『ところにより雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
空眺め
ニオイ感じて
髪触り
「ところ」は「ここ」か?
「ところにより雨」
お題☆ところにより雨
笑ってる
ケラケラケラケラ
楽しそう
私のことが嫌いなんだって
“ところにより雨”
ところにより雨
私は、人がなぜブランド品に拘るのかが理解出来ない。
高値の私物を、他者に安価な物と間違われた事がありショックを受けたという話を聞いた事がある。
続けて、安価な物が似合う人に見られているのかと思い自己嫌悪に陥ったと言う話も聞かされた事がある。
ブランド品を持つ事で悩まされるなら、いっそ持たない方がいいのではないか…と少しモヤモヤしたことがあった。
雨とまではいかないけれど、気持ちが曇った事をここに記す。
第一話(全四話ほどを予定している小説になります)
初夏の土曜、午前10時。
オフの日、二度寝して起きたとして
ギリギリの罪悪感で終わることのできる時刻だ。
さっきからLINEの音が鳴っている。
前日職場の飲み会で痛めた体にムチを打って、ゆっくり這い上がってスマホに目をやった。
「おはよう」
「今日、どうする?」
付き合って三年になる裕斗からだった。
私が社会人になってからというもの、土曜に会う時のデートはいつもフリープランになっていた。
お互いの体調やその日の天候に合わせてスタバでお茶だけすることもあれば裕斗の車で日帰り温泉に行くこともあった。返信に迷っていると、裕斗から続けてLINEが来た。
「今日は、晴れだったらいいな」
変な文章、と思った。
ベットから出てカーテンを開けると外は曇りだった。
よく見ると少し青空が見えている。
たまにしかつけなくなったテレビをつける。
ちょうど11時で気象予報の時刻になっていた。
もう、1時間も経ったのか。
ダラけていてなんだか裕斗に申し訳ない想いが募ってきたので天気予報はしっかり教えてあげることにした。
"本日の◯◯地方は概ね晴れるでしょう。
しかしながら微量な雨雲も見受けられますので
場合によってはところにより雨となるでしょう。
念の為、傘があると安心です。"
2024年にもなって、天気予報はいつでもこんな調子だ。
急に頭痛が襲ってきた。昨日の飲み過ぎが原因だろう。
裕斗が変なLINEをしてくるときは確か、いつも何かしらの意図があった。こんな時に限って。
裕斗に、晴れだよ!と言えない自分が憎かった。
同時に、大事なチャンスを逃した気がした。
つづく
◆ところにより雨◆
ところにより雨だって
ところによりって、どこかはっきりしない
ねぇ
私の家のほうかもしれないし
この辺かもしれないね
帰る途中かもしれないよ
違うの、傘は貸してくれなくていい
ここにいたいよ
あなたの部屋に
─それでは、今日の天気です。
今日も全国的に大気が不安定で、午後からはところにより雨が降るでしょう。
「雨が降るって言ってるわよ、傘持った?」
「もう持ってるよ」
「連日あまり天気が良くなくて嫌ね」
「…行ってきます」
確かにほとんどの人は天気が悪ければ気分は下がるだろうが、私はそうでも無い。
私の大切な友達は、家を出る時雨が降っていなければ、傘を持ってこないから。
私の傘は特別大きくないから、二人で入ればいつもより君が近くに感じる。
いつもより近くで笑う君を見られるだけで、私の心は快晴なんだ。
『ところにより雨』
他の女の子と
楽しそうに話しているところを見かけちゃった。
私の心は
ところにより雨。
いつからだろう。何をしても気分が晴れない。昔なら楽しかったことも今は何一つ楽しくなんてない。
都内の天気、晴れ。
僕の頬に雨が降る。
テーマ:ところにより雨
ところにより雨ってなんだ。
そんなこと言ったら、「ところにより晴れ」だって、あって然るべきだろうが。
降り続く雨を見つめながら、頭の中で文句を言う。
傘を忘れた。いつもなら鞄に入れっぱなしになっているはずの折り畳み傘もない。
相合い傘やら置き傘やらで、とっとと去っていく人々を恨めしげに眺める。
名前のない、誰かのビニール傘を拝借(という名の窃盗)をする気もない。
あーあ、なんか良いことないかなぁ。
【240,お題:ところにより雨】
降り注ぐ粒の一つ一つが身体を貫いていく気がする。
冷たすぎる温度は逆に心地が良かった。
濡れて水分を吸収する布は体温も一緒に吸い取っていくようだ。
おかげでもう全身が氷のように冷たい。
今日の天気予報は"ところにより雨"。
気まぐれに誰かを襲う不幸がたまたま俺を見つけてしまっただけだ。
多分俺が今日こう言う風に動かなくてもきっと誰かが同じ目に遭った。
"俺で良かった"なんて思えるほど出来た人間じゃないが不思議となにも感じないものだ。
今日の雨が俺を選んだだけのこと明日になったらまた別の誰かにこの雨雲は飛んでいく。
そうやって上手いこと調節されているんだ。
ああ、悔しい、悔しい!
こんなにも熱く、本気になれていただなんて。
自分でも気づかぬうちに、ちゃんと「負けたくない」と思えていたんだ。
とはいえ、あんなのを見せられてはダメだろう。
ああやって真っ直ぐ前を見据える姿は、ひねくれ者の己からするとちょっぴり眩しすぎる。
そう感じる故に、この結果が出るまで自らの何かを見誤っていたのが惜しくもなった。
なにか、まだ出来ることがあったのだろうか。
込み上げる“もしも”に視界の揺らぎを得て、慌てて天を仰いだ。
憎らしいほど澄んだ青空が、目の奥にしみる。
こういう時くらい、少しは曇ってくれていたっていいじゃないか。
穏やかな風で移ろいでいく白を見つけて、今さら抱いた恨めしさをぶつけるようにキッと睨みつけた。
──それなのに、何故。
こうも完膚なきまでの敗北だったはずが、どうして心は晴れやかで、ぽっかりと抉れた喪失感を等しく悲しんでいるのだろう。
【ところにより雨】
自室に足を踏み入れると
それまでずっと保っていた
私である為の明るさや優しさ、
そして、『暖かさ』が
一気に失われるのを感じる
他の誰もいない私ひとりの、この空間は
私の中の不安や恐怖で雨雲を作り
いつも私の頬に雫を垂らす
外の世界で、いつも大勢の人に愛されている
『太陽』を演じるっていうのは
わかってはいたけど、やっぱり苦しいな
ところにより雨
ところにより雨
今日もところにより雨が降っている、私の中でね。
雨が降ってる時って、傘が必要だからめんどくさいんだけどな、
小雨だったら濡れても大丈夫なんだけど、
いつの間にかびしょ濡れになってたり。
小雨も以外と私を濡らす。
折りたたみ傘は常備してるから、大丈夫かなって思ってたんだけどね、
ちっちゃくって、ちょっと濡れちゃうんだよね。
大きい傘が必要なんだな、でも傘があるとさ、気持ちがそっちに持っていかれちゃうよ、
晴れの日も、いつ降るか分からない世の中だから、ずっと持っていたいって思っちゃうよ。
そしたら私は晴れる日を待つことなく、雨の日の気持ちを引きずっちゃうからさ、
そろそろ晴れた空の下で思いっきり笑いたいな。
だから傘を手放すんだ、
濡れたくないけど、引きづるのも疲れたから。
どこかにいく手もあるけど、
太陽、久しぶりに見たくてさ。
いっちゃったら、太陽みれないから、
みるためには、濡れる覚悟も必要なのさ
濡れたら乾かせばいい。
雨の日が続いたら中々乾かないけど、
晴れの日も必ず来るから、
それに部屋干ししてれば少しずつだけど乾いてくるしね。
だから、傘、またね。
ところにより雨
心の中は晴れてはない。でも雨じゃないはず。
なら曇り?…多分そうなんだろうね。
でも、貴方と話している時の私はどうだろう。
きっと、心模様は雨。
よく聞く言葉
大体降る
【ところにより雨】kogi
Episode.37 ところにより雨
西寺夏寧様
拝啓
卯の花に夏を思う頃となりました。いかがお過ごしですか。
さて、もうじき梅雨入りの季節となってまいりました。あの頃の記憶が鮮明に蘇ってきます。
今年も夏寧様とお会いできることに、大変うれしく思います。私は、夏寧様が好んでいらっしゃる和菓子の製作を進めていこうと思います。
詳細は近いうちに改めてご連絡します。
それでは、時節柄くれぐれもご自愛くださいませ。
敬具
2024年5月26日
九条涼介
だってよ
そうだね
君と出会う時はいつも雨だ
君と初めて会った時も
君と別れた時も
今こうして君の墓にいる時も
天気予報では晴れなのに
君と会うと雨が降る
お題『ところにより雨』
「ところにより雨」
ところにより雨、という天気予報を信じてたのに
雨が降らなくて、がっかりしたことを思い出す。
学生の時、部活が雨なら中止か中で筋トレ。
夏は暑い中部活をやって、
冬は寒い中凍えながらやってた。
だから、ところにより雨を期待してた。
今となっては、いい思い出だけどね。
きっと今日も明日も
僕の周りは平和で
晴れ晴れしているでしょう
せいぜい喧嘩が勃発するくらい。
でも
あの街では違う
【ところにより雨】
━━━━━━━━━━━━━━━
みんな居なくなっちゃうね
成長すると同時に
別れも多くなる。
最後の別れじゃなくとも
さようなら
って悲しいよね
慣れないんだよね
【いつかまた会う時まで】
今日の天気予報は「ところにより雨」
、、雨か、
雨は嫌いじゃない。
特に心が沈んでる日は最高だ、
けどめんどくさいよね、?