『つまらないことでも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
つまらないことでも
あなたにとってつまらないことでも、
私にとっては大切なこと。
私にとってつまらないことでも、
あなたにとってはこだわりたいこと。
めんどうだと思いながら、
どうにかこうにかやっていく。
一緒にいるなら。
どんなつまらないことでも微妙なことでも
あー分かる分かる
そうそうそう思った
と、頑張って同調する人が私の周りに1人いる。
なので、パリオリンピックの話になった時
フェンシング女子フルーレ団体で銅メダルの時
3位決定戦の相手のカナダの選手を見て思わず
「カナディアンマンじゃん」
て言っちゃうよねって話してみたが
賛同は得られなかった。残念。
(つまらないことでも)
熱に浮かされたように、彼女は口にする。
『好き』『愛している』と、俺の名を呼び、普段決して口にすることの無い言葉を続ける。
これはただのリップサービスで彼女の本心ではないと、彼女の熱にショートしきった脳に教えてやるが、身体は正直だ。
快楽を、熱を、愛を求めて彼女を自分の腕の中に閉じ込める。
ケイ
それが、人の欲望を飲み込みごちゃ混ぜにして出来上がった、この街での俺の名前。
両親や祖父母からのプレッシャーに負けそうになっていた俺を、幼馴染が連れ出してきてくれた街。
初めは好きになれなかった。
綺麗な表通りと違い、一本路地裏に入れば道幅は狭く、そして薄暗い。
すえた匂いが鼻をつき、聞こえてくるのは普段聞くことの無い野蛮な言葉ばかり。
酔ったいい大人が、通りのそこかしこで誰かと肩を組み大声で笑い合い、フラフラとした足取りでどこかの店に入っていく。
それは人間の汚い部分を見せられているようで、不快でしか無かった。
幼馴染は慣れたように路地を歩き、時折声をかけてくる者と二言三言、言葉を交わし『クリシュナ』と看板が掲げられている雑居ビルの地下へと降りていく。
階段を一段下る毎に、外の喧騒が小さくなり店の扉の前では気にならないほどになった。
そして、ドアに付けられたベルの乾いた金属音が鳴り、目の前に現れたそのBARは、不思議と落ち着く空間だった。
幼馴染のパートナーがマスターを務めるその店は、良い酒と簡単な食事を提供してくれる。
ケイという名前でその店にいる間、いや、この街にいる間、俺は自由だった。
自分の欲望のまま自由に生きるということが、こんなにも心を軽くしてくれるものだとは知らなかった。
それまで自分を縛りつけていたものを脱ぎ捨て、自由に振る舞う、ただそれだけで生きている実感が持てた。
それから、上手く息が吸えなくなると、俺はクリシュナに通った。
どこの誰かなんて誰も詮索しない、ただのケイを暖かく迎えてくれる場所に。
若い頃は、まぁ、色々な誘いに乗って遊んだ事は否定しない。
そこに愛がなくても、楽しい時間を過ごすことはできるし、愛がないからこそ後腐れなく関係を持てる。
でもそれも、ある程度歳を重ねてくると落ち着くもので、最近は誘いに乗ることも稀になっていた。
ただ、ケイはそれで良かったが、現実の俺はそうもいかなかった。
両親や祖父母は事ある毎に、見合い話を持ってくる。
相手は自分で決めると何度言っても、聞く耳を持たない。
良い人がいるのなら連れて来いとは言われているが、そんな相手はいなかった。
現実の自分に近付いてくるのは、俺ではない作られた人間を見ている者達で、結局彼女等は地位や金が目当てでしかない。
兄達に言わせれば、金だけで大人しく従うのなら面倒がなくていいらしいが、俺は生涯の伴侶となる人物をそんな風には割り切れなかった。
そんな時、出会ったのが彼女だった。
一目惚れと言うと大袈裟だけれど、似たようなものだろう。
初めて話をした時から、とても楽しかった。
何度か話しているうちに、つい口が滑って彼女を誘ってしまった。
すると彼女は『一緒に朝を迎えないこと』と、条件を付けた。
逆なら言われたことはあるが、一緒に朝を迎えない、つまりお互い本気にはならない、という事か。
もう既に遅い気もするが、俺はその条件を飲んだ。
彼女と会える時は、どんなつまらないことでも楽しく思えた。
仕事上のトラブルも、積み上げられた書類の対応も、煩わしい両親と祖父母の見合い攻撃も、彼女と会えるだけで全て乗り越えられる。
階段を下り、店のドアを開けカウンターに座る彼女の後ろ姿を見つけた時、宝物を見つけたような昂揚感が全身を巡る。
軽く酒を飲み、時には食事をして、楽しい時間を過ごして、二人で店を出る。
いつものホテルに向かい、彼女の首筋に顔を埋め、彼女の温もりを、熱を、匂いを、艶やかな声を脳にインプットする。
そして、彼女を抱いた後、ベッドに沈む彼女を残して部屋を出る、その時が一番苦しい。
また会うために、彼女を一人残し離れなければならない、その瞬間が苦しい。
けれど、彼女との約束を破るだけの勇気は、まだ持てなかった。
「えっ?」
「あれ、聞いてなかった?ってっきり聞いてると思ってたわ。失敗したぁ、ゴメン、ケイ。今の聞かなかった事にして」
彼女の友人の、顔馴染みの常連客が、手を合わせ俺に拝むように頭を下げる。
わかったと返事をして、手元のギムレットを口に含む。
今日は約束をしていた訳じゃない。
ただ、明日から暫く海外に行かなければならないから、運良く会えれば、と思って来ただけだったが。
二股?結婚?少し待て?
五年も付き合った相手に対して、よくそんなことが出来る、と腹を立てた所で、自分が言える立場ではない事を思い出す。
だが、しかし⋯⋯。
「ケイは⋯⋯、ううん、何でもない」
彼女の友人が言いたい事は、何となくわかるが、それは俺達の問題であって他人が口を出すことでは無い。
そしてそれがわかっているからこそ、彼女の友人は何も言わない。
俺は残りのギムレットを一気に飲み干し、挨拶をして店を出た。
彼女と出逢って、もうすぐ一年。
今の関係は酷く歪で、それでいてぬるま湯に浸かっているような安心感がある。
でも、このままでは俺も彼女も、先に進めない。
それならば、この関係を先に進めるのも、壊すのも、彼女を最初に誘った俺がすべきだ。
心の整理をする時間は、与えられているのだから。
シーツの波間に沈む彼女にキスの雨を降らす。
額に、頬に、唇に、鼻筋に。両の瞼に、首筋に、そして贈ったペンダントを指に絡め、青い石にキスを落とす。
出張先で見つけたアンティークのペンダントと同じデザインの指輪。
彼女が好きそうだとも、彼女に似合いそうだとも思って、衝動的に買ってしまった。
「⋯⋯キミは、まだ怖いのか?」
裏切られるのが、だから本気にはならない、いや、なりたくないんだろう。
『一緒に朝を迎えないこと』
そんな条件を出しながら、キミはいつも一人で寝てしまう。
キミを置いて部屋を出るのはいつも俺の役目だ。
でも、今日は⋯⋯。
「おはよう」
ゆっくりと目を開けたキミに朝の挨拶を。
あぁ、寝起きのキミはこんなにも可愛いのか。
何度か瞬きを繰り返して、キミは小さく呟くように『おはよう』と口にする。
その口を自分の口で塞ぎ、腕の中にキミを閉じ込める。
離したくない、と全身が叫ぶ。
身動ぎするキミの頭を自分の肩に寄せて、キミの耳に俺の言葉を届ける。
「ずっと一緒に朝を迎えたかった」
その言葉に君の体が硬くなる。
「この関係を終わらせたかった」
俺の腕の中から逃れようと、腕に力を込めるキミを俺も力を込めて抱きしめる。
ゴメン、苦しいかもしれない。
けど、もう少しだけ俺に時間をくれないか。
「その場限りじゃなく、きちんと先を見据えて付き合いたい。俺はもっとキミのことが知りたい」
腕に込められていた力が消え、代わりに小さな声が聞こえた。
「⋯⋯嘘⋯⋯だって、他にも⋯⋯」
「他?⋯⋯あぁ、昔はまぁ遊んでいたけど、今はキミだけだ」
「⋯⋯」
「信じられない?」
無言で頷いたのがわかる。
まぁ、そうだよな。
「ケイっていうのは、昔飼っていた犬の名前」
「⋯⋯えっ?」
どうすれば信じてもらえるかなんて分からないから、ただ、自分の事を話した。
クリシュナに初めて行った時のこと、通っていた理由、家族のこと、仕事のこと、俺に寄ってくる女性たちのこと、隠さずに正直に。
「好きとか愛してるとか、言葉だけなら何とでも言える、そう思っていた。けど、昨日、キミに言われてわかった」
「⋯⋯なに、を?」
「どう、言われるかじゃなく、誰に言われるかが重要なんだとわかった。キミが『ケイ、好き』『ケイ、愛してる』って言う度に、凄く嬉しかった、そして苦しかった。だって『ケイ』は俺の本当の名前じゃない」
「だって、私⋯」
そう、キミは俺の本当の名前を知らなかった、だから当然だ。
これは単に俺の身勝手でしかない。
「だから、俺の名前を呼んで欲しい。そして、俺以外の人には言わないで欲しい」
「ふふっ、随分、狭量ね」
「自分でもそう思う」
俺の言葉にキミがクスクスと笑う。
そんなキミを俺はギュッと抱きしめる。
「約束して。隠し事はしないで、お願い」
「約束する」
「それから、朝は一緒に迎えたい」
「もちろ⋯⋯仕事とかで無理な時が出てくるな」
「じゃぁ、『できるだけ朝は一緒に迎える』で」
「約束する」
「それから⋯⋯キスして」
初めてキミと迎える朝は、新しい関係の始まり。
軽く唇を何度か重ね、俺はキミの指にリングを嵌めた。
青く輝く石を朝日に翳し微笑んだキミの笑顔を、俺は一生忘れない。
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(´-ι_-`) 遅くなりました。最後駆け足スミマセン。昨日のお話の続きをケイsideで。
一緒なら何にも…
つまんなくない…
そう言いたいが…
そうじゃない時も…
ねぇ…
金麦の後は…
焼酎でいいよね…
今日はブラックニッカハイボールな気分なのに
もう君は焼酎を烏龍茶で割り始めてる…
もうおつまみも無いよと言われて…
俺は玉子を割り作り始めたら…
玉子焼きいいよね!
って言われて…
俺的には…
鶏の親子煮作ろうとしてて…
俺も🎵そうだね!玉子焼きいいよね✨
とあわせてしまう…
ほんとに…
親子煮食べさせたかっのに…
名古屋コーチンとか比内地鶏とか薩摩軍鶏とか
ウッコケイとか合羽橋道具街とか三つ葉とか
たまねきの切り方とか大原千鶴さんとか
もう4日も考えていたのに…
好きって…
多分…
こんな気持ちは…
つまんないや!!
あぁ…
こんなに…
好きなのになぁ…
はぁ…
なんでやねん…
…
あっ…♪
おかえり!!
疲れた?
先に帰ってたよ♪
今日どうだった?
そっかあ!
それはよかったね!
お疲れだったねぇ…
え…
それは幸福堂本舗の四ツ葉最中…
よく買えたね✨
店の前で暫く並んだ?
これ食べたかったんだ…
後の楽しみにするよ
後で食べよ✨✨✨✨
ふたりで食べよ✨✨✨✨
お礼に夕食作っちゃおかなぁ…♪
えっ…♪
うん✨
わかった~🌠
クローゼットにジャケットあったよね?
あっそれ髪飾り似合うよね✨
うん✨今夜も可愛いよ💌
親父がワンコの子供たちを迎えに来るって!
あっ…レストラン予約取れたよ✨✨✨✨
タクシーで駅前通りへ行く?
わかった~ふたりで歩いてこう!!
あのさ…
あのね…
なんかね…
俺は…
さっきまでひどい勘違いしてた…
なんか…ごめん…
なんか…なんかね…
ごめん…
ほんとに好きなんだよ…
ほんとに…
あいしてるから…♪
学校はつまらない。
先生が背中を向けた隙をつき、開いた教科書の上に顎を乗せて、青い空を見る。
私は勉強が嫌いだ。
こんなに良い天気の日に、なぜ教室に閉じ込められてつまらない時間を過ごさなくてはいけないのか。
本当につまらない。
家でもつまらない。
先生の穏やかな声が、私の左耳から侵入して心臓に届き、太鼓のように打ち鳴らす。
握りしめた鉛筆が汗ですべる。
私は汗が嫌いだ。
こんなに涼しい室内で、なぜこんなに汗だくにならなくてはいけないのか。
私が問題に集中できていないことに気づいた先生が、持っていた指導用の教材を私の頭にポンと乗せる。
「私の授業はつまらないですか?」
「い、いえ……」
私は嘘が嫌いだ。
「怒ってるわけじゃありません。正直に言っていいんですよ」
「先生の授業は、わかりやすいし、おもしろいです」
先生は微笑んで、「少し早いけど休憩にしようか」と言ってのびをした。
先生が離れると、うるさかった心臓が少し静かになる。
なのにちっとも嬉しくない。
非常につまらない。
私はおやつをとりに行った先生の背中を未練がましく見つめた。
テーマ「つまらないことでも」
つまらないことでも
すぐに笑う君が好き
些細なことでころころと鈴のように笑う君が
僕は世界で1番
大好きだ
仕事の出勤中、蒸し暑い空気がまとわりつく。遠くの木が熱気で揺らめいている。肺に入る空気が熱い。暑い日は考えがネガティブになるものだ。
私は文章を書くのが苦手。
言ってしまえば、"つまらないこと"なのだと思う。
でも、そんな自分を変えたくて、このアプリを入れた。
就活を終えた私。
内定を頂けたことに安堵する。
でも、半年後には社会人になっている自分を想像すると、不安が尽きない。
だから、せめて入社までの残りの時間でなりたい自分に近づこう。
そう思って言語化能力をつけるために、このアプリで文章を毎日書いてみることにした。
"つまらないことでも"、新しいことをはじめた自分に
今日もご褒美を!
いつもと変わらない日々が繰り返される
季節は巡り 花は変わっても
生活の行動は変わらない
着る洋服が薄着か厚着になるだけだ
考えることは夕食のおかずくらい
ただひたすらに死なないために動いている
何か無我夢中に取り組める事でもあればいいのだが
それすらもこれといってない
楽しみと言えば
たまに買ってくるコンビニスイーツくらい
こんなはずではなかったのにな
そう思ってしまう今日この頃だ
「つまらないことでも」
『つまらないことでも』
どこにも行き場のないエピソードを
話す相手に選ばれるのは嬉しい
つまらないことでも
話していいんだと思われるのは
高く評価してもらったと勝手に思っている
それが道で出会った知らないひとでも
君にとってはつまらないことでも
私にとってそれは 水であり 酸素であり 太陽だった
君に蹴られた小石は私の数少ない友人だった
君が踏み潰した草は私の大切な家族だった
君が嗤った詩は私に平穏を齎す揺籃歌だった
それは私の心だった
-つまらないことでも-
つまらないことでも、やらなければいけない。それが人間の役目だからだ!普通に過ごしたいだけど、普通に過ごせない。仕事や残業等しなければいけない、学生では宿題(課題)がある。つまらないのにやらないと怒られる。世の中は許せないと思ってしまう。
朝と帰りの会で献立を発表する係であることが意識されて毎日 自分から ホワイトボードに記入して取り組むことができました 。また 記入したものを一度練習することで スムーズに発表することができました。
今日は先生から箱庭を与えられた。
白い砂が敷き詰められた大きな箱庭。
棚の中の模型も自由に使って良いよ、と笑顔で言う先生にお礼を言い、さっそく棚の前に立って物色した。
小指位の小さな模型、多種多様なポーズやコスチュームの人型、動物、積み木のようなシンプルな物もある。
かっこいいのから、かわいいのまで。先生の趣味、かな?
気になった模型をいくつか手に取って、箱庭の砂の上に一つ一つ置いていく。
今日は暇なのか、先生はそれを眺めているだけだった。
テーマ「つまらないことでも」
つまらないことでも
つまらないことでも、人によっては悩みの種になったりする。それは分かってる。口は災いの元。人間関係において意識してる。けれど、言葉ってなんでこんなにすぐペラペラと出てくるんだろう。ペラペラな中身の無い言葉ほど、ペラペラと出てくる。それは誰かを傷つけた言葉かも。考え無しに言った言葉かも。むしろ私自身、相手を傷つけたって気づけてないのかも。嫌われるのは怖い。毎日毎日、お風呂で反省会をしては、溜息しかでない。この前のあの子の言葉って私が何か無意識に怒らせたからなのかな?そのあの子の言葉もつまらないことなんだけどね。つまらない言葉に傷つく私だから、自分がそのつまらない言葉を発してないか恐ろしくなる。
つまらないことでも、泣いて、笑って、前に進むんだ、
あれもこれも買いたい(^^;だって親に食わされるから(^^;
つまらないことでも(隣に居れば幸せ)
わたしは面白くて楽しいことが大好き!
デートに行くなら断然遊園地、テーマパーク派。
ハイキングや体験型アクティビティにも興味があって、何せ体を動かして遊ぶことが好きで仕方ない。
だから彼氏になる人も絶対同じタイプじゃないと!
楽しさを分かち合えるひとじゃないと無理。
顔より背よりもフィーリング。
なので大人し目のひとはまあ、ナシかなって思ってる。
けどそれは仕方ないよね、相性の問題なわけだし………。
俺は穏やかに、日々を慎ましく暮らしていたい。
デートに行くなら美術館や博物館、あと今流行りのアートアクアリウムにも興味がある。
二人で手を繋いで、落ち着いて見て回れる空間が居心地良くていいと思う。
何なら家を行き来して、料理や菓子をあーだこーだと作ってみるのも悪くない。
顔より体型よりも安心感。地に足をつけた包容力。
なので賑やかな、騒がしいひとは苦手かなと思ってる。
けどそれは仕方がないよな、相性の問題なわけだし………。
「………」
「………」
人というのはわからないもので、真逆の人間に惹かれたりするのだからタチが悪い。
自分に無いものに憧れる、といえば聞こえはいいが、いざ付き合うとなるとこれがなかなかに難しい。
相手を知って想えば想うほど、
つまらなくない?
我慢してない?
………なんていらないことを考えてしまう。
「あの」
「あのさ」
―――とりあえず無難にと選んだ何度目かのショッピングデートで、彼らは思い切って口を開いた。
「もっとお互い色々と知りたいからさ」
「わたしも。もっとたくさん分かち合いたいなって思ってた」
だから、
「君が」
「あなたが」
笑顔になれる場所へ連れて行ってくれない?
………趣味や趣向がてんで違っていたとしても、それはそれで構わない。好きな人の、笑った顔が見たいから。
同じ思考で同じ言葉を口にした時点で、二人のフィーリング最高じゃん?と。
彼らは繋いだ手を握り直して、共にただ純粋に、笑い合った。
END.
砂の城の周りにちゃんとある砂のように些末な日々を愛して
つまらないことでも
つまらないことでも
やらないといけない。
あなたも頑張るなら私もやろう。