『たくさんの想い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
これまで生きてきたなかでたくさんの思い出ができた。
話し始めたら止まらないくらい。
いい思い出もあれば、忘れたい嫌な思い出もある。
まだまだ始まったばかりの私の人生。
これからどんなことが私を待っているんだろう。
これからの人生が楽しみでしかたない。
今日、私たちはこの学舎を卒業する。
いじめたりいじめられたり。
怒ったり怒られたり。
笑わせたり笑ったり。
時にはみんなで先生に叱られたり。
幸せな思い出だけじゃないけど、それでもやっぱり。
「「「ぜっったい、また会おうね!!!」」」
全部全部、忘れられないたくさんの想い出。
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たくさんの想い出
題 たくさんの想い出
想い出では大切だ。自分の生きていた証明、糧になるのだから。たとえ忘れてしまうとしても大事にするべきだ
しかし、想い出に囚われすぎてはならない想い出はもう過ぎ去ったものすなわち過去なのだ過去に囚われすぎて前に進めなくなる、現実を見ないのは愚か者のすることだ。想い出(過去)と現在そして未来があってこそ想いというものは光り輝くのだ。
引っ越しの為に物を整理していると、棚の奥から腕時計が出てきた。
今からずっと前、スマホどころか、携帯電話すら皆が持っている物ではなかった時代、外出先で時間を確認する手段と言えば腕時計だった。今出てきたこれは、父から貰った物で、俺はとても気に入って毎日着けていた。携帯電話を持つようになって、時間を確認できる手段が他にできても、外すのは寂しく感じて、しばらくは着け続けていた覚えがある。
「固まっちゃってどうしたの?」
腕時計を見つめて昔を懐かしんでいた俺に、同居人の彼女が声をかけてきた。
「ほら、これ。覚えてる?」
俺は、腕時計を彼女の方に差し出して見せた。
「あ!覚えてる覚えてる!あなたのお気に入りだったよね」
「そうそう。すごい懐かしくなっちゃってさ」
時計のベルトをスルリと撫でる。金属製のそれは、少しひんやりして硬質で、鈍く光を反射していた。
「そういえば、私との初デートのときもそれ着けてたんじゃない?」
「ああ、そうだった。俺、あの時ガチガチに緊張しててさ、待ち合わせ場所で何回も腕時計確認したり、無意味に触ったりしてたわ」
勇気を出して誘った彼女との初デート。待ち合わせ時間よりだいぶ早く着いた俺は、この腕時計と共に緊張の時間を過ごしたのだ。
「あなた、緊張すると腕時計触る癖あったよね」
「あー、そうだったわ。何なら今でも緊張すると左手首触っちゃうから、癖なおってないな」
数回デートを重ねて彼女に告白した時、付き合って初めての彼女の誕生日にサプライズプレゼントをした時、一緒に住まないかと誘った時……様々な緊張の瞬間、この腕時計は俺とともにあった。
プロポーズした時には、もう腕時計はしていなかったけれど、左手首を触って腕時計の存在を思い出して緊張を和らげていた記憶がある。
「この腕時計、それだけあなたの中で大きな存在だったのね。心の相棒みたいな?」
彼女が言う。『心の相棒』……か。確かにそんな感じなのかもしれない。
ガラケーからスマホになり、いつの間にか使わなくなってしまっても、棚の奥に仕舞っていても、俺の中にこの腕時計の存在は確かにあったのだと、そう思った。
たくさんの想い出の詰まったその腕時計を、引っ越し先に持っていく箱の中へと、大切に仕舞う。
引っ越しで荷物を整理していると、捨てなきゃいけない物もあって、置いていかなきゃいけない想い出も中にはある。
でも、この腕時計と過ごした想い出は、大切に持っていこうと思った。
この日記には、たくさんの想い出が綴られている
二度と戻ることのない過去の記憶が
やり直すことのできない後悔が
燃やしてしまえ
こんなものを思い出して、哀愁に囚われるくらいなら
未来を阻む鎖になってしまうくらいなら
たくさんの想い出と、2、3の想い出が深く深く楽しめるのでは、どちらのほうが。どちらも大切な想い出。溢れる前に、一つずつ保存して、味わい尽くしたい。次に繋がる営み、一歩ずつのステップ。
「たくさんの思い出」
私にも、たくさんの思い出ができた。
私は、みんなの中に、いるかいないかわかんないくらいでいいんだけど、
それでも、たまに思い出してくれたら、うれしい、な。
たくさんの想い出
ここに書き出して
忘れていた昔の事を
思い出す
良いきっかけになった
さてここからまた
1歩前へ進もう
✴️215✴️たくさんの想い出
「たくさんの想い出」
私は今日夢を見た。気づいたら天国にいて、天使たちが優しい笑顔で迎えてくれた。天使たちは私にプレゼント箱をくれた。プレゼント箱を開けると、いままでの想い出がたくさん詰まっていた。
起きると、もう時計はお昼に近づいていた。休日だったので、別に予定もなかった。私は1人でゆっくりするのが好きなので、午後は家から出ずにゴロゴロしようかな。それともカフェでも行こうかな。なんにせよ、これからもたくさんいい想い出をつくっていきたい。天国に行ったときに、たくさんの想い出に包まれるように。私はあの天使たちの顔を思い出してふと笑いかけるのであった。
たくさんの思い出
振り返るにまだ早いが
ほとんど下の話しかしてない作品
せめて名前を食べ物に関連してないものにすれば良かった
3人で毎日遊んだ公園
キラキラした思い出が
いっぱいいーっぱい詰まってる
春は、3人で桜を見てはしゃいで、木に登った
夏は、水風船で水遊びをして、はしゃぎすぎて3人とも怒られた
秋は、公園の近くで栗拾いをしたり、落ち葉を集めたりした
冬は、公園にたくさん雪が積もってて、3人で大はしゃぎして遊んだ
……小学6年生最後の冬、私は1人で公園に来た
2人にとってはもうゴミかもしれない
でも、それでも
私だけは、楽しかったあの日々を、忘れないように
【たくさんの思い出】
No.180『たくさんの想い出』
大切な君とのたくさんの想い出。
僕はそれがいつか消え去ってしまうんじゃないかとすごく怖くなる。
だから僕は今日も日記に書くんだ。
今日の君の様子はどんなだったか、君はどう笑っていたか、君は僕になんて言ってくれたか。
全部全部絶対に忘れたくない僕の宝物──。
たくさんの思い出があるほど、忘れがたくなる
たくさんの想い出があるほど、離れがたくなる
たくさんの想い出
彼にとっては何気ないことで覚えていないだろうけれど、私にとっては大切な想い出
貴方は私にたくさんの想い出をくれました
たくさんの想い出をくれて
仲間と出会わせてくれて
本当にありがとう
貴方に出会わなければ
こんな自分もきっと知らずにいた
貴方は私の人生に色を与えてくれた
かけがえのない恩人です
だから貴方の幸せを心から祈っています
いつの日か
また貴方と仲間のみんなと
幸せな想い出を作れる日を夢見ながら
貴方の帰りを待っています
たくさんの思い出
「麻里、これ覚えてる?」
陽介は笑いながら、スマホの画面を彼女に向けた。そこには二人が初めて出かけた夏祭りの写真。麻里は浴衣を着て、陽介の腕にしがみついていた。
「もう、消してよそれ。恥ずかしい!」
「なんでだよ、可愛いじゃん。」
「陽介の手がブレブレで台無しになってるのに?」
「お前の浴衣姿が可愛いから、ブレても問題ない。」
陽介が何気なく放った言葉に、麻里の心はいつもざわついた。友達以上恋人未満、そんな関係が心地よいようで、不安でもあった。
彼との思い出は、いつもこんな軽口から始まる。大学の帰り道、カフェでの長話、時には終電を逃して二人で夜道を歩いたこともあった。自然と距離が縮まり、そして気づけば、隣にいることが当たり前になっていた。
けれど、あの日、すべてが変わった。
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「あのさ、俺、麻里のことが好きだ。」
陽介の声は震えていた。二人でよく来た公園のベンチ、いつものように夕焼けを眺めていたその瞬間に、唐突に彼がそう言ったのだ。
「え?」
麻里はただそれだけを返すのが精一杯だった。
「ごめん、ずっと我慢してた。でももう無理だ。お前が誰か他の奴と笑ってるの見ると、なんか…胸が苦しくなる。」
いつも冗談ばかりの陽介が、こんなに真剣な顔をしているのを見るのは初めてだった。麻里の心臓は、壊れそうなくらい速くなった。
「陽介…でも、私たち、友達じゃ…」
「もう友達でいるのが嫌なんだ。」
その言葉に、麻里の中で何かが弾けた。彼の想いが、ずっと自分の中にもあったことを、ようやく認めた瞬間だった。
「私も…陽介が好き。」
その一言で、世界が変わった。
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二人で過ごした時間は、夢のようだった。手を繋いで歩いた海岸、夜通し話した日々、一緒に作った料理。些細なことが二人の宝物になっていった。
けれど、幸せな時間はいつまでも続かない。陽介の就職が決まり、彼は海外に行くことになった。
「待ってるから。」
麻里はそう言ったが、陽介は首を横に振った。
「俺を待つなんて、しなくていい。」
「どうして?」
「お前には、お前の人生がある。俺に縛られるのは嫌だ。」
陽介の声は優しかった。でも、その優しさが麻里の胸を深く切り裂いた。
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それから数年。陽介との連絡は途絶え、麻里の手元に残るのは彼との思い出だけだった。
「麻里、ここの席、まだ通ってるんだね。」
突然聞こえた声に、麻里は驚いて振り返った。そこには、少し大人びた陽介が立っていた。
「…陽介?」
彼は笑った。その笑顔は変わらなかったけれど、少し寂しげだった。
「たくさんの思い出を、ありがとう。」
麻里の胸に、あの頃の感情が一気に押し寄せた。けれど、もう彼は目の前にいる人ではなかったのだと気づく。
「こちらこそ、ありがとう。」
麻里は微笑んだ。その言葉に、二人の過去は静かに幕を閉じた。
たくさんの想い出
たくさんの想い出が蘇る
経験や出来事だけじゃない、
感じたこと、考えたこと、思ったこと
人生の全てが想い出
そんなたくさんの想い出が積み重なって
自分ができている
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こんにちは、青春碧と申します。随分と前の自分が書いた小説を読むと、いい意味でも悪い意味でも自分が書いたとは思えないような気がしてきます。いったいあの頃の自分は何があって、何を思っていたのだろうと。まぁ、そんなものですよね、自分が変わった証のような気もして悪い気分ではないです。
物や景色を見て
過去の記憶を思い出す
思い出とは記憶のこと
似ているものや食べ物 匂いでも
思い出すことはある
それがいいか悪いかは別として
人というものは
そう簡単に記憶を消すことが出来ない
ふとした事で思い出し
過去の出来事に引きずられる
楽しいものでも
また同じ経験をと望み
美化してしまっているのか
記憶以上のものを願ってしまう
今を生きるのには
美化してしまった記憶よりも
苦しんだ経験の方が
必要なのではないだろうか
「たくさんの思い出」
たくさんの思い出
ある程度生きてきたから、思い出はたくさんあると思う。とはいえ、懐かしく楽しい思い出、なんてのはほとんど出てこない。
それよりも、ふとした時に昔の小さな失敗を思い出すことが本当に多い。何十年も経っているから、自分も忘れていたし、相手はもっと忘れていると思うが、不意に出てくるから困ったものだ。
たとえばそれは
・以前来た時もここで道を間違えた
・無くしものを見つけた時に、そういえばこの前もこれを無くした
・人の名前を思い出す時に、この名前じゃなかったなあ、という名前ばかり思い出す
など本当にどうでもいい事。こんなことが頭を占めてるから、大事なことが出てこない。
「中年の80%は失敗でできています」とある本に書いてあったが、全くその通り。
そう思うと、人生のほとんどは失敗でできていて、本当にたまに、そうでない瞬間があったりする。だから生きていけるのかな。
とはいえ、そんな瞬間は、最近いつあったか、そういう思い出は、なぜかなかなか思い出せない。
「物心つく前の」
「これ、どういう状況?」
「さあ?」
「絵面は面白いけど、これは使えないね」
今選んでいるのは、結婚披露宴で流す、ふたりのヒストリー的な動画の素材。おもしろエピソード集のための素材ではない。
「でも気になる……」
「母さんに訊いてみるか」
アルバムに貼られている一枚の写真をスマホで撮影して実家の母にメッセージを送信。
物心つく前からの付き合いだから、それはもう数え切れない程のエピソードが俺たちふたりにはある。
自分たちでは覚えていない頃のこと。
ともだちってなんなのかわからないまま仲良しだった頃のこと。
男女関係ない友達だと信じていた頃のこと。
幼馴染から彼氏彼女の関係になった頃のあれこれ。
色々あったけど、俺たちはもうすぐ夫婦に──家族になる。
「返信きた。なんか、アニメの真似してたらしい」
「アニメってなんの……」
「わからん」
そしていつか、俺たちも『物心つく前のエピソード』を伝えていくのだろう。
────たくさんの想い出