『たくさんの想い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
──これからも一緒に思い出を作ってくれますか。
(たくさんの思い出)
たくさんの想い出
どうしたんです? そんな両手いっぱいに抱えて。涙でぐしゃぐしゃじゃないですか。
はやくこれを燃やして欲しい? ええ、まぁ、それが仕事ですから構いませんけれど。ずいぶんたくさんあるようですが……。
ええ、ええ、わかりましたよ。
はい。
どうです? ……。
……さぁ。私に聞かれましても、この店に着いた時にはもう泣いてらっしゃいましたよ。
ええ。……それならよかったです。また不要な想い出があれば、いつでもお越しください。私の炎が責任持って、どんなものでも、灰にして差し上げますよ。
#たくさんの思い出
数えきれないほどの
思い出があったはずなのに
楽しいことばかり
覚えているわけじゃない
悲しいことばかりでもない
忘れたい
そう思うことほど消えない
忘れたくないと思っても
時の流れに薄れてくこともある
それでも生きてきた
その場面場面で
ぶつかって転んで立ち上がって
今がある
たくさんの思い出の中に
私の命を支えてきたものがある
この長い生命の旅を
終える日まで
思い出を積み重ねて行こう
息子の修学旅行
失敗したり
皆で協力したり
自分のことを知ってもらって
友達が増えて
絆が深まって
ひと回り大きくなって帰ってきた
声も少し低くなってた
毎日がキラキラの青春
たくさんの想い出を胸に
巣立っていくんだなぁ
作品8 たくさんの想い出
楽しかった思い出なんて、一つもない。死ぬ間際になるまで、ずっとそう思っていた。
僕は小さい頃から体が弱くて、成人してから一瞬良くなったけど、またすぐ悪くなった。それでもやっぱり長生きしたかったし、健康でいたかった。
そのために、出来る限りのことはした。食べるものも、触るものも、部屋の空気も、何もかも、嘘臭いものでも、全部試して、健康に良いものにしていた。
だけど、無駄だった。
そんな無駄の一つに、散歩があった。
あれは、秋風が強い日。いつもみたいに散歩をしていた。なんとなく、いつもと違う道を歩こうと思い、見知らぬ公園に行った。そこには、大きな木と、たくさんの落ち葉があった。あと何回見れるかわからないから、ちゃんと記憶に残そうと、目に焼き付けているとき。
あの人に出会った。
あの人は、凛としていてすごく美しかった。
僕と初めてあったときの印象を聞くと、『秋風』と答えられたのは、すごい面白かったな。お返しに、想いも込めて『リンドウ』と言ったっけ。
あの人のおかげで僕の記憶は、一気に鮮やかに色づいていった。
ありがとう、人生に色を与えてくれて。
ごめんね、イチョウの約束守れなくて。
僕のことを教えなかったのは、呪いになりたくなかったんだ。
死ぬ間際になって、あの人に送る手紙を書いていると、そんな思いがたくさん溢れてきた。こんなの、だめだ。こんなの、余計あの人を苦しませるだけだ。
もっと別な言い方で、もっと遠回しに、直接この気持ちを伝えたい。
あの人は僕にたくさんの想い出をくれた。走馬灯が豪華になるほど色鮮やかで、それでいて、両手から溢れてしまうほどの、たくさんの想い出を。僕の一生の中で、一番濃厚な時間だった。
ありがとうね。全部を伝えるには言葉だけじゃ足りないから、紙にも工夫した。きっと気づいてくれるはず。
『いつまでも、君を想うよ。』
そう手紙に綴った。
⸺⸺⸺
作品4 秋風より
「あなた」(「彼」)目線
チャレンジ120(たくさんの想い出)
「想い出」と書くと、卒業アルバムの題字みたいである。最近は、個人情報の流出を恐れて、卒業アルバムを作らない学校があるらしい。ネットの発達が、犯罪を引き起こしかねない不穏な方向に向かっている。心配だ。
さて、120回にわたって雑文を書き連ねたが、今回をもって、卒業しようと思う。体調を崩した日も、休まず続けた。小さな自信になった。読んで下さった方々に感謝します。ありがとうございました。
頂戴した「読みたい」は、1368。ひとつひとつの応援に、御礼申し上げます。
お題《たくさんの想い出》
太陽と月が巡る。
季節が移り変わりゆく時々を愛猫と歩んできた日々は、永遠に色褪せることのない、物語だろう。
老いて、歩けなくなってきた愛猫。
どれだけ大変だろう、辛かろう。
気持ちをすべてわかってあげることはできないけれど、君が今を生きるから精いっぱいの愛と敬意を持って――終わりまで見守ろう、生きよう。友に。
「たくさんの想い出」
振り返ると、貴方との想い出が沢山ある。
初めて出逢った日。
友達が好きな人を頑張って誘って、でもいきなり2人ではどうすればいいか分かんないから一緒に来てって。向こうも友達連れて来るからって。
お互い何の他意もなく来て、何なら私は第一印象すらも覚えてない位だった。
でも、偶然誕生日が一緒で、話も合って何だか盛り上がって。
始まりは、そんな感じだった。
そこから、他愛のない毎日が続いて。
結婚とか、先の事とかは考えてなかった。
ただ今が楽しくて、幸せで。
貴方が愛しくて、大切で。
一瞬一瞬が、宝物だった。
全てがかけがえのないモノだった。
全てが過ぎ去った瞬間にいい想い出になって、哀しい未来なんて、考えもしなかった。
そして、あの日の破局。
何の前触れもなかった。
まさか、こんな事があるなんて。
今時、親の絡みや色んな事情が重なって、当人同士の気持以外で断れない結婚なんて、あるとは思わなかった。
貴方が、その当事者だなんて、どんなギャグかと思った。
でも、哀しい事実で。
事情を聞けば、断れない現実が見えて。
断れない貴方が見えて。
2人で逃げれば良かったのかもしれない。
貴方は、私に言った。
「俺と一緒に堕ちてくれるか?」って。
……無理、だった。
私は貴方を、選べなかった。
貴方も、ホントは分かってた筈。
貴方も私を、選べなかった。
貴方と一緒なら、何処へでも行けた。
貴方と離れる位なら、何だって出来た。
でも、事は私達だけの問題じゃない。
親や、周囲に迷惑をかけて、自分達以外を犠牲にしてなんて、貴方も私も出来なかった。したくなかった。
たくさんの想い出は、そのままたくさんの痛みになって私にのしかかってくる。
幸せの大きさと同じだけの、痛みが、傷が、私を襲う。
重たい、苦しい、哀しい、切ない、愛しい。
今でも、その痛みは消えない。
今でも、貴方に逢いたい。
「追記」
いいね、が1000に到達しました。有難うございます。
私の拙い文が、少しでも誰かの心の琴線に触れたり、何かを思い出せたり、少しでも支えになれたりしたら、凄く嬉しいです。
♡の一つ一つが、私の励みになっています。これからも「書いて」いきますので、宜しくお願いします。
あなたと過ごした、たくさんの思い出。
全部忘れられたら、楽になれるのかな。
もう、苦しむことは無くなるのかな。
何をどうやったって、あなたの気持ちは変わらない。
どれだけ頑張っても、この想いは叶うことはない。
疲れちゃった。
だけど、忘れたくない。
あなたのこと、好きでいたいって思うんだ。
これからも、ずっと。
「たくさんの想い出」
想い出といえば大きい行事を想像しがちだが、何気ない会話や写真が意外と大好きだったりする。たしかに大きい行事はみんなで楽しめるし全体がお祭り騒ぎになっていて楽しい。しかし何気ない会話というのは"あの時"にしか体験できない上、純粋無垢に感情を味わえる。
今は楽しくない、昔は楽しかったと思えるのは今は色んな感情でぐちゃぐちゃになっているからだろうか。それとも人生に疲れているからだろうか。でも数年後になってみると、あの時は楽しかったときっと思えるんだろう。
たくさんの思い出
たくさんのことがあったはずなんだ。
みんなでアイスを食べたり
先輩の奇妙なダンスを見たり
歌を歌ったり
たくさんの楽しいことが溢れていたはずなんだ。
それなのに
寒い夜泣きながら帰った
××を突き飛ばして
集団は壊れて
あの子は悲しそうな顔をした。
黒く塗り潰されて
自業自得なのはわかっていて
それでも縋りたくなる世界のかけら
もしもなんて考えるたられば
また会えたなら笑ってプレゼントを渡したい
ごめんね
人生を振り返れば
たくさんの想い出がある
自分しか覚えていないような些細なもの
誰かと共有しているもの
もう会えない人とのもの
思い出したくもないもの
これからも増えるだろう
出来るだけたくさん作り
出来るだけたくさん覚えていよう
途中書きです。すみません。
「たくさんの思い出」
散らかった部屋。
積み上げられた本のピラミッド。
無理やり押し込んだ雑多な荷物。
今日は年に一度の大掃除をします。
宣言したからには今日中に終わらせたい。
そして二度とリバウンドしないように。
目指せ、断捨離生活。
まずはウォークインクローゼットの中身を全部出します。
これは綺麗になっていくようで楽しい。
床が見えなくなって、足の踏み場なくなったけどね。
次は仕分け。
いるものといらないものに分けていく。
友達からの手紙。
学生時代のプリクラ。
友達からの誕生日プレゼント。
これは全部私の大切な一部。
賞味期限切れのお菓子。
両親に隠してた模試の結果。
昔挫折した教科書たち。
これはちょっと見たくなかった。
小さい頃集めてたカード。
失くしがちな装飾品。
可愛くて使う一歩が踏み出せないメモ帳。
これは捨てにくいけど、いるかと言われるとうーん。
いるもの・いらないものに分けるのが 、1番難しい。
走馬灯に甦るは、何百もの想い出。
その全てに、お前がいた。
全てのお前が、愛おしかった。
こんなに、アイツのこと、大切だったんだな、俺。
もっと早く、きづけばよかった。
もっとはやく、きづいてあげられれば
【たくさんの想い出】
神社にお参りに行ったり
水族館に行ったり
今年は色々な思い出が出来た。
来年はもっと色々行きたいなぁ
たくさんの思い出/夜凪
一年と少しでもたくさんの想い出を作ったね
これからも1番近くにいるのは君だろう
秋と冬を経て、また一年を迎えて
これからも君の隣で笑いたい
色んな君を知っていきたい
たくさんの幸せがふたりに訪れますように
たくさんの想い出
想い出に助けられて踏み出せた朝、想い出に潰れてしまいそうな午後。人生という一人の私を、ずっとずっと、続く日々の中で過ごしていくのだろう。だけど、今ですら、不安を抱えたままで、優しい言葉が嘘に思えて、だけどこうやって、文字を吐き出してる。生きることに意味を見いだせないから、前に進む方法がわからなくて立ち尽くすしかなくなって、悲しいとか辛いとかじゃなく、解決策が見当たらないんだ。深い森の奥に迷い込んでしまったみたいな、そんな漠然とした今日をまた明日に繋いでいく。キラキラっとした君を見て、足を引っ張るんじゃ無いかって怖くなった。いつから夢を見られなくなったんだろう、夢をみることが悪いことみたいに見られるようになったのは何歳からだったかな。前よりは、多分足取りは軽くなったはずなんだ。だけど、ずっと閉じこもってたら歩き方を忘れてしまったみたい。焦ってる、21歳になって、人生が自分だけの責任で進んでいくことに気がついて、そんなうじうじした悩みをずっと考えてる。ゆっくりじゃもう遅い、一歩一歩じゃ置いていかれる、そんな社会の最中に今から入るんだ。
黒には感謝出来ないよ。限界で感じた事は、思い出になっている。時間に車に部屋。彼方此方で、手を振られて居た。お遊びのような時もあった。大嫌いなんだと思う時もあった。大好きなんだと思う時もあった。超優しいと思う。でも、それは私たちから見れば、反対の意味を持つ。ここで、叫んだ。叫びたいのを我慢して大泣きもした。もう少しだけ、優しく、いや駄目だ。胸に黒い物がささった。苦しい。濃い思い出は、綺麗に心に仕舞うとしよう。
たくさんの思い出118
また来週月曜日
『たくさんの想い出』
一応死ネタ⚠️
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ねぇ…君とさ最初に付き合った頃の事覚えている?
あの頃はさ、僕、荒れててさ…いろんな子取っ替え引っ替えしてた頃だったし、沢山喧嘩したよね。口喧嘩もしたけどさ、お互いヒートアップすると手も出たりしてさ、あの頃は、本当にごめん。
僕ってさ、過去色々あったから…よく情緒不安定になったり、夜魘されたりさ…事あるごとに自分を卑下しては別れようって言ってたよね。今は、君に話せて過去とも向き合えて、なんとかやれてる。
思えば、よく離れようとしなかったよね。傷つけるような事も愛想尽かされちゃうような事も沢山、沢山言ってたのに、大丈夫?辛かったな?とかさ優しく声かけてくれて、…あの時の優しさは僕にとって本当に救いだった。
後、君さ僕の料理好きだったよね…いつも美味しそうに食べてくれてさ、特にお菓子だったかな?
記念日とかも沢山祝ったし、遊園地とか、デート沢山したし、数えきれないくらい沢山の物を貰った。
特に嬉しかったのはさ、今となっては、本当は僕から言いたかったけれどプロポーズしてくれた事だよ。
本当に、本当に、さ……、
「たくさんの、想い出を、…ありがとう、…大好きだよ。これからも、ずっと…ッ…」
棺に手を置き、声を殺しながら泣く。
安らかに眠っている顔を見ながら百合の花を添え、手紙と貴方が好きだったお菓子も入れた。
テーマ たくさんの想い出
『見て!ツリーがライトアップされてる!』
子どもみたいにはしゃぐ
あのときのキミは
いつも以上に目を輝かしていた
『去年もここで見たの思いだすな』
『わかる。私も思いだしてた』
2人で1年前の思い出を思いだしながら
じっとツリーを見たあと
2人で居酒屋に入った
年末が近いからか居酒屋も賑わっていて
仕事の愚痴を言い合っている人や
カップルで飲んでいる人。
友達同士で思い出話に花を咲かしている人なんかがいて
同じ空間のハズのそこは全く別物だった
そこでの思い出も
3年経った今では
一生思い出したくないものになった
3年前のあの日
お酒を飲んで帰る途中のオレらは
"事故にあった"
そして彼女は息を引き取った
彼女との想い出は
たくさんあるはずなのに
思い出すのはあの事故なんだ。
もう、思い出せないのかと
オレは今年もまたツリーを見てる。