 晴れ ところにより雨
だってさ 先週末のデートでさ
鏡 見たら 私 クソブスだったもん
写真 撮ってくれて 後で LINEで
送ってくれて 見たら
やっぱり 私 クソブスだったもん
あなたみたいな人が 私を 相手にしてくれて
信じられない毎日
『ところにより雨』
学級閉鎖もあって、僕らの卒業式は遅くなった。
随分と長くあっという間な学生生活が終わったんだ。
次の春からは仕事に就いたりさらに勉学に勤しんだり...
これからの道はバラバラになる。
泣いている人もいるが、
クラスメイトは晴れやかな顔をしている人が多い。
...友人はどうも心に陰りが見える。
今にも泣きそうにも見える。
そう思っているとこっそり教室を抜け出した。
後を追うと屋上前の階段の踊り場。
一人静かに泣いていた。
傘が無いから...一緒に濡れに行こうか。
屋上のドアを開けた。
語り部シルヴァ
《ところにより雨》
笑顔で今日も過ごせた
過ごせたはずなのに…な
ちょっとした事で悲しくなった
ところにより雨
でもみんなには見せないように
気づかれないように
きっと気のせいだよね
平日の朝は、だいたい同じように始まる。
目が覚めて、時間を見て
あと5分だけ...
なかなか起き上がれず
何度もアラームを消す。
時間ギリギリになってから
気怠く体を起こし
子どもたちに声をかける。
『朝だよ、起きて。学校遅刻しちゃうよ~』
毎日これだ。
うだうだしながら
子どもたちはそれぞれのペースで動いていて
私はその間を行ったり来たりしている。
特別な会話があるわけでもないし
何か大きな出来事が起きるわけでもない。
それでも、ちゃんと一日が進みはじめる。
子ども達を見送り
私は仕事へ行く準備をはじめる。
まずは朝食。
納豆ご飯を食べることが多い。
なんなら、ほぼそればかりだ。
たまに、納豆トースト。
これがまた美味しい。
食べ終わると
時間に余裕がある時はシャワーを浴びる。
朝は目が覚めてすっきりするから気持ちがいい。
メイクは最低限しかしない。
バッチリメイクはお出掛けの時だけだ。
出勤時間が遅めなので
ゆっくりと家を出られるのがありがたい。
とか言いながら
気づくと、いつもギリギリで家を出る。
早歩きをして、駅のホームに着く時には
軽く息切れをしている。
暑い。
息を整える間もなく、電車に乗り込む私。
あの独特なリズムに揺られながら30分
ヘッドホンでその日の気分の音楽を聴く。
クラシックを聴く時もあれば
最新の曲、学生の頃の懐かしい曲
ジャンルはいろいろだ。
子ども達が小さい頃に、テレビで見ていたアニメや教育番組の曲を聴いたりもする。
子ども向けでも、素敵な曲や歌詞がたくさんある。
最寄りの駅から職場まで10分。
駅周辺は人が多い。
ぶつからないように、人を避けながら歩く。
職場に近くなると、お気に入りの公園がある。
どこかの保育園から来ている子ども達が
大人に見守られながら、にぎやかに遊んでいる。
それを横目に職場へ急ぐ。
職場に着くと、部屋は少し暗い。
青い光の中で過ごす、なんとも特殊な空間。
私は人に触れる仕事をしている。
人に触れている時間は、とても静かで
言葉はあまり使わない。
けれど、呼吸がゆっくりになるのは
手から伝わってくる。
毎回うまくできたかどうかは、正直わからない。
終わったあとの、微睡んだ表情をみると
少し休めたかな?と、ほっとする。
休憩の時間になると、私は外に出る。
太陽の光に当たると、単純に気持ちがいい。
気分が良くなる。
お気に入りの公園で
日の当たるベンチを選んで座る。
ランチをしてぼーっとする
この時間が好きだ。
休憩時間はあっという間に終わってしまう。
戻る前に、川沿いを少し歩く。
海に近いからか潮の匂いが、かすかに漂う。
川の流れの音や、鳥たちを眺めているだけで
少し整う気がして
後半もまた頑張ろうと切り替えができる。
仕事終わりには、まっすぐは帰らない。
日が暮れて、街頭が灯る公園に吸い寄せられる。
少しだけブランコに揺られてから帰路に着く。
これもまた、私の日課だ。
リセットする、大切な時間。
家に帰ると
それぞれが好きなことをしていて
ゲームの音や動画の音が
部屋のあちこちから聞こえる。
にぎやかだけど、どこか静かでもある。
長男は、パン屋で働いていて
毎日、大量のパンを作っている。
たまに、いくつか持って帰ってきてくれるのだ。
袋を開けると、甘い香りがふわっと広がる。
パンの匂いは、どうしてこんなにも心がゆるむのだろう。
とても幸せな匂い。
「お兄ちゃんが作ったパン、美味しいね」
と言いながら、みんなで頬張る。
穏やかで、口数は少ないけれど
たまに微笑む長男の姿が
私の目には、まだまだあどけなく映る。
夜になると
次男のピアノの音が
真っ直ぐに響きはじめる。
途中で止まったり、弾き直したり。
コンクールが近い時にはレッスンにも熱が入り
泣きながら弾く日もある。
それでも毎日練習するのは
やりたいから。と言う次男。
その繰り返しが、ちゃんと前に進んでいる音で
かっこいい。
ふと見ると
お風呂上がりの娘が
なにか歌いながら、髪を乾かしている。
それが終わると、部屋の真ん中でストレッチをはじめる。
無理のない範囲で、ゆっくり体を伸ばしていて
その姿は、どこか静かに整っている。
次男のピアノ練習が終わると
つぎは、娘のピアノの時間。
のびのびと弾いていて
次男を追いかける、娘の音色が響く。
私はその中にいて
夕飯の支度をしながら、少し眺めている。
それだけのことなのに
ちゃんと、あたたかい。
こういう日が、たぶん
これからもずっと続いていく。
劇的なことは何もないけれど
こうして一日が終わることに
安心している自分がいる。
なかなか気づけない時もある。
それでも、ちゃんと満たされている。
これが私の平穏な日常なんだと思う。
#平穏な日常
みんな同じ空の下にいても、同じ時に晴れているわけじゃないから「やまない雨はない」と言われてもね。
【ところにより雨】