『ところにより雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
盗まれたドーナツの穴の様な失望感
ここだけ塗りつぶされたコンクリートを見るなんて
今日はなんてついてないの?!
天気を伝える画面に恨みを言ってやらないと
なんてやってられない日
でもね。彼女は言った
「貴方と1日ずっといられるなんて、ラッキーね。」
水に濡れた炎のように怒りなんてシュン
あ、雨に濡れた街を背景に君は美しい
#ところにより雨
ところにより雨
世界は
雨が降っているところと
雨が降っていないところがある
世界もしくは日本
もし全部が
同じ天気だったら
なんか嫌な気分
だから
世界もしくは日本が
同じ天気じゃなくて
よかった
ところにより雨
いつからだろう。
限りなく広がる曇り空も、靴を汚すだけだった水溜りも。なんとなく、好きになったのは。
空が陰る度に、君はいつも言っていた。
「わたし、雨女だから。」
君の顔が曇る度に、僕はいつも言っていた。
「そうかなぁ、お天気なんて操れないから。」
「君のせいじゃないよ。」
空がご機嫌になって、虹が出る頃に君はこう言う。
「うわぁ、眩しいなぁ。」
君の顔が晴れて、僕はいつもこう言う。
「ほら、虹が出てるよ。見てみて!」
「晴れて良かったね。」
朧げに見える二重の虹と、君の眩しがる後ろ姿を僕はカメラで切り撮っておく。
何枚も、何枚も。
君が雨女なんかじゃない、っていう証。
ねぇ、知ってる?
僕と君が一緒に居ると、空はいつもご機嫌になるんだ。
どんな雨だって、僕が曇りくらいにしてあげる。
だからさ。
僕の隣にずっと居てくれないかな?
そんな言葉を水溜りの空に浮かべていた。
君が長靴で飛び込んで、跳ねた雨粒と一緒に、僕の言葉が小さな虹を作った。
なんだ、君も雨が好きだったんだね。
ところにより雨。
そんな日は、君と一緒に居られる。特別な日。
ところより雨。心を連想させるような言葉だなあと思う。
町のはずれ 丘の上に建つ
君のぽつんと一軒家
空にはそこだけ雨雲が浮かび
屋根の上で猫がくつろぐように
黒くとぐろを巻いている
白い格子が絶え間なく
天から地をうがち
わたしはやかましいそれを傘で避けながら
坂道をのぼった
10分ほどかけて玄関ポーチに辿りつき
息を整えながら傘をたたんで
扉を強く叩く
備え付けのインターホンは壊れていて
その横に新たにつとりけられたものも
今はただの飾りと化している
しずかに扉が開かれ
家主がひょこりと顔をだす
電池買って来たよ と
片手にたずさえた袋をかかげれば
彼女は猫のように目を細めた
いつからか この雨屋敷の家主たる彼女の頭上には
雨雲がとりつくようになって
追いやられるようにここへ移り住んでからは
外にもあまり出ていないようだ
訪れる人も今はわたしくらいのもので
彼女の生活に必要なものを買い足しては
月に何度か届けていた
先週買って来たコーヒーを彼女がいれてくれる間に
インターホンの電池や
廊下の電球をとりかえる
今どき珍しい白熱電球
LEDの冷めた色の光が
彼女はどうにもお気に召さないらしかった
用事が全て済んで
話すこともつきてしまっても
帰るとも 帰れとも言わず
コーヒーの香りの漂う部屋で
ふたりでほうけるように 雨音を聞いた
もり塩のように 部屋の四隅に置かれた除湿剤
降りやまない雨は誰の意図だろう
また来るよ と 手をふって
開いた傘の向こうで 彼女も手をふる
丘から見下ろした町は
優しいやまぶき色に照らされている
やがてわたしもその色へ染まるのを
彼女は見ているだろうか
次は花をおみやげにしよう
日だまりの色を束にして
『ところにより雨』
4月1日
雨が降っている
卒業して退屈になってから
中学生だった頃の楽しい思い出を思い出す
今は中学生なのか高校生なのか分からないが
本当にこれで終わりなのかと焦る
入学式もあるしとにかく焦る
嘘だったらいいのに
「本日は......ところにより雨でしょう。」
テレビをつけるとニュースで天気予報がやっていた。
今日は雨が降るかもしれないんだ。
少し残念かもなんて思っちゃう
「あっ!」
彼に傘届けよ
彼は朝傘を持って行かなかったから
少し残念な気持ちも晴れたかも
君に会いに行けるなら雨でもなんだか嬉しいな
─────『ところにより雨』
誰もいない家で熱を出した
起き上がっているのも苦しくて
ずっと寝続けることもできなくて
ただ布団で横になるしかできない
目を閉じると雨のポツポツした音が聞こえる
目を開けても雨のポツポツした音は変わらない
そこだけ世界が切り取られたような薄暗く閉鎖的な空間
こんなに私は辛いのに
みんなは変わらない日常を過ごしていると思うと
外から聞こえるはずの雨は、この空間だけなのではないか
ほんとうはみんなが過ごしてる外は晴れてるのではないか
淋しさが一層増すので早く晴れた青空を感じたい
あの暖かさが恋しい
...ところにより雨
ところにより雨・・・とうか今日は雨のち曇な天気。
桜が一気に咲いたみたいで、河川敷に植えた桜が確かに、咲いていた。(会社に行く時に通るから)
みんなにあわせるのが大切とされるこの国
みんなに適応できない人間は、みんなの中には入れない。
みんなに適応できない人間は余程力がない限り、爪弾きものにされがちである。
毎日、ふるいをかけられるように、「みんな」から脱落していく子もいるんだろう。
世界は広いが、その事実を知るのは視野が狭い時にはなかなか難しい。
みんな仲良く、みんな楽しくが毒になることもある。忘れないで。
ところにより雨
♯ところにより雨
あなたの本日の天気は昼過ぎまでくもりです。
元カレとすれ違うときに一時雷をともなう強風のおそれがありますが、フッたのは間違いではないと確信したのち、ところにより雨でしょう。
明日の予報は快晴です。
いつまでも快晴です。
この傘はね、内側に雨が降るの。
外はこんなに晴れているけど、この傘の内側はいつだって雨。
悲しくなったら、傘をさしてみるといい。
頬が濡れても、雨のせいだよ。
#ところにより雨
雨が降っているところと
降らないところ
どちらに行きたいか問われたら
降らないところ…
だけど、大切な日は雨が多くて
雨降って地固まりながら生きてきた。
沢山の雨が心を洗い流してくれた日もあった
私のところに、雨よ降れ…
テーマ「ところにより雨」
ところにより…
ってことはまぁまぁある
問題は後半の方
『雨』だったり
『雪』だったり
ちょいと気を付けたいのが
『豪雨』だったり
『雷雨』はたまた
『槍』なのか
もはやところにより降っても
ヤバさは半端ない
君はいつも笑っている。
笑っていないときは、ない訳では無いだろうが、
滅多に見ない。
そんな君が今日は笑っていない。
泣いているわけでも、怒っているわけでもない。
でも笑っていないんだ。
君の曇った顔を見ると、
泣き虫な僕はすぐに悲しくなってしまう。
そういうわけで、
僕は君という、
今日だけは淀んだくもりを通して、
雨を降らせる。
僕だけに降る僕の雨が。
「ところにより雨」
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャは!!
みんな優しくて、とっても楽しいですよ!!
合わなかったらすぐ抜けて構わないので、
気になった方はぜひ来てみてください!
待ってます!
ところにより雨
生きてきた時の中
生きていく時の中
良いことばかりなんてこと
あるはずもない
うまいこといかない
もどかしい
打ちひしがれて
泣きくたびれて
絶望の縁に立ち
弱さを知る
だからこそ
この上ない
あたたかさを感じ
その優しさに涙し
あなたの誠実さを知った
私の人生…
ところにより雨
それも悪くない
あなたと出逢えて
そう思えた
あなたとだから
そう思える
テーマ・ところにより雨
うわああああ暫く書けてなかったなここ
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ところによりどころか今まさに私の近所は雨が降っている
雨の日は洗濯が乾きづらくてしんどいけれど
人があまり出歩かないので静かで好きだ
大通り沿いに住んでるせいなのか、
晴れてると基本1日中人の声がしてるので
そういう意味ではたまに雨があるのも悪くない
明日どうなのよ? そうBBQ行くんだから、確認しといてよ。
うん、天気予報。
えっ? ところにより雨? ところってどこよ。レーダーは? レーダーで見てよ。ビミョー?
かすってる? かするって何よ。うん。あぁ、降るかもっていう青い所がかかってるようなかかってないようなのね。
じゃあ大丈夫私は、晴れ女なの。安心して。
えっ? あなた雨男なの?
で、純平が晴れ男で、さと子は雨女。清弘は曇りが多くて、岩清水が台風を良く連れてくるのね。
そしたら
とりあえず、私と純平が肉焼いてる所にいて、雨から守るね。あなたとさと子は離れてて。あ、あんまりイチャイチャしちゃ駄目よ。そういうんじゃないんだから?
それと、岩清水には中止だってウソ言っておくわ。
『雨模様』
よそゆきを羽織る大事な日 外はひどい雨だった
大事な日なのにまったくどうして 私はひどく落ち込んだ 私は魔法使いじゃないよ 天気はとっても変えられない だから少し考えて よそゆきに滴る雨だれを『雨模様』と呼んでみた そしたらふいに空を着ている気分になって 魔法使いみたく傘振った
巡る季節に
蘇る
君との記憶
振り返れば
まだ少し
しくりと
胸痛んで
想い出地方
まだ
ところにより雨
「ところにより雨」