『たくさんの想い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
場所、空気、香り、光、etc.
その時々の条件で、人は思い出す。
後悔した記憶。
楽しかった記憶。
失敗した記憶。
忘れたくない記憶。
忘れたい記憶。
忘れてはいけない記憶。
美味しかった記憶。
たとえ忘れても、脳や内臓の何処かで人は覚えている。
人が、死んだ時点でゼロになってしまうから、
私達は過去を調べ知り、今を綴り、未来へと残しているのだろう。
『たくさんの想い出』
ここにはたくさんの想い出で溢れている。比喩ではなく、物理的に。
想い出という形のないものに、物理的というのは変な話ではあるが、事実そうなのだから仕方がない。
手元にある小さなノートには、いつなにがあったのかビッチリ記載されている。このノートの何冊目か分からない。
ボクはこのノートをいっぱいにすることが何よりの喜びであったし、あの日まではノートをいっぱいにすることで得られる見返りを楽しみにしていたものだ。
だけど、今となってはそれも意味をなさないものとなった。ノートに書かれた想い出は、文字としてはあるけれどもカタチとしてはそこにない。
ボクのこのノートは、ただの紙の集合体となった。
意味はないけれども、これも想い出のひとつだ。
あの人もあの夫婦あのカップルも、取り壊されようとしている建物を見ている。
この場にいるみんながあの日の出来事を想い出している。
大変な一日だったが、これも想い出の一つになるのだろう。
ボクは手の中にあるノートをぎゅっと胸に抱いた。
沢山の思い出を貴方と過ごした。
辛い時はあなたの歌を聞いて。
友達に貴方の事を沢山話して。
数人の友達も出来た。近寄りがたかったんだって
仲良くなった時に教えてもらった。
貴方と画面の向こうだけど一緒にゲームで遊んだり。
あなたの音楽を聴いて涙したり元気になったり
貴方は私に出会ってくれて少しでも楽しい時間を共有
してくれてた。
貴方が歌って踊る姿を見て癒やされたり……
貴方の為にクリスタルをためたり貴方は私の世界を
どんどん広げてくれた。
これからも沢山の思い出を作って行けたらいいな。
これからもずっと貴方を応援したいな……
ポケットにいっぱいの甘い甘い思い出
絶対に忘れたくない
だから前に進む
この甘い物をたくさん増やしたいから
今日も私は生きる
お題『たくさんの思い出』
「ねぇ、見てコレ懐かしい!」
いつものように勝手に部屋に上がり込んで来た君。突然本棚を漁り始めたと思えば、まるで宝物を見つけたかのように目を輝かせ何かを顔の前に突きつけてきた。いや近い、見えんわ。
「幼稚園の頃のアルバムじゃ〜ん…うっわなっつ…!」
埃被った表紙を軽く撫でながら君はやや興奮気味にそう呟く。見てもいい?なんて聞いておきながら既に開いているのを見て思わず苦笑した。アルバムなんて、見てもたいして面白いものはないと思うのに。楽しそうにページを捲り続ける君を横目に見ながらそんな事を考えるが、さっきの君が言った言葉の通り、確かに懐かしいな…とは思う。一緒になって覗き込んでみれば、どの写真にも必ず君の姿が隣に写っていて。2人して「仲良しかよ」って顔見合わせて笑った。ふと、君が「あ」と声を漏らす。どうかした?と尋ねれば、君は穏やかに微笑んでこう言った。
「これからも2人でたくさんの思い出、作っていこうね。」
たくさんの想い出
いつもの公園
小さい頃から遊んでるあの公園が
いつの間にかあなたと待ち合わせをする場所なった
貴方とわらいあつた日も
貴方のなみだをぬぐった日も
貴方を愛していると悟つた日も
貴方が愛をちかってくれた日も
貴方が他のモノと身体を重ねた日も
どれもわたくしの大切な思い出です、
たとへ貴方がわたくしを苦しめ
裏切ったとしても
その思い出達が
わたくしをあなたの元へ繋ぎとめるのです、
たくさんの思い出が消える
その日まで、
わたくしは貴方の傍に。
これは誰?
これはキミ
これは誰?
これもキミ
切り取ってきた想い出は
どれもこれもがキミばかり
だから今度はキミの番
小さな小さなカメラをどうぞ
ぶっきらぼうな指先で
初めて作った想い出は
キミの好きな弟君
#たくさんの想い出
生きていればいるほど思い出は増えていくはずだけど、意外と記憶の網からこぼれ落ちちゃうものも多いんじゃないかな
ほら、何年か前にたしかに読んだはずの本の内容を全然覚えていなかったりするじゃない
あんな感じ
一方で、記憶はいつの間にかアレンジされてることもあるっていうよね
そう考えると、思い出って儚いね
あの子は僕のこと、ちゃんと覚えていてくれるかなあ…
11,たくさんの想い出
嬉しかったこと、楽しかったこと、悔しかったこと、悲しかったこと、怒ったこと、憎らしかったこと…。
いままでの人生の中で、いろんな想いと、それと同時に蘇る想い出。
ポジティブな記憶もあるけど、ネガティブな記憶ももちろんある。
でも、それらを乗り越えたその先に、今のわたしがある。
それはきっと誇っていいことだ。
2023.11.18
たくさんの思い出
古いアルバムの中に
たくさんの写真と思い出
ページをめくるたびに
あふれてくる隠れた記憶
笑い、泣き、それすら楽しい思い出
このアルバムが無くなっても
心の中にはたくさんの思い出
生きているかぎり、ちゃんとあるもの
たくさんの想い出
あっていいですねあなたには
未来も、明るくて
私が最低な人生を送ってるなんて言わない
あなたが綺麗な人生を送るのが気に食わない
私の勝手、あなたもそう
無駄が過ぎたかな
じゃ、さようなら
たくさんの想い出
(回想追憶 強い記憶 木目の心)
こんなロマンチックな言葉、
戦前とか江戸時代にあったのだろうか?
詩とか歌詞とかには、有っても実感が無い!
翻訳日本語?
思い出しても、想い出に成る様な事が無い。
61作目
たくさんの 重いで きごとはある
“罪”の意識より “恥”の意識しか無い
過去は振り返らない健忘症ぎみの
徳博🙄
追記
一生、“田”を耕した御百姓さんは
思い出
一生、“木”を切り倒した木樵さんは
想い出
誰を好きかではなくて
誰といる自分を好きか
何年も前に見た映画の
ワンシーンを思い出す
ボクの中にキミがいる
想い出、とはキミです
『たくさんの想い出』
アルバムをスクロール
並ぶのは笑顔
だけど記憶の中を探せば
泣く顔 拗ねる顔 照れる顔
溢れるくらい
きみがいる
きみに見せてあげることはできないけど
ちゃんと残っているからね
【たくさんの想い出】
たくさんの想い出
死の間際の走馬灯
現れるのは誰
どんな想い出
早くに見送った母との想い出
それとも三人の子供たち
今はまだまだ小さい孫たち
たくさんの想い出
自分好みに編集できたらいいのに
あの人にも現れてもらいたいから
たくさんの思い出
たくさん生きて来たから、
そりゃあ、たくさんの思い出もある。
良い思い出とそうじゃないのがあるけどね。
これからも少しずつ増えていくのだろうな。
そうじゃない方の思い出は、
あまり増えて欲しくないけどね。
paki
母が急逝してしまった。
今日は遺品整理の為に実家に帰ってきた。私は親とは喧嘩別れしてしまい、ここ10年ぐらい帰ってきてなかった。久しぶりの家は少し抵抗があったが、父がショックを受けすぎてベットから起き上がれないほどになってしまい、私が唯一の身寄りの言うことで来たものは良いものの、母は几帳面な人なので部屋が汚いだなんてことは無かった。
父もこれから1人ということでそんなに使わない調味料や洗剤のストックなどを少し持って帰ることになった。フライパンも1個にして、食器も少し分けてもらった。
ただでさえそんなにものが無い家なのにこんな質素になったら本当に食べて寝るだけの場所になってしまいそうだった。
キャリーケースに全て入れて、割れ物は後で送って貰うことにした(まぁ、自分で送るんだけど、)
そして、最後の問題の部屋。母の仕事部屋だ。
ここは、鍵付きの部屋で勝手に入るのは許されていない。子供の頃は入ってみたかったものの、今はそんなに興味は無いのに空けるのにとっても時間がかかった。そして、意をけして鍵を刺した。
「ガチャ」
そうやって取っ手を持って恐る恐る開けると、そこには数ヶ月前まで母がいたような雰囲気を醸し出していた。
真正面にパソコンがあり、資料が本棚にびっしりありクローゼットには使わない資料もあった。
ディスクに腰をかけて、いらないIT系の資料をまとめて玄関に置く。それを終わるまで繰り返すという過酷作業をしていた時であった。
クローゼットの方の資料を集めていくと、
「子供のしつけ」「子供がかかりやすい病気」などの本が出てきた。そして1冊のノートが私の足に落ちてきた。パラパラめくると、日記らしきものがあった。
2004年5/6
今日、娘がつかまり立ちをした。成長が早い。頑張れ娘ちゃん!(´˘`*)
2006年10/27
今日はお遊戯会。歌が歌えるようになったり、リズム通りに鈴鳴らしたりして可愛かったなぁ。
2008年3/3
今日は早めの卒園式!今年から小学生。時の流れだね。
次も頑張って行こうね♡
年数はバラバラのものの、日記であった。
しかも日記は全て私の事ばかり、最後の日記は私が高校3年の時の卒業式で終わっていた。
この年数を母はノート1冊に書き留めていた。
私に関することなので、私にも懐かしい思い出とかがあって、笑ったり少し感動もしてしまった。
「ヤバっ、もうこんな時間!」
1時間もノートに気を取られていたことに気が付き、またクローゼットの片付けに戻ったが、母親の愛がずっと溢れ出して来て、目が熱くなって涙が溢れだしてしまった。
「こんな所に隠さないでよ、」
そして最後は私が幼稚園で書いたであろう家族の絵がでてきた。
母はきっとこれを見られたくなかったんだろうな。
また、私の足の上に何か軽いものが落ちた気がした。
「母子手帳…」
そこには毎日1歳になるまでの私の事を短文で毎日書いてあった。
「今日は沢山遊んだね」
「最近便秘気味、機嫌悪い🌀」
「今日は少し遠出、楽しかったね」
ずっと、ずっと、私の事を愛していてくれた、溢れる母との思い出と、今までの10年間を悪く思い、墓のところまで私は車を動かした。
「お母さん、久しぶり。死んでから会いに来んなよって思ったよね、ごめん。後、この10年間迷惑もかけてごめん。ずっと愛してくれていたのにそれに気が付かなくて甘えてた。自分から壁作って離れていったのに。私、そろそろ三十路だよ?お母さんならもうちょっとで結婚するのに私は相手もいないよ。
お父さん、とっても悲しんでる。私お世話頑張るから見ててよ。後悪いけど日記見ちゃった。ごめんね…謝ってばっかりだけど、でも、お母さんには迷惑かけっぱなしだから。また会いに来るね。」
そう言って大好きだった洋梨を置いて帰宅した。
母との思い出もここ10年の思い出も全部全部私。
ごめんもありがとうも言える間に言いたかった…
私には、たくさんの思い出がない。
病気…なんだ。すぐに記憶が無くなるの。
はは…笑っちゃうよね、でも何も覚えてなくて自分が誰なのかもわからない。
だけど、うるおぼえだけど、一つだけ覚えていることがあるの。
それは、それはね、君と出会ったことがあるってこと
【たくさんの思い出】
私にはたくさんの思い出がある
けれどほとんどが辛い思い出だ
楽しいことも嬉しいこともあったけれど
そんなものが霞んでしまうくらいに
現状が良くなるよう努力もした、工夫もした
それなのにいつも辛い目に遭っていた
ついに、効果を信じてもいないのにお祓いにも行った
けれどそれすら無駄だった
これからたくさんの良い思い出を作りたい
今までの辛い思い出が霞んでしまうくらいに
無駄だった努力も工夫も
いつかたくさんの良い思い出に繋がるように祈りながら
私は今日も努力する
その一環で、こうして新しくアプリをインストールして
自分磨きのために文を書く
そしていつか、今日のことを思い出すのだ
今日こうして文を書いていることが
未来の私にとっての良い思い出の一つとして
残っていればいいなと思う